クッキングパパの登場人物

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クッキングパパ > クッキングパパの登場人物

クッキングパパの登場人物(クッキングパパのとうじょうじんぶつ)では、うえやまとち漫画クッキングパパ』および同作を原作とするテレビアニメテレビドラマに登場する人物について説明する。

上段に登場人物名、よみがな、カッコ内にアニメ放映時の声優およびドラマ版放映時の俳優、下段に人物の概要の順である。

荒岩とその家族[編集]

主人公である荒岩一味とその家族、および一味の親族。

荒岩家[編集]

福岡県福岡市東区花椎(実在の地名は香椎。テレビアニメ版では福岡市中央区桜坂3丁目。テレビドラマ版では周辺にヤフードームや福岡タワーが見える海沿いであった)に住む一家。長男は大学進学に伴い沖縄県在住後、就職に伴い大阪市在住。作品開始当初はアパート住まいだったが、第27巻COOK.268で2軒隣の一軒家に引っ越した。132巻で一軒家を新築することになった。立花山の近くの、一味の父親が気に入った場所である。愛車は三菱・デリカスターワゴン日産・セレナ。また連載初期で、日産・ダットサンバネットコーチを借りている[1][2][補足 1]。他にも一味の通勤用として原付のスクーターもある(ホンダ・イブスマイルホンダ・リード→まことからプレゼントされたヤマハ・VOX)。

荒岩一味 - あらいわ かずみ(声:玄田哲章 演:山口智充
本作の主人公。
連載開始時から登場。初登場時31歳で130巻現在40代中盤。金丸産業営業二課課長(第96巻COOK.924以降)。
プロ級の料理の腕を持つサラリーマン。ありとあらゆるジャンル・国籍の料理(菓子や酒・飲み物も含めた)に対し、深い知識とそれを作る腕前を持ち、人々に様々な料理を振る舞う。時にレシピを教えたり、料理作成を陰ながら手助けしたりもする。
作るだけでなく食べる方も大好きで、かなりの大食漢。味に対してもこだわりを持つが、それは初めて食べる料理を自身で再現するために分析しつつ味わうという感じ。他人に料理を振る舞われた時は、批評を求められた時以外はほぼ「うむ! うまい!」と笑顔で食べ、批判や文句を口にすることは全くない(ユミに失敗作の料理を食べさせられた時などは、さすがに困った顔をしていたが)。3人の家族と美味しいものを食べた時の人々の笑顔を何より愛する。プロの料理人を目指さなかったのも、虹子の笑顔を見るのが好きだったと語っている。
また虹子ほどではないが酒豪である。二日酔いはたまにするが、酒乱になることは全くない。
第130巻現在における家族構成は、妻・虹子、長男・まこと、長女・みゆきの3名。また、ペットとして雑種犬のベイを飼っている。親族としては母・カツ代と義父・吉岡夫婦、7歳違いの妹・味知と義弟・根子田夫婦、その息子で甥の空吾と洋平がいる。他に久留米に祖父と祖母、味知夫婦の結婚式の回で北九州に従姉がいた事が語られている。
通称は「岩ちゃん」、虹子は「あなた」あるいは「かずさん(主に結婚前の回想シーンと結婚20周年のイタリア旅行の回)」、まこと・みゆきは「とうちゃん」、部下は「主任」→「係長」→「課長」(部下の一部とその家族(夢子、ユミなど)はさん付け)と役職名で呼ぶ。
一人称は普段は「オレ」、改まった席では「私」だが、初期はごくまれに「僕」であったことがある。
ドラマ版で一味を演じていた山口は博多弁を用いていたが、原作、及び、アニメでは標準語で話す事が多いが、99巻など中学時代や味知の幼少時のエピソードには博多弁で話す描写がある。
身長180cm、体重80kg(第1巻COOK.7時点)の堂々たる巨体の持ち主。体格相応に力が強く、町内会の相撲大会ではピンチヒッターながら大将を務めたり、社内の野球大会では特大のホームランを放ったりと、スポーツ方面でもそれを活かして活躍するが、反面走るのが非常に遅い。これはまことにも受け継がれており、小学校の徒競走の際、虹子に「まこと遅いもんね、誰かに似て…」と評されている。
トレードマークはカツ代譲りの巨大でしゃくれた下アゴ[補足 2]。それと併せて全体的な顔の印象は非常にいかつく、ヤクザすら一瞬怯ませるほど。幼い子供をあやそうとうっかり顔を近づけると火がついたように大泣きする描写もあり、本人も田中の長男・元輝が生まれて間もなく田中宅を訪れた際、自身の顔を見て怖がらない元輝を見て「普通、1歳位の子供は俺の顔見ると泣きだすんだがなあ」と夢子に語っている。田中の次男・結輝は特に、一味を怖がる素振りはないが、第117巻で大阪出張中の田中の代わりに一味が節分の鬼に扮した場面ではその容姿に大泣きする場面がある。
性格は至って真面目、几帳面、かつ厳格。面倒見がよくお人好しな人情家でもあり、人望は厚く友人も多い。
仕事には厳しく、職場ではしょっちゅう自社ビルが震えるほどに怒鳴りも怒りもするが(作中での対象は全て田中)、日常生活においては至って温和であり、家族に対して本気で怒ったり、手を上げたりしたことはほぼ皆無。作中で確認できる唯一の例外は、自分との約束を破って一人で海釣りに行ったまことの頭を拳で軽く小突いたこと(第39巻COOK.392)。アニメ版では、声を荒らげて叱り、尻を叩いている。しかしその際も怒りっ放しではなく、その直後に彼の釣り上げたチヌを指して、「このチヌは立派だ。でかしたぞ!」と、きちんとフォローをしている。
会議の席上では堂々たる姿勢で臨むが、仕事が絡まない場面(結婚式のスピーチなど)で人前に立つのを苦手とするなど、基本的に自分が目立つことを嫌うはにかみ屋である。アニメ版ではカツ代に「晴がましい席で人前に立つと金縛りにあったかのように何も言えなくなってしまう」とまで言われ、小学、高校時代にそれで失敗した経験が語られた。そのためか、当初は会社の人間には自分が料理をすることをひた隠しにし、料理を用意する度に「○○(別の人物)が作った」「買ってきた」「たまたま出来た」などと咳払いしながら誤魔化す事が定番となっていた。外部の人間にも隠せる時は隠す事が多かった(これに関しては、作者が自ら語っているように、作品発表当時の御時世の「なぜ男が料理するのか?」という雰囲気を反映している)。しかし物語が進むにつれて徐々に周囲に発覚していき、けいこに迫られた際に虹子の後押しを受けてようやく公開を了承。その後の係長昇進を契機に皆に知らされる事となった(第51巻COOK.504)。
料理を始めたきっかけは、6歳で父を亡くし多忙な母に代わって学業の合間に味知の面倒を見る日々を送っていた小学6年生の時、出来合いの総菜を嫌って泣く味知を慰めるため、思いつきで余った食材を使い適当に具沢山の卵焼きをこしらえた事から(第4巻COOK.37)。この時の彼女の笑顔に触発され、以降毎日のように台所に立つうち、次第に料理にのめり込み腕を日々磨いていった。それが実を結び、博多大学(福岡大学がモデル)に進学する頃には既にプロ級の腕を持つに至り、あちこちで腕を振るった結果、それが現在まで語られる同校の「伝説」と化した。
妻・虹子とは大学在学中、当時新聞部副部長であった酒本に頼まれて出席した、博多女子大新聞部との会合で出会った(第43巻COOK.431)。たまたまその時、博多女子大側の料理当番をしていた彼女に代わってカレーを作り、会合終了後に酔い潰れた彼女を部屋まで送り届けたのが縁で交際を始め、金丸産業入社後初の給料日にプロポーズし(第47巻COOK.467)、そのまま結婚。後にまこと・みゆきの二児を授かった(第21巻COOK.204)。
主任となって部下を率い仕事と家事に没頭する日々を送り、連載中に主任から係長に(第51巻COOK.504)、さらに営業二課課長に(第96巻)昇進している。
極度の高所恐怖症飛行機恐怖症という弱点を持ち、遠方への出張の際はわざわざ朝早くの電車や新幹線を利用してまで、飛行機に乗るのを避けようとする(第1巻COOK.9)。またIT機器の扱いも非常に苦手で、携帯電話もつい最近まではメールすら打てなかったが、みゆきのために必死に習得(第84巻参照)し、みゆきからの初メールを大事にしている模様。現在は携帯どころかスマートフォンを持ち、パソコンすら自在に使いこなせるまでになっている。他にカラオケも苦手(初挑戦はみゆきに習った『となりのトトロ』主題歌)で、ファミコンを始めとするコンピュータゲームの類も、頭から否定するほどではないがあまり好きではないらしい(第4巻COOK.40)。
趣味は料理を始めとする家事全般、釣りギター水泳。ギターは中学の時に、隣に住んでいたノブさんから古いギターを譲り受けて始めた(第34巻参照)。水泳は中学1年の時に自力で覚え、クラスマッチで優勝した経験もある。まことが水泳を始めてからは、毎年夏の終わりに親子で競争している(劇中話)。まことが小学生のころは一味のほうが速かったが、まことが中学1年生の時に初めて敗北し、息子の成長を喜んだ。
好物は初期(第20巻前後)だとキノコ類で、手製の弁当には必ず入れるほど。けいこほどではないが、タケノコも春が感じられるので好きらしい。嫌いな食べ物・苦手な食べ物のある描写は今のところ見られない。
母のカツ代共々、この手の料理人キャラとしては珍しい喫煙者であるが、日常的に吸っているヘビースモーカーではなく、当初はともかく現在では、あくまで稀に思い出したように時々嗜む程度の喫煙しかしていない。
モデルは前作「大字・字・ばさら駐在所」の登場人物である「源さん」で、実在の人物である。しかし、「大字・字・ばさら駐在所」第3巻巻末に掲載された実在の本人の写真を見る限りトレードマークの顎はしゃくれておらず、作者独自の脚色であることがわかる。
一味の変装
大学時代からの友人であるテレビ局のディレクター・酒本康喜に担当番組への出演と番組内での調理を頼まれることがある。自分自身が正体をテレビで暴露されるのを嫌ったからだとはいえ、毎度毎度わけのわからない変装をさせられるため、彼自身はこの「出演依頼」を大変迷惑がっているが、酒本に拝み倒され、周りの人間(主に虹子)にのせられた挙句、結局無理やり出演させられている。
変装の内容及び登場巻・話数は以下の通り。
デーモン岩(第3巻COOK.27、第10巻COOK.98、第110巻COOK.1069)
架空のロックシンガー。番組内での紹介に曰く、「博多のロックシンガー、料理の腕はプロ級」。
派手なヘアスタイルに革ジャン、サングラスと、普段の一味からは想像不可能なロッカー・スタイルに身を固めている。アニメ版では髪にメッシュまで入れられており、より一層派手な姿になっている。
担当する番組に出演予定の料理研究家に出演を急にキャンセルされ困り果てた酒本が、代役として呼び出した一味を部下のスタイリストに頼んで「本人とわからないようハデに」変装させた結果、誕生した姿。
あまりに意表を突いた変装内容であるためかこの変装の成功率はかなり高く、同僚や部下だけでなく初見では実の息子のまことですら見抜けなかった。田中に至っては、本人に面と向かって「まるでアホ」「主任をうんとガラ悪くした感じ」と酷評したほどであったが、虹子と夢子の両名にだけはさすがに一目で見破られていた。また、135巻では深夜に再放送されていたようで、頓田課長にもビデオを何度も見られて見破られた(アニメ版では北海道で出演した際、東山にも見破られ、「皆には内緒にしておくよ」と手紙を送られている)。
自身は、第10巻COOK.98の時点でこの変装について「だんだん気に入ってきた」と述べていたが、第26巻COOK.255では「あのカッコウはもうごめんだぜ」と述べていることから、前記の台詞は彼なりの冗談であろうと推測される。
現在は会社の社員にはほとんどばれている。その後、素顔でMHK「きょうのお料理」に出演することになり、司会の後藤田(後藤繁栄がモデル)と料理をしている。
コロッケ大王(第26巻COOK.255)
架空の人物。番組内での紹介に曰く「正体不明、おいしいコロッケあるところどこにでも現れる」
アラビア風の衣装に爪先の反り返った靴、顎ヒゲを蓄え頭にはターバンを巻き、だめおしとして額にコロッケのマークを貼り付けるという、極めてうさんくさい姿をしている。
花椎商店街にあるコロッケ専門店「久保商店」を紹介する番組を制作するため、その一環として一味の出演を決めた酒本が彼の配役として考案した姿。
一味は番組の台本を読んでこの変装の内容を知りデーモン岩以上の拒否反応を示したが、例によって周りに押し切られ、結局これを承諾した。
収録日は会社の勤務日であり、やむなく社の昼休みに出演した一味は、変装の付けヒゲを付けたままの姿で社に戻ってしまい、田中を始め部下・同僚にそのことで散々笑われる羽目になった。
荒岩虹子 - あらいわ にじこ(声:勝生真沙子 演:富田靖子
一味の妻。旧姓は不明。連載開始時から登場。
第130巻現在、年齢は40代中盤。ニチフク新聞文化部副部長(第129巻COOK.1259以降)。
メガネを外すとほとんど何も見えないほどの極度の近視(本人曰く「両目とも0.01」)で、小学校高学年の頃から度の強い眼鏡をかけている(第4巻COOK.38においてメガネを壊してしまった際は、そのために会社で大騒動を巻き起こしている)。連載開始当初は瓶底レンズデザインのメガネで瞳はメガネを外した時以外は見えなかったが、上述の壊した回からメガネを額の部分に上げる等していくうちにメガネ越しに瞳が描かれるようになった。メガネを外すと美人で、田中が一瞬一味の妻である事を忘れて惚れたほど(第9巻COOK.83)。プロポーションもかなり良い。
大学時代はポニーテールであったが、結婚後しばらくしてひっつめ髪へと髪型を変えた。
学生時代は声が出なくなり、耳鼻咽喉科にいって筆談で生活したこともあった。
ファッションについては家庭内ではそれなりにバリエーションがあるのだが、通勤・就業時はスーツの上下にチェックのブラウスというスタイルのみで通している。
運転免許は所有しているが普段は全く運転せず、仕事でも家庭でも他人任せであるが、いわゆるペーパードライバーではなく、まことの運転免許教習中の駐車練習のため、20年ぶりに会社の駐車場まで自家用車を運転し、駐車の際の模範運転を彼に見せていた。
4、5歳の頃に熊本県の山中の祖父母に預けられ野性的な生活を送っており、男性記者も怯むような辺境・秘境でも平気で取材に赴く行動力を持つ。また知的好奇心に富み、何にでも関心を持ち文化・芸術全般に造詣が深く、常にプロの記者としての目を持って物事を見る。正しく新聞記者の鑑のような人物であり、深井文化部長を始め、同僚・部下の信頼も厚いバリバリのキャリアウーマンである。
その反面、家事は何をやらせても一切だめで、そのひどさたるや両親には完全にサジを投げられ、カツ代には「気持ちいいくらい何ひとつできんね」と大笑いされる(第103巻COOK.998)ほどであった。しかし一味が自分が料理をする事を隠していた頃は、一味の料理の数々は虹子が作ったと言う事になっていた為(あるいは周囲が勝手にそう思い込む為)、周囲の人間には料理の達人と思われていた。料理以外の家事も、当初は全て一味に任せきりだったが、みゆきを授かった頃からは徐々にそれが改善され、現在ではごく普通に家事をこなせるまでになっている。ただそれ以前から、苦手ながらも料理に関してはちょっとした思い付きや偶然などで、美味しいものを作り上げることがたまにあり、その際のセンスのよさは一味にも感心されている。
夫と子供以外の親族は両親が健在。上述の祖父母は祖母が早くに亡くなり、祖父も127巻COOK.1235で死去。
夫と子供たちへの愛情は誰にも負けず、明るい性格から誰からも愛されている。連載当初は一味から電話が来ると、その直前までキビキビ仕事をしていても急に甘ったるい雰囲気になって周囲をズッコケさせ、会話後は受話器に何度もキスをしていた(一味の方は、電話口で半ば呆れていた)。
煙草は吸わないが無類の酒好きであり異常に強い。田中とサシで酒を飲みまくった際、彼女だけがまだまだ飲めるような顔をしており、酔い潰れ気味の田中に対して「意外に弱いのね」と述べ、一味に「お前が強いの」と突っ込まれるほどの作中きっての大酒豪である。初期は泥酔して帰宅することも多かったがその後改善。妊娠すると逆に酒の匂いで気分が悪くなり、作中で一味はそれでみゆきの妊娠を知った(まことの時も同様のことがあったため)。
趣味に関して作中では特に語られてはいないが、子供の頃からスポーツ万能。特にテニスは、高校時代はテニス部キャプテンも務めた腕の持ち主であり、長いブランクにも拘らず未だにその腕は衰えておらず、金丸産業のテニス大会ではそれを活かして大活躍した(第29巻COOK.285)。釣りも一味やまこと同様に好きなようで、取材で男女群島へ出かけた際には見事イシダイを釣り上げている(第1巻COOK.5)。
好物は松茸ウニ。一味の料理を食べることが何よりも楽しみである(一味がヨーロッパ出張で長期不在になったり、みゆき出産のために入院する際には、彼の料理がしばらく食べられないのが残念、と嘆いていた)。
好き嫌いは全くと言って良いほどないが、唯一レバーだけは苦手。みゆきを身ごもっている際に、においに敏感になる時期であるだけに余計に苦手になってしまったが、一味がバーで出た料理を再現した「レバーのパテ」によって克服した(第18巻COOK.173)。また乳糖不耐症で、牛乳プリンなどに調理しないと摂れない。
明るいムードメーカーのように描かれており、事実そういう面の出ている方が多いが、少し生真面目すぎて悩むときはとことん悩み、他のことに手がつかなくなる(上の空になる)のが珠に瑕。産後うつの経験もあり、幼少時のまことを2階から突き落とそうとした心情に陥ったこともある(第54巻COOK.532)。
荒岩まこと(荒岩誠) - あらいわ まこと(声:高山みなみ 演:花岡拓未
一味と虹子の長男。4月25日生まれのB型
連載開始は小学2年生だったが、両親の愛情を受けてまっすぐに成長。「勉強したい学科がある」と琉国大学に進学し、第140巻で卒業。専攻学科は最後まで明かされなかった。
大学卒業後は大阪市農人橋交差点近くにある大規模ビルに入るイベント会社「花浪企画」に就職している。
1巻では「荒岩誠」表記であるが、その後は「荒岩まこと」表記。運転免許証では「荒岩まこと」である。作者が欄外に書くコメント、表紙裏の作者のコメントの文章でも「まこと」である。
一人称は幼少期は常に「ボク」であったが、中学3年くらいから「オレ」が大部分である。
言葉遣いは標準語で、話し方もおとなしい方だが、一味に向かって「○○にしような」や「だぜ!」など、たまに生意気とも取れる物言いをすることもある。九州弁はほとんど使わないが、東京に行ってさなえと会うとつい出てしまう。沖縄方言が出ることもある。
料理上手で何事にも頼りになる父・一味を尊敬しており、小学生の頃から一味と共に台所に立つことも多かった。持ち前の器用さで上達も早く、現在ではかなりの料理の腕前である。それでも父の料理を憧れ・目標と考えているようで、「とうちゃんの料理にはかなわない」「やっぱりとうちゃんの料理は最高だ」等、度々口にしている(第55巻COOK.543の一味とのタコ料理勝負では勝ったが、あくまで最初からまこと贔屓であったみゆきの判定であり、まこと本人は内心では父の方が上だと思っていた)。
大学生活時代は寮に住んでいて、先輩達から料理番を任されている。またひょんなことから沖縄の居酒屋「まかい」で調理担当のアルバイトとして雇われ、日々腕を振るっていた。就職後の家は大阪市の難波千日前道具屋筋商店街中華鍋など生活用品一式を大量に買ってもって歩いて帰れるところにあるワンルームマンションで一人暮らし、家の近くにスーパー玉出がある。
性格は真面目、積極的で、人見知りもせず、常に前向きで明るい。他人には親切で、世話好き。年の離れた妹・みゆきとは非常に仲が良く、風呂に入れたり、食事やおやつを作ったりと、共働きの両親に代わってよく面倒を見ている。一緒にサイクリングに出かけたり、ゲームで対戦したりと、2人で遊ぶ事も多い。また親思いであり、就職してから母の日に難波の高島屋でプレゼントを買って贈ったり、父の日にはわざわざ福岡に帰ってオムレツを作っている。
学業成績はごく普通。一味似のがっちり型の体格のため力は強いが、父親と同じく足は遅い。背丈は母・虹子を追い抜いた。大学生のまことが描かれたイラストでは背丈は一味とそう変わらない。一味が沖縄に行ったときには、まことのTシャツの大きさが合っていた。
顔立ちが整った好青年であるためか、初対面の女性にも好印象を持たれることが多く、荒岩虹子とのデート(117巻COOK.1139)前の待ち合わせ時で女性から誘われたり、その直後に向かった先のカフェの女性店員の目がハートになっていたり、偶然鉢合わせした末田にイケメンと言われる。非常にモテるタイプであり、現在の彼女であるさなえの他、あゆみやえつ子にも片思いされている。
スポーツ方面では一味の影響からか水泳が得意で、水泳教室にも小学校から通い、中学・高校でも水泳部に入っていた。中学3年で県大会に進出し、5位という成績を残した。また、それでは別に、中学生まで少年サッカーチーム(ポジションはフォワード)と子供会の相撲に参加していた。
趣味は料理、釣り、ギター。
小学3年の頃から学校のマドンナ、吉永さなえと互いに好きあって、現在も継続中。高校生の時大濠公園キスをしようとしてさなえに拒絶され、ケンカ状態になるものの、みつぐやえつ子の助言で仲直りしている(第92巻参照)。大学入学後にはさなえとキスをしているような描写が見られるため、仲は順調に進展しているようである。昔はえつ子から好かれており、中学3年のときにえつ子から告白されたが、その時点でえつ子はまことを諦めていた。しかし海水浴に行った際、えつ子がナンパされそうになったときは「オレの連れなんで」といって男を追っ払ったため、えつ子にもまだ恋愛感情が残っている。
好物はエビフライ肉団子ピカタ辛子明太子ハムチーズ。父・一味と同様に好き嫌いはないようで、何でもよく食べる(本人曰く「とうちゃんの料理がおいしいから」とのこと)。また酒は結構強いほうで、よく飲酒する。
一味の教育の影響か、他人に比べて流行りものには晩生。そのためか携帯電話を初めて入手したのは第92巻時点と、同級生のみつぐ・ヒロユキ・オサムなどに比べて非常に遅かった。自宅にゲーム機があるのを確認出来るのも中学時代に自分のお年玉で買った時(第48巻COOK.470)が最初である。
愛車は沖縄で購入したヤマハ・ジョグアプリオ→カツ代・吉岡に買ってもらったホンダ・モンキー
荒岩みゆき - あらいわ みゆき(声:高山みなみ 演:櫻井詩月
一味と虹子の長女。美しい雪の日に生まれたことから命名された。
第17巻で虹子の妊娠が発覚、しかし高齢出産であることから帝王切開による出産で誕生した(第21巻COOK.204)。第140巻現在は中学1年生で、小学6年生のとき他の女の子に比べ遅かったが初潮を迎えた(第114巻COOK.1102)。
母に似て賑やかでワイルドな性格。感動すると「うきゃー」と叫ぶ(虹子も若いころは叫んでいた)。テレビゲームや女の子向けの遊びは好まず、ヒーローもののテレビ番組や相撲を好むという、多分にボーイッシュな部分がある。アニメではキャラクター性が原作と大きく異なり、無邪気な幼児として描かれている。
鈍足な父や兄とは違って俊足を誇り、ソフトボール大会に出場した際は、それを活かして大活躍した。またウインタースポーツは商店街の面々やまことと一緒にスキーに行っていたこともあり得意。スノーボードも得意である。第140巻では中学生になり、バドミントン部と美術部に入部する。
保育園の卒園式(第63巻COOK.613)や小学校の入学式(第63巻COOK.615)、音楽祭(第107巻COOK.1034)など以外ではスカートをはいたことがない(アニメでは日常的にはいている)。中学校の制服のスカートには抵抗がないようだ。髪型はショートカットで、男の子に間違われたこともある(第75巻COOK.730)。
兄のまこととは10歳もの年齢差があるが、兄妹仲はとても良い。ほとんど標準語の兄と違いところどころに九州弁がみられる。
わらび保育園に生後半年のころから預けられ6歳まで通った。保育園の頃は泥遊びと絵が大好きで、特に人の顔を描いてプレゼントすることを喜びとしていた。小学校の授業では、図工のスケッチが終わらず夢中でスケッチを続けて、次の国語に授業に突入したこと(第64巻COOK.626)や道草をして給食の時間に学校へ到着した(第72巻COOK.707)ことなどがある。
好物はタマネギで、牛丼では牛肉よりもこちらを好んで食べるほど(第36巻参照)。母・虹子と同じくレバーが苦手で、一味の「レバーのパテ」すら敬遠してしまったが、田中と花田の考案した「トリレバーグ」だけは喜んで食べていた(第42巻COOK.420)。また、田中がハロウィンのパーティで使ったカボチャのマスクで脅かしたため、一時期カボチャが食べられなかった(第65巻COOK.636)。
また一味やまこととは違い、料理は虹子譲りなのかあまり上手くはない(但し小学6年生になった際、こづかいをはたいて自力で作った「白身魚のシャカシャカ焼き」は上手で、一味も虹子もおいしいと喜んで食べていた)が、独創的な発想から料理を作る事が多い。95巻ではもんじゃ焼き缶コーヒー甘栗ゴーヤ洋ナシ無花果アロエジャムなどを混ぜたりもしたが、96巻では大学入試を控えたまことに「キンカングミ」を作り、最近では魚料理やまことの得意だったという大根の入ったカレーを作るなど(第135巻)腕前は上達している。138巻では、腰を痛めたカツ代に変わり、アドバイスを受けながら、ゆべしを作っている。
ベイ(声:冬馬由美
荒岩家の忠実な飼い犬。小型の雑種だが賢い。第30巻COOK.294で初登場。
田中がベイサイドプレイス博多埠頭で見つけてきたことから名づけた。当初は肉まんをくれた田中に付きまとっていたのだが、アパート暮らしの田中は飼えず、いくら追い払っても離れなかった為にやむを得ず蹴とばした(アニメでは犬の真似をして吠えて追い払った)ことで田中と離れた。直後に一味が「家族で犬を飼おう」と考えている事を知った田中は、この犬を荒岩家で飼ってもらうおうと探すも見つからず途方に暮れていたが、たまたままことが自宅に連れて帰っていた為、そのまま荒岩家の一員となった。田中も一応飼い主ということになっている。
アニメでも同じ経緯でまことが連れて帰るが、原作と違ってこの時点では荒岩家はまだアパートに住んでいた為に飼えず、引っ越すまで吉岡家に預ける形となった。しかし預かるうちに吉岡も愛着が湧き、いつしか吉岡家の一員として定着していたが、平屋への引越しの時にみゆきが前のアパートに帰りたがってぐずるのを見兼ねた吉岡が譲り、改めて荒岩家で飼われることになる。

吉岡家[編集]

福岡市城南区箱崎(実際の箱崎は東区にある)に住む、一味の実家。愛車はミニクーパー

吉岡(荒岩)カツ代 - よしおか(あらいわ)カツよ(声:くじら 演:中尾ミエ
一味・味知の母、吉岡の妻。未婚時代の旧姓は不明。第4巻COOK.36で初登場。
一味・味知は「母さん(嬶(かか)さん)」、一味は後に「お袋」、虹子は「おかあさん」、まこと・みゆき・空吾は「おばあちゃん」か「ばあちゃん」、吉岡は「カツ代さん」と呼ぶ。
吉岡病院(アニメでは市立中央病院)で30年以上に渡って勤め上げたベテラン賄い婦(第82巻COOK.799の時点では、既に同職を引退している)。第121巻で「古希を迎える」といわれていることから、夫婦ともに70歳程度とみられる。
二人の子供を残して夫が交通事故死した後、負けん気の強い彼女は朝から晩までがむしゃらに働き、何とか子供たちを育て上げた(第4巻に詳細)。
顔つき・体格ともに一味と酷似しており、初対面時にティートには「ソックリだ」と爆笑され(第9巻COOK.82)、頓田には一味の女装姿と誤解され「そんな趣味があったのか」とまで言われた。あごが大きいことに加え、歯も丈夫で、虫歯になったことは1度しかない(夫・吉岡に歯科医院を紹介されたが、歯科医師の態度が気に入らず、医院で暴れた)。
性格は短気かつ横柄で口が悪く、他人に対して敬語を使うことはほとんどない。そうかといって不人情というわけではなく、むしろ善良でお人好しな性格を持ち、何だかんだと言いつつも他人への助力は惜しまない(この辺りの性格は、正しく息子の一味に受け継がれている)。また、が歩いているのを怖がったりする、微笑ましい面もある。
孫達にはやたらと甘い反面、一味や味知には厳しいが、時としてそっけない口調で適切にアドバイスするなど親子仲は良好。
一味の腕を鍛えるために、彼の作ったものに対しては、たとえそれがどんなに旨かろうとストレートに「旨い」とは言わず、「まあまあだね」「マシなものが作れるようになった」程度に留めることに決めている(第58巻COOK.567)。ただし、自身では決して認めないものの、内心ではその料理の腕もさることながら、家事一切をほぼ肩代わりしてくれた一味を高く評価し感謝もしており、吉岡にそれを指摘された際には明らかにうろたえていた(表面にこそ出さなかったが、一度だけ思わず「うまい」と思ってしまった事もある(第11巻COOK.110)アニメでは吉岡に「カツ代さんがまあまあと言うなら最高ってこと」と言い添えられたことがある)。
第11巻COOK.104において、勤務先の吉岡院長に見初められ再婚していたことが発覚したのだが、再婚したことを恥ずかしがり、一味一家が家に訪ねるまで再婚のことを告げようとせず、通名を旧姓の「荒岩カツ代」で通すなど公にしなかった(しかし歯科医院に行ったときは「吉岡さん」と呼ばれていることから、本名は吉岡カツ代である)。アニメでは最終回で改めて式を挙げている。
家の庭には梅の木があり、その実を使って毎年梅干しを漬ける(第9巻COOK.82)
パチンコが好きで、やたらにうまい。景品を孫への土産にすることも多い。劇中ではほぼ常勝であったが、夫のセリフによると、稀に負ける事もあるらしく、第92巻COOK.883においてついに劇中初の大敗を喫した。更にパチンコ中、大当たりの最中に腰を痛め、知人の知らせで夫が駆けつける事もあった。
また、タバコが好きで、のべつ吸いっ放しのヘビースモーカーである(銘柄は「エコー」一本槍)。
吉岡の勧めで釣りを始めたところはまってしまい、今では家族を巻き込んで釣りを楽しんでいる(第19巻COOK.191)。
好物は梅干、ラッキョウ堅パン
一味やまことは血を受け継がなかったのか、お世辞にも足は速くないが、女学校時代は虹子の書いたコラムを見て訪ねてきた親友・セツとの会話で、授業の合間の休み時間に彼女と二人で走るなど、俊足だった描写がある。親友・セツが死去したときは、普段の気の強い性格が変わり、うつ状態になってしまったが、夫の作った烏骨鶏料理で元気を取り戻している。セツと女学校時代に石原裕次郎の映画を一緒に見てから裕次郎にほれ込んでいた。
吉岡 - よしおか(声:八奈見乗児
カツ代の夫にして、一味・味知の義理の父親。名前は不明。第11巻COOK.104で初登場。
カツ代からは「あんた」、一味からは「おやじさん(おやっさん)」「お義父さん」と呼ばれている。一人称は「僕」もしくは「私」。
自ら開業した吉岡病院の院長で、若い頃から医学一筋の自称「医学バカ」。人生の大部分を医学につぎ込んで長らく独身を通し、財産も医学書に全て費やしてきたが、ある日、院長室の掃除をしに来たカツ代に恋し、半ば強引にカツ代の家に転がり込んだ。
カツ代に比べるとかなり小柄に描かれている。
部屋の掃除や片付けは苦手であり、毎回カツ代にどやされる。
「医は仁術」を体現したかのような人格者であり、誰に対しても敬語を使い、人当たりは丁寧を極め、笑顔を絶やさず、滅多なことでは怒らない。名古屋市学会に参加する途中で道路で女性が倒れた際に、子供をあやしながら応急処置し、救急病院の医師に礼を言われている。また、食事が制限される患者への配慮から、好物であるにも拘らず、香りの強い物は休日の前夜以外決して食べない。医療に対する彼のこの真摯さが、交際に対して乗り気でなかったカツ代の心を結果的に動かした(第88巻COOK.852)。
一方で、バレンタインチョコをカツ代に催促したり、アニメではクリスマスツリー用のもみの木をわざわざ取り寄せるなど、ロマンチストな一面がある。特にアニメではみゆきの育てた枝豆を勝手に収穫した田中に激しい怒りを見せるなど子供好きな性格が伺えるシーンが多く見られ、自身もやや子供っぽい一面があるように描かれている。
カツ代に釣りの魅力を教えた張本人(第19巻COOK.191)。パチンコは彼女とは違い、どちらかと言えば嫌いな方で、彼女との付き合いでたしなむ程度。また囲碁の心得もあり、一味とたまに一局打つのを楽しみにしている。
シャンパンが好き。初期はパイプタバコを好んでいた。また、141巻では複数のレコード盤を所蔵、カメラの修理の帰路、オーディオセットを購入、亡き父から譲られたタンゴのレコードをカツ代と鑑賞しているが、これは中学生の頃に父が聞いていたものを無断で鑑賞し、ある日、不注意からレコード盤に傷をつけてしまい、父に叱責された後に譲られたものだが、そういった経緯から鑑賞中にノイズが入る。また、船舶免許を取得し、カツ代、まこと、みつぐを連れ、真鯛を釣りに出かけている。

根子田家[編集]

東京都のJR中央線沿線に住む一味の妹一家。京成電鉄に乗車するシーンもあるので、引っ越した可能性もある。

根子田(荒岩)味知 - ねこた みち(声:大坪純子
一味の妹。第4巻COOK.37で初登場。
短大卒業後に東京へ移り住み、コピーライター・エッセイストをしている。エッセイを出版したときの名義は「猫田味知」(第82巻COOK.801)。
生後すぐに父を亡くし、母・カツ代が子供を食べさせるために一日中働き詰めの中、成長期の大半を兄・一味と共に過ごし、半分は彼に育てられたようなもの。出来合い惣菜が続いた食事を嫌がるようになり、困り果てた一味が初めて作った料理(卵焼き)を喜んで食べ、結果として彼を料理にのめり込ませるきっかけを作った張本人。
カメラマンの根子田敏夫と結婚(第25巻COOK.244)し、空吾と洋平の母となる。
母であるカツ代譲りの気の強い性格で、夫とは時折けんか(ほぼ一方的)になるが、カツ代や一味には顔も体型も全く似ていない。
好物はスコッチエッグなど挽肉料理や角煮
子供の頃金魚すくいで得た金魚の世話をおろそかにし、祖母(カツ代の母)任せにして「行った時だけ可愛がる」ことを続けた末に死なせた経験があり、その反省から、洋平が金魚すくいをしたがってもさせなかったが、経緯を聞いた夫に促され、最後には許している。
根子田敏夫 - ねこた としお(声:古谷徹
味知の夫。第6巻COOK.62で初登場。
苗字とに似た風貌から自他とも「ネコちゃん」と呼んでいる。非常にノリがよい、荒岩一家のムードメーカー。
風景や料理写真を扱うプロカメラマンだが、本当は植物の写真を好む。
生粋の関西人で、出身地は不明だが大阪弁で話す。
仕事関連や友人は揃いも揃って曲者ばかりで、結婚式の折、味知の親族を破談寸前まで激怒させたほど(一味が寝過した為にミートローフを作るのが遅れ、修羅場寸前の所で到着した事が幸いして回避された)。
髪は物凄いくせ毛で、カツ代との初対面前に虹子がカットしたが大苦戦する。虹子曰く「まことのようにはいかんわ」。
初期はメガネを掛けていたが、第11巻COOK.104からは掛けなくなった。また、第7巻COOK.71では「兼介(けんすけ)」と言う名前だった。
好物はたこ焼き
根子田空吾 - ねこた くうご(声:冬馬由美
味知と敏夫の長男。第26巻COOK.259で誕生。
敏夫は「孫悟空」、敏夫の父は「太平洋」、カツ代は「優(ゆう)」と名づけようとしたが、味知が孫悟空をアレンジした名前をつけた。
従姉のみゆきと仲がよく、福岡に来たときはみゆきと一緒に行動することが多い。
父譲りの糸目と爆発したかのような派手な髪型がトレードマーク。
根子田洋平 - ねこた ようへい
味知と敏夫の次男。第76巻COOK.744で初登場。
名前はかつて祖父(敏夫の父)が考案した「太平洋」をアレンジしたもの。

田中とその家族[編集]

一味の部下である田中一・夢子夫妻と二人の親族。家族仲はよく、夫・一がデジタル一眼レフカメラを買ったときは、妻・夢子が一・元輝・結輝の親子3人でパスタを食べている姿を撮影して、懸賞に写真を投稿し、グランプリに輝き、SL人吉くま川鉄道湯前町に旅行している。また、一・二郎・三郎が集まったときは、深夜ながら悪乗りしてギターを弾きながら大声でスピッツロビンソンを歌い、顰蹙を買っていた。

田中家[編集]

福岡市地下鉄沿線のマンションに住む一家。

田中一 - たなか はじめ(声:飛田展男 演:上山竜司
金丸産業営業二課係長。糟屋郡新宮町出身。大学卒業後に金丸産業入社。営業二課で一味の部下である。第1巻では25歳。2006年4月に係長へと出世。
しかし、二階級昇進後も偉ぶるそぶりはなく、後輩たちとも相変わらず友達感覚で接している。その一方、一味たちの主催する中年の会「哀中の会」にもしっかり入会を果たした。
自称、“荒岩班の若頭”。課員のリーダー格でのりがよく、軽々しい点がありながらも人望も備えている。
ビジネスマンの割に言葉遣いも悪く、改まった場でも「~っスね」と言ったり、一人称がいつも「オレ」である。
通常は呼び捨てか「田中君」「田中さん」と呼ばれるが、虹子やみゆき[補足 3]には「田中ちゃん」、まことからは「田中のお兄ちゃん(アニメでは「田中兄ちゃん」)」、彼が成長して以降は「田中さん」と呼ばれている。アニメ版ではさなえに「田中のおじさま」と呼ばれている。
会社では、後に妻となる木村夢子の一年後輩だったが、夢子が高卒入社に対して田中は大卒であるため、田中の入社は夢子が19歳、田中は(大学に現役入学なら)22歳の時であったと考えられ、夢子より3歳年上となる。
しかし、田中は遅刻・欠勤・二日酔いの連続であり、部屋の掃除もできないダメ人間ぶりであることから、明らかに夢子が年上に感じられる場面がいくつもある。また結婚するまで、お互いを「木村先輩」「田中君」と呼び合い、ほとんどの場面で夢子に対して敬語を使っているなど、後輩としての分をわきまえていた(会社を離れるとタメ口になったりもする)。
会社にいるときなどは基本的には標準語で話すが、所々で博多弁が入る。
中学生の頃は野球部(推測、アニメ版では「中学一年の時に卓球部に入っていた」と言っている)、高校は博多にあり、西鉄宮地岳線で通学していた。大学は不明(だが、○×大学出とは言ったことがある)。
入社初日に遅刻、大食いで大酒のみ。つきたての餅が食べられないぐらいで涙を噴水のように出して泣くぐらい食い意地が張っている。沢村が結婚式をするときに用意した礼服が着られないとダイエットしている。好き嫌いを口にすることもなく、何でもうまそうに食べるが、まことが帰省した際に作ったヤギを使った料理には、幼児の描いたヤギの絵が頭に浮かび、違和感を覚えて敬遠している。カツ丼ステーキなど、ボリュームがあり食べごたえのある料理を好むようで、特にカツ丼は会社近くの定食屋・喜多で「スペシャル大盛り」をペロリと平らげ、「カツ丼は下品な味付けが良い」と味にもこだわりがある様子。岡山市に出張したときタクシーの運転手からドミグラスソースカツ丼を紹介されたときは多少悩み、新しい発見をしたように一味に相談している。そのためか、とんかつ好きと周囲は認識し、新潟県出張の際一味から新潟市とんかつ太郎を紹介された。ただし一方でレバーが苦手と発言したこともある。
連載初期には盲腸を患い、入院した(病院は吉岡の勤務先の吉岡病院)事がある。また、激辛料理を食べながら冷えたビールを飲むことが好きで、になっている。更に、暴飲暴食が元で尿管結石になっている。
博多中洲の大抵の店は制覇して顔が利く。
女にはもてず(自称「フラれの田中」)、失恋回数は数知れず。作中でも度々失恋のエピソードが描かれていた。アニメでは東山常務の娘や未知、ヒロシの姉とまで交際しようとしていた(いずれも未遂に終わる)。その一方明るいキャラクターは営業の人気者で、仕事の失敗も数え切れず、全て笑い飛ばす技の持ち主。だが、同僚がミスをした時「俺の特技を真似しないでくれよ」と言った事もあり、自虐的な面もある。初恋は高校時代、宮地岳線の電車で見かけた、現在新宮町スナックを経営している当時の電車の乗客であった。面倒見がよく、初対面の相手でも共に酒を酌み交わせばすぐに友達になれるほど明るいところは、(恋人の対象になるほどではないものの)女性から好感を抱かれることも多い。
借金してまで没頭するほどパチンコが生きがいであり、何度も破産寸前となった上に同僚からは借金漬けであった。千香とのお見合いでも何かスポーツを嗜むのかという質問にも「パチンコを少々」と答えたほど。
これらのダメ人間ぶりな様子を常に心配していた先輩の木村夢子と徐々に接近、夢子のアパートでの火事から夢子を助けたこともあって結婚に至った。その後に2人の男の子を授かり、仕事に邁進する日々を送る。が、時々パチンコで失敗する。
福岡市内の実家にはパチンコ好きな父としっかり者の母がいる。兄弟は弟が2人(後述)。父、弟二人とも性格は似ており、連載初期、見合いをする回で父親を見たけい子は「田中君、絶対父親似ね」と夢子と話している。
料理はカレーライス焼き飯焼きそばおでんロールキャベツくらいしかできなかったが、結婚後に急速に上達した。32巻では弟の二郎と彼女のはるみと手伝いに来た夢子の為に、「スペシャルミソカレー」を振舞ったり、96巻では「鹿肉カレー」を同僚たちに振舞ったりもしている。けい子に明かされるまで一味が料理をする事にも殆ど気付いておらず[補足 4]「料理をする事もある」程度にしか思っていなかった。
愛車は日産・アベニール
田中夢子 - たなか ゆめこ(声:冬馬由美 演:加藤夏希
田中一の妻。旧姓木村。通称は「夢ちゃん」。
鹿児島県出身。荒岩の元部下で、地元高校卒業後に金丸産業入社。営業二課で一味の部下であった。会社では夫となる田中一の一年先輩だった(夢子が高卒入社、田中は大卒である)。
当初は一味に好意を抱いており、料理をすることも知ってしまうが一味を気遣って秘密にする(第1巻COOK.2)。料理をする一味を素敵だと思っている。特に初期は不倫願望にすら近いものがあり、営業に出る一味を見て目にハートマークを浮かべたり、虹子がいる時は彼女に対して素っ気なく知らんふりを決め込んでいたり、けいこの結婚式の際にいけないと思いつつも一味と自分の結婚する様を妄想するばかりか、時には直接一味にアプローチを掛ける事も度々見受けられた[4][補足 5]。しかし時が経つごとに弁えるようになり、後述するように田中との距離を徐々に縮めていく。一味が会社で料理をするときは積極的に協力、新人の梅田が秘密を知る(第20巻参照)まで、社内で唯一の秘密共有者であった。
独身時代は結婚を急かす両親から度々お見合いを持ちかけられる事に辟易しており、31巻では地元鹿児島のホテルで公務員とのお見合いをしたが、偶然その場に居合せた田中によって破談となる。その後、田中と徐々に接近し結婚(第38巻COOK.378)、退社した(同巻COOK.381)。結婚後は一との間に2人の息子を授かる。第149巻では、第三子を妊娠したことを夫が一味に報告している。
料理は母親や祖母から受け継いで得意で、一味が皆に秘密で料理していた頃からよく手伝っている(会社の面々への体裁上は一味が夢子を手伝う形を取っていた)。専業主婦となった後も、自分の家や一味の家で料理を振舞ったりもしている。また鹿児島出身であるが、全くといっていいほど鹿児島弁を使う事がない(両親はすべて鹿児島弁で会話をしている)。また、髪の毛を後ろ手に縛ったロングヘアーだったが、退社後一時的にショートカットにしていた。虹子や一からは好評だったが、再び元に戻している。
田中元輝 - たなか げんき
一・夢子の長男。第46巻COOK.454で誕生が描かれた。
保育園までは一人称は「ボク」だったが、小学校からは「オレ」。107巻から1年生。
同級生のコウイチがライバルである。
ピーマンが嫌いで、の先からピーマンだけをこぼしたり、無理に食べさせると吐き出す(対象はピーマン以外の野菜だったが、2歳頃にも同様の行為をする描写があった)。好きなものは父・一が作ったカレー。
学芸会浦島太郎の遊戯でタコ役を演じさせられて不満だったが、一に説得されてきちんと演技した。
赤色の色鉛筆をよく使い、緑色は弱弱しいと言っていたが、一に黒崎駅に連れて行かれ、緑色の筑豊電気鉄道5000形電車に乗って緑が好きになった。
博多祇園山笠の追い山を早起きして見てから、山笠に関わるのが夢である。
田中結輝 - たなか ゆうき
一・夢子の次男。節分の際、に変装した一味を見て泣いていた。
我侭な性格で、SL人吉乗車時は窓際から席を代わろうとしない(元輝が不機嫌な顔をしたときは舌を出している)、旅行先で元輝の菓子を取る、湯前町名物の料理でいたずらをするなど、元輝と喧嘩している。
登場回によって目の形が違う。

一・夢子の親族[編集]

木村達也 - きむら たつや(声:松本保典
夢子の弟。第35巻COOK.350にて初登場。
東京の大手商社、目高商事に勤務している。
ロマンチスト気味の姉と比較して、どちらかと言えばリアリスチックな性格を持つ。自他共に認める「まじめ人間」ではあるが、実は結構ノリやすい。
登場当初はかなり重度のシスコンであり、姉の幸せを願うあまりに田中を目の敵にし、取っ組み合いの喧嘩までしたものだが、田中流の「接待」を受けてからはすっかり丸め込まれ(第35巻COOK.350〜352)、以降は仲良く付き合っている。彼の登場により、田中と夢子の関係が急進展する[補足 6]
大学時代は相撲部でキャプテンを務め、恵まれた体格と併せて相応の強さを持っているが、特に目立った成績は残していないらしい。一味やまこと、田中らが町内会で相撲をする時には、その経験を活かして彼らを指導している。
高校時代の同期生・河合美代子とは、東京で再会したことがきっかけで関係を深め(第75巻COOK.735〜737)、後に結婚した(第113巻COOK.1091)。彼女のフルネームは結婚式の回の父親のセリフで初めて登場した。
アニメではさなえの父の後輩であり、東京に居た頃のさなえとも親交があった。博多に来た際にえつ子に惚れられた事もある。
好物はチキン南蛮。一味と知り合うきっかけを作った料理でもある(第35巻COOK.350)。
木村美代子 - きむら みよこ
木村達也の妻。旧姓・河合。
高校時代に同級生だった達也を追いかけ、東京で偶然を装って再会を果たした。
達也がよく通う喫茶店に勤めていたが、サービスとしてカレーを大盛りにするなど好意を示していた。
高校時代は、達也を見つけても話しかけるどころか同じ空間に一緒にいるだけで舞い上がるような、内気な性格であった。しかし、達也が話しかけやすく、また好意を持つだろうという理由で、わざと男勝りな振りを演じていた。それが転じて、現在の活発な性格につながっている。
高校時代は応援団に所属し、達也がサラリーマンになってスポーツをしていない状況を見てスポーツをさせようとした。
幼少時の回想シーンのみの登場だが、ゆかというおてんばな妹がいる。
田中二郎 - たなか じろう(声:菊池英博
田中一の上の弟。第17巻COOK.162より登場。一とは概ね6歳違い。
最初は美大を目指しており、友人のセリフによると志望校ではなかったようだが一浪の末、博多大学に合格(一味の後輩にあたる)。大学卒業後は東京のデパート「ニセタン」に勤務し、婦人服売り場の責任者として多忙な日々を送っている。
髪型を除いては、外見から性格に至るまで兄とほとんど変わらないキャラクターを持つ(アニメでは名前が判明する前からまこととみつぐに田中の弟ではないかと疑われていた)。髪を後ろで縛っていた事もあった。
高校時代からの彼女・はるみとは正式に結婚した模様。
彼女との交際のきっかけとなったカレーパンを作って以来、料理を趣味としており、劇中でもたまにその腕や知識を披露する。
田中三郎 - たなか さぶろう(声:石井邦和
田中の下の弟。第30巻COOK.292より登場。一とは概ね10歳違い。
最初の登場時は、中学3年で高校受験を間近に控えていたが級友たちと太宰府天満宮へ合格祈願をしに行く予定だったが階段から足を滑らせ、捻挫している。
農業大学へ進学し、農業の研究にいそしんでいる。特にらっきょうの研究に力を入れており、日々研究室に泊まり込みで没頭している。さらなるらっきょう研究のため、原産国の中国留学し、すでに留学を終えて、現在は筑紫大学在籍中。福岡市南区西鉄天神大牟田線大橋駅近くでひとり暮らし中(現在は天子と同棲している)。
福辺天子(後述)は大学の同じ研究室の後輩で、ひょんなことから恋仲になった。交際当初から田中家では公認の仲だったが、天子の両親には2人で出演したローカル番組を偶然見られるまでは交際は内緒で、激怒した天子の父に交際を拒絶されるが、天子の実家の前で長時間正座し、許しを請うた(第120巻)。
兄弟内でもっともいい体格を持ち、長兄の一、次兄の二郎とは外見的には全く似ていないが、受験で忙しい時期にゲームをしたり、第113巻では実験を放り出してパチンコに行ったり、天子とのデートには軽トラを使用したり、ビーカーハイボールを飲んだり、映画鑑賞中でも鼾を掻くなど(周囲の観客は煙たがっていた)いい加減な所は兄弟譲り。その一方で大学の運動会飴食い競争をした勢いでキスをしたりする。
兄二人とも同じキャラクターで、兄弟仲も良い。夢子が第一子を妊娠した頃や、高校の運動会後など、未成年ながら飲酒(前者は失恋のショックによる自棄酒)をする事もあった。
田中勇三 - たなか ゆうぞう(声:辻親八
田中一の親戚。第36巻で初登場。しっかり者で頑固な性格で、下記の一族間における立場からも、一はこの親戚を「しゃーしぃ(うるさい)人」と感じており敬遠しがちになっている。
親族内では世話役的な位置にいて、一族間における様々な雑事の調整を自ら請け負っている。一の母から、いつまでもフラフラしている息子のために縁談の口を探してくれるよう、頼まれていたため、一が夢子を結婚相手として連れてきた際にトラブルとなった。
一族の世話役であるために責任感が強く世間体等も非常に気にするようで、初対面で夢子の個人情報を本人からデリカシーも無く根掘り葉掘り聞きだそうとしたり、一に「結婚というのは一族の繋がり。お前ひとりの考えでできるものではない。田中家の嫁に迎えるなら『ちゃんとした人』を迎えねばならない」という(時代錯誤な)苦言を呈し、他ならぬ一に激怒される。その事もあり最初は一と夢子の結婚を大反対していた(一族の世話役としての自分のメンツを潰されたため)のだが、最終的には一の両親のとりなしや夢子本人の気立てのよさを認めた事で、結婚式までに和解。現在はいい親戚づきあいをしているようである。
アニメでは一が子供の頃に最も懐いていた親戚であったとされ、「結婚の相談は一番最初に自分にして欲しかった」と言う本音を吐露する。最終的には一味の人柄に免じ、一味が仲人を務める事を条件に一と夢子の結婚を認める。
鉄義 - てつよし
夢子の親族で元教師。木村家の親戚の中では一番の酒豪で、教師らしく(?)作中では相手と飲み比べをし、飲み方で採点する描写があるが、田中は酷評されたが、河合には飲み負けている。

金丸産業[編集]

福岡県福岡市に本社を置く商社。現社長の父が昭和30年代初頭に「金丸商会」として設立した。東京大阪長崎大分熊本小倉に支社を置くほか、自社工場も持っており、機械から玩具、食品まで幅広く扱っている模様である。同族企業であり、現在でもレクリエーション活動が盛んな家族的企業である。田中曰く、将来有望な社員は一度必ず東京支社へ派遣されることになっている、とのことである(当の田中は一度も転勤を経験していない)。社名の読みは原作では「かまる」だがアニメでは「かまる」に替えられた。営業成績が特に良い社員は【金丸賞】(金一封)が授与される。結輝を夢子が妊娠した事が分かった田中が、いつも以上に(周りから不思議がられるほど)仕事を頑張った結果、受賞した。

営業二課[編集]

荒岩一味・田中一については、それぞれ荒岩家田中家の節を参照。

広田けいこ - ひろた けいこ(声:石桃子 演:森下悠里
金丸産業営業二課主任。北九州市小倉南区出身。皆から「けいこちゃん」で呼ばれ、苗字で呼ばれることは少ない。アニメ版では田中に「けいこ先輩」と呼ばれている。旧姓は不明。結婚後の苗字は「広田」[補足 7]。丸い頭とショートカットが特徴で、高校時代はバスケットボール部だったが、身長はかなり低い。仕事はてきぱきと手際よくこなし、明るい性格で同僚の信頼も厚い。結婚し父親となった田中を今でも冷やかすなど、ユーモアあふれる女性。また、夢子のよき友人。一味が料理をする事を会社の人間に(荒岩夫妻の了承の上で)打ち明けた。
実力を買われ、一味の後任として51巻で営業主任となった。当初は、自分が係長に昇進予定だったが、仕事と家事がともに多忙である点から辞退し、田中を係長に推薦した。
家族は夫・信男は友人とベンチャー企業を経営。息子・まさしは中学校で剣道部所属。父親は故人となった模様。小倉に帰省した際に登場しただけだが、兄弟姉妹、甥、姪が複数いる。母親は無愛想で、しゃれっ気も無いが、漬物を漬けたり石臼を使って団子を作るなどが得意。けいこと一緒にをよく買いに行く。鹿児島本線沿線の25年ローンの海が見える家に住んでいる。
好物はタケノコ
第80巻巻末の次巻紹介のページでのみ、名前が「恵子」となっている。
荒岩一味と同様、前作「大字・字・ばさら駐在所」のヒロイン・萩野目けいこがモデルになっている。
職場やプライベートでも基本的には標準語で話すが、たまに博多弁が出る事がある。
ピーマン炒めが食べられないと演技をして、田中一にピーマンを食べさせた(友情出演)。
梅田よしお - うめだ よしお(声:山口勝平 演:中村俊太
営業二課で一味の部下。第3巻から登場。福岡県出身。大学卒業後に金丸産業に入社。通常は呼び捨てか「梅田君」だが、けいこはたまに「梅ちゃん」と呼ぶ。入社から東京転勤まで田中が教育指導にあたる。
当初は極度のマザコン偏食[補足 8]に荒岩班は戸惑ったが、その後に改善。偏食の原因は本人の分析によると、家ではいつも豪勢な食事を出されており、その中から気が向いたものだけを食べていたせいだろうとの事。入社半年で大学時代からの恋人、荒木ユミと結婚し、再び周囲の者を戸惑わせる(第6巻参照)。
風邪に対する抵抗力は並外れており(第7巻参照)、次第に活躍の場を増やしていく。一度、東京支社へ転勤(第13巻参照)、再び博多に戻り営業二課に配属され(第20巻参照)、入社当初とは別人になっている。ユミとはいまだに恋人気分で、子供はいない。また、ユミから一味の正体を知り、夢子に続き秘密を共有する。基本的には温厚な性格という設定だが、木島という同期のいい加減な対応ぶりに、一度「何てか〜っ!(何だと〜っ!)」と博多弁で怒りをあらわにしたことがある(第66巻COOK.642)。好物はおきゅうと料理。
妻のユミと一緒に家庭菜園も楽しんでいる。菜園では夫婦ともたまに裸足で農作業をし、野菜と触れ合うことを大切にしている。
原作版では田中とほぼ同身長でやや太めには描かれているが、アニメ版では背も低く、小太りなキャラクターになっている(田中曰く「アンパンみたいな顔」)。
工藤恵 - くどう めぐみ(声:小林優子 演:麻生真友子
第13巻から登場。福岡県春日市出身。旧姓:種ヶ島(たねがしま)。九州大学経済学部を首席で卒業したエリートであり、梅田の東京転勤によって営業二課に配属される。梅田と同じく、田中が教育指導にあたった。要領が良く、早くから期待をされていた新人であった。ただし、慢心からの思い込みでやった仕事で一味に誤りを指摘され、徹夜で修正に当たったこともある。
アイドル的な容姿を持っており、田中も興奮する他、中年管理職も心を奪われつい甘い言葉をかけてしまうほど。しかし見た目とは裏腹にいざという時は意外と強気であり、柔道初段でもある。むやみに近寄って来る男には容赦なく投げを見舞うこともあり、作中ではロメオ・アルフ社のティートやヤクザが餌食になって投げ飛ばされた。母親は幼少時「近所の男の子とケンカして泣かした事がある」というエピソードを工藤の家族の前で披露しており、昔から強気な面があったことが伺える。格闘技が大好きで、メキシコプロレスラー、サルサマスクの大ファンである。その美貌から一度会社絡みのミスコンテストにエントリーされた事があり、水着審査にも臨んだが落選している。酒豪でもあり、酒の強さでは田中も敵わない(第22巻参照)。
夢子が退職したあとは、穴を埋めるべく中堅となって荒岩班を支える。2009年4月より、いままでの営業補佐から、外回りの営業を担当している(同年5月の話中で、配置転換から1ヵ月とある)。
田中のことをひそかに好いていたりもしたが、後輩の工藤と恋愛関係になる。長らく交際が続いたが、第124巻COOK.1198にて妊娠が発覚したため、彼と入籍し正式に結婚し、第127巻冒頭で結婚式を挙げる。その後は第129巻で工藤の立会いで双子の子供、長男の六平と長女の月子を出産している。
西日本鉄道天神大牟田線春日原駅近くの両親の家で同居していたが、雑餉隈駅近くの1DKに引越し、結婚後は工藤三平と家族で福岡市内のマンションに住んでいる。通常は「種ヶ島ちゃん」と呼ばれる。
家族は博多に在住する両親と、中野区に住みテレビ局に勤務する姉・いずみ。他に、鹿児島に亡くなった祖父がいた。姉は長らく種ヶ島のセリフで存在が語られていた程度だったが、123巻で初めて劇中に登場。性格は妹とは反対であり、工藤の容姿を見た当初は「もっとイケメンがいい」などと結婚を反対する描写があった。しかし種ヶ島の妊娠が判明してからは、関係は修復した模様。
父親も夫となる工藤を不信がっていた時期があり、無理やりウイスキーを大量に飲ませて醜態をさらさせようとしたり、大量に唐辛子を入れたパスタを食べさせて試していたが、工藤の誠実さを認め、一緒に宇美八幡宮に参るなど関係は修復され、時々、妻と孫の子守に工藤宅を訪れている。また、サルサマスクも夫の容姿を見て不安がり、プロレスの試合企画で対戦相手に工藤を指名、リングに上がるよう促すと「私が勝ったら、貴方の妻と子供たちは私が世話する」と発言して工藤を煽る。工藤も負けじと様々な手を使ってでも勝ちに拘り、結果として工藤が勝利を収めると「卑怯な手を使うんだな」としながらも、試合後のきんしゃい屋での打ち上げで祝福している(138巻)。
けいことは逆に原作では黒髪だが、アニメではなぜか茶髪である。
江口徹 - えぐち とおる
第58巻から登場。大分県中津市出身。工藤の転勤によって営業二課に配属された。通称は「エグッチ」「エグッチー」。
大学時代はスケボースノボーに明け暮れ、友人と2人で九州一周の自転車旅行をするなど、遊びまわっていたようである。
実家が農家のため、一味や同僚などに農産物をよく提供する。農業を営む父は力強いうえに寛大で、少々コンプレックスを抱く(第65巻参照)。
入社時からミスが多く、勤務態度も悪いが、社長に小倉駅8番線のかしわうどんを勧めたことで評価が上がる(第59巻参照)。
性格が似ているためか田中にとってはよき後輩であり、たびたび家に呼んでは可愛がっていて、直接貸す描写はなかったが、金欠になり、金を借りに来たり(連載初期から結婚するまで田中も荒岩宅に金を借りに来る描写が時々あった)田中同様、パチンコに興じ、無一文になる描写もある。
田中に第二子が出来たという事を自分だけ知らされてなかった(女子社員と梅田は夢子から直接聴いていた)。が、田中宅でお祝いの「砂肝焼きそば」を作った。
食べ物の好き嫌いは特に描かれていないが唯一、ピーマンが苦手と、136巻では冷えたピーマンを食す田中の隣で話している。また、一時期、味覚障害に陥った事もある。
先輩である田中から(会社の飲み会の予約日付を1日間違え、2日連続で飲み会をしてしまった際には)「流石の俺もお前のポカっぷりには脱帽した」と、「大ポカ」会長の称号を田中から譲り受けた。
同期の青木ルリ子に片思いしており、思い余って告白したが、あっさりと振られた。しかしルリ子の相手である原口には嫉妬することもなく、結婚式のときはハンバーグを差し入れている。
ルリ子にふられた後、虹子の新聞社の後輩であるスウと出会い接近、相思相愛となる。しかし、第110巻COOK.1065において、車に轢かれそうになったところを救われた事から、部下の甲賀へも気持ちが傾いている。
妹は福岡にある女子大に通うミチル。
どういうわけなのか、いつまで経ってもティートに名前を覚えてもらえない、作中唯一の人物。
甲賀麻沙子 - こうが あさこ
第110巻COOK.1061にて初登場。愛称は「甲賀ちゃん」。
登場人物には珍しい強いパーマをかけた頭髪と、黒目がちな目(東山常務の孫娘・さやかと共通)が特徴。
大学までソフトボールに明け暮れており、ソフトボール大会ではその経験を活かしてピッチャーを務め、初登場にして大いに目立っていた。得意球はチェンジアップ。
第110巻COOK.1065において営業第二課に配属され、正式に一味の部下となった。指導社員は江口。

役員[編集]

金丸会長
金丸産業創業者。80歳を超えていると自称する。無類の蕎麦好きで、大平とともに蕎麦屋を開業する。口癖は「ホッホー」。
金丸正一
金丸産業社長。会長の息子。無類のうどん好きで、出かけるとうどんを必ず食べる。一味によってうどん作りを伝授されて以降、32巻では自宅敷地内に「うどん庵」を建設して家族や社員に腕を振るうのが楽しみになった。また32巻では少年時代に食べた「カツカレー丼」を一味とともに作る。一味と江口徹を指名して山陽新幹線瀬戸大橋香川県に行き、讃岐うどんを一緒に食べるなどしている。また、カーマニアでもある。
東山徹思 - ひがしやま てつし(声:増岡弘 演:陣内孝則
金丸産業常務取締役。自他共に認める「金丸産業一のグルメ」。
親族として、娘夫婦[6] と孫のさやかが八王子市に住んでいる。
かつては一味の弁当を食べることが楽しみであり、自分の取り寄せた料理と弁当を半ば強制的に交換させていた(アニメでは交換しようとして何かしらの事情で失敗するのが定番になっている)。その弁当は虹子が作った愛妻弁当だと思い込んでいたため、虹子を料理の天才と崇めていた。実際、東山が虹子を尋ねると、偶然にも虹子が料理に成功してしまうため、その傾向は拍車がかかっていった。一味の係長昇進後、大平によって「実は一味が作っていた」ことを知らされる(第51巻)。
料理の腕はいまいちだが気の合う妻と、嫁いだ二人の娘(第43巻COOK.428[7])がいる。好物は料理、うなぎ料理など割合高級料理が多い。しかしそれは立場上取引先の接待が多く、仕事で食べ続けるうちに好物にせざるを得なくなった面もある。そのような料理があまりに連日出てきてしまい、時折嫌気が差す事も。
料理は全くしたことがなかったが、腰を痛めた妻を慰めるために一味に習ってムサカを作って(第42巻COOK.416)以来興味を覚えたらしく、後に老人料理教室にも参加している。料理教室参加の寸前、偶然食事に来ていた蕎麦屋で田島と同席、田島の口と態度の悪さに当初は険悪な関係にあったが、一緒に料理を作ることで関係は修復された(第64巻COOK.632)。
漫画版・アニメ版では小柄でひげを蓄え、ハゲ頭という体型で描かれており、太りすぎを気にする場面も幾度か描かれたが、ドラマ版では比較的スリムな陣内が演じたためキャラクター設定に違いがある。

社員[編集]

青木
金丸産業営業部長。娘の結婚によりストレスを感じて暴飲暴食や遊びに興じるといった点があり、妻は寂しい気持ちになった。野菜をとらず、肥満・高血圧など成人病の傾向がある。青木ルリ子とは無関係。
中山
金丸産業総務部長。18歳年下の若い妻がおり、性別は不明だが第143巻で子供が生まれた事を「哀中の会」で荒岩らの前で報告している。おとなしい性格でまじめである。入社時は工場で勤めており、昇進してから工場などの変化を見るにつれ、自分の老化を感じて、大平に「哀中の会」に招待される。スッポン料理や山芋料理を出されたり、韓国冷麺の製造機を設計製造した。西鉄天神大牟田線沿線在住。
頓田光 - とんだ ひかる
金丸産業営業一課長。東京支社より異動。営業成績はトップである。苦しい時ほどよく食べることや笑顔をモットーとし、一味に笑顔を練習させたが、家族や取引先など周囲から気味悪がれるほどのニヤケ顔だったため、「人間、向き不向きがある」と元に戻すよう諭している。一味の入社時に厳しい指導を行なっている。大平の後輩で、優秀な姿にあこがれていたものの、東京転勤の話を蹴ったことが理解できなかった。息子は勉・学の2人がいる。仕事に一途で、営業成績を重視するあまり家庭を省みないこともあり、また単身赴任が長い時期もあり、一度は家庭不和、離婚の危機もあった(第48巻参照)が、一味や田中が家庭を大切にする主義であることから改心。家族すべてが東京を離れ福岡で生活するようになり、現在はよき父親である。
単刀直入を好む性格のようで、営業二課の女性陣を「哀中の会」に招待した際、前で説明していた荻野を遮り、「これから出す料理を食べて元気になってくれ」と一言で終わらせた。
長男の勉は東京の大学に入学し、二男の学は第113巻COOK.1099では高校受験を控えていた。
荻野かずよし - おぎの かずよし
金丸産業営業一課係長。長崎県出身。第15巻で初登場。
学生時代より陸上をしており、現在も毎朝走り込むほどの元気の持ち主。社内のマラソン大会などではいつも活躍している。
また歌がうまく、接待の席などでもカラオケでその喉を披露し、好評を博している。
妻との間に長女、晶がいる。晶が結婚するときは芦屋雁之助娘よを熱唱した。
好物はドリア。趣味は競馬
西鉄の特急電車で通勤している。
先の割れた顎に加えて、いつも笑っているような表情をしているのが特徴で、その顔のインパクトは、登場人物中一味・カツ代と並ぶほどに強烈。
これは彼の母親から受け継いだものらしく、彼の姉もやはり同様の表情をしている(第73巻COOK.715)。
池田敏子 - いけだ としこ
金丸産業総務課勤務。一味と同期で入社した。単行本第17巻から登場。
備品関係にとてもシビアで、言葉遣いも厳しいため社内では嫌われ役となっているが、素顔はとても心優しい女性である。
現在は縁あって、一味の幼馴染みの溝口達也(通称たっちゃん)と10年ほど、一緒に暮らしていたが、第135巻では荒岩夫婦に誘われ、青木まさるのバイオリンコンサートに招かれ、楽屋を訪ねた際に「晴れて入籍した」と話している。
中川ミチル
営業一課の社員。キザでプレイボーイである。もてるのだがさほど業績はない。「外国人の友達も多い」とほらを吹いたため、ポルチーニの料理法を知っている人が自分の近くには実際にいないのに知識があるように振舞ったため、ティートに泣きついている。キルキルに才能を見いだされ、一緒に仕事をしたことにより営業マンとしてのステップを上り、その後、能古島で一緒に遊んでいる。
八角知也 - はっかく ともや
営業三課の社員。好き嫌いが多く、作中に登場するだけでも、辛い物、刺身、エビ、キュウリ、酒が苦手である。多少暗い性格。普段は昼休みでもパソコンの前でコンビニ弁当を食べている。
コミュニケーションが苦手で、社内会議でも声が小さく発言が聞き取れないほど。だが、資料作りは得意なようで、会議資料を見て田中が良くできていると感心していた。
諸星大吉
工場勤務。スポーツ大会で活躍している。飯に七味唐辛子をかけて食べるほど辛いもの好き。ソフトボールの日はみつぐに喧嘩を売って七味唐辛子入りのビールを飲ませる。

小倉支社[編集]

沢村
小倉支社の係長。小倉支社勤務で田中の同期。大食漢で、アワビの丸焼きなど食事には金に糸目をつけない生活だった。その後、血糖値血圧の点から食生活を変え、やせたが、田中にやせた姿を見られたくない様子だった。そのような性格もあり、長く独身だったようだが、田中に婚約者を紹介し、「減量したら、式を挙げる」と一緒になる旨を伝えた。婚約者のアイデアもあり、徐々に減量し、第129巻では挙式目前で田中に招待状を手渡している。なお、フルネームは作中出てこないが、婚約者は「タカちゃん」と呼んでいる。
工藤三平 - くどう さんぺい(声:桜井敏治
金丸産業博多本社営業二課→金丸産業東京支社→金丸産業小倉支社勤務。第39巻COOK.383より登場。
東京・中目黒に住んでいたが、帰郷後は妻の恵、二人の子供と福岡市内のマンションに住み、北九州市に通勤している。
短大を卒業した後金丸産業に入社、最初は工場へ配属されていたが、入社から半年目に、田中との結婚を機に夢子が退社したことから、その穴埋め人員として営業二課へ異動になった。
梅田が指導社員として教育を任されたのだが、ボーっとしてはっきりしない言動に、当初は周囲を戸惑わせてばかりいたのだが、趣味を同じくする一味と意気投合したことから、職場にも次第に溶け込めるようになっていった。
東京支社へ転勤後は、島田直属の部下となり、彼の厳しくも温かい指導の元、営業マンとして着実に成長を遂げている。
長い顔とまん丸の鼻が特徴。そのためか中学校時代のニックネームは「」だった。痩せ型で背は高い(最低でも田中・梅田よりは高い)。第96巻COOK.922からは短い顎鬚をたくわえたが、程なく剃った。しかしまたひげを伸ばした時期がある。
性格は気弱で優柔不断。それが普段の態度にも表れており、さらに口下手な上吃音癖まで持っているため、一見したところとても頼りなく見える。しかし営業の仕事に打ち込んでいるうちに、性格的弱点の改善が顕著に見られるようになった。
酒を飲むと性格と態度が急変、口数が多くなり、普段からは想像できないような行動を取る(パチンコを打つ、種ヶ島に絡んだヤクザに喧嘩を売る等)。
酒絡みでなくとも、時々衝動に駆られて普段からは想像できない行動をとることがある。例として、同じくカラオケが苦手な一味をつれて「カラアゲクラブ」(コロッケ倶楽部をもじったもの)という店でカラオケの練習をしたり、渋谷駅東急東横線から山手線に乗り換えるはずが会社をサボって京王電鉄井の頭線にのって井の頭公園いせや総本店に行くなどした後に会社に謝ったことなど。
時々、ドサクサ紛れにキザったらしい台詞を吐く癖がある。
家族は姉二人と妹一人に挟まれた4人兄弟の長男。3姉妹はいずれも独身・酒好き・彼氏には無縁で、家事や三平の子供達の世話はサボってばかりである。兄弟唯一の男性ではあるのだが、女性上位の雰囲気の強い工藤家の環境と、頼まれると嫌と言えない彼の性格のため、実家にいる間は姉や妹に家事一切を押し付けられ、さながら召使の如くコキ使われていた。その経験から家事の手際は異様に良い。三平が種ヶ島と結婚後は、同じ独身である種ヶ島の姉と友人関係となっている。
両親は父親の転勤で、母親が転勤先の熊本についていったと本人が囁いているシーンに一コマだけ登場するが、母親は工藤や姉妹と似ている部分は少ないが、父親は面長で髪の色以外は工藤とほとんど変わらない。124巻では、種ヶ島の両親、姉と食事をする回で初めて一家で揃って登場した。また、長男・六平は似ていないが、長女・月子は面長で鼻が丸いところが似ている。また、作者オリジナルの設定として、134巻では福岡ソフトバンクホークス工藤公康監督が「親戚のオジ」として登場する。
これが転じて料理を趣味としており、中でも味噌造りが得意。その出来は一味も驚嘆するほど。
営業二課配属当初から種ヶ島に片思いをしていたが、東京への転勤辺りから次第に接近し、やがて恋人同士になった。長らく長距離恋愛を続けていたが、第124巻COOK.1198にて彼女の妊娠が発覚したため、彼女と入籍し正式に結婚し、第127巻冒頭で一味らに祝福され、挙式、129巻では出産に立会い、その後、上司の島田、足立に見送られ、帰郷、家事・育児に勤み、小倉支社へ転勤する形で「職場復帰」を間近に控えている(138巻)。
学生時代は剣道部に所属していて、前述のヤクザとの喧嘩の際は、「チェストーッ!」の掛け声と共にその経験を活かした強烈な手刀を繰り出し、見事相手を叩きのめした(第47巻COOK.461)。
愛車はホンダ・モンキー。ヘルメット装着時は、顔の長さからかヘルメットから顔の下半分が露出している。

東京支社[編集]

島田
金丸産業東京支社係長で、工藤の直属上司。名前は不明。第59巻COOK.576より登場。
南武線小田急電鉄小田原線登戸駅近くに在住。
仕事に対しては非常に厳しい反面、面倒見が大変良い。
仕事面では優秀だが、周囲とのコミュニケーションが今一つ苦手で、言動も多少きつめ。
そのため、厳しさばかりが目立つ結果となり、支社では浮いた存在だった。
しかし、第59巻COOK.582において、工藤の機転で背中を押され、部下の結婚祝で料理を振る舞ったことで周囲の評価が一変、以降問題なく周囲に溶け込めるようになった。
趣味は料理で、週末には食事の支度を全て自分で行う。同じ社内にいる料理好きとして、一味のことを噂で知っており、彼が東京支社に出張でやってきた際は、感激の言葉を発し、ガッチリと固い握手を交わしている(第64巻COOK.623)。
金丸産業の社員にしては珍しい関東圏育ちで、趣味の延長で東京の料理店には非常に詳しい。しかし、いわゆる流行りものの情報には疎い。
部下の工藤にけんちん汁を振舞った事もある(工藤とともに支社の屋上で飲食している)。
就業中は、その厳しさを表す意図もあってか、彼の目は眼鏡のレンズの反射光に隠されて見えなくなっている。眼鏡を外すと瞳の大きい優しい顔立ちをしており、自宅に招かれた工藤曰く、眼鏡を外してエプロンを付けた印象は「(一味)そっくり…」とのこと。
愛妻弁当派であり、笑顔を絶やさない優しくかわいらしい妻がいる。
山永
金丸産業東京支社勤務。第1巻COOK.9より登場。
基本的に出番はほとんどないが、一味とは同期入社で仲も良く、一味の東京出張時などにはよく一緒に飲みに行く。
なぜか同じ支社勤務であるはずの工藤、島田らと一緒に、劇中に登場したことがない。
劇中に登場する機会はないので私生活は不明な部分が多い。連載初期に博多に来た際に見合いして結納を済ませ、秋に結婚すると一味に語っているがそれ以上の描写はない。

大阪支社[編集]

村上(声:千葉繁
金丸産業大阪支社勤務。第5巻COOK.52に登場。
無類のタコ焼き好きでいつもタコ焼きを持ち歩いており、コーヒーや酒のお供に食べたり朝食にしたりするほど。東山常務を遠回しにタコ焼きに似た顔呼ばわりした事で口調が変わるほど激怒させている。原作では出っ歯が特徴的な姿だが、アニメ版ではタコに似たような顔。また、原作と違って登場回の料理であるタコ焼きグラタンを口にする事は無かった(アニメでは村上が帰った後でまこと達が作った為)。

元社員[編集]

田中(木村)夢子については田中家の節を参照。

メガネさん - 本名不明(声:鈴木清信
元・金丸産業営業二課勤務。一味より一年先輩だったが、出世は一味のほうが早かった。しかし、それにこだわることもなく、荒岩班のムードメーカーとして班員をまとめ、一味も信頼を寄せていた。比較的スリムな体系で、一味ほどではないがあごがやや出ている。完璧な釣りキチで、その腕前は一流、竿をたれれば必ず獲物がかかる(ただし作中2度まったく釣れなかったことがあった)。釣った魚は自分でさばく主義で、魚料理は得意。学生結婚した愛妻との間に一男、正治(まさはる)(声:松井菜桜子)がいる。宗像郡玄海町(現:宗像市)にある妻の実家が養豚場を営み、継いでくれと頼まれたため金丸産業を退職(第20巻参照)。現在は養豚業に精を出す傍ら、時折一味たちを釣りに誘っている。好物は牛丼。口癖は「はっはー」。
吉田はるみ - よしだ はるみ
宮崎県出身。元・金丸産業営業二課勤務。通称は「吉田ちゃん」。連載当初から姿はあったものの、どういうわけか第32巻まで名前が付いていなかった。
父親が病気で倒れたため看病する、地元でお見合いをするという理由で退職(第71巻参照)(実際は失恋し、博多にいることが辛くなったことが一番の原因)し、現在は宮崎市内の「ホイホイ弁当」で働いている。
第32巻では自分だけ昼食を杏仁豆腐で済ませるなど、容姿や性格に多少のコンプレックスを抱いているようだが、宮崎在住の男性と結婚し、現在は男の子を授かっている。また95巻では久々に荒岩宅を訪れ、元同僚らと再会している。
種ヶ島のよき友人である。
愛車は日産・マーチ
大平 - おおひら(声:徳弘夏生 演:佐戸井けん太
元・金丸産業営業二課課長。温和な性格で一味をはじめ部下の厚い信頼を受けていた。
東京の大学を卒業後、金丸産業に入社、博多本社勤務となった。同期で最初に課長に出世したほどの優秀な社員であり、将来を嘱望されていた。しかし、愛妻、幸子の出産直前に持ち掛けられた東京への栄転話を、子供を博多で育てたい、との思いから蹴り、その後も転勤の話を全て断り続けた結果出世コースから転落、役職はついに課長止まりとなってしまった。しかし本人は、それについては「後悔していない」と、当時の部下である頓田に語っている(第66巻COOK.645)。
スポーツ好きの一面もあり、ボウリングテニスは得意だが、マラソンは苦手。特に、ボウリングはマイボール、マイシューズを所持するほど本格派の腕前を持っていた。
結婚して10年を経てようやく授かった長男、かずおは、高校時代に多少不安定な時期もあった(第28巻参照)が、熊本の大学に進学、就職を果たして現在は福岡の会社に勤める社会人である。
ひょんなことから金丸産業創業者の会長と出会って意気投合し(第65巻COOK.639)、定年退職後、共に蕎麦屋「金丸」を開き、現在はその共同経営者兼料理人として、妻と共に働いている。
好物は学生時代に愛したオムライス(第2巻COOK.24)。
かなり長いあごが特徴。
特技は電卓の早打ち。
原口ルリ子 - はらぐち ルリこ
北九州市出身。旧姓・青木。「ルリちゃん」で呼ばれることも多い。そのアイドル的な容姿で荒岩班男子の心を奪っている。小学校3年の時に列車を乗り間違えて親とはぐれてしまい、同じ列車に乗っていた一味に世話になった。13年後、金丸に入社したことから偶然上司・部下の関係になる(第65巻参照)。江口とは同期で、当初は別部署に配属されていたが、吉田の退社によって営業二課に移動。仲間に気に入られるために色々と努力するが、そのために金欠になってしまうことも(第71巻参照)。95巻では金丸賞を受賞した田中をお祝いする為、一味の家で一味と共にスープカレーなどを作る(前日に同行していた江口が店の予約日を間違えた為、急遽一味宅でパーティー開催となった)。またピザが嫌いだったが今では好きになった。江口宅の隣に住んでいた原口と付き合い、めでたく結婚後寿退社。現在は、数少ない食材でアイデア料理を振る舞うなど、レパートリーが増えている。弟は小学校の頃からバイオリンを習って、ヨーロッパ留学経験のあるバイオリニストの青木まさる。
小山 - フルネーム、及び現姓不明(声:柿沼紫乃
初期に登場した営業一課(後に販売)元社員。地味で引っ込み思案な自分とは対照的に明るく皆に好かれる田中に想いを寄せていた。田中への思いを夢子に告げた後、夢子のアドバイスと一味の協力で手作りチョコをプレゼントした(第2巻COOK.19)。原作ではけいこに似た髪型で眼鏡を掛けた姿だが、アニメでは髪を左右に束ねており眼鏡も掛けていない。以後は登場せず、販売へ配置転換、結婚退職したが、第108巻COOK.1049「キューブなタコ焼き」の回で久々(作者の欄外コメントによれば22年振り)に登場、営業帰りで休憩中の田中と再会。一人息子・さとしがいる。夫の容姿は一味と酷似している。

取引先[編集]

竹田 - たけだ
一味の会社の取引先である、三星産業の元課長(定年退職)。愛称は「竹ちゃん」。第1巻で登場した際には横浜からの単身赴任で福岡支社に勤務していたが、数年後に横浜に戻る。一彦という長男のほか、数人の子供がいる。三星産業の王丸(おうまる)支社長と一緒に歩いているところを奥さんに見られ、不倫と勘違いされたことがある(第11巻参照)。一味の部下のけいこが「あこがれの女性(=恋沙汰の意味ではない)」であった。
ティート・チョッタ(声:大林隆之介
イタリアのロメオ・アルフ社から日本に派遣されたイタリア人。第2巻で初登場。初期の台詞は、片仮名+漢字の外国人口調的表記だったが、第54巻(COOK.549)辺りからは長い日本生活で堪能になったのか普通の表記に。
当初は誰にも止められないほどの無類の女好きで、登場の度に誰彼構わず女性にセクハラ行為を働いて悲鳴を上げさせていたが、所帯を持つようになってからは落ち着いてきた。一時期は夢子には気を寄せている時期があり、他にもけいこや虹子に抱き着こうとした事もあるが、どちらも殴られて躱された。
料理に対する造詣が深く、一味と非常に気が合う。荒岩一家とは家族ぐるみの付き合いで、結婚20周年のイタリア旅行の際には虹子の依頼で帰国のスケジュールと合致したためイタリアを案内していた。女好きと日本への長期派遣によって、恋人ジョールジャーとは何度も険悪になったが、後に結婚して一女・マリアをもうける。
女好きではあるが作中唯一の例外として、きんしゃい屋のママは苦手。一味と田中に連れられきんしゃい屋を訪れた際、ママが一目惚れし、交際を迫るシーンがあったが必死に逃げながら「イタリアに婚約者がいるから」と拒否していた。
筋金入りの親日家でなんでも日本的なものが大好きで、住んでいる家は日本家屋である。しかし梅干し納豆が嫌いである。
冷房扇風機が苦手である。また漬物が好物。
フェデリコ・ポリーニ
ロメオ・アルフ社の社長。禿頭で厳めしい表情の初老男性。第14巻COOK.137初登場で、ティートの通訳でイタリアを訪れた荒岩や田中と商談を行った。
第18巻(COOK.174)で来日した際は、日本の夏の蒸し暑さに苛立っていたが、田中が場の空気を忘れて鳴らした紙鉄砲が気にかかる。怒るどころか他の折り紙にも関心を持って田中に教わり、また荒岩の作った和菓子も気に入ってごきげんで帰って行った。
末森
ファード商事の営業マン。仕事も素早く、見かけも二枚目で女性に人気があるが、食事を用意するのが面倒くさいという理由で普段は自分で培養した納豆を常に食している無精者。大の納豆好きで、レストランでわざわざ納豆を注文したり、回転寿司では納豆巻きばかりを頼むほど。ティートとは仲が悪い。第16巻COOK.156、及びCOOK.157に登場。以降も第17巻COOK.167などでさり気なく姿を見せる事があった。
第145巻COOK.1419にて久々の出演。ファード商事の福岡支社に戻ってきたようだが、結婚して髪がだいぶ薄くなったことを気にもせず、ニコニコと幸せそうに話し、相変わらずの「イケメン」ぶりを披露する。
キルキル
三明(サムミョン)物産に勤める韓国人女性。本名はソン・キルスク(宋吉淑)で、キルキルは自分で名乗ったニックネーム。第21巻で初登場。多数の言語に精通しており、日本語も堪能。韓国料理を案内することが多い。行動を共にするうちに田中に好意を抱くもそれは告げずに、韓国の風習では婚約者や恋人に贈るとされるペアの腕時計を渡した(韓国を徹底調査して風習も知っていた一味は気が付いていた)。後に田中はその意味を知らされるが、その時には既に二人とも伴侶が居た為、敢えて「壊れたから捨てた」と嘘をついた(本当は大事にしまっていた)。一味達の韓国出張後も度々日本を訪れており、田中と夢子と共に宮崎シーガイアに行った事もある。後に同僚のキム・ヨンジュン(金英俊)と結婚(第45巻COOK.450)。6歳になる息子がいる(第129巻)。
大川 - おおかわ
ある取引先の先輩。一味に対しても丁寧な言葉で話す。料理を好むことはお互いの秘密にしていた。定年退職後は病気をしていたが、虹子のテニスの会で久しぶりにテニスの実力を発揮した。

ニチフク新聞社[編集]

福岡県を地盤とする地方紙

荒岩虹子については荒岩家の節を参照。

深井治 - ふかい おさむ(声:加藤正之水鳥鉄夫
虹子の直属の上司。第2巻で初登場。ニチフク新聞社文化部長。虹子に期待し、ときに支えてくれる頼もしい上司。
浮羽町の政さんの家の隣に別荘を持つ。虹子がメガネをかけていないときに、深井と同じような形のメガネをかけていた部下の「村山ちゃん」と間違えられたことがある(第4巻COOK.38)。家族は妻と息子、娘。
末田 - すえだ
ニチフク新聞社員。虹子の後輩。通称は「スウちゃん」。高校卒業後、就職したもののすぐリストラされ、幾つかのアルバイトをしたのちパチプロになっていたが、老人料理教室の生徒に後押しされ、虹子が自分の新聞社に紹介することで、新聞社員になる。仕事の呑み込みが早く、戦力として大事にされている。だが、一人暮らしになってから料理するのが面倒くさくなり、ずっとしていなかったが、一味が栗のコロッケを教えてから、料理を楽しく感じるようになった。
江口徹と相思相愛であり、時々一緒に行動する。しかし彼女の両親はまだ江口を認めていない。
土屋 - つちや
虹子の後輩。虹子が取材に行くときは大抵運転をしている。マホという彼女がいるが、同僚の女性・楓に好まれており、3人でいつも行動する。情報をじかに体で感じる虹子とは逆で、資料などから調査する役である。愛車は三菱・パジェロミニ
ナオ
島原半島取材のほか、虹子と2人でくじゅうにドライブしたりする。あっけらかんとした虹子の性格がうらやましく思えている。愛車は三菱・トッポBJ

まことの仲間[編集]

幼なじみ[編集]

森山みつぐ - もりやま みつぐ(声:頓宮恭子丸山裕子(49話以降)(アニメでは「三浦みつぐ」)
小学校から中学の同級生で親友、中学時は仲良し5人の一人。第1巻COOK.3から登場。ぼさぼさの髪とたらこ唇が特徴。大雑把な性格で小学生の頃は連日遅刻、極度の偏食で、特に魚は大嫌いだった。原作では博多弁で話すがアニメでは標準語で話すことの方が多い。わがままを言っては母親を困らせており、特にアニメ版では影響されやすく思い込みの激しいトラブルメーカーとしての一面が強調されていた。12月24日生まれであることが悩みである(第6巻参照)。大雑把な性格ゆえに泣き虫な妹のちはるをしょっちゅう泣かしてしまうが、いざとなると家族思いの一面を見せる。
常にまことと共に遊び、まことの影響で魚嫌いも克服、釣りを趣味とするようになった。サッカーチーム(ポジションはフォワード)や子供会の相撲にも参加し、まことより先に水泳教室に通い、教室の大会では平泳ぎ50mで1位になった経験がある。中学校でも水泳部だったが実力は伴わなかった。
まことと別の公立高校に入り、やはり水泳部に入ったが、まことがいないと泳ぐ気がしない、と退部した(第75巻参照)。第18巻頃から小原えつ子に片思いし、一応はうまく行っているが、あまりえつ子のほうは積極的ではない(時々お互い冷たかったり不機嫌になる)。とはいえ、お互いにその関係を楽しんでいる節があり、また、えつ子への思いは誠実なものである。小学生の頃は「大学なんか行く気がしない」と発言していたが現在は地元の大学を卒業。大学時代は酒豪の「みゆ」という先輩に車をぶつけられたが手当てをしたことで恋愛、えつ子に冷やかされて立腹している。みゆが卒業するとき失恋したときは自棄酒に付き合っている。二輪免許を所有している。酒はあまり強いほうでなく、飲酒すると口数が増える。バーマティーニを格好つけて飲んだときは倒れた。ただ、焼酎が一番好き。現在は後ろ髪を短いポニーテールにしている。料理はあまり得意ではなく、ハチノス()を触るのが苦手だった。
大学で酔いつぶれ、吉岡の車に寝そべっていたところ、カツ代に介抱され、筑前大島に連れて行かれて弟子にされた。
第138巻COOK.1344時点では福岡市内の大学に通う4年生で、就職に際しては父親の勤める会社への入社も薦められていたが乗り気ではなかった模様。その後、福岡市内のバーで「ビッグな男になる」とほらを吹いたのを又聞きした金丸産業の東山常務に随分と気に入られたことで金丸産業に就職した。金丸産業では七味唐辛子入りのビールを飲んでソフトボールで活躍した。就職後は田中や中川につき合わされ、ノリがよく人気だが、連休を過ぎて五月病になった。
家族は、顔がそっくりな会社員の父親(声:小形満)と小うるさい母親(声:向殿あさみ)、とうもろこしが大好物で泣き虫な妹ちはるの4人暮らし。両親は学生時代に知り合ったようである。
前作「大字・字・ばさら駐在所」にも同じ容姿の「みつぐ」という子供が登場している。
森山ちはる - もりやま ちはる(声:冬馬由美)(アニメでは「三浦ちえ」)
森山みつぐの妹。とうもろこしが好物。幼少期はみつぐの身勝手でよく泣いていたが、現在、高校で剣道部に所属、逞しく成長し、みつぐも「ボコボコにされる」と稽古相手になる事を拒否するなど立場は逆転している。アニメでは最初期のみ兄譲りのたらこ唇だった。
小原えつ子 - こはら えつこ(声:矢島晶子
小学校から中学の同級生。第1巻COOK.3から登場。小学校の頃から明るい性格でクラスの人気者だったが、まことのことを好いていた。しかし、まことはさなえに夢中だったので胸のうちに秘め、次第に自分に好意を持っていたみつぐと仲良くなる。だが、やはりまことを好きなことは変わらず、高校受験前に思いをぶちまけてしまった。
その後、みつぐともまこととも別の付属女子高校へ推薦で入学した。まことがさなえとけんかしたことをみつぐから聞いたえつ子は、偶然西鉄バスの車窓から橋本と仲良くするまことを見て荒岩家に行き、さなえに侘びるよう呼びつける(第92巻参照)。その後エスカレーター式に大学へ進学。現在も友情は続いている。みつぐとは、時折喧嘩(お互いに原因がある)をしながらも、いい関係を築いている。しかしまことと海水浴に行った際はまことへの恋愛感情が再発している。その後、車の中で2人きりになったときにみつぐにキスを求めている。両親想いで、常に多忙な両親に代わって、6年生の頃から料理をするようになり、毎日の料理で腕は急速に上がった。その一方で高校時代はコンビニアルバイト、大学ではもつ料理店でアルバイトなどして家庭を支えている。大学卒業後は両親の会社に就職した。酒は結構強い。
家族は、印刷工場を経営する背の小さな父親と、働き者で背の高い母親、弟つとむの4人暮らし。両親は同年代の友達の親に比べると年配。
愛車はスズキ・ハスラー
吉永さなえ - よしなが さなえ(声:かないみか
小学校から高校の同級生であり、恋人。第3巻から登場。小学3年生のとき、自転車で転んで倒れているところをまことに助けられ、擦り傷の手当てしてもらう。一味譲りの機転の利く動きと暖かさを持つまことに心を寄せ、ラブレターで告白する。転んだとき、目に涙をためて「ちょっと転んだだけだから」と、小学生にないおしとやかさと色気が漂よわせる少女である。
花見でえつ子と戯れるまことを目撃してショックを受け、それきりかと思われたが(アニメではさなえもその輪の中に加わる形でフォローが入っている)、父親の転勤のために東京へ引っ越すことを告げに荒岩家を訪れる(第4巻COOK.42)。転居後は、文通での遠距離恋愛?を続け、休みの度に福岡や東京で再会していたが、再度転勤によって福岡に戻る(第26巻COOK.257)。
その後中学校を経て、まことと同じ公立高校へ進学するが、ある日遅い時間帯の大濠公園へまことが連れ出し、キスをしようとしたが、突然の展開にさなえは驚き、大濠公園を飛び出してしまい、気まずい関係となるが後に仲直り(第92巻参照)。現在は東京の東都大学在学中、西武鉄道沿線の親戚の家に在住。大学卒業後も東京で就職した。酒はかなり弱い。
家族は、広告関係の仕事をする父・健一と母。
ヒロシ(声:亀井芳子
小学校から中学の同級生、中学時は仲良し5人の一人。通称はヒロ。第12巻から登場。9人兄弟(1女8男)の5男で、母親を亡くしている。みつぐたちと混ざるとあまり目立たないが、兄弟を支える姉を想う気持ちは強い。少年サッカーチームにも所属していた(ポジションはディフェンス)。
中学時代までは丸刈りであったが、私立高校へ入学後は髪を伸ばしている。友人たちの中で唯一、高校でもサッカーを続けた。
家族は昼は会社員、夜は代行運転をする父、材木会社で事務員として働く姉・エツ子(アニメ版ではミツ子)(声:井上喜久子)、兄は長男(声:石田彰)、次男(声:小林優子)、双子の3男・4男(声:松本梨香)、弟は三つ子の6男〜8男(声:鉄砲塚葉子[8]
現在は大学で弁護士になるため勉強している。家庭環境から苦学生で、金丸産業で清掃アルバイトをしているが、過労で倒れた。
江波ヒロユキ - えなみ ヒロユキ
中学の同級生、仲良し5人の一人。第13巻から登場。少年サッカーチームのゴールキーパーを務めた。小学生(まこと達と同じ学校かは不明)の頃から料理が趣味で、初登場時には20以上のレパートリーを持っていた、通称「料理博士」。地球の滅亡を予感して嘆くなど、ナイーブな一面も持っている。
猛勉強の末、高等専門学校に入学し、寮に入った。進学校でもあるため、勉強に追われているらしい。
オサム(声:田中真弓
中学の同級生、仲良し5人の一人。第40巻から登場。少年サッカーチームにも所属。自分の父親に自信がなかったり、ナイーブな一面を見せることもある。サッカーをしていた中学生までは痩せていたが、私立高校に入学して部活をやめてからは肥満の傾向がある。そのためか、成人式では和服羽織を着ていた。後輩のコーラス部員、野中ミホから想われており、痩せるために一念発起するが、果たして。町内会の相撲OBによる相撲大会に強制的に参加させられ、体格の割に非力なため、投げ飛ばされた。
また第89巻では、林檎が苦手であることも発覚した。
このメガネをかけた少年は、小学生である第1巻COOK.3ですでに登場しているが、初めて名前が登場した第23巻では「ユタカ」となっており、別人の可能性が高い。また、アニメではたばこ屋の達吉と仲の良い少年「おさむ」をこのオサムとして登場させるなど、食い違いが多い。
森山純子 - もりやま じゅんこ(声:小林優子
荒岩家が住んでいたアパートの2階で暮らしていた女の子。第5巻COOK.51から登場。
星型の飾りの付いたカチューシャがトレードマーク。
母親が身勝手な父親の顔色を窺っているためか、いつもおどおどしていたが、まことと一緒にお菓子作りをしたりして仲良くなり、実の兄妹のような感覚になっていた(まことは妹のように思っていたが、純子は将来まことと結婚するつもりだった)。
父親の転勤により熊本に引っ越すが、まことのことが忘れられず、時折福岡に来たりする。
一味とまことの影響で、趣味は料理。包丁は左手で扱う。
アニメ版では引っ越し前にみゆきが誕生した為、みゆきとも仲が良い(原作では一時博多に来た時が初対面)。
家族は、身勝手でよく不満をたれる父親(声:佐藤政道)、神経質な母親ヨシ子(声:小宮和枝)、弟・たけしの4人。
「森山」姓だが、みつぐとは無関係。
秋山通 - あきやま とおる(声:横山智佐
少年サッカーチームに所属するモヤシ屋の息子。第15巻のみ登場。みつぐにモヤシを馬鹿にされて怒る。原作では丸刈りに近いが、アニメ版では長髪であった。
レイ子 - レイこ
小学校から中学の同級生。長身の女子で、三つ編みを二本しているのが特徴。初登場は第22巻だが、しばらく名前はついていなかった。
家族は、娘たちの言うことを何でも聞いてしまう父親、母親、仲良しの姉の4人暮らし。
アニメ版だと、このポジションはミツ子(声:井上喜久子)というショートカットの女子になっている。
近藤武彦- こんどう たけひこ(声:小林優子
小学生時代の、さなえと同じクラスの美男子保健委員。第29巻のみ登場。みつぐ曰く「すげーもてる」らしいがえつ子にはあまり好かれていない。まことからさなえを奪おうと運動会騎馬戦を利用しようと画策し、勝負自体には勝つも二人の絆の強さを目の当たりにして自ら負けを認める。しかし後日には別の女子に言い寄っていた。
アニメ版では転校生と言う設定。原作以上にキザな台詞が多いが実際は見栄っ張りな性格として描かれ、まことと女子の人気を二分するライバルとしてしばしば登場した。オープニングアニメにも僅かに出演している。
明石まさひろ
中学の同級生。第50巻から登場。名前は父親のセリフで登場するが漢字は不明。
授業中はずっと居眠りをしているが、教師に指されるとスラスラと問題を解き、成績も優秀という不思議な男子生徒。
居眠りばかりしているので、当然ノートもほとんど取らない。本人曰く、「寝ているといつの間にか頭に入っている」とのこと。
何かの拍子で授業中に起きていると、逆に頭の働きが悪くなってしまう。そんな彼を指して、付いたあだ名が「明石寝太郎」。筑紫中学校では教師の間でも有名な存在である。
まことより10cm背が高いが、体重は軽い。
暇なときには釣りをする。
家族は、航海士の父親と美人の母親。仕事の関係上、父が年に2・3度しか家に帰って来ず、ほとんどの時間を母と二人で過ごしてきたため、母子仲が非常に良い。また、彼の父は一味の高校の同級生でもあった。
まことの中学卒業以来、劇中に登場しなくなったが、第108巻にて久しぶりに顔を出している。
三島まさひろ
まことの中学時代の隣のクラスの生徒(漢字は不明だが、名前は母親のセリフから)。初登場時はみつぐ曰く「札付きのワル」のような容姿に描かれていた。移動教室でさなえと談笑中のまことにちょっかいを出し、突き飛ばされた直後、授業中に倒れて救急車で搬送され、ケガは大した事はなかったものの、まことは一味と一緒に三島の自宅に訪れて謝罪したことで事なきをえた。同級生ではないのでその後、作中の登場は少ないが、時々成人式などでかつてのまことの主だった友人たちと作中に登場する。
橋本
まことの高校の水泳部の後輩。まことがさなえと仲が悪くなったことをみて、まことに声をかける。水泳用のゴーグルを買う店を紹介してもらい、まことと付き合おうとするが、結局まことはさなえと仲直りした。現段階第92巻のみ登場。
篠原(声:羽田小百合
まことの小学校のクラスメートでえつ子の親友。アニメではえつ子とのコンビでみつぐや近藤にツッコミを入れる役回りである。荒岩家の料理作りにも多く参加している。クラスではえつ子と並ぶまことのサポーター。

まことの大学時代の仲間[編集]

林田
琉国大学の2級上(入学時)の先輩。まことと同じ学生寮に住み、琉国大学男子学生寮の寮長佐賀県出身。まことの面倒を見るが、いつも金を持たない。趣味は釣り。花山画伯が身分を隠して瘋癲として沖縄に来たとき、瘋癲ぶりにあこがれてさまざまな世話をする。まことから花山が画家であることを知らされて、なお憧れを持つ。普段はビーチサンダルを履いていることが多い。我侭で増長しやすいが、最近はリーダーのような部分が強くなる。
高校時代はぐれており、新入生の女生徒に思いを寄せ、優等生を装っていたもののある日、自分の素性を知られてしまい、そのままで終わったが、大学進学後に、帰省した際、彼女と一緒にシシリアンライスを食べて関係を修復しようとしたが失敗した。しかし沖縄にも彼女がいる。その彼女とも宮古島ドライブ中に喧嘩し、見捨てられてさまよっているところをまことに助けられた。また、時折、パチンコに興じることもあり、まことに寿司を奢ることが初登場時にあったが、第130巻では、郷里から沖縄に戻った際、パチンコである程度稼いだらしく、帰省中のまこと不在の中、下記の4人を連れ、飲みに出かけるも、最後に客引きに誘われ、入った店で自身が稼いだ金額に加え、全員分の所持金では足りなくなるほど豪遊し、最後は4人で寮の中で丸一日、酔い潰れる場面もあった。卒業後は佐賀県の商社に就職し、営業マンとして活躍している。愛車はスバル・ヴィヴィオ
宮里シゲル
琉国大学の1級上(入学時)の先輩。まことと同じ学生寮に住む。沖縄本島北部出身。言葉遣いもやさしく、世話を焼く。ゲームを好む。祖父のシボレー(おそらくはサバーバン)でお客さん(まことの同級生たち)を送迎したりしている。卒業後は那覇市パソコンインストラクターをしている。
北島
琉国大学の3級上(入学時)の先輩。まことと同じ学生寮に住むが、他の寮生と絡むのがいやなのか、部屋の入り口にはいつも「面会謝絶」の札が貼ってあり部屋はカーテンで閉め切られ、室内は散らかっている。それも原因か、作中で室内で熱中症で倒れていた事もある。年数は不明だが、留年していると自ら話している。
みつぐ・えつ子・さなえが遊びに来たとき、えつ子に一目惚れ。海水浴の時には同じ車に乗せた。しかしみつぐを看病するえつ子の姿を見て悲しむ。その後もえつ子のことが忘れられず、こっそり福岡に来たりする。
荒岩家にも行こうとしたが、方向音痴のため、冬の福岡で倒れてしまったが、みゆき提供の食事で復活する。卒業後は東京で研究員をしている。愛車はダイハツ・ムーヴ
大沼健二 - おおぬま けんじ
琉国大学医学部1年生。まことの後輩。車(日産・プリメーラ)を持っている。まじめすぎる性格で、林田と対立したこともある。
あゆみ
琉国大学の学園祭で仲良くなった女性。宮古島市出身。まことと大沼を宮古島に招待してオトーリの文化を紹介した。まことと一緒に沖縄の居酒屋アルバイトしていて、恋愛感情もあるが、あくまで片思いであり、さなえの存在を知らない模様。
稲刈正雄 - いねかりまさお
琉国大学比較民俗学教授(フルネームは初登場のストーリーのラストから)。いつも泥酔していて、時折、ポップスのかつての名曲を口ずさむ場面も。健康のためにゴーヤーを大量に冷蔵庫にいれており、常にゴーヤーをかじっている。
作中で、まことが主に一緒に行動する事が多いのは上記の6人だが、他に古謝(こじゃ)、大沼と入れ替わりに退寮した佐戸山(共に学年は不明)と林田の前任寮長の下川(第115巻のみ登場)・がいるが、大抵の男子寮生は彼女ができると退寮する事が多いらしい。

みゆきの友人[編集]

岡部リナ - おかべ リナ
みゆきの同級生。わらび保育園に途中から入園してきた。保育園・小学校では同じクラス。入園当初はまだ保育園に馴染んでいない為に大人しかったが、みゆきに砂場で泥まみれにされて大泣きした事が馴染む切っ掛けとなり、そのままみゆきと意気投合。以降はませた言葉遣いでわがままな性格のお転婆になった。秋刀魚の骨をすべて取らないと食べない、洋服も髪型も決まったものでないと気がすまないほどのわがままだったが、小学校入学後は普通の女の子に。上級生に恋愛したがその上級生が北海道に転校し、失恋。激しい花粉症が悩みである。親戚が岡山県に住んでいる。6年生のときに伊達眼鏡をかけたことがある。
寺島くにひろ - てらしま くにひろ
みゆきと同じ保育園・小学校に通う。みゆきにとってボーイフレンド。父親が身勝手で母親が精神的に不安定になっているが、荒岩家の料理に助けられる。最近は余り登場しなかったが、卒業式のとき登場した。
けんた
みゆきと同じ保育園・小学校に通う。保育園時代からのガキ大将。卒園式の日に泥んこになってみゆきと遊んだり、小学校でボス争いをするなど荒い性格。その後久留米市に引っ越す。だが、みゆきたちのことはずっと忘れないと言い、引っ越していった。
昇太 - しょうた
筑紫幼稚園出身のボス。第63巻から登場。けんたとボス争いのけんかをし、けんたとともにボスになるが、その後他の小学生と仲良くなる。
チエ
みゆきの同級生。少食でやせている。給食やパーティーの食事は残すため、佐藤が残りを食べる。中学校ではみゆきと同じくバドミントン部。
佐藤 - さとう
チエと仲の良い男の子。祖父から「残すともったいない」としつけられ、チエの残りを食べることが多い。チエと間接キスも気にしない(チエが好きという可能性が高い)。もともと大食漢で、肥満の傾向がある。足が遅いのが悩みで、福岡での言い伝えにある「馬糞を踏むと足が早くなる」を実行したく、一味が連れて行った牧場で裸足になって馬糞を踏んだ。中学校ではみゆき、チエと同じくバドミントン部。
一樹 - かずき
みゆきの同級生で新しいボーイフレンド。家庭が忙しいため、妹・ナナを自転車の後ろに乗せて面倒を見ている。福岡ソフトバンクホークスの帽子をかぶっている。ナナは小学校に入学し、みゆきたちは先輩として面倒を見ている。
大ちゃん
筑紫小学校のガキ大将。いつもケンカの仲裁や腕相撲で活躍するなど腕白である。よく「番長」と呼ばれるが、本人はそう呼ばれることを嫌っている。行きつけの駄菓子屋が代替わりして新しい店主が不慣れなとき、わざと万引きしてやる気を出させようとした。
剣先 - けんさき
みゆきの中学校の同級生。みゆきに恋愛感情があるが、ツンデレの関係。

行きつけの店[編集]

本編に登場する飲食店など(実在の店は表記しない)。

一品軒(餃子
福岡市内、中洲のはずれにある餃子専門店。スキンヘッドの大将と娘夫婦で切り盛りしている。娘の出産時、一味が代理で餃子を作ったことがある。現在は大将は引退しているが、たまに店で働きに来ている。
丼のひとみ(屋台
博多駅近くにある米料理専門の屋台。第37巻COOK.370から登場。
上田守 - うえだ まもる(声:有馬克明
「丼のひとみ」店主。北九州市門司区門司港出身。第9巻COOK.81で初登場。
元々は大学受験に失敗し、博多の予備校に通うために兄のアパートに居候していた予備校生で、2浪後の3度目の受験を控えていたが、一味や隣のおばあちゃんとの料理を通じて、料理人になることを決意する。アニメでは第一志望の博多大学ではなく田中の母校である大学に合格するが、自分が何の為に大学に行くのか思い悩んだ結果入学手続きを取らず、原作と同じ経緯で調理師を志す。
古い木造アパートで、予備校で出会った恋人・ひとみと同棲しながら調理師学校に通い、小料理屋「松二家」(現在は区画整理により閉店)を経て屋台「丼のひとみ」を開店、以降二人でこれを切り盛りしている(第37巻COOK.370)。後に二人は結婚し(第44巻参照)、その後長女・夕美が産まれている。愛車はダイハツ・タント
伊藤シンゴにバンドに入るよう言われ、ハーモニカを担当している。
上田ひとみ - うえだ ひとみ
守の妻で、「丼のひとみ」を共に経営する。かつては守と同じ予備校に通っており、料理人を志しつつも両親に反対されて思い悩んでいた守を後押しし、古い木造アパートで守と同棲する。その後は大学に進学したが、「丼のひとみ」開店に際してそちらの経営に専念する為に中退し、後に守と結婚する。自立を意識し過ぎるあまり、大学中退に屋台の開店と両親に何の相談もしなかったせいで、その急激な環境の変化から「娘が悪い男に攫われた」と認識した実父が屋台に押しかけてきたこともあったが、一騒動あった後に和解した(第37巻COOK.372)。
林田ケン - はやしだ ケン
ひとみの見習いスタッフにして、守の押しかけ弟子。第107巻COOK.1037にて初登場。
第106巻COOK.1020において妊娠が判明したひとみと入れ替わりに登場した。
当初は守にけんもほろろに追い払われていたが、店の忙しさにまぎれて勝手に皿洗いなどの手伝いをし続ける事で、強引且つなし崩しに居場所を獲得し、晴れてひとみの一員となった。
いわゆる「イケメン」であり、「ひとみ」の女性客獲得に大きく貢献している模様。
入店の志望動機は、「高校生の時に荒れていて喧嘩三昧の日々を送っていた。しかし、ある時「丼のひとみ」を見た時に店の雰囲気が砂漠の中のオアシスのようにほっこりあったかく見えて、自分もそっちに行きたくなったから」との事。
松二屋(居酒屋小料理屋
上田守(前述)が修行していた料理店。一旦区画整理で店をたたむが、閉店後は店主がワゴン車(三菱・デリカスターワゴン)で全国を放浪していた。宮島新潟県十日町市旅館の世話をして、守に修行を兼ねた旅をさせている。福岡市内に帰ってきてからはまた店を起こす。その店はビル屋上のペントハウスで、花火がよく見える。噂で客が多く入り繁盛している。
ドレーミベーカリー(パン
夢子の独身時代のアパートからすぐ近くにあるパン屋。第23巻COOK.226から登場。
大介 - だいすけ(声:鈴木みえ
ドレーミベーカリーのせがれ。田中にタメ口を利くなどかなり生意気で、よくけんかをする腕白な小学生(初登場時)。自称・夢子のボーイフレンドで、アニメではみゆきのボーイフレンドも自称していた。パン造りの修行は一応したようで、花田とともにベーグルを作ったりする。第23巻COOK.224から登場。
花田昌樹 - はなだ まさき(声:西村智博
田中の大学時代の親友。岩手県出身。50CCバイク(ホンダ・CB50)で日本一周したあと、全国をおんぼろ軽自動車(作中では「SABERA」となっていた)で温泉めぐりをするほどの旅好き(悪く言えば重度の放浪癖)。第8巻COOK.80から登場。
ホテルでアルバイトをしていたところ、人の良さを社長に見初められ、フロアマネージャー見習いとして採用された(第37巻COOK.371)。しかし放浪癖が原因で2年で退社して海外へ飛び立ち、シンガポールタイフィリピンを周って帰国。神戸市で素晴らしいフランスパンに出会い、1年間そこでパン造りの修行をし、ドレーミベーカリーでパン職人として働く。かつては食べ物に無頓着で、毒さえなければ良い、腐ってなければ良いと言う程度の感覚だった。好物はフランスパンとジャム。嫌いな食べ物はレバーと鰻(正確には長くてにょろにょろしたものが苦手と発言している)。田中の高校時代の友人・清水タエ子と恋仲になり、現在も清水のアパートで同棲中だが、自身の放浪癖の酷さとタエ子の仕事との擦れ違いから、別れ話も度々出るが、142巻で出勤の際に声をかけるタエ子にプロポーズとも取れる言葉をかけ、田中たちに招待状を送っている。ギターが得意で、田中に2児が誕生した際にはお祝いの曲と手作りのジャムパンをプレゼントした。
アニメ版ではコッペパンが好物となっており、「コッペパンがあれば何も要らない」と発言したり、コッペパンが食べられないせいで元気が出ないなど重度のコッペパン好きと描かれ、田中に「コッペ」と呼ばれたほど。
きんしゃい屋(定食屋大衆酒場
花椎名店街にある定食屋兼大衆酒場。第12巻COOK.116から登場。
きんしゃい屋のママ - 本名不明(演:宮崎美子
「きんしゃい屋」を経営する女性。
第12巻COOK.116において初登場、年齢不明。
女性としては背が高く体格がよい。鉄火肌の愛すべき「姐御」である。その気風のよさと姉御肌の性格から、「どこかの名のある姐さん」と勘違いされることも多々ある。
喧嘩や火事が起こったり、パトカーや消防車のサイレンが聞こえたりすると、全てをほったらかして見物に行ってしまう、筋金入りの野次馬。プロレスの大ファンで、それが高じて店でもプロレスのチケットを扱ったり、関係者とも親しく付き合うようになっている。
体格の良さからか力も強く、気も強ければ喧嘩にも強い。普段の言動は、聞き方によっては多少きつく感じるものがあり、それが原因で白川とも何度か喧嘩になっていて(第54巻COOK.535、第67巻COOK.653)、本人もこのことに関しては少し悩んでいる。
花椎商店街で、一味とまことが連れ立って買い物してする姿をたまたま見た彼女が、彼らを父子家庭と勘違いし、一味と付き合おうとしてチョコレートを手渡したのが縁で、以降親しく交流が始まった(父子家庭との誤解は、一味が自宅に彼女を招待したところに虹子が帰ってきたことにより、すぐに解けた)。
その後、一味がいろいろな人にきんしゃい屋を紹介し、結果ほとんどの登場人物が集まる、一種のたまり場と化した感がある。
夫である白川拓男とは、白川と大学時代の同期である一味が「学生時代の行きつけの店のように、サバミソがうまく元気のいい店主のいる定食屋」として、きんしゃい屋に彼を連れて来たのがきっかけ。その後、わざわざ熊本からやってきては店に入り浸る白川との関係を徐々に深めていき、後に彼のプロポーズ(第34巻COOK.333)を受け、結婚した。ただし「きんしゃい屋」を続けたいという思いから、本人は店のある福岡、白川は会社のある熊本と、それぞれ離れて暮らし、週末に白川がきんしゃい屋にやって来る、といった「別居結婚」状態の夫婦生活を送っている。
トレードマークは両耳に付けた、リング状の大きなイヤリング。四六時中付けっぱなしでいるらしく、入浴時以外で作中で彼女がこれを外したのは、現在(第110巻)までに女子プロレス団体のイベントで女子プロレスラーと戦った時(第37巻COOK.363)のみである。
好物はレバーなのだが、夫の白川がレバー嫌いなのを常々不満に思っている。
大阪に弟が居て、15年振りに博多を訪れた際、白川と初めて対面したが、最初、二人が並んで歩いているのを見た白川は弟とは知らず、「ママに新しい恋人が」と一味に話し、嫉妬しているが後半には誤解も解けている。きんしゃい屋を開く前のエピソードはあまり語られていないが、初登場時に「数年前に亭主と別れて…」と囁いている。
初対面のティートに惚れてしまい「ティートちゃんなら(食事の)代金はいらない」とまで発言したことがある(ティートの代わりに田中が食事代のタダを頼んだ際はボコボコに殴りつけ、「警察に突き出すぞ!」とまで激怒している)。
子供の味覚に厳しい視点を持ち、田中と一緒にたかし・やすお・コースケが入店したとき、甘い飲料を出さず、お茶とお冷しか出さなかった。そのためたかしが怖がっていたが、ホットプレートで手焼き煎餅を焼いたとき、たかしが火傷をしたが、ママが心配して関係は修復された。
安さん(やすさん)
きんしゃい屋の常連。妻思いの土木作業員。実家は宮崎県
ロク
きんしゃい屋の常連。東京育ち。ハムカツにこだわりがある。ほれた女性がいて、同棲していたが家を飛び出し(理由は不明)、以後は一人暮らしだが、プレゼントの花を買ってある料亭に入ったとき、彼女が作った炊き込みご飯を出されたが、その女性には相手がいたため、花を贈るのをあきらめて、土産にその炊き込みご飯をもらって帰った。
イサム
きんしゃい屋の常連。秋田県出身。きんしゃい屋でママが出した「きりたんぽ鍋もどき」に怒る。それをみて、白川・ママ夫妻が秋田県で料理の研究をすることになる。
シゲ
きんしゃい屋の常連。上記の3人とは仲が良かったが、一時期、仲違いしてしまうもののカツ代の説得で元の鞘に納まる。ママ曰く、4人揃って「きんしゃい屋ボーイズ」と称される。
伊藤鮮魚店(魚屋
商店街の荒岩家行きつけの鮮魚店。少なくとも先代から続いている老舗であり、一味はその頃からの常連である(第124巻COOK.1202)
主人 - 本名不明(声:水島鉄夫
店主。かつてはシンゴが仕事をサボってバンドに行く事と、自身もシンゴの音楽活動を頭から否定していた為、親子の仲は悪かった。第49巻COOK.487では大喧嘩にまで発展してしまったが、以降は互いに態度を軟化させるようになった事もあり、落ち着いている。パチンコ好きで、シンゴがアンコウの調理を頼んだときは腕を痛めた演技をして、シンゴに修行させた(その時はパチンコに行っている)。昔は名の知れたサーファーで、今の妻と仲良くなって結婚したが、腰を痛めたためサーフィンを止め、鮮魚店を継いだ。
伊藤シンゴ - いとう シンゴ(声:菊池英博
伊藤鮮魚店の店主の息子。第25巻COOK.249で初登場。バンドを結成し、プロになるつもりでいたため、家業の魚屋を継ぐのを嫌がるが、一味の助言と恋人のジュン(声:冬馬由美)の一言により「ロックを歌う魚屋」になる。原作ではギター担当だが、アニメではドラムになっている。商店街のキャンペーンに客が入らないためスマートフォンを使ってTwitterで宣伝した。家業を続けながら、バンド活動も続けて、6年越しにCDを出し、昔からの紫色に染めた派手な髪型ながら上手に魚をさばき、その際に、みゆきに魚料理の作り方を教えている。
やえ(中華料理
言葉遣いの悪い姑と息子の調理師・洋七、のんびり屋の嫁・幸子が経営する店。
姑が短気で、幸子ののんびりぶりにいつも調子が狂うが、実際はお互い支えあっている。
幸子が彼女そっくりな長女・さやを出産したが、姑は無愛想ながらも長女を抱っこして仏壇に参るなど、微妙に機嫌がよくなっている。
ブルーベル(喫茶店
親切なママが経営している店。第37巻COOK.372から登場。守の結婚式場として提供されたこともある(第44巻参照)。
ママ - 本名「ルミ」
屋台「丼のひとみ」の、すぐ目の前にある喫茶店。どうやら想い人がいたらしいが自ら別れを決意(第40巻COOK.396)。その後、友人に連れられてやってきたサラリーマン・タコさん(本名は多久(たく))と、いい仲に。
夢子の弟・達也が一時、ママに惚れていたこともある(第53巻参照)。
時々、きんしゃい屋のママと店主を交代することがあり、おおむね好評である。
喜多(定食・カツ丼
金丸産業社員行きつけの定食屋。田中一はここの大盛りカツ丼がお気に入り。
チグサ(レストラン
金丸産業社員行きつけのレストラン。大平の退職祝いの会場にも使用された。
アキ(声:小林優子
チグサのウエイトレス。田中に本気で惚れられていたが、実は店のマスターと恋愛関係にあり、その事を知った田中はしばらく荒れたほど。アニメ版では両想いだと早合点した田中が結婚式の準備まで始めてしまった為、一味に相談を持ち掛けた。
コックロール(洋食
一味が開店当初から贔屓にしている洋食屋。看板メニューは卵を三個使った大きなオムレツ
秀吉(声:辻村真人
コックロールの店主。開店10周年を記念して100円でオムレツ食べ放題と言うキャンペーンを実施する。アニメではパック入りの卵を使うくらいなら店を閉めると言う職人気質を見せるが、一方で(原作・アニメ共に)休憩中に煙草を吸うと言う調理師としては頂けない事をしている。
つるや(うどん
一杯100円を守り続けるうどん店。店員の食事も一人150円と決めてある。
店長 - 本名不明
ガンコ者で有名なつるやの店長。つるや自体は第7巻COOK.63で登場したが、店長本人の登場は第55巻COOK.541。
経営が苦しくなりながらもうどんの値上げを拒み続け、「もう若くない」と諫める従業員の女性と衝突していたが、後にその女性と結婚。うどん一杯100円を守り続けている。
はるみ(声:小川里永子
つるやでアルバイトをしていた女の子。第7巻COOK.63で登場。二郎の彼女のはるみとは別人。
従業員の炊事当番になった際、予算が安過ぎるせいで献立に悩んでいたが、夢子(実際は一味)にレシピを貰った田中にロールキャベツを作ってもらった。第55巻の時点では既に嫁いでいるとの事。
村の吉珍(居酒屋
一味が行きつけにしている居酒屋。第56巻COOK.551で登場。
ナミ
「村の吉珍」でアルバイトをしている大学生。沖縄県出身。明るく感じがよいので人気。
一味は息抜きのために単独で飲食しているだけなのに「さみしそう。家族いるのかな?」と泣きそうな顔で心配していた心優しい性格。その為、一味を元気付けようとラフティーを作ったが、それが切っ掛けで一味に家族や友人が大勢いた事を知った。
久保商店(コロッケ
商店街のコロッケの老舗。
徳さん(声:仲木隆司
久保商店を40年以上営んでいる店主。無口で頑固だがそこを慕う常連は多い。シンゴが我侭を言ったとき、きんしゃい屋のママに見習うよう諭されている。アニメでは子供の客を大事にすると語っており、まこと達も常連である。

この他、福岡に実在する飲食店も数多く登場する。

老人料理教室[編集]

ひょんな事から一味が講師を務めて開かれることになった、函崎公民館老人料理教室の生徒。99巻では失恋して居酒屋で飲んでいた江口と偶然会って、夜間パトロールに誘い、ストーリー後半では取材中の末田と江口を引き合わせるきっかけになった。

田島清司 - たじませいじ(声:鈴木泰明
函崎商店街内で、まげもの屋を営む一人暮らしの老爺。第16巻から登場。名前は第115巻の幼友達との受話器越しの会話から。登場人物が使用する家庭用電話では珍しく、プッシュホン式ではなくダイヤル式を使用している。
高血圧の患者として吉岡病院で治療を受けたのが縁で吉岡と親しくなり、彼と碁を打っている時に一味と知り合った。
一味と出合ったのは、妻を亡くして半年ほどたった頃であった。よくできた妻で、田島は家を気にかけることもなく、仕事に集中することができたらしい。
昔かたぎのガンコ者で、「男子厨房に入らず」をモットーとして、料理は全くできず(飯は炊けるらしい)、スーパーコンビニの惣菜を買ってきて過ごしていたが、一味の料理の手際を見たことで料理に目覚めた(第16巻COOK158)。
以降、毎日のように一味に料理の質問の電話をかけるなどして、料理にのめり込んだ挙句に近所の仲間を中心に料理仲間の老人を増やし、ついには一味に老人料理教室の開催をさせるに至った。以降、料理教室には必ず参加し、開催先の函崎公民館や一味との渉外役も自ら引き受けるほどの熱の入れようである。
エリカ(声:冬馬由美)が小食であることを心配して作ったハンバーグが好評であり、95巻ではエリカとともに「ハンバーグもんじゃ」を作った。
性格は短気でガンコで負けず嫌い。口も悪く、そのせいで時折トラブルも起こしたりするが、孫娘のエリカには優しいおじいちゃんである。また思いやりもある。老人料理教室の帰りに歩きスマホをしていたオサムと衝突、土産のハマグリをぶちまけてしまい、オサムと喧嘩になるが、翌日ハマグリを洗ってもってきたオサムにはスパゲッティを作って食べさせ、ヘッドホンをつけずに周りの音をよく聞くよう諭している。
また、吉岡とは現在も良き碁敵であるが、前述の口の悪さのせいで喧嘩もよくするようでもある。
腰を痛めており、その対策でか、指圧やツボについてやけに詳しい。第20巻COOK.200では、クリスマスパーティの「芸」としてその知識を披露、そのついでに種ヶ島の身体を触りまくり、留吉を羨ましがらせていた。
好みの酒は日本酒。第52巻COOK.512で吉岡と酒の好みを巡ってケンカした際も、「オレは日本酒しか飲まんのじゃ」と息巻いていたが、ケンカの際の捨て台詞なだけに、その言葉の信憑性はかなり疑わしい。
伝統工芸を維持していることから表彰され、エリカが祖父と孫の関係ながら弟子入りを志願、背を向け、反対する口調ながらも涙ぐんでいる。
達吉 - たつきち(声:菅原正志
函崎でタバコ屋を営む田島の友人。苗字は不明。
妻が腰を痛めて困っていたところ、田島に誘われ、一味に料理を習うようになる(第16巻COOK.159)。料理教室草創期のメンバーの一人。
妻とは仲が良く、高齢になってからも2人でヨーロッパ旅行をしたそうである。
近所の仲の良い子供のおさむ(まことの友人のオサムとは別人だがアニメでは同一人物)のために、(劇中で描写がある中では)教室で初めての洋物であるソーセージを作った(第19巻参照)。
バイオリンが好きで、催しがあると腕前を披露する。十八番はツィゴイネルワイゼン
満 - みつる(声:三川雄三
田島の友人。苗字は不明。
特に理由もないが(一応、妻がもしもの時に役立つだろうという理由はあるが)、田島に誘われ、一味に料理を習うようになる(第16巻COOK.159)。料理教室草創期のメンバーの一人。
妻は昔、役場の事務員であり、気が多くてしっかりしない満を支えている。妻は特に、喜怒哀楽は表面に出さないが、満がカップ(息子からもらった大切なもの)を壊したときは、厳しく接している。運転免許を持っておらず、常に妻の運転である。夫婦で作中に登場する時は何かと衝突する事が多く満が家出する場面(第118巻)もあるが、険悪なほど夫婦仲が悪いわけではない。
かつて紙芝居屋をやっていて、今でも読むのが得意。催し物のたびに腕前を披露する。十八番は「黒頭巾」。
若い頃は紙芝居屋、床屋、刃物屋、パン屋など、何でもやったそうである(第33巻COOK.327)。
95巻ではかつて下町に住んでいた事から、もんじゃ焼きを作る事を提案する。
登場時点から頭が禿ていた。
井浦留吉 - いうら とめきち(声:辻親八
元プロのマジシャン。かつては日本中を回っていたらしい。
田島に紹介されて料理教室に参加、以降レギュラーメンバーとして熱心に教室に通っている。
第20巻COOK.200において、公民館で開催したクリスマスパーティで、金丸産業の面々にマジックを披露したのが初登場である。
料理の腕前は現在でこそ料理教室での努力が実り、かなりのレベルにあるようだが、料理教室への参加当初はひどいものであったらしく、料理教室のメンバーに「どんなにひどい料理でも、最初に留が作ったものほどひどくはなかろう」と酷評されていた。
現在はアパートで一人暮らし。結婚はしなかったらしい。楽隠居の身であるようだが、マジックへの情熱は未だ覚めやらず、時折ストリートマジシャンとして路上でマジックを披露している。
過去世話になった人物の娘、ハツエとは昔恋愛関係にあったが、結局結ばれることはなかった(別れた経緯は語られていないが、複雑な事情があったような描写がされている)。一味に誘われて料理教室の面々と二日市温泉に行った際に偶然ハツエと再会し(第49巻COOK.484)、その後一度会って(同COOK.485)、第78巻COOK.760において、隣町の公園でマジックを披露した際、ハツエとハツエの孫・走馬を招待した。前回は警戒心剥き出しの反応を示した走馬が、この回では彼に対して親しげな反応を示している。
アップで見ると顔が怖い。
森長 - もりなが
田島のまげもの屋の向かいでハンコ屋をやっていた友人。第23巻COOK.222で初登場。
ハンコ一筋数十年。料理の際にも大きさに非常にこだわるなど、頑固な上に神経質で、よく文句をたれる。
まこと達が料理教室に参加した際、不器用なヒロシを見ておられずに怒鳴りつけたことがある。子供は余り好きではなかったらしい(第23巻参照)。
竹林を保有しており、ある年の七夕、まこととみつぐが無断で竹を伐採していたところを発見し激怒。見返りとして子供らの七夕会に参加することを要求する。
その七夕会で、大型反射望遠鏡を持参して、子供たちに金星を見せるなど、やさしい一面を見せる。また、星座にまつわるギリシャ神話に詳しく、「こと座」の物語を話して聞かせた(第28巻参照)。
妻は他界している。庭には妻が植えた桜があり、毎年春になると見事に咲き乱れるのだそうである。
息子が岩手で暮らしており、同居を乞われたため、ハンコ屋を閉めて岩手へ引っ越した。息子夫婦は共働きで、4人の孫たちの世話をする羽目になっているが、教室で学んだ料理の腕も披露でき、まんざらでもないようである。
アニメには森長としては登場しないが、同じ役割の伝一(声:村松康雄)が登場する。
長さん - ちょうさん
本名不明。元教師。
料理教室の初期の頃から顔が見えるが、特に目立ったこともせず、長く生徒の一人であった。
面長でたらこ唇が特徴。基本的にYシャツ(または背広)にネクタイというファッションである。
虹子が料理教室に一味の代理で教えに行った際、時間が余ったために、急遽長さんが料理を提案して皆で作ることになった。名前はこのとき初めて出てきた。口癖は「ずびずば〜っ」。パソコンが得意であり、98巻では大阪市名物のイカ焼きをいち早く検索し、さらには「イカ焼き製造マシーン」を自作しようとしていた。
ぶぁ〜い
本名不明。いつも語尾に「ぶぁ〜い」をつけるため「ぶぁ〜い」が名前のようになっている。鼻毛を出し、つかみどころのない老人。95巻では孫娘の「レミ」に相手にされなくなりしょぼくれていたが、満が提案した「もんじゃ焼き」でレミとの中が修繕された。また98巻では、レミのために「イカ焼き」を再現した。
よりこ
田島と仲のよい女性。ときどきお菓子を交換したりする。一度田島が不機嫌にしたときは遠慮していたが、すぐ和解。

一味の友人[編集]

酒本康喜 - さかもとやすき(声:二又一成
一味の大学時代の友人。第3巻で初登場。第115巻で初めて作中で一緒に登場したが白川とも同期である。
MHK(NHKパロディ)のプロデューサーを長年勤めていたが、第110巻COOK.1069において、編成部への異動が内定している事が本人の口から明かされている。
一味の様々な変装の生みの親でもあり、荒岩夫婦が知り合うきっかけを作った人物でもある(詳細は一味の項を参照の事)。
第26巻(COOK.255)に登場した際にはなぜか、名前が「酒井」となっていた。
プライベートは一切描かれていないが、大学時代に後輩と駆け落ち同然に家出する描写とその後日談が描かれている。
リー
一味の博多大学時代の同期で、シンディの兄。第13巻で初登場。妹のシンディとは年齢は親子ほど離れている。
大学時代は、すごく純で照れ屋だった。現在は香港で日本語の先生をしている。中華料理の腕前は一流。夫人の万里(日本人)もまた博多大学の同期であり、香港で観光ガイドをやっている。
白川拓男 - しらかわ たくお
一味の大学の同期生。第19巻で初登場。熊本で輸入雑貨の会社を経営している。
一味にきんしゃい屋を紹介されて以降、ママとの関係を徐々に深めていき、後に結婚。しかし、彼女の意向もあって同居はせず、一人熊本で暮らしている。
仕事を離れた本来の性格は、作中の注釈によれば、「肥後もっこすそのもの」であり、頑固で無愛想。足を骨折して入院したときは、他の入院患者を嫌っていたが、後に打ち解けた。
渓流でのヤマメ釣りなどアウトドアが好きで、一度興味を持つととことんのめりこむ、凝り性の一面も持つ。
数多い登場人物の中で、東山常務やティートと並び、初登場時からずっと口髭をたくわえている数少ない人物の内の一人。
極度のチェーンスモーカーで、煙草をやめると何もできない(本人曰く「まるでカス」。ママ曰く「廃人のよう」)。
好物は辛子蓮根
のぶ
一味の家の隣に住んでいた人。一味より5歳年上。一味・味知の面倒を見ていた。一味が中一のとき関西に引っ越す。フルネームは不明だが、姓は「船津」(博多駅で一味と再会した時の会話から)
佐藤
筑紫山高校時代はブルータスデッサンに取り組み、ドレーミベーカリーでパンの耳をもらっていた。浪人後、予備校でデッサンを教えている。あまり金を持たず豆腐をよく食べる。現在は石の絵をよく描き、柳川市の叔父は海苔の絵を描く。

その他の人物[編集]

梅田ユミ - うめだ ユミ(声:高田由美
梅田よしおの妻。旧姓・荒木。第4巻で初登場(本登場は第5巻より)。
夫である梅田を含め、登場人物のほとんど全てから「ユミちゃん」と呼ばれるが、例外として梅田の母のみは「ユミさん」と呼び、梅田も危急の際等に呼び捨てにする場合がある。
梅田とは大学のコーラスサークルで知り合った。結婚した時はまだ大学生だった。その若さを表現するためか、登場シーンには「キャピ キャピィ」という擬音が付けられていることが多い。
梅田に肉じゃがを作ってくれと頼まれた彼女が、その作り方を教えてもらったことから一味と仲良くなり、「おじさま」と呼んで以降親しく付き合うようになった(第5巻COOK.47)。
これがきっかけで、夢子に続いて一味の料理の腕を知ることとなったが、特に口止めされていないにもかかわらず、梅田にそのことを話さなかったため、第20巻COOK.198まで彼はこれを知らなかった。
第35巻COOK.349以降、時々きんしゃい屋でパート従業員として働いており、その傍らママに料理を教わったために、料理の腕が急速に上達した。
趣味は洋菓子作りで、実際に作るのも得意。しかしそれ故に、食事に洋菓子を出す等の妙な献立作りをする悪癖を持ち、梅田を長らく辟易させていたが、前記のパート勤め等を経て改善された。
第73巻COOK.713の時点より少し前から、知り合いの農家から土地を借りて家庭菜園をやり始め、梅田や大平夫婦と共に、そこで様々な野菜作りに励んでいる。自身が不妊であるためか、野菜に情がわく部分がある。また、農業を通じてみゆきやその同級生の世話を喜んでしている。
ジョールジャー・モレッティ
ティートの妻で、女好きのティートが唯一本当に愛する女性。第4巻COOK.129で初登場。
元々ティートの婚約者だったが、ティートの女癖の悪さと待つ身の辛さから登場当初は過食症で肥満体型になっていた上にややヒステリーな性格だった。ティートとは何度か険悪になりつつも無事に結婚。体型はスマートになり、性格も落ち着いた。後にティートとの間に娘のマリアをもうける。
マリア・チョッタ
ティートとジョールジャーの一人娘。ティートに会いにジョールジャーとイタリアから来日することも多い。初期は日本語は理解できなかったが、現在では日本語での会話はある程度できる模様。みゆきと海水浴に行ったため、みゆきとは仲がよい。父・ティートの家に寝泊りしたとき、日本の梅雨を知らなかったため、雨天で遊べないことや、ティートが冷房嫌いで家の中の蒸し暑さに耐えられなかった。みゆきと独創的な料理を作ったりする。
清水タエ子 - しみず タエこ(声:高田由美)
田中の高校時代の同級生。旅行会社ムーントラベル勤務のツアーコンダクター。愛称「シーちゃん」。第41巻COOK.403より登場。
田中夫婦の新婚旅行の企画・立案を依頼されたのがそもそもの登場のきっかけ。その際田中との打ち合わせに、ホテル勤務時代の花田の職場の喫茶コーナーを使ったことが縁で彼と知り合い、後に恋愛関係となり同棲を始め、現在に至る。しかし、花田の放浪癖と長期出張の多い自身の職務のため、両者共に結婚は半ば諦めている。また、仲自体は非常にいいのだが、様々な理由(田中曰く「ワケのわからん理由」)でやたらと別れ話を発生させる。アニメでは初登場回が最終回であった為、花田との絡みは特に無かった。
特徴的な唇を持ち、女性としては非常によい体格をしている。ただし運動は苦手で、学生時代は新聞部に所属していた。
ツアーコンダクターとしては有能だが、料理は不得手。
父親を早くに亡くしており少々ファザーコンプレックス気味で、それが原因で花田と別れかけたこともある。
好物はプリン
はるみ(声:松井菜桜子
二郎の高校時代からの彼女。つるやでアルバイトをしていたはるみとは別人。第17巻COOK.162より登場。高校時代は毎日の昼食にカレーパンを食べていたほどのカレーパン好き。
当初はしつこく言い寄る二郎を煙たがっていたが、自分の好物のカレーパンを手作りまでする彼の熱意に負け、以降は恋人となる。後に二郎と正式に結婚した模様。初登場時はやや口が悪かったが、大学に進学して以降は女性らしい口調になった。アニメ版ではカレーパンはドレーミベーカリーで買っていた。
丸田
虹子の高校時代の元恋人。名前は不明。第10巻COOK.100より登場。
横浜で中学校の教師をしている。職務に対しては非常に熱心だが、いささかそれが行き過ぎる傾向があり、他のことを疎かにすることが多々ある。
恵まれた体格を持っているが、外見をあまり気にしないため、髪はボサボサでいつも鼻毛を出しっ放しているなど、見た目はいま一つ冴えないが、仕事柄幾人もの卒業生を送り出している事もあり、教え子が卒業式後、自宅を手料理を持って訪れ、女子生徒の一人が改めて「答辞」を送るなど、生徒からは慕われている。それでも、息子は「春休みは、卒業生を送り出す時期だから、いつもボーっとしている」と話すなど、やや冴えない表情をする場面もあった。
なんでも「まるごと」を好み、この言葉を口癖にもしている。
虹子もそうだが、趣味を同じくし、また出した食事を何でも気持ちよく食べてくれるということで、初対面以来一味とは非常に仲がよい。
高校時代はラグビーをやっていた。
妻・民子とは、彼女が勤務校の保健医をしていた関係で親しくなった。
自身が職務に熱中し過ぎたことが原因で、一時は関係が消滅しかけたが、最後には彼女の両親の反対を押し切り、駆け落ち同然に結婚した。
彼女との間に、愛息・太(ふとし)がいる。
間宮千香(まみや ちか)(声:笠原弘子
田中の元お見合い相手。第13巻COOK.123より登場。老舗博多人形卸の一人娘。田中を慕って交際するが、結婚の条件は退職して間宮家に婿入りし、人形卸の家業を継ぐ事だった(ちなみに父も間宮家の婿養子)。しかし、田中が同家の長男であることと、かつ金丸産業の仕事を選んだため破局となった。その後も田中を「お兄ちゃんのようなお友達」として慕って何度か会ったらしく、第17巻COOK.169では田中の回想シーンで登場した他、田中と夢子の結婚式には祝辞を送っている。
ソフィア・サビーニ
イタリアの大手スーパー・ステンダの仕入れ担当者。第14巻に登場。一味と田中がヨーロッパ出張に赴いた際に知り合う。一味も思わず「美人だな…」と呟くほどの美人で(ティート曰く「アン王女みたい」)、一味達と知り合ったのも、彼女に一目惚れした田中に声を掛けられた為である。父はレストランを経営している。帰国前日、酔っぱらった田中にせがまれて頬にキスをしたが、肝心の田中は酔いのせいでその事を覚えていなかった。
シンディ
中国名:李心明(リー・サンメン)。リーの末の妹で、香港人の絵本作家。第17巻COOK.168より登場。
博多大学に留学中、ニチフク新聞主催の童話コンクールで大賞を受賞したのを契機に、元々志望していた絵本作家への道を歩み始めた。
32巻の大学祭では、荒岩や夢子やけいこらの作ったお弁当をヒントにした「おこげのスープ」を荒岩ら振舞った。
大学卒業後は香港に帰国し、現地を主な活動拠点としているようだが、時々仕事の関係で日本を訪れ、その度に荒岩家に顔を出す。
千香に似ていた為、当初は彼女と見間違えて後を付けてきた田中を変質者呼ばわりするがすぐに誤解は解け、その後田中に想いを寄せるようになる。田中自身もまんざらではなかったようだが、夢子の存在を知って彼を諦め、自ら身を引いた(第19巻COOK.171)。
その後、アルバイト先で知り合った台湾人留学生・張(チャン)と親しくしていたが、大学卒業と共に彼が登場しなくなった。
第83巻COOK.802の時点の直前に失恋を経験したようで、まことを相手にやけ酒を飲んでいた。
その後は原口ルリ子の弟・青木まさるに恋愛している。
シンペナ
タイ出身。19巻で初登場。「よかトピア」でコンパニオンをしており、スープビーフンを振舞う。
32巻で一味らと再会し、一味宅で一味とともにグリーンカレーを作る。
崔恩姫 - チェ・ウンヒ
キルキルの大学時代の同期で料理研究家。第21巻で初登場。
キルキルと共に韓国料理の案内をするうちに一味達と親しくなる。田中には惚れられていたが既に婚約者がおり、キルキルの発言から後に結婚した事が分かる。キルキルと共に何度か日本を訪れた事もある他、一味が家族を連れて韓国旅行に行った際には偶然再会している(第56巻COOK.555)。
村岡たかし・やすお・コースケ
田中家の近くに住む小学生(現在は高校生)三人組。田中曰く「3バカトリオ」。第50巻COOK.494より登場。
大雨の日に三人で遊んでいたところを、会社帰りの田中が見かけて声をかけ、一緒になって遊び回ったのがきっかけで知り合った。
以後田中を「総隊長」と呼び、度々田中家を訪れては、食事をよばれたりクッキーを一緒に作ったりと、つるんで仲良く遊んでいる。
やすおの父親は西鉄バス運転手で、父親が乗務するバスに乗車するのを恥ずかしがっていた。
劇中ではほとんど三人セットでの登場だが、たかしのみ単独で家族と共に登場することがある。
大工 - 本名不詳
建築業「古賀組」の棟梁を務める大工で、一味とみゆきの知り合い。第67巻COOK.659より登場。
態度はぶっきらぼうで口も悪いのだが、その実善人で面倒見が良く、子供好きな好人物であり、みゆきには大変慕われている。京都市で修行していた。桂離宮に感動して家を建てることの芸術性を認識した。
ビーフシチューを始めとして、洋菓子や惣菜作りなど料理全般が得意で、一味たちと知り合ったきっかけにもなっている。97巻では、梅田夫婦とも夫婦が借りている畑での梅田の刈払機の扱い方があまりにも下手だった為アドバイスをしていた。
家族としては、弁当店で働く一人娘・鈴夏とその夫・克則と、彼らの息子のイチローがいる。妻は劇中に登場していない。
鈴夏とイチローには甘過ぎるほど甘いが、結婚の経緯や職が不安定なことが気に入らないらしく、作中に一家で登場する時は、克則を毛嫌いする描写が多かった。克則がケガで入院した時に面と向かっては言わなかったが見舞いの帰り、背中越しに呼び捨てではなく、「克則君」と気遣う言葉を掛け、当初と比べると関係は良くなって来ている。一方、還暦を迎えた第132巻では銭湯で克則が背中を流す描写があり、その際、克則が大工を志した経緯を聞きだしたが、直後に誕生日プレゼントについて触れると、激怒する場面もあった。
ひじきの炒め煮に入っている大豆が嫌い。
東山夫人(声:峰あつ子
東山常務の妻。第1巻で初登場。
料理は下手だが性格はとても明るく、東山とは仲の良い、気の合う夫婦である。
夫同様、一味の料理を妻の虹子が作っていたのだと思い込んでいた。
初登場時はとても太っていたが、一味の食べても太らない料理(第1巻COOK.7)により減量に成功。以降は並みの体格となった。
吉永健一(声:小形満
吉永さなえの父。建築会社の課長を務めている。
初登場は第3巻COOK.25だが、当時はさなえの手を引いての後ろ姿のみの登場で現在とは雰囲気も違っており、正式な登場は第4巻COOK.42から。
根子田が写真家として認められるようになったきっかけを作った人物でもある(第12巻COOK.119)。
政さん - まささん(声:野本礼三
浮羽町(現・うきは市)の山深くに住み、農業を営む老爺。第3巻COOK.29より登場。
深井の別荘の隣に住んでおり、彼とは元々親しかったが、件の別荘に泊まりに来た荒岩家の面倒を頼まれたことで彼らと親しくなった。
以来、時々荒岩家に作物を送ったり、稲刈りに誘う等、良好な関係を保っている。
一時、金丸産業の受付嬢(初子)に好意を持ち、一夜限りのデートをしたこともあった。
前作『大字・字・ばさら駐在所』でもほぼ同じ設定で登場する。
火浦裕香 - ひうら ゆか
虹子の友人で、博多在住の料理研究家。第59巻COOK.559より登場。
虹子が学生だった時に、同じアパートに住んでいた。
元々洋菓子作りを趣味としており、そちらの方面への就職を志望していたがきっかけが掴めず、普通のOLとして会社勤めをしていた。
当時虹子と交際中だった一味が作ったオペラを食べて衝撃を受け、それを契機として会社を辞めて単身ウィーンへ渡り、本格的に料理研究家への道を歩み始めた。
帰国後は順調に仕事も増え、初登場時には自分の事務所を開けるまでになっていた。
その経緯のため、一味には虹子の夫であるだけでなく、自らの人生を変えてくれたとして、多大な恩義を感じている。
上田康巳 - うえだ やすみ(声:山口勝平
上田守の兄。第5巻で初登場。荒岩家と同じアパートに住んでいた。
博多大学を卒業しており、一味の後輩にあたる。
弟と異なり、いい加減でチャランポランな性格の持ち主。
大学卒業後、大阪の電気店に就職したが、店の人間が関西弁でしゃべるから、という理由でそこを飛び出し、守の家に居候していたことがある。
花山小吉 - はなやま しょうきち(声:槐柳二
放浪癖のある画家。第22巻で初登場。酒好きで野菜を好む。好物はおから。常に瘋癲暮らしで、ふらりと博多を訪れた際に一味達と知り合う。その時に一味が作ったおからが気に入り、後日そのおからを描いた絵を荒岩家に送った。その絵はしばらく荒岩家の玄関に飾られていた。
後に沖縄にも行くが、所持金をすべて使い切ったとき、まことたちから財布の中にキャッシュカードクレジットカードがあることに気づかれる。しかし本人はカード類の使い方を全く知らなかったらしい。沖縄から帰って海の絵を描き、沖縄で個展を開いてまことや林田を招待したが、立食パーティーが嫌いで、三線を聞かせる酒場に行っている。
花岡先生 - はなおかせんせい(声:豊島まさみ
まことたちの小学生時代の担任。けいこ同様原作では茶髪だがアニメでは黒髪の女性。眼鏡をかけている。アニメ版では、物語の終盤に出産休暇に入った。
畑先生 - はたせんせい(声:伊崎寿克
第40巻COOK.400に登場。まこと達の中学時代の教師。新人教師であるにもかかわらず、ライヴハウスに(サックス担当)出演したり、音楽室の掃除監督を蔑ろにしたりして、教頭らの目の仇にされていたが、生徒達からの人気は高い。その後長崎県に転勤、結婚、後に子供も産まれている(まこととみつぐの会話から)。転勤先の長崎でもライブをしている様子が描かれ、まこととみつぐも招待され、二人で訪ねている。
アニメではまこと達の小学校の新任教師という事になっており、花岡先生に代わってまことのクラスの担任となる。また、工藤とは学生時代の友人だったという設定が追加されている。
白木久詩 - しらき ひさし
福岡県の海岸出身の流行作家。第44巻で初登場。相次ぐ高級料理の接待に困り果て、たまたま金丸産業がPR誌に白木のコラムを連載することで一味と知り合う。一味が秘密にした食事の接待先は海岸沿いの大衆食堂。これに懐かしさを感じて仕事が進むようになる。その後、一味は下関唐戸市場に朝食を誘ったりしている。
近藤昌吉 - こんどう しょうきち
あだ名は「マッスル爺さん」、年越し水泳でまことやみつぐ、ミカらの大将格を勤める。現在でもスポーツジムに通い、運動好きのおばあさんと仲良くしている。
ミカ
少女時代からスイミングを習っていたが小売の仕事に慣れてしまい近藤やまことらの伝で水泳に復帰し水泳選手さながらの容貌でならし最後は号泣する。
大平かずお
大平課長夫妻の一人息子。精神的に不安定な時期が多く、高校時代は一時期は不登校になり、高校も退学したがっていた。
熊本市の大学に入学後も、恋仲となった同大学の畑田久美との関係などで下宿先で荒れていた時期もあったが、下宿の大家に諭され、落ち着きを取り戻す。しかし大学卒業後、福岡に帰ってからは彼女を省みないことで恋愛感情も不安定な状態になり、大平のそば店や屋台で自棄酒を飲むことも多かった。その後も休日を利用して熊本を訪ねるなど、久美とも時々何らかの形で再会する事も多かった。
札幌市に転勤することになり、九州新幹線内で久美に「会いたい」と携帯メールして、大学院に進学することとなった久美がバイトするちょぼ焼き店に行ったあとバーで会話し、よりを戻そうとしたが、「一緒には行けない」と結局別れとなった。しかし久美はかずおが忘れられず、札幌に会いに行き、一緒にラーメンサラダを食べたり、羊ヶ丘展望台に連れて行くなど何度か北海道に久美が来る形で交際を続けており、久美も復縁しようと大平のそば店を訪れて挨拶している。その後熊本のバーで久美の父親から挨拶され、148巻で熊本のイタリアンで両家、大学時代の先輩、職場の同僚たちを招き、挙式。後日、博多で父の経営する蕎麦屋で「博多ん結婚パーティー」を挙げる。その後仕事上、熊本に転勤となり、当面は久美の実家で義理の両親と同居するという(第149巻)。
大学入学前後、一時期は荻野の娘の晶と親しくなったが、恋仲にまでは発展しなかった。
福辺天子 - ふくべ てんこ
田中三郎と同じ大学の研究室に所属する研究生(三郎の後輩)。長崎県平戸市生月島出身。最初はだらしない三郎に厳しかったが、性格面では三郎と共通する部分もある。普段の研究室内ではメガネを掛け、髪を縛り、白衣を着てノーメイクだが、三郎と行動する際は化粧をして髪を下ろし、時にサングラスを掛け、着物姿になる(第115巻)など別人のような容姿になることも(ただし、三郎はメガネ+ノーメイクの姿の方が好みらしい)。
初期はドジな点があり、三郎のクルマに置き忘れたケーキをあわてて取りに行って転び、鼻血を出している。また、田中家で女性がエイリアンみたいと怖がるたらおさ)に興味津々と、理系の点がある。
ノリのいい性格であり、博多どんたくリオのカーニバル並みの露出の多い服を着るなど祭好きで、研究室の外では露出の多い服を着ることが多いが、「他人にお前の姿が見られるのはイヤ」と三郎に引き止められた。第119巻でどんたくに参加した天子を見たことで芸能事務所にスカウトされ、ローカルタレント活動をしている。
三郎との交際は田中家では交際当初から公認の仲だったが、天子の両親には2人で出演したローカル番組を偶然見られるまでは交際は内緒で(120巻)、激怒した父親に生月島まで強引に連れ戻されている(その後三郎が生月島まで出かけ、天子の父に交際の許しを請うている)。現在は三郎のアパートで同棲している。
広田まさし
広田けいこの一人息子。けいこからは「マー君」と呼ばれていた。小学校から中学校と剣道をしている。一人息子のためか、けいこに対しては今も「ママ」と呼びかけるなど、小学校までは従順だったが思春期に入ってからは母・けいこに反抗する事もあったが、同級生で同じ剣道部員の森口安奈を家に連れて来たり、親戚からが贈られた際、急な仕事で出勤したけいこに代わり「母の日」に合わせて、自宅の料理本と左記の森口のアドバイスで筍料理を作り、花を添えるなど純粋に育っている。
荒岩班の面々が自宅を訪れたのは現在の自宅に引越した時程度だが、その際(1、2歳前後)田中に懐いている描写があった。
黒田清張
東山常務の友人であり孫にチエがいる。初登場からしばらく職業などは描かれていなかったが、主に孫のチエを題材とした油絵を始める。腕前の方は惨憺たるもの。個展を開くが客足は悪く、カツ代とみゆき達の他は、美大を目指そうとしていた女子高生が一人、訪れただけだった(第117巻)。
昔気質の頑固者で通り、老人料理教室に誘われたが会場で「男は料理するものではない」という持論から料理を拒否(第71巻参照)。しかし小学校のキャンプではカツ代と喧嘩しながらも協力するなど親切な年寄りである。
あだ名は「黒チン」(命名はカツ代)。
菊池草子 - きくち そうこ
白川拓男の経営する白川商事の女性社員。能力を認められて大阪に白川と一緒に出張するが、九州新幹線熊本駅から乗車する際、あまりの大荷物に白川から驚かれる。弁当として作ったたこ入りのパスタを白川に食べさせ、能力があると認められる。たくましさから「豆タンク」と呼ばれている。
コックさん(声:峰あつ子)
アニメ本編最後の「今晩のうまかもん」で作り方の解説を行うブタのコックさん。アニメオリジナルキャラだが、元は原作のコマの隅などに度々描かれていたキャラクターである。後に本編にも登場するようになり、放送回のメインの料理が出てきた時にデフォルメ化された作中の登場人物と共に小芝居を行ったり、料理の解説を行った。

脚注[編集]

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補足[編集]

  1. ^ なお、ナンバーは「わ」ではないため、レンタカーではない[3]
  2. ^ カツ代の初登場時の台詞によれば、下アゴは父親譲りとの事だが、後に回想として登場した父親のアゴはしゃくれていなかった。
  3. ^ 初期の頃はじったんと呼んでおり、みゆきが幼いままで終わったアニメ版では最後までそう呼ばれていた。
  4. ^ 51巻カバーの作者の挨拶にて「皆うすうす気付いていましたしね(田中を除いて)」と語られている。
  5. ^ アニメ版の初期のオープニングアニメでも荒岩一家の団欒を物憂げな表情で見つめるカットがある。
  6. ^ COOK.352で彼の「姉を好きか」という問いかけに、田中がはっきりと「好き」と応え、36巻でのプロポーズにつながる
  7. ^ 第2巻COOK23では「大平」となっていた時期もあるが、電子書籍版では「広田」に修正されている[5]
  8. ^ 肉、魚、野菜が殆ど食べられず、酒も飲めなかった。

出典[編集]

  1. ^ 第三巻 COOK.29 P.59(iBooks版)
  2. ^ 第二巻 COOK.23 P.153(iBooks版)
  3. ^ 第三巻 COOK.29 P.63(iBooks版)
  4. ^ クッキングパパの「不倫未遂事件簿」~ブラ外し事件にウニねぶり事件。家族思いの荒岩さんが…【荒岩家の謎 その②】 現代ビジネス 2016年7月14日
  5. ^ 第二巻 COOK.23 P.161(iBooks版)
  6. ^ 次女・美保と夫・高信の夫婦
  7. ^ 長女・よしこ、次女・美保
  8. ^ 現在は姉は勤務先の材木会社の社員、英治(姓は不明)と結婚して2児の母になっており、長男は結婚して関西に、次男は台湾で仕事をしており、3男・4男は就職して家を出ており、6〜8男は大学生(1人は予備校生)となっている(第131巻COOK.1277)。