ホンダ・リード

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リード(LEAD)は、本田技研工業が製造販売しているスクータータイプのオートバイである。

概要[編集]

初代から3代目モデルは空冷2ストロークエンジンを搭載し、原付一種(原動機付自転車)と原付二種(小型自動二輪車)が併売された。

4代目モデル以降は水冷4ストロークエンジンを搭載する原付二種のみのラインナップで、2014年現在では5代目となるLEAD125が販売されている[1]

モデル一覧[編集]

初代[編集]

LEAD80 HF01
LEAD80 HF01
LEAD125 JF01ホンダコレクションホール保存車
LEAD125 JF01
ホンダコレクションホール保存車

1982年2月19日に2ストロークエンジンを搭載した50cc2車種(デラックス、スーパーデラックス)と80cc(デラックス)の2車種3グレードで発売[2]

  • 50ccモデル:リード50(AF01)
  • 80ccモデル:リード80(HF01)

タクトの上級モデルとして位置づけられ、特徴は当時としては大柄な車体や大型フロントウインカーの採用が挙げられる。

同年10月16日には2ストローク124ccエンジンを搭載したリード125(JF01)を追加するが1年ほどで製造販売が終了となり、同社の125ccクラススクーターは4ストロークエンジン搭載のスペイシー125ストライカーに移行した。

1983年2月16日に出力向上などの改良エンジンとタコメーターを搭載するリード50Sを追加。この改良エンジンは同年6月11日に50cc在来車にも搭載された。4月19日デジタルメーターや液晶式デジタル時計を搭載して50ccモデル上級車種に位置付けたリーダー(LEADER)(A-AF03)が発売されたほか[3]光岡自動車が1982年から製造販売した50㏄ミニカー「BUBUシャトル50」シリーズに本モデルのエンジンなど一部パーツが流用された。

1984年7月11日に出力を6.2psまで向上させた新設計エンジンへの換装・フロントディスクブレーキ装備・メンテナンスフリー化した密閉型バッテリー搭載などの改良を行ったリードSS(A-AF10)を発売。さらに50cc在来車も9月22日にリードSSから一部装備を省いたリード・スーパーデラックス(A-AF08)に集約するモデルチェンジを実施。

1985年6月25日に1982年の発売開始以降引き続き生産されていた80ccモデルが、新型エンジンへの換装と車体装備をリードSSと同様にしたリード80SS(HF04)へモデルチェンジを実施。

1986年3月12日にSSからハンドルカバー周辺の形状変更やエアー封入式ダンパー装着するなどスポーティ指向を強めたリードR(A-AF10)を追加。

2代目[編集]

【左】 リード90 HF05
【右】 リード100 JF06

1988年4月にフルモデルチェンジを実施。50ccモデルは同月20日に、80ccモデルは排気量を90ccにアップし同月15日に発売。

  • 50ccモデル:リード[4](AF20)
  • 90ccモデル:リード90(HF05)

「ゆとりのボディサイズ」をコンセプトに車体は初代のスポーティー路線から高級・上質化路線へ転換。ホンダ小型スクーター最上級モデルとして位置付けされた。また新機能としてシート下にヘルメットを格納できる「メットイン機構」を採用した。

トレーリングリンク式フロントサスペンションにブレーキ時のフロント沈み込みを抑えるTLAD(Trailing Link & Anti Dive sus)を装備[5]

1994年7月のマイナーチェンジでヘッドライトスイッチとポジションライトを廃止した[6]

本モデルのエンジンなど一部パーツを流用してキャビーナブロードジョーカーの50cc・90ccモデルが製造販売された。

韓国では当時技術提携していたDAELIM MOTOR(デーリムモーター)からリード90をベースに外観を小変更したSuper LEADが生産された[7]

3代目[編集]

1998年2月にフルモデルチェンジを実施。50ccモデルは同月25日に、90ccモデルは排気量を100ccにアップし3月15日に発売。

  • 50ccモデル:リード[4](AF48)
  • 100ccモデル:リード100(JF06)

新たに前後輪連動のコンビブレーキを採用したほか、1999年10月施行の二輪車排出ガス規制に対応した三元触媒内蔵マフラーを装着する。

2001年6月30日のマイナーチェンジでは、メインスイッチ・シートオープナー・ハンドルロック機構をキーシャッター装備のメインキーシリンダーに集約したほか、オプションのイモビライザーアラームキットが装着できるプレワイヤリングを標準装備するなどセキュリティーシステムの強化が実施された。

2003年にスクーター4ストロークエンジン化計画により生産終了。

4代目[編集]

リード110 JF19

2008年1月25日、五羊本田が中華人民共和国2006年から製造販売していたSCR110(中国名:佳御)[8]を日本国内の法規に適合させた上で型式名EBL-JF19、車名をリード[9]として発売した[10]

本モデルは、排気量107ccの水冷4ストロークSOHCエンジンを搭載。燃料供給は電子制御式燃料噴射装置PGM-FI(ProGraMmed-Fuel Injection)が初採用され、三元触媒内蔵マフラーと併せて平成19年度二輪車排出ガス規制に対応した。

車体はスポーツセダンのイメージを取り入れたスポーティーかつ高級感あふれるものとした。

2010年2月25日にブレーキシステムの改良を中心としたマイナーチェンジを実施するとともに車名をリード・EXに変更。希望小売価格も273,000円から249,900円へ改定。125(5代目)の発売後も日本では併売されていたが、2015年に日本仕様の生産終了が公表された。

なお北米仕様車は、現地車名ELITE[11](エリート)として販売された。

5代目[編集]

2013年3月22日に翌23日の第40回東京モーターサイクルショーベトナム法人のホンダベトナムカンパニー・リミテッドが現地で製造販売するLEAD125[12]を一般公開し、日本国内でも同年初夏頃に正規輸入販売する予定と発表[13]。同年5月22日に型式名EBJ-JF45、車名リード125として同年7月4日から発売することを正式発表した[1]

搭載エンジンは、125cc水冷単気筒のグローバルエンジン「eSP[14]」とされ、ACGスターター・アイドリングストップシステムを装備。尾灯とポジションランプはLED電球を使用する。

脚注[編集]

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  1. ^ a b ホンダニュースリリース スタイリッシュで実用性に優れた「リード125」を発売
  2. ^ 当初はプロテニス選手のビョルン・ボルグがイメージキャラクターに起用された。
  3. ^ ホンダプレスインフォメーション・1983年4月18日「ホンダ・リーダー」を発売
  4. ^ a b 他の排気量モデルと明確に区別するために排気量表記も加えてリード50と通称で呼ばれることもある。但しリード50が正式名であるAF01もあるので注意が必要。
  5. ^ フロントフェンダー側面にTLAD採用を示すステッカー表示あり。
  6. ^ ヘッドライト常時点灯を義務化する保安基準1998年から施行されたが、適用前に自主対応された。
  7. ^ 外観以外の諸元で差異があったかは不明。
  8. ^ リード100の後継車として販売されていたスペイシー100(JF13)・125(JF04)が平成19年度二輪車排出ガス規制により2008年以降は製造ができないためSCR110をリードとして正規輸入販売する対応を決定した。
  9. ^ 現行モデルの正式名称には排気量を示す数字はつかないが歴代モデルと区別するためユーザーからはリード110の通称で呼ばれており雑誌などにおいても通称で記述される[1]
  10. ^ ホンダプレスインフォメーション・2006年7月31日 五羊ホンダ中国初PGM-FI搭載の新型スクーターを発表
  11. ^ 以前はスペイシー80北米仕様車の名称でモデルチェンジ扱いとなる。
  12. ^ ホンダベトナム・LEAD125カタログ
  13. ^ ホンダニュースリリース・2013年03月22日 ベトナムで新型スクーター「LEAD125」を発表 ~「第40回 東京モーターサイクルショー」に展示~
  14. ^ 日本国内モデルへの搭載はPCXのマイナーチェンジで初採用され、本モデルが2例目となる。

外部リンク[編集]