ホンダ・ビート (スクーター)

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ホンダ・ビート (スクーター)
(スクーター)
Beat 50.jpg
基本情報
排気量クラス 原動機付自転車
車体型式 ホンダ・A-AF07
エンジン AF07E型 49cm3 
水冷2ストロークピストンリードバルブ単気筒
最高出力 7.2ps/7,000rpm
最大トルク 0.73kgm/7,000rpm
      詳細情報
製造国
製造期間 1983年 - 1986年
タイプ 2輪スクーター
設計統括
デザイン
フレーム バックボーン
全長x全幅x全高 1,690mm x 580mm x 985mm
ホイールベース 1,140mm
最低地上高
シート高 695mm
燃料供給装置 キャブレター
始動方式
潤滑方式
駆動方式
変速機 無段変速(Vマチック)
サスペンション テレスコピック式
ユニットスイング式
キャスター / トレール
ブレーキ ドラム式(エアインテーク付き)
ドラム式
タイヤサイズ
最高速度
乗車定員 1人
燃料タンク容量 4.0L
燃費
カラーバリエーション
本体価格
備考
先代
後継
姉妹車 / OEM
同クラスの車
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ビート (Beat) は、かつて本田技研工業が製造販売したスクータータイプのオートバイである。

概要[編集]

1983年10月28日 - 11月8日に開催された第25回東京モーターショーに参考出品され一般公開。同年11月18日にホンダから発売について公式発表され、12月1日発売。型式名A-AF07。世界初の水冷2ストローク単気筒エンジンを搭載したスクーターである。

キャッチコピーは「高感度スクーティング」。新開発の水冷式2ストロークエンジンには排気デバイスV-TACSを搭載(詳細は後述)。また上述の水冷2ストロークエンジン搭載スクーター・メンテナンスフリー密閉型バッテリー・2灯式ハロゲンヘッドライトなど2輪車として世界初となる機構が多いのも特徴である。

車体色は、黒(ビートブラック)・赤(ビートレッド)・白(ビートホワイト)の3色が設定され、直線基調の半透明カウリング付きボディーカウルを採用したほか、ゴールドホイール[1]

1986年11月に生産中止。

車両解説[編集]

V-TACS

同車の排気系は、メインチャンバーとサブチャンバーで構成されており、サブチャンバーは低回転域ではトルク発生に適するものの高回転域では吸気充填効率が落ちて出力が頭打ちとなる弱点があった。このため、高回転時に排気系をメインチャンバーのみにすることで、高出力を得ることが可能にさせる機構が本車最大の特徴と言えるV-TACSである。

最高出力7.2psを発生させる2段階トルク切り替えシステムで、正式名称は、Variable Torque Amplification Chamber System(バリアブル・トルク・アンプリフィケーション・チャンバー・システム)。日本語訳は可変トルク増幅排気システムとなる排気デバイスである。

ステップボード左側にあるV-TACSペダルを踏むとワイヤーを通じて、エンジン内部のバルブでサブチャンバーへの排気経路を閉鎖させる。

基本的に運転者の手動操作[2]で作動させるV-TACSの性質上、原付スクーターでは珍しくタコメーターを標準装備する。

  • 5,500rpmを境に低回転域を白、高回転域を緑で表示することから、タイミング的には5,500rpm前後が目安とされた。
  • メーター内には「バリアブルパワーインジケーター」と呼ばれる表示があり、盤面に描かれた高・低2種類の出力特性を表すカーブの高出力側線上に配置された赤いランプが、V-TACS操作と連動で点滅する。

また操作タイミングについては、当時の雑誌などで以下の3パターンを体感できることが紹介された[3][4][5]

  • 発進時から作動→加速感を味わえる
  • 6,000 - 6,500rpmで作動→最も速く走れる
  • 7,000rpmで作動→効果を最大に体感できる
装備品

スタビライザー付テレスコピック式フロントサスペンション・冷却用エアインテーク付フロントドラムブレーキ・透過光式照明の4連メーターなどスポーツ性を重視したものが目立つ。その一方で、メーターカバーは同時期に発売されていたフラッシュと共通部品であるなど汎用性も考慮された。

また、以下の純正オプションが設定された。

  • リアキャリアバッグ(シルバーまたはベージュ):\4,500
  • ランチボックス:\7,000
  • フロアマット:\2,200
  • ライセンスフレーム:\1,200
  • ボディカバー:\3,900
  • カスタムセット(ノーズガード・サイドプロテクターバイザー・リアサイドモールディング):\18,000円

脚注[編集]

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  1. ^ 白はホイールも白とされた。
  2. ^ 本装備を自動操作に発展させたのが、後にホンダ・NSシリーズに搭載されたATAC(自動調整トルク増幅排気機構)である。
  3. ^ モトチャンプ(三栄書房)1984年2月号23ページ
  4. ^ モーターサイクリスト(八重洲出版)1984年2月号190ページ
  5. ^ ヤエスメディアムック・ホンダオールスクーターズ(八重洲出版・2002年4月30日発行)103ページ

外部リンク[編集]