ホンダ・G´

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基本情報
排気量クラス 原動機付自転車
メーカー 日本の旗本田技研工業
車体型式 A-AF23
エンジン AF18E型 49 cm3 2ストローク
強制空冷単気筒
内径×行程 / 圧縮比 39.0 mm × 41.4 mm / 7.2:1
最高出力 6.8ps/7,000rpm
最大トルク 0.73kg-m/6,500rpm
乾燥重量 59 kg
車両重量 63 kg
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(ジーダッシュ)は、本田技研工業がかつて製造販売発売したオートバイである。

車両解説[編集]

1989年1月18日発表、同月25日に年間販売目標50,000台・標準販売価格143,000円で[注 1]で発売[1]。型式名A-AF23。アンダーボーンフレーム排気量49㏄のAF18E型[注 2]強制空冷2ストローク単気筒エンジンを搭載するスクータータイプの原動機付自転車である。

1,140mmのショートホイールベース・1,585mmのコンパクトな全長・乾燥重量59kgをセールスポイントとする車体は前年度に発売されたパックスクラブを受け継ぎ、俗に大径駆動系と呼ばれる変速用プーリーを装備するエンジンは同じく前年度に発売されたDJ・1RRを受け継ぐ。共に同じスポーツスクーターというコンセプト[1]の二車を統合する後継車と言えるが、そのどちらともやや趣が異なる。

セルキック併用のAF18E型エンジンは内径x行程=39.0×41.4(mm)[注 3]圧縮比7.2から最高出力6.8ps/7,000rpm・最大トルク0.73kg-m/6,500rpmのスペックを発揮[1]サスペンションも、DJ・1RRでは左側のみであった油圧式ダンパーを左右に装備する本格的なテレスコピック式とし、前輪ブレーキも従来の機械式ドラムから油圧式シングルディスクとなった[1]

1990年に生産終了。コンセプトはやや異なる(DJ・1RRの路線に戻った)が、エンジン、サスペンションなどの特徴を受け継いだのは1992年発売のディオZX。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 北海道沖縄は5,000円高ならびに一部離島は除く[1]
  2. ^ A-AF18型ディオ用に開発された事を示す型式で、前シリーズAF05E型の改良型。本機のものはDJ・1RR同様に標準仕様とは細部が異なる。
  3. ^ スーパーカブC50用エンジンと同一である。

出典[編集]

外部リンク[編集]