ホンダ・スペイシー250フリーウェイ

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スペイシー250フリーウェイ
基本情報
排気量クラス 普通自動二輪車
車体型式 MF01
エンジン MF01E型 244 cm3 
水冷4ストローク2バルブSOHC 単気筒縦置型
内径×行程 / 圧縮比 72.0 mm × 60.0 mm / 9.8:1
最高出力 20PS/7,500rpm
最大トルク 2.2kg-m/5,500rpm
乾燥重量 118 - 125 kg
車両重量 126 - 134 kg
      詳細情報
製造国 日本
製造期間 1984年 - 1989年
タイプ スクーター
設計統括
デザイン
フレーム 低床バックボーン
全長×全幅×全高 1.920 mm × 715 mm × 1.115 mm
ホイールベース 1260 mm
最低地上高 125 mm
シート高 760 mm
燃料供給装置 キャブレター (VE05)
始動方式
潤滑方式
駆動方式
変速機 オートマチック(Vマチック)
サスペンション トレーリング式ボトムリンク
ユニットスイング
キャスター / トレール
ブレーキ 油圧式シングルディスク
機械式リーディングトレーリング
タイヤサイズ 4.00-10-4PR
4.00-10-4PR
最高速度 125km/h
乗車定員 2人
燃料タンク容量 8.6 L
燃費 50.0 km/L
カラーバリエーション
本体価格 \338,000 - \349,000
備考
先代
後継 ホンダ・フリーウェイ
姉妹車 / OEM ホンダ・フュージョン
同クラスの車
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スペイシー250フリーウェイSPACY 250 FREEWAY)は、本田技研工業がかつて製造販売したスクータータイプのオートバイである。

概要[編集]

1984年8月1日にスペイシーシリーズ最上級モデルとして発売。型式MF01。

当時、日本のオートバイメーカーとして最大排気量のスクーターであった[1]

1989年6月にエンジンやボディを新設計した「メットインタイプ」スクーター「フリーウェイ」がサブネームを引き継いで発売され、当モデルは生産終了。

車両解説[編集]

低床バックボーンフレームを採用し、250ccクラススクーターとしてはコンパクトかつクラス最軽量となる乾燥重量125kgを実現した。

車体デザインは1983年に発売されたスペイシー125ストライカーを踏襲した間延びのない直線主体である。ただし、ヘッドライトはスペイシー125ストライカー最大の特徴であったリトラクタブル・ヘッドライトとせずH4ハロゲンバルブの大型角1灯固定式とされた。

水冷4ストロークSOHC単気筒のMF01E型エンジンを搭載する[2]

メカニズム面では、フロントサスペンション慣性モーメントが小さくコスト面で小排気量スクーターに採用例が多いボトムリンク式を採用[3]。後輪ブレーキはマニュアルトランスミッション車と同じく右足動式とした。そのほかにも速度感応オートキャンセル式ウィンカーパーキングブレーキなども採用し、オプションで大型フロントシールドも用意された。標準現金価格は\338,000、販売目標は6,000台/年とされた。

1986年11月12日にマイナーチェンジが実施され、以下の変更が行われた。

  • デジタルメーター採用
  • サイドグリップをリアキャリアに装備
  • バンパー・ラジエーターグリルの色を黒で統一
  • 車体上部と下部を分けたツートン塗装に変更
  • 乾燥重量が118kg→125kgに増加

標準現金価格は\348,000、販売目標は5,000台/年に改定された。

脚注[編集]

  1. ^ 八重洲出版『HONDA 50 Years ホンダ50年史』
  2. ^ 同エンジンは、その後フュージョンに搭載された。
  3. ^ 自動二輪車サスペンション/フロント Archived 2011年3月23日, at the Wayback Machine.

関連項目[編集]

外部リンク[編集]