ホンダ・ジョルノクレア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

ジョルノクレア(giornoCrea)は、かつて本田技研工業が製造販売していたスクータータイプのオートバイである。

概要[編集]

ジョルノの後継機種として1999年6月9日に発売された。型式名A-AF54。車名は、イタリア語のあいさつ「BUONGIORNO」からで、クレアは、英語のCREATIVE(創造)とCLEAN(クリーン)を合わせた造語である。

2003年に製造中止。

車両解説[編集]

「クリーン」「エコノミー」「サイレント」「タフ」をキーワードに開発された。

車体デザイン面では、レッグシールドなどレトロ系デザインのジョルノをほぼ継承するが、バーハンドルメッキ処理別体メーター・マルチリフレクタヘッドライトレンズなど独自のデザインを持つ。

メカニメル面では以下に示すいくつかの特徴的な機構が見られる。

水冷4ストローク横型シリンダーSOHC2バルブ単気筒エンジン
同社の原動機付自転車クラスのスクーターとして、水冷方式は1983年ビート以来16年ぶり、4ストロークエンジンは1986年のタクトアイビー以来の13年ぶりの採用。
クランク軸直結ラジエーターファン
アルミニウム製U字断面ダイキャストフレーム
同社のスクーターでは初採用
エンジンユニットの3モジュール分割
エンジン部[1]
CVT変速機構+カバーのスイングアーム部
リヤホィール支持部
  • 将来の新車種展開で設計変更を実施する際には、個々のモジュールのみ再設計が容易になるメリットがある。前述のフレームも含めてこの方式はのちにスマートDioズーマーに採用された[2]

これらの結果、自動車排出ガス規制規制値の約1/2レベルを達成し、従来の2サイクルエンジンに比べ約30%の燃費向上が図られた。

遍歴[編集]

  • 1999年6月9日
スタンダードモデルを発売
  • 車体色はサンドストームシルバーメタリック・モスタルダベージュ・ベガブラックメタリックの3色を設定
  • レッグシールド・フロアステップはモスタルダベージュがクラシカルホワイト 他2色がモッツァレラベージュのツートーンカラー
  • 1999年7月7日
アイドルストップシステム[3]を2輪車で初採用するデラックスモデルを追加
  • 2000年6月
車体色にシャスタホワイトを追加
車体色をマイルドグレイメタリックxロッシュグレイとした5,000台限定モデルのスペシャルを追加
  • 2003年
製造中止

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ クランクケースとシリンダーを一体化することでボアアップなどの排気量を上げるチューニングが非常に困難となるデメリットもある。
  2. ^ エンジンの内径x行程、ならびにズーマーではエンジンクランクケース長が変更された。
  3. ^ 停止3秒後にエンジンストップ→スロットルを開ける事で再始動。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]