ホンダ・AX-1

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ホンダ・AX-1
AX-1 Honda Motercycle.jpg
基本情報
排気量クラス 軽二輪
車体型式 MD21
エンジン MD21E型 249cm3 
内径x行程 / 圧縮比 70.0mm x 64.8mm / 11.0:1
最高出力 29ps/8,500rpm
最大トルク 2.6kg・m/7,500rpm
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AX-1(エーエックス-ワン) は、本田技研工業がかつて製造販売していたオートバイである。

概要[編集]

1987年11月20日発表、同年12月15日発売[2]。型式名MD21が示すように排気量250cc軽二輪クラスのデュアルパーパスモデルで『従来のランドスポーツバイクとスーパースポーツバイクの性格を合わせ持ち、より幅広い走行環境で楽しく快適に走行できる斬新なスタイリングのスポーツバイク[3]』として開発された。海外向け仕様も製造されたが、日本国内向け仕様は2回のマイナーチェンジを実施して約10年間販売された。

車両解説[編集]

車両名称は「モーターサイクルの中での新しいジャンル 新しい軸(AXIS)を提案する1本目」に由来する。

車体は、ダイヤモンド型フレームを採用。マフラーをフレーム構造材の一部に組み入れるなどして軽量スリム化を実現。デュアルヘッドライトやメーター類を組み込んだフェアリングをフレームに固定するほか、リヤキャリアを標準装備。エンジン下部のポリプロピレン製スキッドプレートやフロントフォークブーツなどオフロード走行を考慮したパーツも装着された。

前輪サスペンションがテレスコピック、後輪サスペンションがプロリンク式スイングアーム。ホイールは前19インチ/後16インチで21本スポーク型アルミキャスト製とし本モデル向けに専用設計とした90/100-19 55P(前)・120/90-16 63P(後)のチューブレスタイヤを装着。またブレーキは前後ともに油圧式シングルディスクとし、前ブレーキレバーはアジャスタブルタイプ、後ブレーキペダルはジュラルミン製を採用。

搭載されるMD21E型水冷4ストロークDOHC単気筒エンジンは、内径x行程:70.0x64.8(mm)・排気量249cc・圧縮比11.0から最高出力29ps/8,500rpm・最大トルク2.6kg-m/7,500rpmのスペックをマーク。通常使用することが多い低・中速域で特に扱いやすく応答性に優れたトルク特性を重視しながら高回転でも伸びの良い出力特性を発揮させるチューニングがなされ、PD6B型キャブレターCDI点火装置などの補機類を装着。始動はセルモーターのみとし常時噛合式6速マニュアルトランスミッションを搭載する。また本エンジンは量産4ストロークエンジンとしてNSシリンダー[注 1]を日本で初採用したほか、エキゾーストマニホールドステンレス製である。

海外向け輸出仕様[編集]

NX250の名称で製造販売された。フレーム・エンジンなどはほぼ同一であるが、外観はNX125に近くよりオフでの使用を重視したもので以下の相違点がある。

  • 最高出力を26psに設定。
  • ヘッドライトをデュアルから丸型1灯へ変更。
  • ホイールをキャストからスポークへ変更。
  • タイヤサイズは同一のチューブ仕様。
  • リヤブレーキがドラム式。
  • メーターパネルは文字盤目盛りならびに指針が赤色。
  • ラジエーターシュラウドをタンク後端までフルカバーし開口部を縦2段化。
  • テールランプ・リヤフェンダー・ウインカーを大型化。

遍歴[編集]

1987年11月20日発表、同年12月15日発売[2]
1988年モデル/モデルコード:NX250J
  • 車体色はトラッドブルー・ パールクレシェンドホワイトの2色を設定。
  • 標準現金価格:419,000円[注 2]・日本国内販売目標:10,000台/年
1989年5月24日発表、同月25日発売[3]
1989年モデル/モデルコード:NX250Kへ以下のマイナーチェンジを実施。
  • エンジンの中・低速域応答性を向上。
  • サスペンションセッティングをやや硬めに変更。
  • リヤサイドフレームに独立式ヘルメットホルダーを設置。
  • メーターパネルのウインカーインジケーターを左右独立式へ変更。
  • 車体色をトラッドブルー・ロスホワイト・オブシディアンブラックの3色へ変更。
  • 標準現金価格:409,000円[注 3]・日本国内販売目標:10,000台/年
1994年3月30日発表、同年4月8日発売[1]
1994年モデル/モデルコード:NX250Rへ以下のマイナーチェンジを実施。
  • フロントフォークの表面仕上げをアルミ地肌を活かしたタイプに変更。
  • ステンレス製エキゾーストマニホールドをバブ加工を実施。
  • 前後アルミキャストホイールリム側面を切削加工仕上げへ変更。
  • フロントならびにサイドカウル部のロゴを変更。
  • 車体色をラピスブルーメタリックのみへ変更。
  • 標準現金価格:449,000円[注 4]・日本国内販売目標:700台/年

ドラマ・映画などフィクション作品への登場[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 内壁にニッケルシリコンカーバイトをコーディングする。
  2. ^ 北海道沖縄・その他一部離島を除く。
  3. ^ 北海道・沖縄は9,000円高。その他一部離島を除く[3]
  4. ^ 北海道は15,000円、沖縄は9,000円高。その他一部離島を除く[1]

出典[編集]

外部リンク[編集]

関連項目[編集]