ホンダ・トゥデイ (スクーター)

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トゥデイToday) は、本田技研工業が日本国外で生産しているスクーターである。日本仕様は2002年に初代が発売され、2016年までに2代目が生産・販売されていた。

モデル一覧[編集]

2002-2007年(初代)[編集]

トゥデイ(スクーター)初代

2002年7月に、当時の他の車種が13万円以上する中、94,800円(税抜)の低価格でデビューした。この価格設定は、機能・装備の簡略化や、製造を中国で行う事で実現した。製造は新大洲本田摩托有限公司が担当しており、他国で製造したスクーターを日本国内の型式認定を取って正式販売するのは、1997年のVia以来5年ぶりであった。スクーターとしては大ヒットになり、2003年7月には10万台の出荷を達成した。2006年2月には、ツートンカラーおよび専用装備を備えた「トゥデイ・デラックス」が追加された。価格は5,000円近く上がり10万5,000円(税込)となった。

ただし、中国生産に伴う品質管理に問題があり、一車種としては異常ともいえる件数のリコール・改善対策が行われている。また、一般には公表されてはいないが、無償修理となる不具合も販売店向けには通知されている。

主要諸元
  • 型式:BA-AF61
  • 強制空冷4ストローク OHC単気筒、49cc、2.8kW(3.8PS)
  • 燃料消費率(km/L) 65.0(30km/h定地走行テスト値)

リコール・改善対策[編集]

公表されていない不具合[編集]

  • 塗装剥げ
    • 一部カラーモデルの塗装が剥げてしまう不具合。既にメーカーも把握しており、対象号機内の車両は販売店にて該当パーツを無償交換してもらえる。(但し、販売日より7年まで)
  • 前期モデルにおける始動不良
    • 速度リミッター(一般的な原付よりも低めの55km/h前後)が作動すると、点火カットが行われエンジンが不完全燃焼を起こす。その結果、エンジンバルブとバルブシート周りにカーボンが蓄積し、そこから圧縮ガスが漏れてエンジンが動かなくなる不具合。この症状が発生すると、セルボタンを押してもキュルキュル音がするだけで全く始動出来なくなる。症状自体は一時的なもので、一旦再始動に成功すれば正常に動くようになる。ただし、対策を行わないと再発する可能性が高い。この不具合もメーカーは把握しており、キャブレターとCDIは対策品が出ている。なお、後期モデル(車名ロゴが筆記体)、並びに姉妹車(Dio、Dioチェスタ)は対策済みなので問題ない。

2007年 - 2016年(2代目)[編集]

トゥデイ(スクーター)2代目

2007年8月31日にフルモデルチェンジされた。キープコンセプトで先代の車体デザインは受け継いだが、エンジンにPGM-FI(燃料噴射装置)を採用したことで、エンジン出力が0.2kw アップし燃費も向上している。他にもマフラーの触媒および燃料計の追加や外装の質感向上などが行われた。そのため価格は13万4,400円(税込)に上がっている。2014年には前後ブラックホイール、専用メーター、専用ロゴステッカー、フロントカバーストライプ、ツートーンシートなどを採用したトゥデイ・Fが発売されている。

日本仕様は2016年に生産終了が公表された。

主要諸元
  • 型式 - JBH-AF67
  • エンジン形式 - AF67E・強制空冷4ストロークOHC単気筒・49cc
  • エンジン出力 - 3.0kW(4.1PS)
  • エンジン形式 - AF70E(2011年モデル - )
  • エンジン出力 - 2.8kW(3.8PS)
  • 燃料消費率 - 73.0(km/L・30km/h定地走行テスト値・AF67E - )

関連項目[編集]

外部リンク[編集]