ホンダ・ズーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

ズーク (ZOOK) は、ホンダがかつて製造、販売していたスクータータイプのオートバイ原動機付自転車)である。

車名は公式にはホンダの造語で「~の傾向が生じる」という意味の「~ずく」を造語とし、スニーカー(ズック)のように気軽に乗れるイメージから名付けられた[1]

概要[編集]

1989年東京モーターショーに参考出品された「MS50」を市販化したもので、1990年2月26日に発売された[2]

広告キャラクターにはタレントの所ジョージを起用し、メーカー希望小売価格は89000円であった[2]

スケートボードをイメージし、フロントカバーを省略してハンドルとシートの2本の柱状で構成されたシンプルな外観を特徴とした[2]。シートは高さを2段階に調整することが可能で、座部が自転車のサドルのように小さく、停車時にはヘルメットを被せてホルダーで施錠できる機能が加えられた[2]。8インチのタイヤはトレッドパターンに靴底の形を図柄に使うユニークなものだった。

出力が3.3psの空冷2サイクル単気筒エンジンを搭載し、始動方式はキック式のみであった[2]。冷寒時の始動を容易にするオートチョーク機構とエンジンが停止している時は燃料をキャブレターへ供給しないオートコック機構を採用し、燃料タンク容量は2リットルだった[2]。1年ほどで製造、販売を中止した。

注釈[編集]

  1. ^ Honda”. 本田技研工業株式会社. 2015年3月3日閲覧。
  2. ^ a b c d e f プレスインフォメーション ホンダZOOK”. 本田技研工業株式会社. 2015年3月3日閲覧。

外部リンク[編集]