ホンダ・CB125T

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ホンダ・CB125T
Honda cb125t.jpg
基本情報
エンジン JC06型 124cm3 
内径x行程 / 圧縮比 __ x __ / __
最高出力 15ps / 11,000rpm
最大トルク 10Nm / 8,500 rpm
      詳細情報
製造国
製造期間 1964年-2003年
タイプ
設計統括
デザイン
フレーム ダイヤモンド
全長x全幅x全高 2060mm x 730mm x 1070mm
ホイールベース
最低地上高
シート高
燃料供給装置 キャブレター (VE26K)
始動方式
潤滑方式
駆動方式
変速機 常時噛合式5段リターン
サスペンション
キャスター / トレール
ブレーキ 油圧式シングルディスク
機械式リーディングトレーリング
タイヤサイズ
最高速度
乗車定員 2人
燃料タンク容量 14L
燃費
カラーバリエーション
本体価格
備考 上記スペックは日本向け最終型のもの
先代 ホンダ・CB92
後継 なし
姉妹車 / OEM
同クラスの車
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ホンダ・CB125T(シービーひゃくにじゅうごティー)は、かつて本田技研工業が製造販売していたオートバイである。

概要[編集]

1964年発売。ベンリィスーパースポーツCB92から引き続くCBシリーズの排気量125ccクラスモデルで、CB92同様の内径x行程=44.0x41.0(mm)から排気量124ccの空冷4ストロークSOHC直列2気筒180°クランクエンジンを搭載する。

当初の正式車名はベンリィCB125。これは1971年に単気筒エンジンを搭載するCB125Sを製造販売するまで2気筒エンジンを示す「T」の必要性がなかったためである。

  • また機械式ディスクブレーキ搭載車が製造販売開始された際には採用車は全て「JX」のペットネームを与えられたため本モデルではCB125JXが販売されたが、本モデルにおけるJXのペットネームは1974年モデルからディスクブレーキ標準装備化により廃止された。これ以外のCB125JXは単気筒エンジン搭載車のため注意が必要である。

以降1977年モデルからベンリイCB125T、1979年モデルからベンリイのペットネームが消滅した。

何度かのマイナーチェンジを繰り返し継続販売がされたが、2003年の加速騒音規制強化にエンジン構造から対応することができず日本国内での販売は終了した。

モデル一覧[編集]

  • 1964年 CB92よりフルモデルチェンジ。
車名 CB125 通称 CB93[1] 車体番号 B125-1000001 -
パイプフレームを採用。
ツインキャブに変更。
エンジン出力は15ps/10,500rpm・0.95kg-m/9,500rpmとされた。
4速リターン式マニュアルトランスミッション搭載。
電装は12V。
カムチェーンはシリンダー間のセンターに配置。
タコメーターは未装備のまま楕円形状で大型化。
  • 1967年 モデルチェンジ
車名 CB125 型名 CB125K1 車体番号 B125-2000001 -
メタリック系カラーを採用。
前後フェンダーをメッキ化。
タコメーターを標準装備化。
ウインカーを大型化。
シリンダー部分をより直立させ前傾8°としカムチェーンをサイドに移設したCD125系エンジンベースへ変更。
車重を127→110kgと17kgの軽量化を実施。
電装系を6Vに変更。
フロントドラムブレーキを小径化。
  • 1968年7月29日 マイナーチェンジ
車名 CB125 型名 CB125K2 車体番号 CB125-3000001 - (B125からCB125に変更)
燃料タンクに2トーンカラーを採用。
トランスミッションを5速化。
  • 1969年4月26日 マイナーチェンジ
車名 CB125 型名 CB125K3 車体番号 CB125-4000001 -
フレームをクレードルタイプに変更。
フロントフォーク上部とテールライトにサイドリフレクター(反射板)を装着。
フロントブレーキを作動時もブレーキランプ点灯へ変更。
  • 本モデルは製造途中から通称K4モデルと呼ばれるリヤサスペンションがフルカバードタイプからスプリングにアッパーカバーのついたタイプに変更。
1971年モデル輸出仕様
  • 1971年6月14日 マイナーチェンジ
車名 CB125 型名 CB125K5 車体番号 CB125-5000001 -
タンク形状を変更。
ヘッドライトケースに組み込まれていたメーター類を独立させセパレート化。
エンジン出力を14ps/10,500rpm・1.0kg-m/9,500rpmに変更。
  • 1972年8月21日 マイナーチェンジ
車名 CB125 型名 CB125K6  車体番号 CB125-6000001 -
機械式前輪ディスクブレーキを搭載するCB125JX(通称:セニアB6)を追加。
燃料タンクをタンク上部に凹凸のパッドを配置する通称『5角台形タンク[2]と呼ばれる形状に変更。
リヤフェンダーマッドガードを廃止。
リヤサスペンションスプリングカバーを廃止。
シリンダーフィンを8枚→6枚に変更。
ダイナモカバーを角→丸型に変更。
  • 1977年3月24日 フルモデルチェンジ
車名:CB125T-I 車体番号 CB125T-7000001 -
センターカムチェーンの新設計エンジン」
車体デザインを後のCB750F/CB400Nにも通ずるタンクからサイドカバーに繋げる基調のデザインに変更。
エンジンの高回転化に対応するためクランクシャフトにボールベアリング3点支持化。
16ps/11,500rpm・1.0kg-m/10,500rpmに出力向上。
セルフスターターを廃止。
  • 1978年4月26日 マイナーチェンジ
コムスターホイールを採用したCB125T-ⅰⅰを追加。
  • 1979年5月15日 マイナーチェンジ
スポークホイールのCB125T-ⅰを廃止。
中低速域出力特性向上の見直しから最高出力を15psにダウン。
オプションでセミフラットハンドルモデルを追加。
  • 1982年5月26日 フルモデルチェンジ
型式名をCB125T→JC06に変更 車体番号JC06-1000001 -
エンジン特性の大幅見直しにより出力が16ps/10,500rpm・1.2kg-m/9,000rpmへ向上。
リヤサスペンションをプロリンク式に変更。
フロントディスクブレーキをデュアルピストンキャリパー油圧式に変更。
リンケージ式シフトペダル・クラブバー・ヒンジ付き横開きシートを採用。
ホイールをオールアルミ製ブーメラン型スポーツコムスターホイールに変更。
電装系を6V→12Vに変更しセルモーターを搭載。
エンジン本体を黒塗装に変更。
  • 1984年10月24日 マイナーチェンジ
車体番号JC06-1100001 -
ヘッドライトをH4ハロゲンバルブ55/60Wに変更。
  • 1987年9月25日 マイナーチェンジ
車体番号JC06-1200001 -
キャブレターをCV型2連装に変更
ホイールを3本スポークのアルミ製キャストホイールに変更。
エンジンの黒塗装を廃止し銀色に変更。
  • 1991年10月28日 マイナーチェンジ
車体番号JC06-1300001 -
常時点灯式となったためヘッドライトスイッチを廃止。
  • 1993年6月1日 マイナーチェンジ
車体番号JC06-1400001 -
前後ホイールとエンジンをグレーメタリックに塗装変更。
安全対策強化のためサイドスタンドを出した状態でギアを入れるとエンジン停止する機構を搭載。
  • 1998年3月27日 マイナーチェンジ
車体番号JC06-1500001 -
  • 2001年2月10日 マイナーチェンジ
車体番号JC06-1600001 -
排出ガス規制強化への対応からエキゾーストエアインジェクションシステムの搭載ならびにキャブレターセッティングの見直しによりエンジン出力を15ps/11,000rpm・10N-m/8,500rpmへ変更。
  • 2003年生産中止

教習車仕様[編集]

1975年運転免許制度改正により、当初は普通自動二輪小型限定免許、1997年以降は小型自動二輪運転免許の教習車仕様も製造販売され多くの自動車教習所で使用された。

2015年現在で生産終了から10年以上が経過している上に部品の一部枯渇も発生しているが、一時期小型自動二輪免許教習の代替となる車両が全く存在しなかった時期もあったことから、引き続き使用されているケースも多かった。しかし同年11月27日に中国の五羊本田が生産しヨーロッパなどで販売するCB125Fをベースとした教習車仕様を同年12月11日から発売することが発表された[3]

派生車種[編集]

本モデルと基本コンポーネンツを共用する車種について解説する。

CD125[編集]

なお、CD125をベースにアメリカンタイプとしたCM125Tが製造販売された。

ベンリイCL125[編集]

1968年7月27日発表、同年8月1日発売[4]。センターアップマフラーやブロックタイプタイヤへ換装を行いオン・オフロード両用としたスクランブラータイプである。エンジンも中低速向けにチューンしなおした上にトランスミッションも4速となる。競合他社のモデルがオフ性能をより強化したデュアルパーパスタイプにシフトしたことから、性能に見劣りがするようになり1973年までに後継モデルのSLシリーズへ移行する形で生産中止。

ベンリイCB135・ベンリイCL135[編集]

1970年9月25日発表、同月27日発売[5]。CB125K1のエンジンをベースの内径を2.0mm拡大し46.0mmとし、排気量を136ccまでアップさせて高速道路走行が可能となる普通自動二輪車(軽二輪)としたモデル。最高出力は15ps/11,000rpm(CLは14ps/10,000rpm)と殆ど変わらず、他の基本コンポーネンツも共用しているために識別点はサイドカバーの排気量を示すエンブレム程度である。1973年までに生産中止となった。

ベンリイCB160[編集]

1964年10月発売。CB93のエンジンをベースに内径を6.0mm拡大し50.0mmとし、排気量を161ccまでアップさせたベンリイCB95スーパースポーツのモデルチェンジ車。最高出力16.5ps/10,000rpm・最大トルク1.24kg-m/8500rpm。日本国内での販売は1965年で打ち切られたが、海外輸出はスクランブラータイプの姉妹車となるCL160とともに後述するCB175へモデルチェンジするまで継続した。

CB175・CL175[編集]

1970年2月6日発表、同月7日発売[6]。上述したCB160のエンジン内径をさらに2.0mm拡大し52.0mmとし、排気量を174ccまでアップさせたモデルであるが、こちらはベンリイのペットネームもなく、上述するCB160のモデルチェンジという意味合いも含まれている。最高出力は20ps/10,000rpm(CLは19ps/10,000rpm)と大幅に強化されており、対応のためにフレームの強化などを含めて車両重量も112kgから135kgに増加。姉妹車で360°クランクを採用し輸出仕様のみ生産されたCD175は1979年まで製造されたが、CB・CLは1973年にCB200へモデルチェンジされた。

CB200[編集]

1973年発売の輸出専用モデル。本モデルのエンジン内径を11.5mm拡大し55.5mmとし、排気量を198ccまでアップさせたCB175のモデルチェンジ車。姉妹車としてCL200が1974年のみ生産された。1979年に生産中止。

日本国内・海外での評価 [編集]

日本国内[編集]

本来スポーツモデルであるため基本的に上位クラス車種とデザインの類似性を有する。

この傾向は単気筒エンジンを搭載するCB125JXの1975年モデルもドリームCB400FOURに類似したデザインだったことにも波及し、本車が上位機種となったことから顕著となったが、1980年モデルではCB125JXもCB125Tに類似したデザインに移行した。

1980年代前半までは市販車両を改造して参加するプロダクションレースではほぼ本モデルのワンメイクレースとなる状況であったが、2ストロークエンジン搭載車の台頭によりレース界からはほぼ駆逐された以後は、スポーツモデルとしてよりも通勤などのビジネス用途も要求された。そのためその後のモデルチェンジでは、リヤキャリアが標準装備になった時期が存在する。

海外[編集]

北米ヨーロッパを中心にCB92・CB125Sのほか排気量を拡大したモデルチェンジ車も含め多数輸出販売された。また1982年モデル以降のプロリンクサスペンション搭載車はCB125TD Super Dreamの車名でイギリスフランスなどで販売。1990年代以降はシンガポールをはじめとするアジア諸国にも輸出された。日本国内モデル生産終了後は中華人民共和国で現地法人の嘉陵本田が引き続き生産を行っていたが、2005年に製造を終了した。

また1998年から2000年にかけて販売店チェーンレッドバロンが、ヨーロッパ仕様車を大量に逆輸入販売した記録がある。

  • 同モデル日本国内仕様と比較すると原付二種を示すフロントフェンダー白帯シールと車体後部三角シールがないほか車体番号が異なるなどの相違点がある。

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 1963年のモーターショー発表時の名称ならびに社内呼称もCB93であったため一般的にCB93と呼ばれるのが通常である。
  2. ^ ゴジラタンクの別称がある。
  3. ^ 2015年11月27日プレスリリース
  4. ^ 1968年7月27日プレスリリース
  5. ^ 1970年9月25日プレスリリース
  6. ^ 1970年2月6日プレスリリース

外部リンク[編集]