ホンダ・CBR250R

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CBR250R(シービーアールにひゃくごじゅうアール)は、本田技研工業が製造販売するオートバイである。

本項では派生車種CB250F(シービーにひゃくごじゅうエフ)についても解説を行う。

概要[編集]

CBRシリーズ普通自動二輪車250ccモデルで、過去に2車種、2013年現在では1車種の製造販売が行われている。

本項では型式ごとに分類して解説を行う。

MC17(1987年)[編集]

CBR250R
1987年仕様[1]
CBR250R MC17 BK.JPG
基本情報
排気量クラス 普通自動二輪車
車体型式 MC17
エンジン MC14E型 249cm3 4ストローク
水冷DOHC4バルプ並列4気筒
内径x行程 / 圧縮比 48.5mm x 33.8mm / 11.0:1
最高出力 33kW(45PS)/15,000rpm
最大トルク 25.5Nm(2.6kgf・m)/10,500rpm
乾燥重量 139kg
車両重量 155kg
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1987年3月20日に発売された。サブネームにハリケーンを冠する。

MC14型CBR250FOURの追加仕様であるが、車両型式変更であることから実質的な別モデルである一方で、基本設計はMC14型と同一であり車両構造や外装部品では共通部分も多い。

エンジン[編集]

MC14E型水冷4ストローク4バルブカムギアトレーンDOHC直列4気筒エンジンに以下の変更を実施し搭載した。

  • キャブレターの口径拡大
  • ステンレス製排気管の大容量化
  • 吸排気バルブの大径細軸化
  • レブリミットを18,000rpmへ引き上げ

車体構成[編集]

フルカウル化し、タンデムシートを段分割した形状を採用するレーサーレプリカ的デザインを採用するほか以下の特徴を持つ。

  • スイングアーム・ステップ廻りにアルミ・ジュラルミン製部品多用による軽量化
  • 前輪はダブルディスクブレーキ 後輪はシングルディスクブレーキ 制動力とコントロール性を向上

遍歴[編集]

  • 1987年3月20日発売[2]
  • 同年8月マイナーチェンジ[3]
  • 1988年5月後述のMC19型にモデルチェンジされ生産中止


MC19(1988年)[編集]

CBR250R
1988年仕様[4]
1988-1989 Honda CBR250R & 1996-2005 Kawasaki Balius II ZR 250.jpg
CBR250R(MC19)
手前の赤い車両
基本情報
排気量クラス 普通自動二輪車
車体型式 MC19
エンジン MC14E型 249cm3 4ストローク
水冷DOHC4バルプ並列4気筒
内径x行程 / 圧縮比 48.5mm x 33.8mm / 11.0:1
最高出力 33kW(45PS)/15,000rpm
最大トルク 25.5Nm(2.6kgf・m)/10,500rpm
乾燥重量 138kg
車両重量 154kg
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1988年5月13日にMC17型からフルモデルチェンジされ発売。引き続きハリケーンのサブネームを冠していたが、1989年のマイナーチェンジでホンダの公式発表では消滅した。マイナーチェンジ後は通称としてハリケーン 2と呼ばれることがある。

エンジン[編集]

MC17型から以下の変更を実施。

  • エアクリーナの大容量化(6L)
  • キャブレターのさらなる大口径化

また燃料ポンプを採用したため燃料計のついていないオートバイで多用される「コックON状態で走り、燃料切れになったらリザーブに切り替え給油する」という乗り方を続けるとポンプへ大きな負担となる空打ちを頻発させ、結果的に故障するので注意を要する。

車体構成[編集]

CBR400RRのイメージを踏襲した外観とされ、MC17型からは以下の変更が実施された。

  • ヘッドライトをデュアル化(60/35Wx2)
  • ミラーをアッパーカウルに装着
  • 異形5画目の字断面アルミツインチューブフレームを採用
  • 後輪サイズを130-70/17→140-70/17に幅広化
  • 前輪ディスクブレーキを310mm大径シングル化[注 1]
  • 足つき性向上の観点からリアサブフレームの設計見直しでシート高が750mm→720mmに低下
  • キャストホイールはVT250SPADAと共通デザイン化

遍歴[編集]

  • 1988年5月12日発売
  • 同年7月カラーバリエーションを追加[5]
  • 1989年2月1日カラーバリエーション全面変更のマイナーチェンジを実施[6]
パールホワイトカラーの追加
ウィングマークならびにロゴを変更
  • 1990年3月MC22型CBR250RRにモデルチェンジされ生産中止


MC41(2011年)[編集]

CBR250R
2011年仕様[7]
Honda CBR250R at Hinshaws.jpg
CBR250R(MC41)
基本情報
排気量クラス 普通自動二輪車
車体型式 JBK-MC41
エンジン MC41E型 249cm3 4ストローク
水冷DOHC4バルブ単気筒
内径x行程 / 圧縮比 76.0mm x 55.0mm / 10.7:1
最高出力 20kW(27PS)/8,500rpm
最大トルク 22.5Nm(2.3kgf・m)/7,000rpm
車両重量 (ABS 165kg)161kg
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PCXに続き全世界での販売を行なうグローバルモデルとして2010年10月27日に発表。製造はタイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッドならびにホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッドの2社[8]。タイで製造される日本仕様車は、型式名JBK-MC41として2011年3月15日発表、同月18日発売[7]

エンジン[編集]

新設計のMC41E型水冷4バルブDOHC単気筒エンジンで二輪車用DOHCエンジンとして世界初のローラーロッカーアームを採用し、シリンダーの中心からクランクシャフトをオフセットすることによりフリクションロスを低減させた。

単気筒独特の振動を低減するため1次バランサーシャフト・サイレントカムチェーン・メタルクランク軸受けなどを採用し高い静粛性を、燃料供給に燃料噴射装置(PGM-FI)の採用・O2センサーによるフィードバック制御・排気ガス再燃焼機構・キャタライザー内蔵マフラーにより高い環境性能を実現した。

車体構成[編集]

ハンドル・メーター表示部

タイで先行発表されたCBR150R同様にVFR1200FCBR1000RRで採用したフルカウルスポーツモデルの最新デザイン理論「マス集中フォルム」を基にしたスタイルである。

フレームは、1980年代車両の特徴であったアルミツインチューブフレームを辞め新設計の鋼管トラスフレームを採用した。

  • 250ccスポーツモデルとして世界初のコンバインドABS仕様もタイプ設定された。

またメーターは、タコメーターはアナログ針表示、スピード・水温・オド・トリップ・時計はデジタル液晶表示とされた。

遍歴[編集]

  • 2011年3月15日発表、同月18日発売[7]
車体色は以下の3色が設定された。
  • パールスペンサーブルー(トリコロール)
  • キャンディールビーレッド
  • アステロイドブラックメタリック
それぞれにスタンダードとABSタイプの計6種類を設定。
  • 希望小売価格
スタンダード:\449,400(税込)
ABS:\499,800(税込)
2011年モデルカラーバリエーション
パールスペンサーブルー アステロイドブラックメタリック キャンディールビーレッド
パールスペンサーブルー
アステロイドブラックメタリック
キャンディールビーレッド
  • 2012年11月12日発表、同月29日発売。車体色変更による2013年モデルへのマイナーチェンジならびにSpecial Edition(限定仕様車)の追加を実施[9]
  • 通常仕様車
パールヒマラヤズホワイト
ミレニアムレッド
ブラック
ナイトリックオレンジ(レプソルカラー限定車)
ナイトリックオレンジ
(レプソルカラー限定車)
キャンディーライトニングブルー(モリワキカラー限定車)
キャンディーライトニングブルー
(モリワキカラー限定車)
2014年モデル
2014年モデル
  • Special Edition
ナイトリックオレンジ(レプソルカラー)
600台限定生産
キャンディーライトニングブルー(モリワキカラー)
2012年11月12日 - 2013年1月28日期間限定受注生産 2013年2月15日発売
希望小売価格は通常仕様車が据え置きとされたが、限定仕様車がABSのみの設定で\510,300(税込)とされた。
  • 2014年4月18日発表、同月24日発売。以下で解説する2014年モデルへのマイナーチェンジを実施[10]
  • 二眼タイプのヘッドライトを採用
  • フロントカウル・ミドルカウル・テールカウル・サイドカバー・燃料タンク・スクリーンの形状を変更
  • 形状変更によりシート高が780mmに低下
  • 吸気系ではインレットダクトとコネクティングチューブ形状ならびにバルブタイミング変更により出力が21kW(29PS)/9,000rpm・23.0Nm(2.3kgf・m)/7,500rpmに向上
  • 燃費を50.1㎞/L(60㎞/h定地走行テスト値)に向上
  • マフラーをステンレス製の新形状に変更
  • カラーバリエーションを以下の3色に変更
ロスホワイト
ミレニアムレッド
ブラック
  • 税込希望小売価格を以下に変更
スタンダード ミレニアムレッド・ブラック:\498,960
スタンダード ロスホワイト:\515,160
ABS ミレニアムレッド・ブラック:\549,720
ABS ロスホワイト:\565,920
  • また標準車に追加される形で同年4月18日から6月8日までの期間限定受注でナイトリックオレンジ(レプソルカラー)のSpecial Editionを追加販売する。なお同車はABSのみの設定で税込希望小売価格は\576,720となる。

CB250F[編集]

2014年7月1日発表、同年8月1日発売[11]。型式名JBK-MC43。

JBK-MC41型CBR250Rの派生車種でエンジン・フレームなどの基本コンポーネンツならびに一部オプションを共用するネイキッドタイプで主な相違点を以下に示す。

  • カウル類を除去
  • ハンドルをセパレートタイプからグリップ位置を上方に65mm・手前に24mm移動したバータイプへ変更
  • タコメーターをバーグラフ表示へ変更
  • エンジン本体ならびにクランクケースの塗装を銀色へ変更

カラーバリエーションは以下の2色を設定。

  • ミレニアムレッド
  • ブラック

税込希望小売価格はスタンダードが464,400円、ABS装着モデルが515,160円に設定された。

CBR250Rレースベース車[編集]

2014年3月18日にHRCより発売[12]。HRCが主催するワンメイクレースである『CBR250R Dream Cup[13]』への参戦を目的とした競技仕様車で、保安部品を全て取り外し、レース専用部品を装着する。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 小径ダブルディスク並の制動力を備えつつメンテナンス性の向上とコストダウンを狙ったがイメージ的には不評で、後継のMC22型ではさらに制動力を増した大径ダブルディスクへ再変更された。

出典[編集]

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]