ホンダ・PS250

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ホンダ・PS250
基本情報
排気量クラス 普通自動二輪車
車体型式 BA-MF09
エンジン MF04E型 249 cm3 
内径×行程 / 圧縮比 72.7 mm × 60.0 mm / 10.5:1
最高出力 19ps/7,000rpm
最大トルク 2.1kg-m/5,500rpm
車両重量 160 kg
      詳細情報
製造国 日本の旗 日本
製造期間 2004年 - 2007年
タイプ スクーター
設計統括
デザイン
フレーム 低床バックボーン
全長×全幅×全高 2.085 mm × 795 mm × 1.090 mm
ホイールベース 1455 mm
最低地上高 135 mm
シート高 725 mm
燃料供給装置 キャブレター (VE3BM)
始動方式 セルフ
潤滑方式 圧送飛沫併用式
駆動方式 ベルトドライブ
変速機 無段変速(Vマチック)
サスペンション テレスコピック
ユニットスイング
キャスター / トレール 28.0° / 92 mm
ブレーキ 油圧式シングルディスク
機械式リーディングトレーリング
タイヤサイズ 110/90-12 64L
130/70-12 56L
最高速度
乗車定員 2人
燃料タンク容量 12 L
燃費 37.2 km/L
カラーバリエーション
本体価格 \502,950/\514,500
備考
先代
後継
姉妹車 / OEM ホンダ・フォーサイト
同クラスの車
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PS250(ピーエスにひゃくごじゅう)は、本田技研工業が2004年から2007年にかけて製造・販売していた排気量が250ccでスクータータイプのオートバイである。

概要[編集]

2004年6月16日発表、同月30日発売[1]。型式名BA-MF09[注 1]。Nプロジェクト[注 2]第5弾となる排気量250ccクラスのスクーターである。

「ラフ」「タフ」「ブコツ」をキーワードにシンプルでありながら様々な用途で独創的な使い方が可能な「道具」を目指しMF04型フォーサイトをベースに開発された。このため搭載されるMC04E型水冷4ストロークSOHC単気筒エンジン・前後連動のコンビブレーキ・オプションでイモビライザーアラームキットが装備できるプレワイヤリングなど多くのコンポーネンツを共有する。

一方で独自装備としては、前後90mm/10段階のスライド機能を持つ可倒式シートを搭載し、運転者の大型バックレストとしても使用可能であり、空いたスペースはフラットで大きな荷台として活用することも可能である。

また本モデルはBig Ruckusの車名で北米地区にも輸出された。

遍歴[編集]

2004年6月16日発表 同月30日発売[1]

以下の車体色を設定

  • トワイライトグレーxアクシスグレイメタリック
  • カムフラージュグリーンxブラック
  • パロットイエローxマットアクシスグレイメタリック
2005年12月20日発表 同月21日発売[3]

以下のマイナーチェンジを実施

  • ヘッドライトを角型1灯から丸型横デュアル2灯へ変更[注 3]
  • ヘルメットホルダー位置をタンデムシート横に移設
  • 車体色を以下の3色へ変更
    • ハーベストベージュ
    • ブラック
    • カムフラージュグリーン
  • ボディとフレームも同色化
2007年8月31日

平成10年自動車排出ガス規制適応車である本モデルは、継続生産期限となり生産終了[2]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 型式名に附帯するBA-は平成10年自動車排出ガス規制適応車の識別記号である[2]
  2. ^ 若者のライフスタイルに合う魅力的な製品を開発するNEWプロジェクトの略。これ以前にはエイプ2001年2月)・ズーマー(2001年6月)・バイト2002年1月)・ソロ2003年3月)と原動機付自転車4モデルが発売された[1]
  3. ^ 北米仕様とほぼ共通化ならびにズーマーとも類似したためユーザーからデカ ズーマーと呼ばれるようにもなった。また北米仕様の車名がRuckusであるため通称が和訳とほぼ一致する。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]