カシオペア (列車)

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(臨)カシオペア 運行経路図
EF81形電気機関車・E26系客車「カシオペア」(2007年9月16日、宇都宮駅)
EF81形電気機関車E26系客車カシオペア
(2007年9月16日、宇都宮駅

KBHFa
上野駅 JR東宇都宮線東北本線
BHF
大宮駅
BHF
宇都宮駅
eGRENZE
黒磯駅 ↓JR東:東北本線
BHF
郡山駅
BHF
福島駅
BHF
仙台駅
HST
一ノ関駅
HST
盛岡駅 IGRいわて銀河鉄道いわて銀河鉄道線
eGRENZE
目時駅 青い森鉄道青い森鉄道線
eGRENZE
八戸駅 ↓JR東:東北本線
ENDEr ABZgf
青森駅 ↓JR東:津軽海峡線津軽線
eGRENZE
中小国駅 JR北:津軽海峡線(海峡線
eGRENZE
木古内駅 ↓JR北:津軽海峡線(江差線
ABZrg STRlg
五稜郭駅 ↓JR北:津軽海峡線(函館本線
KBHFe LUECKE
函館駅 ↓JR北:函館本線
STRrg STRrf
BHF
森駅
BHF
八雲駅
BHF
長万部駅 ↓JR北:室蘭本線
BHF
洞爺駅
BHF
伊達紋別駅
BHF
東室蘭駅
BHF
登別駅
BHF
苫小牧駅 ↓JR北:千歳線(室蘭本線)
eGRENZE
沼ノ端駅 ↓JR北:千歳線
BHF
南千歳駅
eGRENZE
白石駅 ↓JR北:千歳線(函館本線)
KBHFe
札幌駅

カシオペア (Cassiopeia) は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が上野駅 - 札幌駅間を東北本線いわて銀河鉄道線青い森鉄道線・東北本線・津軽海峡線津軽線海峡線江差線)・函館本線室蘭本線千歳線・函館本線を経由して運転する寝台特急列車

目次

[編集] 運行概要

1999年7月16日に「北斗星」の1往復をE26系客車を使用するために置き換えた列車でもある。E26系客車は1編成しかないため、下りは上野発火・金・日曜日、上りは札幌発月・水・土曜日のみ運行される。ただし、ゴールデンウィークと夏季、年末年始は曜日に関らず2日に1本の運行形態を採っている。このため、定期列車ではなく臨時列車の扱いになっている。毎年10月下旬から12月上旬にかけては車両の点検・整備のため運休する。

全車両A寝台で2人利用が前提という、一般の列車よりも寝台料金が高額であるにもかかわらず人気のある列車で、1か月前の寝台券の発売開始とほぼ同時に売り切れとなることも多い。2000年代初め頃に1人で「カシオペア」を利用できる「カシオペア シングルユース券」が発売されていた。その後2009年には2月から4月20日まで上り列車限定で、「カシオペアひとり利用券」が発売されている。

カシオペヤ座は、北斗七星と同様に北極星を見つけ出すのによく使われる星座であり、この列車が東京~札幌間を寝台で往復することから、JR東日本はそれにちなんでこの愛称を付与したと言われている。

なお、この列車の構想時には「北斗星」のグレードアップ化の構想でもあったことから、「新北斗星」「スーパー北斗星」の通称があったとされる。

また、展望室スイートの配置の関係で、2006年3月18日のダイヤ改正以降も運転停車ながら青森駅を経由している。

臨時列車のため、列車番号は上り=8010・下り=8009となっている。

[編集] 停車駅

上野駅 - 大宮駅 - 宇都宮駅 - 郡山駅 - 福島駅 - 仙台駅 - >一ノ関駅> - ⊆盛岡駅⊇ - (青森駅) - (蟹田駅) - 函館駅 - 森駅 - 八雲駅 - 長万部駅 - 洞爺駅 - 伊達紋別駅 - 東室蘭駅 - 登別駅 - 苫小牧駅 - 南千歳駅 - 札幌駅

  • ()囲みの駅は上り・下りとも運転停車。
  • >>囲みの一ノ関駅は下りのみ停車。
  • ⊆⊇囲みの盛岡駅は下りは客扱い・上りは運転停車。

[編集] 編成

「カシオペア」の編成(数字は号車)
←上野※
札幌※→
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
SU SU DX D A2 A2 A2 A2 A2 A2 A2 A2 L
  • 客室 - 全車A寝台
    • SU - カシオペアスイート(1号車・2号車)
    • DX - カシオペアデラックス(2号車)
    • A2 - カシオペアツイン(4号車から11号車)
    • 4号車にコンパート(車椅子対応)あり。
  • D - ダイニングカー(3号車)
  • L - ラウンジカー(12号車)

※ 青森 - 函館間は編成逆転。

12両編成のE26系客車を機関車が牽引する列車で、客車はすべて2階建車両である。編成の向きは1号車が上野方、12号車が札幌方を基本とし、津軽海峡線では編成方向が反転する。12両編成のうち10両が客室であり、座席車はなく寝台車のみの設定である。このほか、ダイニングカー(食堂車)を1両、さらにラウンジカーを1両設定している。寝台はすべてA寝台であり、さらにいくつかの仕様に分けられている。開放式A寝台の設定はない。禁煙車は、1号車・4号車・7号車から10号車・12号車。

[編集] 客室仕様

カシオペアスイート(展望室)
1号車の車端部に1部屋のみ存在する部屋である。構造は平屋で、寝台定員は2名であり、ベッドのほかに展望部分にリビングスペースを設ける。1部屋のみの設定であり、寝台券の確保は特に難しい。座席番号は、1号車1番。展望室の通路側にある幅60cmの2つのクローゼット間やベッド間にある楕円窓は引き戸で閉じることができる。シャワールームと洗面所トイレがある。
カシオペアスイート(メゾネットタイプ)
1・2号車にそれぞれ3部屋ずつ存在する部屋である。客室がメゾネットタイプ(重層方式)になっていて、1階が寝室、2階がリビングスペースとなる。寝台定員は2名であるが、補助ベッドを使用して3名で乗車することもできるが、その場合、補助ベッドはリビングスペースに設置される。座席番号は1・2号車2 - 4番。奥行き60cmのクローゼットが1階にある。2階にはシャワールームと洗面所・トイレがある。
カシオペアデラックス
2号車に1部屋のみ存在する部屋である。構造は平屋で、寝台定員は2名であるが、補助ベッドを使用して3人で乗車することもできる。座席番号は2号車1番。奥行60cmのクローゼットおよびシャワールームと洗面所・トイレがある。
カシオペアコンパート
4号車に1部屋のみ存在する部屋である。構造は平屋建てで、車椅子に対応できるように客室や周辺の通路が広く作られている。なお、この部屋を使用できるのは車椅子を必要とする利用者とその同伴者に限られる。よって寝台料金も他の客室より安く設定されている。座席番号は4号車1番。車椅子で利用できる洗面所・トイレはあるが、クローゼットは設置されていない。
カシオペアツイン(車端室)
4 - 6号車にそれぞれ1部屋、7 - 11号車にそれぞれ2部屋ずつ存在する部屋である。構造は平屋で、寝台定員は2名となる。このタイプの部屋は補助ベッドを使用して3名でも使用できる部屋もある。座席番号は補助ベッド対応の部屋が7 - 11号車1番、補助ベッド対応しない部屋が4 - 11号車2番となる。洗面所・トイレはあるが、クローゼットはない。
カシオペアツイン(車端室タイプを除く)
4 - 11号車にそれぞれ8部屋ずつ存在する部屋である。構造は2階建てで、平屋の通路から階段を昇り(降り)客室に入る。寝台定員は2名で、補助ベッドは使用できない。座席番号は1階が11 - 14番、2階が21 - 24番となる。洗面所・トイレはあるが、クローゼットはない。

JRでは、本列車に限らないが個室を販売する場合、2人用個室でも1室を一つの単位として販売している。そのため、鉄道情報システム(JRシステム)が管理するマルスシステムでは個々の個室に割り振られた番号は開放式座席車両の座席番号や開放式寝台の寝台番号と同じに扱われる。

[編集] 客室設備

以下の設備が全客室に用意されている。

ミニバーセット

以上の設備に加えて、カシオペアデラックス・カシオペアスイートには以下の設備も用意される。

[編集] 共用設備

3号車 ダイニングカー(食堂車)
食堂が2階にあり、ディナーパブ朝食の営業を行っている。このうち、ディナーは予約が必要となるが、パブ・朝食は予約不要である。ディナーはフランス料理和食懐石御膳)を予約時に選択できる。朝食はご飯またはパンが選べる。カシオペアスイートまたはカシオペアデラックス利用でかつ和食(懐石御膳)を注文した利用客にはルームサービスにも応じている。パブはメニューが用意されるので、好きなメニューを注文することができる。また、完全予約制の弁当も販売されている(ルームサービス専用)。なお、営業しているのは日本レストランエンタプライズ (NRE) 東京列車営業支店上野分室である。
12号車 ラウンジカー
乗客はいつでも利用できる。ソファーが用意されていて、外の眺望を楽しむことができる。この車両は床下に編成全体に電力を供給するディーゼル発電機を搭載する電源車でもあり、ディーゼル発電機などのメンテナンスの際には予備車のカヤ27形501号が連結される。この場合はラウンジカーはない。
その他設備
ミニロビー(5・9号車)、共用シャワー(6・10号車)、自動販売機(5・9・12号車)、カード公衆電話(2・12号車)、共用トイレ(2・7・11号車)

[編集] 使用車両

函館 - 札幌間を牽引するDD51形。寝台特急「カシオペア」(2008年3月22日)
機関車が札幌方面の場合の最後尾スロネフE26「カシオペア」号(尾久 - 上野、2008年4月29日)

[編集] 牽引機関車

[編集] 客車

JR東日本尾久車両センターに所属するE26系客車が使用される。この列車のために新規に作られたものである。

なお、客車自体の詳細については、JR東日本E26系客車の編成・運用についてを、編成の概要は上記を参照されたい。

[編集] その他

  • 上野駅の13番線には、本列車に使われるE26系客車の車体をあしらった「五ツ星広場」と称する待ち合わせスポットが設置されている。また、1階の新幹線乗り換え改札に隣接して1号車の「カシオペアスイート」展望室部分のモックアップが展示されている。
  • 寝台列車の中では唯一車内放送にハイケンスのセレナーデが使われていない[要出典]

[編集] 脚注


[編集] 外部リンク

[編集] 関連項目

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