カシオペヤ座

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カシオペヤ座
Cassiopeia
Cassiopeia
属格 Cassiopeiae
略符 Cas
発音 /ˌkæsi.ɵˈpiː.ə/ Cássiopéia, 口語的に/ˌkæsiˈoʊpiː.ə/ Cássiópeia; 属格 /ˌkæsi.ɵˈpiː.iː/
象徴 the Seated Queen
概略位置:赤経 1
概略位置:赤緯 +60
広さ 598平方度 (25位
主要恒星数 5
バイエル符号/
フラムスティード番号
を持つ恒星数
53
系外惑星が確認されている恒星数 3
3.0等より明るい恒星数 5
10パーセク以内にある恒星数 3
最輝星 α Cas(2.252
最も近い星 η Cas;(19.4光年)
メシエ天体 2
流星群 ペルセウス座流星群
隣接する星座 きりん座
ケフェウス座
とかげ座
アンドロメダ座
ペルセウス座
観測可能地域は+90°と−20°の間
21:00(午後9:00)に最も良く見えるのは11月の間
N41° W73°近く。2004年10月1日、Randal J.が撮影

カシオペヤ座(Cassiopeia)は、北天に見られる星座カシオペア座とも呼ばれる。トレミーの48星座の1つ。

5個の2, 3等星がローマ字のWの形に並ぶ。周りには、他に明るい星が無いので、比較的探しやすい。ポラリス(現在の北極星)を探すために用いられる。

北極に近い地方では、現在、この星座は一晩中見える周極星となる。

もし、ケンタウルス座α星から地球と太陽を見るならば、その位置はカシオペヤ座にあるように見えるはずである。

主な天体[編集]

恒星[編集]

α星、β星、γ星の3つの2等星がある[1][2][3]

  • α星:シェダルは、オレンジ色の巨星[1]
  • β星:カフは、恒星時を計るためのおおざっぱな指針としても使われる。ほぼ赤経 0h に位置するため、この星が子午線上にある場合、恒星時は0時となる。
  • γ星:ツィーは、特有の変光星である。視等級は1.6~3に変わる。γ星は連星であると考えられ、伴星は中性子星であると考えられる。これは最も明るいX線連星である。ほかに肉眼で見えるX線星の連星はない。
  • δ星:ルクバーは、2.66等星の白色準巨星。
  • ε星:セギンは、3.35等星の青色巨星。主要5星の中で一番暗い。

以上5つの星が、カシオペヤの独特な「W」字を形成する。

星団・星雲・銀河[編集]

カシオペヤ座は、超新星残骸を2つ持っている。

  • SN 15721572年ティコ・ブラーエが観測した超新星の名残りで、「チコの星」の名前で知られる。
  • カシオペヤ座A:強力な電波源となっている。元の星は計算上1667年ごろ爆発したと推測されているが、その光が届かなかったためか発見の記録はない。

由来と歴史[編集]

古代アラビアでは、「ヘナで染めた手」と呼ばれていた。ヘナ(マニキュアの顔料)で爪を染めた女性の五本の指に見えることを由来とする呼称である [4]

神話[編集]

カッシオペイア(カシオペヤ座)は、エチオピアケーペウス(ケフェウス座)の妻で王妃であり、アンドロメダー姫(アンドロメダ座)の母親である[5][6]。自慢好きの王妃で、カッシオペイアが「自分の美貌はネーレーイス(海のニュムペー)に優る」と自惚れたことに腹を立てたネーレーイスたちがポセイドーンに訴えたところ、ポセイドーンはエチオピアに海の怪物ケートス(くじら座)を遣わし、災害を引き起こした[5]。ケーペウスが神託を立てたところ、災害を止めるにはアンドロメダーをケートスに生贄として捧げなければならないとのことだった。神託に従ってアンドロメダーは生贄に出されたが、勇者ペルセウスペルセウス座)によって助けられた[5][6]

カシオペヤ座は北半球の大部分の地域では水平線下に没することがない。これは、ポセイドンが彼女が海の下に降りて休息する事を許さず、為に彼女は常に天空を巡り続けているからであるという。

呼称と方言[編集]

その特徴的なWの形から「錨星」「山形星」などの呼称が伝わっている。

日本では、かつて、カシオペイア座と呼ばれた時代(英語の綴り読みより)がある。 現在、混乱をさけるため、教科書では「カシオペヤ座」に統一されている。

カシオペヤ座に由来する事物[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME SCHEDAR. 2013年2月2日閲覧。
  2. ^ SIMBAD Astronomical Database”. Results for V* bet Cas. 2013年2月2日閲覧。
  3. ^ SIMBAD Astronomical Database”. Results for * gam Cas. 2013年2月2日閲覧。
  4. ^ 林完次 『宙の名前』 角川書店、155頁。ISBN 978-4-04-854483-2
  5. ^ a b c Ian Ridpath. “Star Tales - Cassiopeia”. 2014年1月31日閲覧。
  6. ^ a b 長島晶裕/ORG 『星空の神々 全天88星座の神話・伝承』 新紀元社、2012年ISBN 978-4-7753-1038-0