向谷実

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向谷実
向谷実(2008年台北ゲームショウ)
向谷実(2008年台北ゲームショウ)
基本情報
出生 1956年10月20日(55歳)
血液型 A
学歴 東京都立大学附属高校卒業
出身地 日本の旗 日本 東京都
ジャンル フュージョン
職業 音楽家
担当楽器 キーボードピアノシンセサイザー
活動期間 1976年 -
共同作業者 カシオペア
公式サイト 音楽館 Ongakukan website

向谷 実(むかいや みのる、1956年10月20日 - )は日本ミュージシャンキーボーディスト)、実業家タレント

フュージョンバンド『カシオペア』のキーボード担当として知られると共に、シミュレーションゲームソフト『Train Simulator』の制作者であり制作元である株式会社音楽館代表取締役社長として知られる。

目次

[編集] 人物・来歴

世田谷区二子玉川出身[1]。幼少の頃から音楽を学び、4歳半からオルガンを、5歳からピアノを習い始め、6歳で既に作曲を行っていたという[2]。その後エレクトーンに移行、東京都立大学附属高等学校(現・東京都立桜修館中等教育学校)を卒業後、ネム音楽院(現:ヤマハ音楽院)のエレクトーン科に進学。ヤマハ音楽能力検定の「エレクトーン部門グレード3級(演奏)」「指導者グレード3級」の両資格を取得している。エレクトーンのデモンストレーターを務めた経験を持つ。この頃、友人を介し野呂一生 (Gt.) と知り合い、野呂が櫻井哲夫 (B.) と結成していたカシオペアに加入、共にプロデビューを目指した。

1979年に『カシオペア』の一員としてメジャーデビュー。カシオペアでは2006年の活動休止までの間、野呂と共にメジャーデビュー時からのオリジナルメンバーとして活動した。カシオペアのライブでは1981年頃からMC(司会)も兼務し、軽妙なMCぶりから司会屋実の異名を持つ。

デビュー以前の1977年にカシオペアが出場したアマチュア・バンド・コンテストの審査員で、後にカシオペアの一員となる鳴瀬喜博らに気に入られプロとしての仕事に度々誘われるようになった。この頃から家庭を持ち始めたこともあって、自活のためにスタジオ・ミュージシャンやコピー譜の採譜作業をするようになる。1984年都内に音楽スタジオ「スタジオJIVE」を創設しレコーディングスタジオの経営をはじめる。スタジオJIVEはカシオペアの数々のアルバムのレコーディングをしたスタジオであり、向谷の携わる楽曲も主に同スタジオでレコーディングされている。

カシオペアでの活動当時から「ミュージシャンがなぜ、というのは以前より何度も聞かれているが、私は必ずしも“音楽命”ではない。音楽家らしからぬが、あまり音楽も聴かない」と語る[3]一方で、熱烈な鉄道ファンとしても知られ、趣味が高じる形で1995年に世界初の実写版鉄道シミュレーションゲーム『Train Simulator』を制作、ドライブシミュレーションゲーム(自動車)フライトシミュレーションゲーム(飛行機)しかなかった実機シミュレーションゲームに「鉄道シミュレーションゲーム」という新たなジャンルを生み出した[4]。『Train Simulator』シリーズの応用として、富士通と提携して鉄道会社が実際に乗務員の訓練に使用するシミュレータの開発も手がけており[2]2007年には鉄道博物館の展示品「国鉄D51形蒸気機関車運転シミュレータ」の開発にも携わった。

現在では自称『鉄道タレント』として鉄道関連のテレビ番組への出演も増えており、『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)の鉄道ネタの回には比較的出演することが多い。また鉄道評論家の川島令三と共にレギュラー出演している『鉄道マニア倶楽部』というマニアックな鉄道番組がある。また、鉄道と音楽を融合させた活動も多い(後述)。

2001年 - 2010年まで名古屋芸術大学音楽学部音楽文化応用学科の新設と共に専任教授を務めた。

現在の音楽活動としては、自身を中心としたフュージョンユニット『向谷実とメロディーズ』(宮崎隆睦矢堀孝一鹿島達彦平川象士壷井彰久)を結成して活動を行っている。カシオペアのデビュー前後から親交がある三枝成彰の実験的なコンサートにも参加している。

[編集] 鉄道音楽の制作

『Train Simulator』以外にも鉄道に関する音楽の活動を行っている。

2004年にはJR九州九州新幹線新八代駅 - 鹿児島中央駅が開通した際に同線の業務音楽(発車音楽や車内音楽)制作を手がけたのをはじめ、以下の鉄道関連の音楽を手がけている。

[編集] インターネット上での試み

音楽活動の新しい試みとして、『向谷倶楽部』としてミニブログであるtwitterや動画配信サービスUstream[10]を活用した新たな音楽制作を試行している。

[編集] Twilight Stream / 21st Love Express

2010年4月には中西圭三と共に、 向谷のスタジオとギターを担当した斉藤英夫(向谷倶楽部の「副部長」とされている)の自宅スタジオをtwitter/UstreamYAMAHANETDUETTO技術によって結び、リアルタイムでの遠隔レコーディングを行い、下記の2曲を制作。2010年6月8 - 10日に、横浜のランドマークスタジオにて下記2曲のレコーディングが行われ、その模様はすべてustreamにて生中継された。レコーディング翌日にはにiTunesで配信、iTunesランキングJ-POP部門で初登場8位・最高5位を獲得した。その際のアルバムジャケットも歌詞と同様にTwitter上で公募され、生中継中にpns769(イオタ)氏の作品に決定した。

  • Twilight Stream - 作詞:熊倉和昭、作曲:向谷実&中西圭三、アレンジ:向谷実&倉田信雄
  • 21st Love Express - 作詞:小林千早都、作曲:向谷実&中西圭三、アレンジ:向谷実&倉田信雄

[編集] アイシテルの言葉 / 斜め45度

2010年8月30日10月18日にはUSTREAMで公開プリプロ「何かが生まれるかもセッション」を開催。シンガーソングライターの中嶋ユキノと斉藤英夫を加えた3人により、下記2曲のデモレコーディングを行った。2010年11月27日 - 11月28日に中嶋ユキノ「目指せ100万DLプロジェクト」としてランドマークスタジオにて本レコーディングが行われ、その模様はUSTREAMにて中継、延べ4万人が視聴した。レコーディングした2曲は11月29日未明完成し、同日にiTunesやe-onkyoなどでリリースされ、初登場1位を記録した。

  • アイシテルの言葉 - 作詞・作曲:中嶋ユキノ、アレンジ:向谷実&山川恵津子
  • 斜め45度 - 作詞・作曲:中嶋ユキノ、アレンジ:向谷実&山川恵津子

[編集] さくら

2010年8月に兵庫県西宮市にある呑み処「さくら」をテーマにした楽曲「さくら」(作詞:キムビアンカ、作曲:向谷実、アレンジ:向谷実&篠田元一)を完成させ、同年12月5日にランドマークスタジオにて向谷のフュージョンユニットである「向谷実とメロディーズ」の楽曲「The journey」と共にレコーディングが行われた。この曲は九州新幹線「さくら」のイメージソングとして採用され、JR九州商事より特急車両の車内サービスならびに同社のネット通販でリリースされた。

[編集] むかぼんぼ

2010年8月、向谷とカシオペアの元メンバーでもある神保彰がSkypeで中継した中で「むかぼんぼ」というタイトルの曲が誕生。同年9月10日に歌詞を公募したところ、150通の応募作品が集まり、その中から18作品が選出され、向谷倶楽部部室にて公開レコーディングが行われた。

本楽曲はレコーディングされたままであったが、2010年12月7日にiTunes Store、続いて鉄音モバイル[7]において「むかぼんばーず」名義で発売された。ジャケットは神保が描いたイラストが用いられている。

[編集] ONE for ONE 〜#ippyoの歌〜

サンプラザ中野くんから、「一人一票実現国民会議#ippyo」の趣旨に賛同する曲の作成を依頼され、2011年2月12日に「ONE for ONE 〜#ippyoの歌〜」(作詞&作曲:サンプラザ中野くん アレンジ:向谷実)デモレコーディングが、2月20日に本レコーディングが行われた。元々打込みによる簡素なレコーディングの予定であったが、BLUFFの松木隆裕からブラスアレンジ提供のオファーを受け、ドラムにウチノファンタジー、ギターにオオゼキタク、ブラスにBLUFF HORNSが参加し生音によるレコーディングとなった。この模様はUSTREAMにて中継された。

[編集] TOMOSHIBI 〜地震が来たら〜

3月11日に発生した東日本大震災の被災者に贈るメッセージソングとしてサンプラザ中野くんが作詞・作曲し、アレンジを向谷実が担当した楽曲「TOMOSHIBI〜地震が来たら〜」が制作された。3月15日にはサンプラザ中野くんが自らMCを務めるFM世田谷の番組「せたがやたがやせ」の番組内で生演奏され、3月18日向谷倶楽部部室にてアレンジ作業を行い、その日の夜ツイッターで参加を呼びかけたミュージシャンが集まり、川崎市にあるレコーディングスタジオOasis Sound Design Incでレコーディングが行われた。この模様はUSTREAMで中継された。今回は無料配信であり、すべてのミュージシャンやスタッフが全員ボランティアで、スタジオも厚意で使用することが出来た。

今回の楽曲は日本語の他、英語、中国語、フランス語、イタリア語、ウクライナ語、ベトナム語など7言語に翻訳、カバーされており、今後も韓国語(予定)、ポルトガル語(予定)などでカバーされる予定である。

[編集] ディスコグラフィー

カシオペア名義のものを除く。

シンセサイザーと打ち込み(シーケンサー)を多用した楽曲中心。
オリジナル楽曲のほか、カシオペアの代表曲をいくつか再アレンジして演奏・収録。高中正義、神保彰、櫻井哲夫がゲストとして参加している。
2010年以降頻繁に演奏される「A Day in the Stars」の初出はこのアルバム。
SUPER BELL"Zとのコラボアルバム。東急東横線開業80周年を記念して発売された。SUPER BELL"Zの初期の楽曲が初CD化している。11曲中7曲が向谷の、残りの4曲がSUPER BELL"Zの作曲となっている。
向谷が制作した京阪電車の新発車メロディを収録。京阪の中之島駅淀屋橋駅天満橋駅京橋駅守口市駅寝屋川市駅香里園駅枚方市駅樟葉駅中書島駅丹波橋駅祇園四条駅三条駅浜大津駅にて限定販売。その後は子会社の京阪エージェンシーにて通信販売を実施。
  • 『海幸・山幸BGM集(付録・九州新幹線BGM集)』(2009年11月27日発売)
2009年10月10日にデビューしたJR九州日南線観光特急「海幸山幸」のミュージックホーン・車内チャイム・テーマソングと、付録として九州新幹線の発車メロディ・車内チャイム・テーマソングなど、全11曲。「海幸山幸」車内・九州内の主要駅Kioskで販売。JR九州エージェンシーと音楽館で通信販売。
上記向谷倶楽部音楽部による初の作品。『Twilight Stream』『21st Love Express』を所収。配信は「音楽館/鉄音モバイル」「iTunes Store」「 オンキヨー社のe-onkyo music store」「レコチョク」「music.jp」でされている。 なお、この楽曲は当プロジェクトの方針によりDRMフリーとして配信される。また、当楽曲の非商用での二次利用は可能である(と推測される)。楽曲購入者(法人個人を問わない)については公衆送信行為に関する著作権者/著作隣接権者による許諾が(暗黙に)なされている。

[編集] 著書

[編集] テレビ番組・ビデオ・DVDなど

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

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  1. ^ 『ブラタモリ』2009年10月15日
  2. ^ a b 向谷実氏が考える鉄道と音楽(前編)――発車メロディ3つのオキテ - Business Media 誠 2008年12月23日
  3. ^ 山手線~Train Simulator Real』を開発した向谷実氏「山手線の運転手さん、ごめんなさい」 - ASCII.jp 2001年08月25日
  4. ^ Minoru Mukaiya : News & Profile - カシオペア公式サイト
  5. ^ 京阪線18駅で発車メロディーを流しています - 京阪電気鉄道公式サイト
  6. ^ 駅ホーム上のメロディーを変更します - 阪神電気鉄道2009年1月26日付ニュースリリース (PDF)
  7. ^ 鉄道ジャーナル』通巻514号(2009年8月号) p94
  8. ^ 観光特急「海・山幸」 女性好みの可愛い列車 - 産経MSNニュース2009年11月23日
  9. ^ CD「さくら~九州新幹線全線開業記念BGM」 - ネコ・パブリッシング鉄道ホビダス2011年2月17日
  10. ^ 2011年後半からは活動を一部ニコニコ生放送でも始めた。
  11. ^ 「京阪電車 発車メロディ COLLECTION」を発売京阪電気鉄道

[編集] 外部リンク

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