武蔵野ステークス

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武蔵野ステークス
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 東京競馬場
創設 1996年5月18日
2017年の情報
距離 ダート1600m
格付け GIII
賞金 1着賞金3800万円
賞金総額7060万円
出走条件 サラ系3歳以上(国際)(指定)
負担重量 別定
出典 [1][2][3]
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武蔵野ステークス(むさしのステークス)は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する中央競馬重賞競走(GIII)である。競馬番組表での名称は「東京中日スポーツ杯 武蔵野ステークス(とうきょうちゅうにちスポーツはい むさしのステークス)」と表記される[2]

競走名の「武蔵野」は東京都と埼玉県にまたがる洪積台地[4]で、南は多摩川から北は川越市付近まで広がっている[5][6]。また、東京都中部にある武蔵野市は、吉祥寺を中心に商業・住宅地として発展している[5][6]

東京中日スポーツ」は、中日新聞東京本社が発行するスポーツ紙。同社より寄贈賞の提供を受けている[4]

正賞は中日新聞社賞、地方競馬全国協会理事長賞[2]

概要[編集]

1996年に新設された、4歳(現3歳)以上の馬による重賞競走[5]。2014年より、本競走の1着馬にチャンピオンズカップの優先出走権が付与されている[5]

創設時は5月に東京競馬場のダート2100mで行われていた[5]が、ダート競走体系の整備が進められた2000年にジャパンカップダート(2014年より「チャンピオンズカップ」に改称)が新設されると、本競走はダート1600mに短縮のうえ施行時期も秋の東京開催に変更され、ジャパンカップダートの前哨戦に位置づけられた[5]

創設時より外国産馬が出走可能なほか、地方競馬所属馬は1997年から、外国馬は2000年からそれぞれ出走可能になった[5]

競走条件[編集]

以下の内容は、2017年現在[1][2]のもの。

出走資格:サラ系3歳以上

  • JRA所属馬(外国産馬含む)
  • 地方競馬所属馬(4頭まで)
  • 外国調教馬(8頭まで、優先出走)

負担重量:別定

  • 3歳55kg、4歳以上56kg、牝馬2kg減
    • 2016年11月12日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬3kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GII競走またはGIII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
    • 2016年11月11日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(2歳時の成績を除く)

賞金[編集]

2017年の1着賞金は3800万円で、以下2着1500万円、3着950万円、4着570万円、5着380万円[1][2]

歴史[編集]

  • 1996年 - 4歳(現3歳)以上の競走馬による重賞競走(GIII[注 1])として新設、東京競馬場・ダート2100mで施行[5]
  • 1997年 - 指定交流競走となり、地方競馬所属馬が5頭まで出走可能になる[5]
  • 1998年 - 「英国祭UK'98開催記念」の副称をつけて施行[5]
  • 2000年
    • 国際競走に変更され、外国調教馬が4頭まで出走可能となる[5]
    • 地方競馬所属馬の出走枠を4頭に変更[5]
  • 2001年 - 名称を「東京中日スポーツ杯 武蔵野ステークス」に変更[5]
  • 2002年 - 外国馬の出走枠を8頭に拡大[5]
  • 2014年 - この年から1着馬にチャンピオンズカップの優先出走権を付与[5]

歴代優勝馬[編集]

距離はすべてダートコース。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1996年5月18日 東京 2100m キソジゴールド 牡7 2:11.6 安田康彦 安田伊佐夫 皆吉康子
第2回 1997年5月17日 東京 2100m デュークグランプリ 牡6 2:10.5 岡部幸雄 小西一男 石原春夫
第3回 1998年5月23日 東京 2100m エムアイブラン 牡6 2:11.8 武豊 伊藤修司 稲見豊
第4回 1999年5月22日 東京 2100m エムアイブラン 牡7 2:09.6 武豊 伊藤修司 谷口貞保
第5回 2000年10月28日 東京 1600m サンフォードシチー 牡5 1:35.4 村山明 大沢真 (株)友駿ホースクラブ 
第6回 2001年10月27日 東京 1600m クロフネ 牡3 1:33.3 武豊 松田国英 金子真人
第7回 2002年10月26日 中山 1800m ダブルハピネス 牡5 1:52.2 河内洋 柴田政見 伊藤武三郎
第8回 2003年11月1日 東京 1600m サイレントディール 牡3 1:36.2 O.ペリエ 池江泰郎 金子真人
第9回 2004年10月30日 東京 1600m ピットファイター 牡5 1:35.4 柴田善臣 加藤征弘 臼田浩義
第10回 2005年10月29日 東京 1600m サンライズバッカス 牡3 1:35.2 佐藤哲三 音無秀孝 松岡隆雄
第11回 2006年10月28日 東京 1600m シーキングザベスト 牡5 1:35.3 勝浦正樹 森秀行 吉田和子
第12回 2007年10月27日 東京 1600m エイシンロンバード 牡5 1:35.5 吉田豊 小崎憲 平井豊光
第13回 2008年11月8日 東京 1600m キクノサリーレ 牡3 1:36.0 後藤浩輝 吉田直弘 菊池五郎
第14回 2009年11月7日 東京 1600m ワンダーアキュート 牡3 1:35.5 安藤勝己 佐藤正雄 山本信行
第15回 2010年11月14日 東京 1600m グロリアスノア 牡4 1:36.6 戸崎圭太 矢作芳人 高野葉子
第16回 2011年11月13日 東京 1600m ナムラタイタン 牡5 1:35.2 熊沢重文 大橋勇樹 奈村信重
第17回 2012年11月11日 東京 1600m イジゲン 牡3 1:36.4 R.ムーア 堀宣行 林正道
第18回 2013年11月10日 東京 1600m ベルシャザール 牡5 1:35.3 C.ルメール 松田国英 (有)社台レースホース
第19回 2014年11月15日 東京 1600m ワイドバッハ 牡5 1:35.2 武豊 庄野靖志 幅田京子
第20回 2015年11月14日 東京 1600m ノンコノユメ 牡3 1:34.7 C.ルメール 加藤征弘 山田和正
第21回 2016年11月12日 東京 1600m タガノトネール せん6 1:33.8 田辺裕信 鮫島一歩 八木良司 
第22回 2017年11月11日 東京 1600m インカンテーション 牡7 1:35.5 三浦皇成 羽月友彦 (有)ターフ・スポート

同名の競走[編集]

重賞競走が創設される以前の1995年まで、同名の特別競走が行われていた。ただし、JRAではこれらの競走を前身としていない。

優勝馬[編集]

距離はすべてダートコース。

優勝馬の馬齢は、現行表記に揃えている。

施行日 競馬場 距離 条件 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
1986年4月20日 東京 1600m 1400万下 ロードレオネ 牡4 1:37.8 菅原泰夫 野平好男 (株)ロードホースクラブ
1987年5月16日 東京 1600m 1400万下 ベルベッドグローブ 牡4 1:35.5 郷原洋行 大久保房松 栗林英雄
1988年4月29日 東京 1400m 1400万下 イブキノキャニオン 牡4 1:23.1 田村正光 野平富久 (有)伊吹
1989年5月13日 東京 1600m オープン レインボーアカサカ 牡5 1:35.0 岡部幸雄 高橋英夫 (有)イーデン産業
1990年5月12日 東京 1600m オープン ダイナレター 牡6 1:36.6 杉浦宏昭 二本柳俊夫 (有)社台レースホース
1991年5月11日 東京 1600m オープン ミスタートウジン 牡5 1:35.4 安田隆行 福島信晴 藤立啓一
1992年5月16日 東京 1600m オープン ナリタハヤブサ 牡5 1:34.5 横山典弘 中尾謙太郎 山路秀則
1993年5月15日 東京 1600m オープン メイショウホムラ 牡5 1:35.3 的場均 高橋成忠 松本好雄
1994年5月14日 東京 1600m オープン イブキクラッシュ 牡4 1:37.0 的場均 沖芳夫 (有)伊吹
1995年5月13日 東京 1600m オープン イブキクラッシュ 牡5 1:35.6 的場均 沖芳夫 (有)伊吹

脚注・出典[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。

出典[編集]

  1. ^ a b c 重賞競走一覧(レース別・関東) (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 41. 2015年11月14日閲覧。
  2. ^ a b c d e 平成29年第5回東京競馬番組 (PDF)”. 日本中央競馬会. 2015年11月14日閲覧。
  3. ^ 2017年(1 - 12月)ダート交流重賞競走一覧”. 地方競馬全国協会. 2015年11月14日閲覧。
  4. ^ a b 2017年度第5回東京競馬特別レース名解説(第3日) (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 2. 2015年11月14日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 今週の注目レース(第20回武蔵野ステークス:歴史・プレイバック)”. 日本中央競馬会. 2015年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月14日閲覧。
  6. ^ a b 武蔵野S特集(レースガイド)”. netkeiba.com. 2015年11月14日閲覧。

各回競走結果の出典[編集]

外部リンク[編集]