ダイヤモンドステークス

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ダイヤモンドステークス
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 東京競馬場
創設 1951年4月8日
2015年の情報
距離 芝3400m
格付け GIII
賞金 1着賞金4100万円
出走条件 サラ系4歳以上(国際)
負担重量 ハンデキャップ
出典 [1][2]
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ダイヤモンドステークスは、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する中央競馬重賞競走GIII)である。

競走名の「ダイヤモンドDiamond)」は炭素原子からなる鉱物で、創設当初の開催時期であった4月の誕生石に由来している[3][4]

概要[編集]

1951年に5歳(現4歳)以上の馬による重賞競走として創設[3]。当初は中山競馬場の芝2600mで4月に行われていた[3]が、1965年から芝3200mに延長[3]、2004年からは芝3400mでの施行[3]となり、JRAで行われる競走としては「ステイヤーズステークス」に次ぐ長距離の競走となった[4]

施行時期や施行場は幾度かの変遷を経た後、1997年からは2月に東京競馬場で行われるようになった[3]。負担重量も創設時は別定だったが、1952年からハンデキャップとなり現在に至っている[3]

外国産馬は1992年から[5]、外国馬は2006年からそれぞれ出走可能になった[6]

競走条件[編集]

以下の内容は、2017年現在[1][2]のもの。

出走資格:サラ系4歳以上

  • JRA所属馬
  • 外国調教馬(8頭まで、優先出走)

負担重量:ハンデキャップ

賞金[編集]

2017年の1着賞金は4100万円で、以下2着1600万円、3着1000万円、4着620万円、5着410万円[1][2]

歴史[編集]

  • 1951年 - 5歳以上の馬による重賞競走として創設、中山競馬場の芝2600mで施行[3]
  • 1952年 - 負担重量をハンデキャップに変更[3]
  • 1959年 - 「皇太子殿下御成婚祝賀」の副称をつけて施行[5]
  • 1972年 - 流行性の馬インフルエンザの影響で5月に順延開催。
  • 1984年 - グレード制施行によりGIII[注 1]に格付け[3]
  • 1992年 - 混合競走に指定され、外国産馬が出走可能になる[5]
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、競走条件を「4歳以上」に変更。
  • 2006年 - 国際競走に変更され、外国調教馬が4頭まで出走可能になる[6]
  • 2007年 - 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、格付表記をJpnIIIに変更[7]
  • 2009年
    • 外国調教馬の出走枠が8頭に拡大[8]
    • 格付表記をGIII(国際格付)に変更[8]

歴代優勝馬[編集]

距離はすべて芝コース。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1951年4月8日 中山 2600m コマオー 牡5 2:52.3 橋本輝雄 久保田彦之 鈴木一平
第2回 1952年4月13日 中山 2600m イカホダケ 牡5 2:51.1 二本柳俊夫 斎藤籌敬 大森館
第3回 1953年4月19日 中山 2600m タカハタ 牝4 2:44.4 保田隆芳 尾形藤吉 川内安忠
第4回 1954年4月11日 中山 2600m ミネノスガタ 牡4 2:43.3 坂本栄三郎 橋本輝雄 富田常雄
第5回 1955年4月17日 中山 2600m タカギク 牡4 2:53.4 二本柳俊夫 杉浦照 松岡きく
第6回 1956年4月15日 東京 2500m オートキツ 牡4 2:37.2 二本柳俊夫 大久保房松 川口鷲太郎
第7回 1957年4月14日 中山 2600m トシワカ 牡4 2:47.2 古山良司 久保田彦之 相馬恵胤
第8回 1958年4月13日 中山 2600m マサタカラ 牡4 2:48.3 伊藤竹男 古賀嘉蔵 西博
第9回 1959年4月12日 中山 2600m アヤノボル 牡4 2:43.4 梶与四松 稲葉幸夫 佐藤弘嘉
第10回 1960年4月10日 中山 2600m カネチカラ 牡4 2:45.9 森安弘明 阿部正太郎 金指吉昭
第11回 1961年4月2日 中山 2600m ホマレボシ 牡4 2:45.1 八木沢勝美 稗田敏男 川口文子
第12回 1962年3月25日 中山 2600m グランドタイム 牡4 2:45.2 伊藤竹男 中野吉太郎 高橋丑太郎
第13回 1963年3月31日 中山 2600m ヤマノオー 牡4 2:42.9 古山良司 内藤潔 山口米吉
第14回 1964年3月8日 中山 2600m キクノヒカリ 牡4 2:48.3 梶与四松 稲葉秀男 田中君子
第15回 1965年4月4日 中山 3200m ミハルカス 牡5 3:23.3 菅原泰夫 小西喜蔵 平井太郎
第16回 1966年3月27日 中山 3200m ヤマドリ 牡5 3:25.9 森安弘明 森末之助 清水友太郎
第17回 1967年5月28日 中山 3200m コレヒデ 牡5 3:24.5 保田隆芳 尾形藤吉 千明康
第18回 1968年3月31日 中山 3200m オノデンオー 牡4 3:27.6 沢峰次 松山吉三郎 小野仁助
第19回 1969年3月30日 中山 3200m スピードシンボリ 牡6 3:36.4 野平祐二 野平省三 和田共弘
第20回 1970年3月29日 中山 3200m ダイシンボルガード 牡4 3:27.1 大崎昭一 柴田寛 高橋金次
第21回 1971年3月28日 中山 3200m スピーデーワンダー 牡5 3:21.8 岡部幸雄 富田六郎 石坂達也
第22回 1972年5月21日 中山 3200m バンライ 牡4 3:23.5 伊藤栄 中村広 ホースマンクラブ
第23回 1973年4月1日 中山 3200m トーヨーアサヒ 牡4 3:21.0 小島太 古山良司 (有)トーヨークラブ
第24回 1974年3月31日 中山 3200m ゴールドロック 牡4 3:25.2 柴田政人 稗田敏男 松本兼吉
第25回 1975年3月30日 中山 3200m ヒカルジンデン 牡4 3:23.4 柴田政人 高松三太 黒岩統治郎
第26回 1976年4月4日 中山 3200m フジノパーシア 牡5 3:26.0 大崎昭一 柴田寛 真田繁次
第27回 1977年4月3日 中山 3200m トウショウロック 牡6 3:24.2 中島啓之 阿部正太郎 トウショウ産業(株)
第28回 1978年4月2日 中山 3200m トウフクセダン 牡5 3:24.7 宮田仁 大久保末吉 井上芳春
第29回 1979年4月1日 中山 3200m スリージャイアンツ 牡4 3:21.2 小島太 境勝太郎 松岡正雄
第30回 1980年3月16日 中山 3200m プリテイキャスト 牝5 3:23.1 横山富雄 石栗龍雄 高田久成
第31回 1981年4月19日 東京 3200m ピュアーシンボリ 牡5 3:25.6 柴田政人 野平祐二 和田共弘
第32回 1982年4月25日 東京 3200m キョウエイプロミス 牡5 3:19.4 柴田政人 高松邦男 松岡正雄
第33回 1983年4月24日 東京 3200m タカラテンリュウ 牡4 3:22.4 嶋田功 佐々木亜良 原田さち子
第34回 1984年1月16日 中山 3200m ダイセキテイ 牡5 3:21.8 小林常泰 藤原敏文 (株)新元観光
第35回 1985年1月15日 中山 3200m ホッカイペガサス 牡4 3:25.5 柴田政人 野平祐二 石田允泉
第36回 1986年1月15日 中山 3200m トレードマーク 牡4 3:23.5 菅野昭夫 富田六郎 吉山悦子
第37回 1987年1月31日 東京 3200m ドルサスポート 牡4 3:25.0 岡部幸雄 内藤一雄 (有)ターフ・スポート
第38回 1988年1月30日 東京 3200m ダイナブリーズ 牝5 3:23.1 岡部幸雄 高橋祥泰 (有)社台レースホース
第39回 1989年1月28日 東京 3200m スルーオダイナ 牡5 3:21.9 岡部幸雄 矢野進 (有)社台レースホース
第40回 1990年1月27日 東京 3200m スルーオダイナ 牡6 3:20.1 岡部幸雄 矢野進 (有)社台レースホース
第41回 1991年1月26日 東京 3200m ノースシャトル 騸7 3:22.3 田中勝春 高橋祥泰 (有)グランド牧場
第42回 1992年2月3日 東京 3200m ミスターシクレノン 牡7 3:18.5 柴田善臣 小林稔 藤立啓一
第43回 1993年1月30日 東京 3200m マチカネタンホイザ 牡4 3:16.8 岡部幸雄 伊藤雄二 細川益男
第44回 1994年1月31日 東京 3200m センゴクシルバー 牡5 3:19.7 田中勝春 河野通文 入倉章
第45回 1995年1月28日 東京 3200m エアダブリン 牡4 3:17.8 岡部幸雄 伊藤雄二 吉原貞敏
第46回 1996年1月27日 東京 3200m ユウセンショウ 牡4 3:18.4 柴田善臣 松元茂樹 (株)アイテツ
第47回 1997年2月15日 東京 3200m ユウセンショウ 牡5 3:18.4 O.ペリエ 松元茂樹 (株)アイテツ
第48回 1998年2月21日 東京 3200m ユーセイトップラン 牡5 3:17.6 河内洋 音無秀孝 (有)アサヒクラブ
第49回 1999年2月20日 東京 3200m タマモイナズマ 牡5 3:19.7 小原義之 小原伊佐美 タマモ(株)
第50回 2000年2月13日 東京 3200m ユーセイトップラン 牡7 3:17.5 後藤浩輝 音無秀孝 (有)アサヒクラブ
第51回 2001年2月11日 東京 3200m イブキヤマノオー 牡6 3:18.0 O.ペリエ 領家政蔵 (有)伊吹
第52回 2002年2月10日 東京 3200m キングザファクト 牡5 3:19.8 後藤浩輝 谷潔 西浦和男
第53回 2003年2月16日 中山 3200m イングランディーレ 牡4 3:23.7 小林淳一 清水美波 吉田千津
第54回 2004年2月15日 東京 3400m ナムラサンクス 牡5 3:31.9 渡辺薫彦 松永善晴 奈村信重
第55回 2005年2月13日 東京 3400m ウイングランツ 牡5 3:33.5 松岡正海 高市圭二 (株)ウイン
第56回 2006年2月12日 東京 3400m マッキーマックス 牡6 3:30.3 藤田伸二 藤原英昭 薪浦亨
第57回 2007年2月11日 東京 3400m トウカイトリック 牡5 3:30.6 C.ルメール 松元省一 内村正則
第58回 2008年2月17日 東京 3400m アドマイヤモナーク 牡7 3:33.6 安藤勝己 松田博資 近藤利一
第59回 2009年2月15日 東京 3400m モンテクリスエス 牡4 3:29.4 北村宏司 松田国英 毛利喜昭
第60回 2010年2月14日 東京 3400m フォゲッタブル 牡4 3:32.6 武豊 池江泰郎 金子真人ホールディングス(株)
第61回 2011年2月19日 東京 3400m コスモメドウ 牡4 3:31.9 A.クラストゥス 畠山重則 (有)ビッグレッドファーム
第62回 2012年2月18日 東京 3400m ケイアイドウソジン 牡6 3:36.8 吉田豊 田村康仁 (株)啓愛義肢材料販売所
第63回 2013年2月16日 東京 3400m アドマイヤラクティ 牡5 3:31.9 内田博幸 梅田智之 近藤利一
第64回 2014年2月22日 東京 3400m フェイムゲーム 牡4 3:30.2 北村宏司 宗像義忠 (有)サンデーレーシング
第65回 2015年2月21日 東京 3400m フェイムゲーム 牡5 3:31.9 北村宏司 宗像義忠 (有)サンデーレーシング
第66回 2016年2月20日 東京 3400m トゥインクル 牡5 3:37.8 勝浦正樹 牧田和弥 畑佐博
第67回 2017年2月18日 東京 3400m アルバート 牡6 3:35.2 R.ムーア 堀宣行 林正道

脚注・出典[編集]

参考文献[編集]

  • 「ダイヤモンドステークス(GIII)」『中央競馬全重賞競走成績集【古馬関東編】』 日本中央競馬会、2006年、275-345頁。

注釈[編集]

  1. ^ 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。

出典[編集]

  1. ^ a b c 重賞競走一覧(レース別・関東) (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 5 (2017年). 2017年2月19日閲覧。
  2. ^ a b c 平成29年第1回東京競馬番組 (PDF)”. 日本中央競馬会. 2017年2月19日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j レースについて:ダイヤモンドステークス 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2017年2月19日閲覧。
  4. ^ a b 2017年度第1回東京競馬特別レース名解説 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 4. 2017年2月19日閲覧。
  5. ^ a b c 中央競馬全重賞競走成績集
  6. ^ a b 第1回 東京競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 413-414 (2006年). 2016年1月26日閲覧。(索引番号:03071)
  7. ^ 第1回 東京競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 388-389 (2007年). 2016年1月26日閲覧。(索引番号:03071)
  8. ^ a b 第1回 東京競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 383-384 (2009年). 2016年1月26日閲覧。(索引番号:03071)

各回競走結果の出典[編集]

外部リンク[編集]