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根岸ステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
根岸ステークス
Negishi Stakes[1]
第40回根岸ステークス(2026年2月1日)
優勝馬:ロードフォンス 鞍上:横山和生
開催国 日本の旗日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 東京競馬場
第1回施行日 1987年11月8日
2026年の情報
距離 ダート1400m
格付け GIII
賞金 1着賞金4000万円
出走条件 サラ系4歳以上(国際)(指定)
負担重量 別定(#競走条件を参照)
出典 [2][3][4]
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根岸ステークス(ねぎしステークス)は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する中央競馬重賞競走GIII)である。

競走名の「根岸」は横浜市中区の地名で、江戸時代末期に日本初の近代競馬場である「根岸競馬場(横浜競馬場)」が設置され、「エンペラーズカップ(のちの帝室御賞典、現・天皇賞)」や「横浜農林省賞典四歳呼馬(現・皐月賞)」などの大レースを含め、1942年まで競馬が行われた[5][6]。跡地は根岸森林公園・根岸競馬記念公苑として整備されている[6]

正賞は地方競馬全国協会理事長賞[2][3]

概要

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現在も残る旧根岸(横浜)競馬場の一等馬見所

2024年現在、JRAが施行するダート重賞では3番目に長い歴史をもつ競走で、1987年に4歳(現3歳)以上の馬による重賞競走として創設された[6]

創設当初は11月に東京競馬場・ダート1400mで行われていたが、1990年にはダート1200mに短縮[6]。1994年から2000年は「東京中日スポーツ杯」の名称が付けられていた[7]。その後2001年にダート重賞路線の整備が行われた際、施行時期を1月下旬 - 2月上旬に変更のうえ距離も再びダート1400mへ変更[6]。これにより「フェブラリーステークス」の前哨戦として位置付けられ[6]、2014年からは本競走の1着馬にフェブラリーステークスの優先出走権が付与されるようになった[6]

外国産馬は1990年から、地方競馬所属馬は1996年からそれぞれ出走可能になった[7]ほか、2005年からは外国馬も出走可能な国際競走となった[8][9]

競走条件

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以下の内容は、2025年現在[2]のもの。

出走資格:サラ系4歳以上

  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(4頭まで)
  • 外国調教馬(優先出走)

負担重量:別定

  • 4歳56kg(2月2日に施行される場合は4歳以上57kg)[注 1]、5歳以上57kg、牝馬2kg減
    • 2024年1月27日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
    • 2024年1月26日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増

賞金

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2025年の1着賞金は4000万円で、以下2着1600万円、3着1000万円、4着600万円、5着400万円[2][3]

歴史

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  • 1987年 - 4歳(現3歳)以上の馬による重賞競走(GIII[注 2])として創設、東京競馬場のダート1400mで施行[6]
  • 1990年 - 混合競走に指定され、外国産馬が出走可能になる[7]
  • 1994年 - 名称を「東京中日スポーツ杯 根岸ステークス」に変更(2000年まで)。
  • 1996年 - 指定交流競走に指定され、地方競馬所属馬が5頭まで出走可能となる[7]
  • 1998年 - ダートグレード格付け委員会によりGIII(統一GIII)に格付け。
  • 2001年 - 地方競馬所属馬の出走枠を4頭に変更[7]
  • 2005年 - 国際競走に変更され、外国調教馬が4頭まで出走可能となる[8][9]
  • 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大[11]
  • 2012年 -「近代競馬150周年記念」の副称を付けて施行[6]
  • 2014年 - この年から本競走の1着馬にフェブラリーステークスへの優先出走権を付与[6]
  • 2016年 - 「根岸競馬場開設150周年記念」の副称を付けて施行[12]
  • 2021年 - 新型コロナウイルス感染拡大防止のため「無観客競馬」として実施[13]
  • 2026年 - この年に限り「フォーエバーヤング ブリーダーズカップクラシック優勝記念」の副題を付けて施行[14]

歴代優勝馬

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距離はすべてダートコース。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

回数施行日競馬場距離優勝馬性齢タイム優勝騎手管理調教師馬主
第1回1987年11月8日東京1400mグレースシラオキ牝31:23.4蛯沢誠治清水美波平野井昌弘
第2回1988年11月6日東京1400mウィニングスマイル牡51:24.4田村正光矢野照正白井フサ
第3回1989年11月5日東京1400mダイナレター牡51:23.8杉浦宏昭二本柳俊夫(有)社台レースホース
第4回1990年11月3日東京1200mエーコートランス牡61:10.0大崎昭一安田伊佐夫池内賢市
第5回1991年11月2日東京1200mトモエリージェント牡31:11.0根本康広橋本輝雄岡本利彦
第6回1992年11月7日東京1200mハッピィーギネス牡61:10.0柴田善臣西塚安夫佐野順子
第7回1993年11月6日東京1200mプロストライン牡41:12.3岡部幸雄松山康久(有)社台レースホース
第8回1994年11月5日東京1200mフジノマッケンオー牡31:10.9岡部幸雄中村好夫中村寛俊
第9回1995年11月4日東京1200mヤングエブロス牝31:10.9橋本広喜柳田次男梶原重雄
第10回1996年11月2日東京1200mストーンステッパー牡31:10.6熊沢重文目野哲也小川勲
第11回1997年11月9日東京1200mワシントンカラー牡31:11.2柴田善臣松山康久(株)テンジン
第12回1998年11月15日東京1200mワシントンカラー牡41:10.5柴田善臣松山康久(株)テンジン
第13回1999年11月14日東京1200mセレクトグリーン牡41:09.2田中勝春音無秀孝(株)グリーンファーム
第14回2000年11月12日東京1200mブロードアピール牝61:10.1武幸四郎松田国英金子真人
第15回2001年1月29日東京1400mノボトゥルー牡51:22.1O.ペリエ森秀行(有)池ばた
第16回2002年1月26日東京1400mサウスヴィグラス牡61:22.8柴田善臣高橋祥泰南波壽
第17回2003年2月1日中山1200mサウスヴィグラス牡71:10.4柴田善臣高橋祥泰南波壽
第18回2004年1月31日東京1400mシャドウスケイプ牡51:24.0江田照男森秀行飯塚知一
第19回2005年1月29日東京1400mメイショウボーラー牡41:23.0福永祐一白井寿昭松本好雄
第20回2006年1月29日東京1400mリミットレスビッド牡71:23.7内田博幸加用正(有)社台レースホース
第21回2007年1月28日東京1400mビッググラス牡61:23.5村田一誠中尾秀正坪野谷和平
第22回2008年2月4日東京1400mワイルドワンダー牡61:22.7岩田康誠久保田貴士草間庸文
第23回2009年2月1日東京1400mフェラーリピサ牡51:22.1岩田康誠白井寿昭市川義美
第24回2010年1月31日東京1400mグロリアスノア牡41:23.7小林慎一郎矢作芳人高野葉子
第25回2011年1月30日東京1400mセイクリムズン牡51:23.0幸英明服部利之金田成基
第26回2012年1月29日東京1400mシルクフォーチュン牡61:23.5藤岡康太藤沢則雄(有)シルク
第27回2013年1月27日東京1400mメイショウマシュウ牡51:23.7藤岡佑介沖芳夫松本好雄
第28回2014年2月2日東京1400mゴールスキー牡71:23.4F.ベリー池江泰寿(有)社台レースホース
第29回2015年2月1日東京1400mエアハリファ牡61:23.4三浦皇成角居勝彦(株)ラッキーフィールド
第30回2016年1月31日東京1400mモーニン牡41:22.0戸崎圭太石坂正馬場幸夫
第31回2017年1月29日東京1400mカフジテイク牡51:23.0福永祐一湯窪幸雄加藤守
第32回2018年1月28日東京1400mノンコノユメせん61:21.5内田博幸加藤征弘山田和正
第33回2019年1月27日東京1400mコパノキッキングせん41:23.5O.マーフィー村山明小林祥晃
第34回2020年2月2日東京1400mモズアスコット牡61:22.7C.ルメール矢作芳人(株)キャピタル・システム
第35回2021年1月31日東京1400mレッドルゼル牡51:22.3川田将雅安田隆行東京ホースレーシング
第36回2022年1月30日東京1400mテイエムサウスダン牡51:23.1岩田康誠飯田雄三竹園正継
第37回2023年1月29日東京1400mレモンポップ牡51:22.5戸崎圭太田中博康ゴドルフィン
第38回2024年1月28日東京1400mエンペラーワケア牡41:24.1川田将雅杉山晴紀草間庸文
第39回2025年2月2日東京1400mコスタノヴァ牡51:22.6横山武史木村哲也吉田勝己
第40回2026年2月1日東京1400mロードフォンス牡61:23.3横山和生安田翔伍(株)ロードホースクラブ

同名の競走

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重賞競走が創設される以前に、同名の特別競走が行われている。

優勝馬

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施行日競馬場距離条件優勝馬性齢タイム優勝騎手管理調教師馬主出典
1984年11月4日東京ダート1400mオープンビゼンエイコー牡31:23.6蛯沢誠治橋本輝雄藤田正蔵[15]
1985年11月3日東京ダート1400mオープンニッソウアンケー牝41:24.3中野渡清一畠山重則赤松繁行[16]
1986年11月2日東京ダート1400mオープンコクサイクラウン牡41:23.4柴田政人稗田敏男芦部博子1986年
(netkeiba.com)

脚注

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参考文献

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  • 「根岸ステークス(GIII)」『中央競馬全重賞競走成績集【古馬関東編】』日本中央競馬会、2006年、169-200頁。 

注釈

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  1. 1,600m以下の競走のアローワンス[10]1月は1kg、2月は0kgとなっている。開催日(天災地変その他やむを得ない事由により開催日の日取りを変更した場合における変更後の開催日を除く)が2日以上連続する場合において、それらの開催日の最初の日とその他の日におけるアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量が当該表に定めるところにより変更されることとなる場合については、当該最初の日現在における当該表による重量をもってそれらの開催日におけるアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量とするため、開催日が2月1日(2015年はこれに該当する)の場合でも前日の土曜日1月31日1月なのでアローワンスは1kgとなる。
  2. 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。

出典

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  1. International Cataloguing Standards Book 2024 (Japan)”. 国際競馬統括機関連盟. 2024年4月29日閲覧。
  2. 1 2 3 4 重賞競走一覧(レース別・関東) (PDF). 日本中央競馬会. p. 3 (2025年). 2025年1月24日閲覧。
  3. 1 2 3 2025年第1回東京競馬番組 (PDF). 日本中央競馬会. 2025年1月24日閲覧。
  4. ダートグレード重賞競走一覧(実施日順)”. 地方競馬全国協会. 2025年1月20日閲覧。
  5. 2025年度第1回東京競馬特別レース名解説 (PDF). 日本中央競馬会. p. 1. 2025年1月24日閲覧。
  6. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 歴史・コース:根岸ステークス 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2025年1月26日閲覧。
  7. 1 2 3 4 5 中央競馬全重賞競走成績集
  8. 1 2 2004年の成績表参照。
  9. 1 2 2005年の成績表参照。
  10. 競馬番組で別に定める事項など(アローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量について) (PDF). 日本中央競馬会. p. 7. 2025年1月24日閲覧。
  11. 第1回 東京競馬成績集計表 (PDF). 日本中央競馬会. pp. 336-337 (2007年). 2021年1月18日閲覧。(索引番号:03023)
  12. 2016年の成績表参照。
  13. 1月16日(土曜)からの競馬場・ウインズ等の営業(無観客競馬・発売取りやめ)”. 日本中央競馬会 (2021年1月14日). 2021年1月22日閲覧。
  14. フォーエバーヤング ブリーダーズカップクラシック優勝記念イベントの実施日本中央競馬会、2026年1月4日配信・閲覧
  15. 「新馬・特別レース勝馬一覧」『優駿』1985年1月号、日本中央競馬会、146頁
  16. 「新馬・特別レース勝馬一覧」『優駿』1986年1月号、日本中央競馬会、146頁

各回競走結果の出典

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外部リンク

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