東海ステークス

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東海ステークス
Tokai S[1]
Solitary-King20120519-1.jpg
第29回東海ステークス
開催国 日本の旗日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 中京競馬場
創設 1984年12月9日
2017年の情報
距離 ダート1800m
格付け GII
賞金 1着賞金5500万円
出走条件 サラ系4歳以上(国際)(指定)
負担重量 別定(#競走条件を参照)
出典 [2][3][4]
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東海ステークス(とうかいステークス)は、日本中央競馬会(JRA)が中京競馬場で施行する中央競馬重賞競走GII)である。競馬番組表上の名称は「東海テレビ杯 東海ステークス(とうかいテレビはい とうかいステークス)」と表記している[3]

寄贈賞を提供する東海テレビ放送は、名古屋市に本社を置く放送局[5]

正賞は東海テレビ杯、地方競馬全国協会理事長賞[2][3]

概要[編集]

1984年に創設された4歳(現3歳)以上の馬による重賞競走「ウインターステークス(GIII)」が本競走の前身[6][7]。1997年にGIIへ格上げされ、名称も「東海テレビ杯 東海ウインターステークス(とうかいテレビはい とうかいウインターステークス)」と改称[6][7]。2000年には当時ダートのオープン特別として春季に行われていた「東海ステークス」と統合され、施行時期を5月に移行のうえ名称も現名称となった[6][7](ただし、2012年は「東海テレビ杯」が外され「東海ステークス」の名称で行われた[6])。2013年に年間を通じたダート路線におけるローテーションが見直された際、1月開催に変更され現在に至る[6]

施行距離は創設当初ダート2200mだったが、1990年にはダート2300mに延長[6]京都競馬場で行われた2010年 - 2012年はダート1900mで行われ[6]、2013年からはダート1800mに変更された[6]。これにより「フェブラリーステークス」へ向けたステップレースとしての性格が強まり[6]、2014年からは本競走の1着馬にフェブラリーステークスの優先出走権が付与されるようになった[6]

外国産馬は1989年から、地方競馬所属馬は1996年からそれぞれ出走可能になった[6]ほか、2006年からは外国馬も出走可能な国際競走となった[6]

競走条件[編集]

以下の内容は、2017年現在[2][3]のもの。

出走資格:サラ系4歳以上

  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(4頭まで)
  • 外国調教馬(8頭まで、優先出走)

負担重量:別定

  • 4歳55kg、5歳以上56kg、牝馬2kg減
    • 2016年1月23日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
    • 2016年1月22日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(2歳時の成績を除く)

賞金[編集]

2017年の1着賞金は5500万円で、以下2着2200万円、3着1400万円、4着830万円、5着550万円[2][3]

歴史[編集]

  • 1984年 - 4歳以上の馬による重賞競走(GIII[注 1])として「ウインターステークス」の名称で創設、中京競馬場のダート2200mで施行[6]
  • 1985年 - 全国指定交流競走に指定。
  • 1987年 - 施行日を愛知杯と交換。
  • 1989年 - 混合競走に指定され、外国産馬が出走可能になる[8]
  • 1996年 - 特別指定交流競走に指定され、地方競馬所属馬が2頭まで出走可能となる[8]
  • 1997年
    • 地方競馬所属馬の出走枠が5頭に拡大[8]
    • GII[注 1]に昇格[6]
    • ダート競走格付け委員会によりダートグレード競走に指定、統一GIIに格付けされる。
    • 名称を「東海テレビ杯 東海ウインターステークス」に変更[6]
  • 2000年 - 名称を「東海テレビ杯 東海ステークス」に変更[6]
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、競走条件を「3歳以上」に変更[8]
  • 2006年
    • 国際競走に変更され、外国調教馬は4頭まで出走可能となる[9]
    • 地方競馬所属馬の出走枠を4頭に変更[9]
  • 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大[10]
  • 2012年 - 競走条件を「4歳以上」に変更[6]
  • 2014年 - この年から本競走の1着馬にフェブラリーステークスへの優先出走権を付与[6]

歴代優勝馬[編集]

距離はすべてダートコース。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

競走名は第13回まで「ウインターステークス」、第14回から第16回は「東海ウインターステークス」、第17回以降は「東海ステークス」[8][6]

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1984年12月9日 中京 2200m アンドレアモン 牡5 JRA 2:18.1 吉永正人 松山康久 (株)アモン
第2回 1985年12月8日 中京 2200m チェリーフット 牡3 JRA 2:19.1 中島敏文 藤本晋 岡本照三
第3回 1986年12月7日 中京 2200m ライフタテヤマ 牡4 JRA 2:19.7 猿橋重利 安田伊佐夫 辻幸雄
第4回 1987年12月6日 中京 2200m クラウンエクシード 騸6 JRA 2:19.9 秋山忠一 小林稔 名古屋友豊(株)
第5回 1988年12月4日 中京 2200m ソダカザン 牡4 JRA 2:19.6 横山典弘 石栗龍雄 曽田正雄
第6回 1989年12月3日 中京 2200m マルブツスピーリア 牡3 JRA 2:21.2 加用正 瀬戸口勉 大沢毅
第7回 1990年12月16日 中京 2300m ナリタハヤブサ 牡3 JRA 2:25.3 横山典弘 中尾謙太郎 山路秀則
第8回 1991年12月15日 中京 2300m ナリタハヤブサ 牡4 JRA 2:24.5 熊沢重文 中尾謙太郎 山路秀則
第9回 1992年12月20日 中京 2300m チェリーコウマン 牝3 JRA 2:25.9 菊沢隆仁 工藤嘉見 (有)弘馬
第10回 1993年12月18日 中京 2300m ローリエアンドレ 牡4 JRA 2:27.5 藤田伸二 境直行 山本精一
第11回 1994年12月17日 中京 2300m ライブリマウント 牡3 JRA 2:27.1 石橋守 柴田不二男 加藤哲郎
第12回 1995年12月16日 中京 2300m キョウトシチー 牡4 JRA 2:31.8 松永幹夫 中尾謙太郎 (株)友駿ホースクラブ
第13回 1996年12月14日 中京 2300m トーヨーシアトル 牡3 JRA 2:24.9 松永昌博 松永善晴 (有)トーヨークラブ 
第14回 1997年11月30日 中京 2300m アブクマポーロ 牡5 船橋 2:24.8 石崎隆之 出川克己 鑓水秋則
第15回 1998年12月6日 中京 2300m マチカネワラウカド 牡4 JRA 2:25.6 石橋守 高橋隆 細川益男
第16回 1999年12月5日 小倉 2400m マイターン 牡4 JRA 2:33.6 橋本美純 宮徹 下井道博
第17回 2000年5月21日 中京 2300m ファストフレンド 牝6 JRA 2:24.2 蛯名正義 高市圭二 竹﨑大晃
第18回 2001年5月20日 中京 2300m ハギノハイグレイド 牡5 JRA 2:23.4 池添謙一 松田国英 日隈良江
第19回 2002年5月19日 中京 2300m ハギノハイグレイド 牡6 JRA 2:22.3 福永祐一 松田国英 日隈良江
第20回 2003年5月25日 中京 2300m ゴールドプルーフ 牡8 名古屋 2:26.5 丸野勝虎 今津勝之 近藤正道
第21回 2004年5月23日 中京 2300m アンドゥオール 牡5 JRA 2:23.7 松永幹夫 長浜博之 (有)社台レースホース
第22回 2005年5月22日 中京 2300m サカラート 牡5 JRA 2:22.6 秋山真一郎 石坂正 (有)サンデーレーシング
第23回 2006年5月21日 中京 2300m ハードクリスタル 牡6 JRA 2:23.6 藤岡佑介 作田誠二 芹澤精一
第24回 2007年5月20日 中京 2300m メイショウトウコン 牡5 JRA 2:26.8 武幸四郎 安田伊佐夫 松本好雄
第25回 2008年5月25日 中京 2300m ヤマトマリオン 牝5 JRA 2:24.0 小林徹弥 安達昭夫 坂東まさ子
第26回 2009年5月24日 中京 2300m ワンダースピード 牡7 JRA 2:23.7 小牧太 羽月友彦 山本信行
第27回 2010年5月23日 京都 1900m シルクメビウス 牡4 JRA 1:55.4 田中博康 領家政蔵 (有)シルク
第28回 2011年5月22日 京都 1900m ワンダーアキュート 牡5 JRA 1:53.7 和田竜二 佐藤正雄 山本信行
第29回 2012年5月19日 京都 1900m ソリタリーキング 牡5 JRA 1:56.4 浜中俊 石坂正 (有)サンデーレーシング
第30回 2013年1月20日 中京 1800m グレープブランデー 牡5 JRA 1:51.0 C. ルメール 安田隆行 (有)社台レースホース
第31回 2014年1月26日 中京 1800m ニホンピロアワーズ 牡7 JRA 1:50.4 酒井学 大橋勇樹 小林百太郎
第32回 2015年1月25日 中京 1800m コパノリッキー 牡5 JRA 1:50.9 武豊 村山明 小林祥晃
第33回 2016年1月24日 中京 1800m アスカノロマン 牡5 JRA 1:51.9 太宰啓介 川村禎彦 豊田智郎
第34回 2017年1月22日 中京 1800m グレンツェント 牡4 JRA 1:53.2 横山典弘 加藤征弘 (有)シルク

同名の競走[編集]

前述の通り、2000年に「ウインターステークス」が「東海ステークス」と名称変更のうえ統合されたが、1999年までは「東海ステークス」という名称の特別競走が別に中京競馬場で行われていた[11]

出典で確認できる1986年から1989年までは準オープンクラス(1400万下)の競走として芝で行われ、1991年よりオープンに変更後はダート1700mで行われていた[11]。1993年は中京競馬場の改修工事によるスケジュールの都合で開催されなかった。

優勝馬[編集]

施行日 競馬場 距離 条件 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
1986年6月15日 中京 芝1800m 1400万下 ホワイトルーパス 牝6 1:49.3 梅野信一 清田十一 井門敏雄
1987年7月11日 中京 芝1800m 1400万下 キーストンコール 牡5 1:48.4 小迫次男 矢野照正 志村勝男
1988年7月9日 中京 芝1800m 1400万下 タマモリック 牝6 1:47.9 南井克巳 吉永忍 タマモ
1989年7月8日 中京 芝1800m 1400万下 ホウエイソブリン 牡6 1:47.6 武豊 目野哲也 北川末次
1991年6月29日 中京 ダート1700m オープン ワンモアニードユー 牡5 1:44.2 角田晃一 渡辺栄 松井一三
1992年7月4日 中京 ダート1700m オープン ヘイセイシルバー 牡4 1:43.5 安藤賢一 大根田裕也 加藤章
1994年7月3日 中京 ダート1700m オープン プロストライン 牡5 1:45.5 竹原啓二 松山康久 社台レースホース
1995年7月2日 中京 ダート1700m オープン チアズアトム 牡6 1:43.5 本田優 星川薫 北村キヨ子
1996年6月2日 中京 ダート1700m オープン スピードアイリス 牝5 1:45.3 福永祐一 森秀行 市川不動産
1997年6月8日 中京 ダート1700m オープン エムアイブラン 牡5 1:44.8 小池隆生 伊藤修司 稲美豊
1998年6月14日 中京 ダート1700m オープン パーソナリティワン 牡4 1:44.3 徳吉孝士 久恒久夫 宗像進
1999年6月13日 中京 ダート1700m オープン キョウトシチー 牡8 1:45.1 安藤勝己 中尾謙太郎 友駿ホースクラブ

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ a b 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。

出典[編集]

  1. ^ IFHA 2015 Tokai TV Hai Tokai S” (英語). International Federation of Horseracing Authorities. 2016年1月19日閲覧。
  2. ^ a b c d 重賞競走一覧(レース別・関西) (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 3. 2017年1月23日閲覧。
  3. ^ a b c d e 平成29年第1回中京競馬番組 (PDF)”. 日本中央競馬会. 2017年1月15日閲覧。
  4. ^ 2017年(1 - 12月)ダート交流重賞競走一覧(実施日順)”. 地方競馬全国協会. 2017年1月23日閲覧。
  5. ^ 2017年度第1回中京競馬特別レース名解説 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 2. 2017年1月23日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s レースについて:東海S 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2017年1月23日閲覧。
  7. ^ a b c 東海ステークスレースガイド”. netkeiba.com. 2016年1月19日閲覧。
  8. ^ a b c d e 中央競馬全重賞競走成績集
  9. ^ a b 第2回 中京競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 1685-1686 (2006年). 2016年1月19日閲覧。
  10. ^ 第2回 中京競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 1650-1651 (2007年). 2016年1月19日閲覧。
  11. ^ a b 東海ステークス(-1999)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2016年1月19日閲覧。

各回競走結果の出典[編集]

外部リンク[編集]