中京競馬場

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中京競馬場
Chukyo Racetrack 15.jpg
メインスタンド「ペガサス」
施設情報
所在地 愛知県豊明市間米町敷田1225
座標 北緯35度4分0.25秒
東経136度59分22秒
座標: 北緯35度4分0.25秒 東経136度59分22秒
開場 1953年8月
所有者 名古屋競馬株式会社
管理・運用者 日本中央競馬会
コース
周回 左回り
馬場 芝・ダート
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中京競馬場(ちゅうきょうけいばじょう Chukyo Racecourse)は、愛知県豊明市[注 1]にある競馬場。施行者は日本中央競馬会(JRA)および愛知県競馬組合(ただし現在休止中)、管理者は名古屋競馬株式会社(後述)。

概要[編集]

基本的に中央競馬では、毎年1月、3月、7月、12月の4開催、26日間(平成28年度)に渡ってレースを開催。非開催時は競馬場内場外発売所「パークウインズ中京競馬場」として発売・払戻業務を行っている。かつては地方競馬(愛知県競馬組合主催)も開催していたが、2002年以降は競馬開催を休止しており、場外発売所としてのみ使用している(後述)。

沿革[編集]

  • 1950年 - 地元間米の旧地主である成田孝らの働きかけにより国営競馬場の設置が決定。
  • 1953年 - 竣工、第1回中京国営競馬開催。

コース[編集]

新設されたゴール前の坂
中京競馬場付近の空中写真。1987年撮影の2枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

2010年(平成22年)4月(高松宮記念終了後)~2012年(平成24年)1月までコースの全面改造工事が行われ[1]、距離設定も大幅に変更された。

コース概要[編集]

芝コース
  • 1周1705.9m(Aコース)、1724.8m(Bコース)。いずれも直線412.5m。高低差3.5m。仮柵の有無により、Aコース、Bコースに分けられる。
    • 最後の直線に2.0%の登り勾配が設けられており、これは中山競馬場(2.24%)に次ぐレベルである。
    • 3-4コーナーは3.5%のバンクとなっている。
  • 設定可能な距離:1200m、*1300m、*1400m、*1600m、2000m、*2200m、*3000m
  • 出走可能頭数(フルゲート):1600mは16頭、それ以外の距離は18頭[2]
ダートコース
  • 1周1530m、直線410.7m。高低差3.4m。
    • 1周距離は東京競馬場(1899m)、京都競馬場(1608m)に次いで3番目、直線は東京競馬場(501.6m)に次いで2番目の長さとなる。
    • 最後の直線に1.4%の登り勾配が設けられている。
  • 設定可能な距離:*1200m、*1400m、*1800m、*1900m、*2500m
  • 出走可能頭数(フルゲート):2500mは14頭、それ以外の距離は16頭[2]
障害コース
  • 仮設障害が置かれた芝コースのみで実施(旧コースにあった襷コースは廃止)
  • 設定可能な距離:*3000m、*3300m(Aコース)、*3330m(Bコース)、3600m、*3900m
  • 出走可能頭数(フルゲート):全コース14頭[2]

(いずれも*はコース改修で新設された距離)

改修前コース[編集]

改修前は、コース・ダートコースともに中央競馬で唯一、「平坦」「小回り」「左回り」の3条件が揃ったコースであった(ただし新潟競馬場改修後は内回りが似た条件になっていた)。コーナーは半径が前半で大きく、後半で小さく取られている「スパイラルカーブ」を採用。このため、中京巧者と呼ばれていた馬も少なからずいた。障害コースは第3コーナーから第1コーナーに向かう襷コースがあるほかは専用コースはなく、芝コースに仮設の竹柵を置いて(置き障害)レースを行っていた。一周距離は芝・ダートとも福島競馬場と並び中央競馬の競馬場では最も短いが、ゴールまでの直線は中山競馬場よりわずかに長かった。3-4コーナーにかけて緩やかな上り下りの坂があり、ゴール前200mからゴールまで緩やかな上り坂になっているがほぼ平坦だった。

芝コース
  • 1周1600m(Aコース)・1619m(Bコース)・1631m(Cコース)(内側の移動柵の位置によって3通り存在する)、直線314m、高低差2.9m
  • 設定可能な距離:*1000m、1200m、*1700m、1800m、2000m、2500m、*2800m
  • フルゲート:1700mは14頭、1000m、1800m、2500mは16頭、1200m、2000m、2800mは18頭(いずれもAコース使用時)
ダートコース
  • 1周1418m、直線312m、高低差2.2m
  • 設定可能な距離:1000m、*1600m、1700m、2300m
  • フルゲート:16頭(1600mは14頭)
障害コース
  • 襷コースの長さ474m
  • 設定可能な距離:2800m、3330m(Aコース)、3370m(Bコース・発走地点はAコースの3330mと同じ)、*3600m
  • フルゲート:14頭

*印の距離の競走は、改修前の時点では施行されていなかった。芝1000m、1700m、ダート1600mについては出走可能頭数が他のコース設定より減るためである。なお、芝2800mは1994年京都競馬場の改修工事による変則日程の関係で、通常では阪神競馬場の芝3000mで行われる「阪神大賞典(GII)」が中京競馬場で行われた際に使用された[3]が、施行されたのはこの1回だけである。

開場当時は砂コースしか存在しなかった。この砂コースはアメリカの施設を参考にして建設された[4]。砂コースは現在のダートコースとはやや異なるもので、当時の重賞競走の記録等でも「砂」と表記されている。1970年に砂コースが芝コースに改修され[4]1974年に調教用コースがダートコースに改修されている[5]

かつては1コーナー付近にポケットがあり、芝1400m・3000mの設定もあった[6]が、1993年のスタンド増築時に廃止された。また芝1600mの設定もあったが、こちらはスタート直後に1コーナーのカーブがあって危険とされた為、行われなくなった。

なお、芝1400m・1600m・3000mの設定は2012年の改修で再設定されている。

名古屋競馬株式会社[編集]

名古屋競馬株式会社
Nagoya Horse Racing Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 458-0822
愛知県名古屋市緑区大将ヶ根一丁目2818番地
設立 1952年(昭和27年)8月
事業内容 中京競馬場の土地建物及び諸設備を所有し、日本中央競馬会に賃貸する不動産賃貸業
代表者 片桐正博(代表取締役社長。片の下部は丁の横棒が突き出る字)
資本金 4億13百万円
売上高 51億26百万円(2008年3月期)
総資産 378億57百万円(2008年3月31日現在)
従業員数 25人(2008年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 愛知県 27.77%
名古屋市 9.53%
名古屋鉄道(株) 8.55%
(2008年3月31日現在)
外部リンク http://www.meikei-nhr.co.jp/
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中京競馬場は、JRA直営の他9場[注 2]とは異なり、スタンドの一部(ツインハット部分)を除き所有し、名古屋競馬株式会社が施設を整備してきている。この会社は競馬法により、東海地方に国営競馬(現在の中央競馬の前身)の開催場をという声に応えるため、1952年8月に設立された。翌1953年8月に競馬場が完成、農林省(現・農林水産省)と施設貸借契約を結び、第1回国営中京競馬を開催することになった。現在は、所有する競馬場の諸施設の修繕等の他に、競馬場近接地にある競馬客用駐車場の管理・運営を行い、JRAの行う中京競馬開催日のイベント・PR活動に協力している。なお、名古屋競馬場を運営する特別地方公共団体の愛知県競馬組合とは別の法人で、愛知県等の地元自治体や名古屋鉄道などの地元企業が出資する非上場の株式会社である。

また、中央競馬に馬主登録しており、活躍した持ち馬にグリーンサンダー佐賀記念勝ち)、メイケイペガスター共同通信杯勝ち)などがいる。勝負服は緑、青袖、白山形二本輪。現在は冠名として「メイケイ」を馬名に使用している。

アクセス[編集]

重賞競走[編集]

GI
GII
GIII


地方競馬の開催[編集]

1953年に国営競馬の中京競馬開催が開始されると、同年10月8日から愛知県競馬組合が主催する地方競馬の中京開催も始まった。しかし、1993年の施設改修後に利用料が大幅に引き上げられたため開催日数は徐々に減少、2002年の正月開催を最後に中京での地方競馬開催は休止している。ただし開催権は引き続き愛知県競馬組合が保持しており、地方競馬全国協会でも地方競馬の競馬場のひとつとして明記している[8]

1971年から1995年までは全国の地方競馬で唯一、芝コースを使用してレースが行われていた[注 3][注 4]。現在は名古屋競馬場のダートコースで行われている駿蹄賞東海桜花賞のほか、1989年には中央・地方全国交流競走「名古屋市制100周年記念」(1990年からは地方全国交流競走「ターフチャンピオンシップ」に変更)も芝コースで行われていた[9]

中京開催を行っていたころは地方競馬招待を勝ったリュウアラナス、オールカマーを勝ったジュサブロー、テレビ愛知オープンを勝ったトミシノポルンガなど、中央の芝でも活躍した馬が多数いた。中央に移籍して活躍したステートジャガーヒカリデユールのほか、オグリキャップも笠松所属時に芝の中京盃を勝っている[9]。かつては笠松競馬に所属していた騎手の安藤勝己も中京の芝コースは乗り慣れていた。

現在、中京競馬場では名古屋競馬・笠松競馬開催時の場外発売のみ行われている。

ファンファーレ[編集]

高松宮記念ファンファーレ演奏

特別競走「名鉄杯」では、名鉄電車の「ミュージックホーン」をアレンジしたファンファーレを使用する[10]。レース発走前には名鉄ブラスバンドによるファンファーレの生演奏が行われることもある[10]

スタンド[編集]

2012年現在は「ペガサス」「ツインハット」の2スタンドが使用されている。

ペガサス[編集]

現在のメインスタンドである「ペガサス」は2012年2月4日にプレオープンし、同年3月3日の第1回中京競馬初日にてグランドオープンした。

2011年10月に新スタンドの愛称を公募した結果『ペガサス』となることが決まり、それに合わせて中京競馬場のマスコットキャラ『ペガスター』が採用された[11]。「ペガサス」には国内の競馬場としては初めて屋根に太陽電池パネルが設置される。パネル面積は720m2(スタンド屋根面積の約半分)、年間発電量は約12万kWで、競馬開催のない平日であれば競馬場内のほぼ全ての消費電力を賄える(競馬開催日の消費電力に換算すると約2%相当)[12]。また中京競馬場は東海地震発生時の広域避難場所に指定されていることから、耐震性能についても「(2012年時点の)耐震基準の25%増し」とされている[13]

4階にB指定席(765席 禁煙 1,500円)と車椅子指定席(5席 禁煙 1,500円)がある。いずれも屋外指定席となっている。

地下には「勝ち馬ビュー」と呼ばれる、検量室を一般のファンが見られるゾーンも設けられた。東京競馬場の「ホースプレビュー」と同趣旨の施設だが、中京では地下馬道等の間隔がないため、ガラス越しにダイレクトに検量室の様子を見ることができる。

ツインハット[編集]

西側に隣接する搭形の建物。1993年に旧メインスタンドが大改修された時に増設され、正門から見た形状が帽子を2つ並べたようにみえることから「ツインハット」の愛称がついた。

6階建てで、6階には馬主・来賓席、4階・5階にはA指定席(4階304席禁煙/5階504席禁煙 2,000円)、3階にはシニア席(131席禁煙 無料)、1階にはシニアサロン(掘りごたつ席は28席禁煙 500円/椅子席は25席禁煙 500円)がある。ペガサスオープン時に6階のS指定席(120席禁煙 3,000円)は廃止された。2015年に、6階にi-seatとラウンジシートがオープンした。

  • 指定席については事前に整理券を配布して発売を行っている。高松宮記念、チャンピオンズカップ、有馬記念当日はA指定席は6時すぎ、B指定席も8時までに配布終了することが多く、他場GI、中京競馬場での重賞当日は指定席は9時前後に売り切れることが多い。
  • 非開催時(パークウインズ)にはA指定席を1席500円にて発売している(土曜日は5階のみ、日曜日は4・5階)。

旧メインスタンド[編集]

「在来スタンド」とも呼ばれる。1970年に完成、1993年に大規模な改修を行った。2010年春開催を以って閉鎖・解体された。

5階建てで、4階にはB指定席(336席禁煙 1,500円)とC指定席(370席禁煙 1,000円)、5階にはC指定席(350席禁煙 1,000円)があった。同スタンドは、老朽化に加え1981年建築基準法施行令改正に伴い大幅に強化された耐震基準(いわゆる「新耐震基準」)に適合していないという問題を抱えていたため、「ペガサス」へ建て替えられることになった[13]

レコードタイム[編集]

出典:JRA公式サイト 中央競馬レコードタイム 中京競馬場

  • †は基準タイム。
  • 2017年3月12日終了現在

芝コース(2歳)[編集]

距離 タイム 競走馬 性別 斤量 騎手 記録年月日
1200m 1:08.5 ショウナンマッシブ 55kg A.シュタルケ 2016年12月3日
1300m
1400m 1:21.5 レッドオーヴァル 54kg M.デムーロ 2012年12月1日
1600m 1:34.7 シルバーステート 54kg 福永祐一 2015年7月25日
2000m 2:02.2 ローデッド 54kg 川島信二 2014年12月13日

芝コース(3歳以上)[編集]

距離 タイム 競走馬 性齢 斤量 騎手 記録年月日
1200m 1:06.7 ビッグアーサー 牡5 57kg 福永祐一 2016年3月27日
1300m
1400m 1:19.6 トーセンデューク 牡6 57kg 四位洋文 2017年3月12日
1600m 1:32.8 エーシンミズーリ 牡4 57kg 川田将雅 2012年6月30日
2000m 1:58.4 パドルウィール 牡5 57kg 川田将雅 2016年7月17日
2200m 2:09.9 グリュイエール 牡4 56kg C.ルメール 2016年3月27日
3000m

ダートコース(2歳)[編集]

距離 タイム 競走馬 性別 斤量 騎手 記録年月日
1200m 1:12.2 ルイカズマ 54kg 浜中俊 2013年7月21日
1400m 1:24.5 クリスタルタイソン 55kg H.ボウマン 2015年12月5日
1800m 1:54.8 ダノンスパーク 55kg 松若風馬 2015年12月13日

ダートコース(3歳以上)[編集]

距離 タイム 競走馬 性齢 斤量 騎手 記録年月日
1200m 1:10.1 キクノストーム 牡3 54kg 幸英明 2012年7月1日
1400m 1:21.9 アドマイヤロイヤル 牡6 56kg 四位洋文 2013年7月7日
1800m 1:48.9 サトノプリンシパル 牡4 57kg 川須栄彦 2014年7月5日
1900m 1:58.1 ダヴィンチバローズ 牡6 54kg 和田竜二 2014年7月19日
2500m 2:44.6† アズマリュウセイ 牡3 55kg 鮫島良太 2012年12月8日

障害[編集]

距離 タイム 競走馬 性齢 斤量 騎手 記録年月日
芝3000m 3:16.7 エッケザックス 騸4 60kg 浜野谷憲尚 2016年7月24日
芝3300m 3:34.3 スマートリバティー 牡7 60kg 白浜雄造 2015年7月4日
芝3330m 3:39.5 コアレスドラード 牡8 60kg 難波剛健 2016年1月16日
芝3600m
芝3900m

2010年3月28日まで行われていたコースでのレコードタイム[編集]

出典:JRA公式サイト 中央競馬レコードタイム 中京競馬場(改修工事前)

  • 現在は全て廃止されている。

芝コース(2歳)[編集]

距離 タイム 競走馬 性別 斤量 騎手 記録年月日
1000m 0:57.6 サツマリーベ 53kg 上村洋行 1994年9月11日
1200m 1:08.2 ヤマニンパラダイス 53kg 武豊 1994年9月10日
1700m 1:42.7 シュアハピネス 54kg 古川吉洋 2000年11月26日
1800m 1:47.5 メイショウサムソン 57kg 石橋守 2005年12月17日
2000m 2:01.2 ビーチランデブー 55kg C.スミヨン 2009年12月12日

芝コース(3歳以上)[編集]

距離 タイム 競走馬 性齢 斤量 騎手 記録年月日
1000m 0:56.9 パンペロウ 牝4 55kg 小野次郎 1995年12月9日
1200m 1:06.7 シーイズトウショウ 牝5 57kg 池添謙一 2005年5月21日
1700m 1:40.6 ノースフライト 牝4 55kg 武豊 1994年3月6日
1800m 1:45.5 ベルジュール 牡3 53kg 鮫島良太 2006年9月23日
2000m 1:56.9 ローゼンクロイツ 牡5 57kg 藤岡佑介 2007年3月4日
2500m 2:31.4 タップダンスシチー 牡3 53kg 松田大作 2000年12月9日
2800m 2:55.2† ムッシュシェクル 牡6 58kg 藤田伸二 1994年3月13日

ダートコース(2歳)[編集]

距離 タイム 競走馬 性別 斤量 騎手 記録年月日
1000m 0:58.6 グランデワイルド 55kg 中舘英二 2009年12月12日
1600m 1:40.2 ラインウイナー 54kg 千田輝彦 1997年12月6日
1700m 1:45.9 タガノエスペランサ 55kg 橋本美純 2005年12月24日

ダートコース(3歳以上)[編集]

距離 タイム 競走馬 性齢 斤量 騎手 記録年月日
1000m 0:57.7 マキハタサイキック 牝3 51kg 高井彰大 2003年12月13日
1600m 1:38.0 エンジェルパーツ 牝4 52kg 渡辺薫彦 1995年7月1日
1700m 1:42.9 ロードプリヴェイル 牡5 58kg 武豊 2003年5月31日
2300m 2:22.3 ハギノハイグレイド 牡6 58kg 福永祐一 2002年5月19日

障害[編集]

距離 タイム 競走馬 性齢 斤量 騎手 記録年月日
芝2800m 3:00.3 ピクシーストーン 牡5 60kg 植野貴也 2008年6月8日
芝3330m 3:37.8 コウエイトライ 牝5 60kg 小坂忠士 2006年9月18日
芝3370m 3:37.6 ジャイアンツエール 牡6 60kg 西谷誠 2008年6月7日
芝3600m 3:57.5† キンセンアラシ 牡4 59kg 村山明 1994年9月17日

その他[編集]

  • 東海地震に関する注意情報が発表された場合には開催を中止し、勝馬投票券の発売と払戻を停止することになっている[注 5][14]
  • 2002年8月より名鉄7000系車両(7027号、7092号、7028号の3両)が保存され、「パノラマステーション」の愛称が用いられている。運転席の見学もでき、場外発売日にはミュージックホーンを吹鳴することもできる。中間車である7092号は、座席をすべて取り外し、改装の上ビッフェとしてオープンした。ビッフェ・パノラマとして営業している[15][16]
  • 3月の第2回開催では、主場では騎乗機会が少ない多くの新人ジョッキーがデビューする。2010年1月現在、栗東所属で通算1000勝以上をあげている藤田伸二四位洋文福永祐一の初騎乗は中京競馬場である。
  • 1日の入場客数のレコードは、中京競馬場初のGI競走開催かつ三冠馬ナリタブライアンが出走した1996年5月19日の高松宮杯(7万4201人)である[15]
  • スポーツ新聞・競馬新聞やレーシングプログラムにおいて、出馬表の過去成績欄には「名」と表記されるが、これは「中」だと「中山競馬場」、「京」だと「東京競馬場」か「京都競馬場」と誤解を招く恐れがあるためで、中京競馬場の所在地に近い「名古屋市」から取っているとしている[要出典]

厩舎[編集]

かつては競馬場に厩舎地区が存在し、競走馬の調教が行われていた。京都競馬場や阪神競馬場の収容能力が限界となったために設置されたもので、1969年8月、栗東トレーニングセンターの設置により栗東に集約移転された[17]。なお、栗東トレーニングセンター開設の際には中京競馬場所属の厩舎が第一陣として移動した[18]

ここに厩舎を構えた調教師の中でも星川泉士は、1958年第18回のタイセイホープ、1959年第19回のウイルデイール皐月賞連覇をなし遂げたことで知られる。また、アドラーブルフサイチコンコルドで知られる小林稔が厩舎を開業した際も中京所属で、後に、第1回高松宮杯にシュンサクオーで勝利した際、小林は「縁ある中京の新設重賞をどうしても勝ちたかった」と語っている。ちなみに、この小林は国営中京競馬の勝利騎手第1号でもある。

元所属調教師[編集]


注釈[編集]

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  1. ^ 業務区域の一部は名古屋市緑区にまたがっている。最寄駅である中京競馬場前駅も名古屋市緑区に所在する。
  2. ^ かつての札幌・函館におけるホッカイドウ競馬、新潟における地方競馬の開催は、地方競馬主催者がJRAから施設を賃借して競馬を行っていた。
  3. ^ 1996年以降は現在地に移転・開設された盛岡競馬場で、芝の競走が行われている。
  4. ^ 札幌競馬場函館競馬場はJRAとホッカイドウ競馬(函館開催は1997年で終了、札幌開催は2010年以降休止)の併用、新潟競馬場はJRAと新潟県競馬組合の併用だったが、いずれも芝コースは使用しなかった。
  5. ^ ウインズ名古屋石和、エクセル浜松も同様の措置がとられる。

出典[編集]

  1. ^ 中京競馬場のメインスタンド改築・馬場全面改造 日本中央競馬会プレスリリース 2010年3月20日
  2. ^ a b c 平成27年競馬番組一般事項(III:出走可能頭数 - 中京競馬場) (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 12. 2015年10月20日閲覧。
  3. ^ 1994年3月13日 第42回阪神大賞典(GII) Yahoo!スポーツ 競馬
  4. ^ a b 日本中央競馬会総務部(編集) 『日本中央競馬会20年史』、1976年、286頁。 
  5. ^ 日本中央競馬会総務部(編集) 『日本中央競馬会20年史』、1976年、288頁。 
  6. ^ 1991年3月10日 第39回阪神大賞典(GII) Yahoo!スポーツ 競馬
  7. ^ a b 中京競馬場(アクセス・営業時間案内) - 日本中央競馬会、2015年1月14日閲覧
  8. ^ 地方競馬の基礎知識(地方競馬の競馬場一覧) - 地方競馬全国協会、2014年11月20日閲覧
  9. ^ a b web Furlong 2014(REWIND 90's)第32回:1992年 ターフチャンピオンシップ - 地方競馬全国協会、2014年11月20日閲覧
  10. ^ a b 中京 ファンファーレ” (日本語). 競馬場だより. 日本中央競馬会 (2008年3月14日). 2011年12月6日閲覧。
  11. ^ 新スタンド愛称は「ペガサス」に!【中京競馬場】 - JRA公式サイト 2011年11月27日閲覧
  12. ^ 東京中日スポーツ・2012年2月8日付 13面
  13. ^ a b 東京中日スポーツ・2012年2月10日付 11面
  14. ^ 東海地震の防災対策(注意報発表時の対応)について”. 日本中央競馬会. 2015年3月29日閲覧。
  15. ^ a b 『日本中央競馬会50年史』 日本中央競馬会、2005年、491頁。 
  16. ^ 徳田耕一 『パノラマカー栄光の半世紀』 JTBパブリッシング〈キャンブックス〉、2009年、129頁。 
  17. ^ 栗東トレーニング・センター(トレセンの沿革)”. 日本中央競馬会. 2015年2月8日閲覧。
  18. ^ 『日本中央競馬会50年史』 日本中央競馬会、2005年、76,479頁。 

外部リンク[編集]