村山明 (競馬)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
村山明
2011年マーチS表彰式
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都東村山市
生年月日 (1971-08-18) 1971年8月18日(52歳)
身長 160.0 cm
体重 52.0 kg
血液型 O型
騎手情報
所属団体 日本中央競馬会
初免許年 1990年3月1日
免許区分 平地・障害
騎手引退日 2007年2月20日
重賞勝利 2勝
通算勝利 3186戦218勝
調教師情報
初免許年 2008年
経歴
所属 騎手
1990年3月-1996年5月 斉藤義美
1996年9月-1999年6月 フリー
1999年6月-2001年3月 大沢真
2001年3月-2002年1月 フリー
2002年1月-2002年5月 松田国英
2002年5月-2002年10月 フリー
2002年10月-2003年5月 松田国英
2003年5月-2003年12月 フリー
2003年12月-2004年5月 松田国英
2004年5月-2004年12月 フリー
2004年12月-2005年1月 松元省一
2005年1月-2006年12月 フリー
2006年12月-引退 角居勝彦
調教助手
2007年2月-2008年2月 角居勝彦
調教師
2008年-現在
テンプレートを表示

村山 明(むらやま あきら、1971年8月18日 - )は、日本中央競馬会 (JRA) 栗東トレーニングセンター所属の調教師で、元騎手、元調教助手東京都東村山市出身。

来歴[編集]

騎手・調教助手時代[編集]

1990年競馬学校第6期生として卒業し、騎手免許を取得。同期には江田照男浜野谷憲尚らがいる。斉藤義美厩舎所属として騎手デビュー。初騎乗は同年3月3日阪神競馬第3競走のユーワコスモスで11着、初勝利は同年4月22日福島競馬第8競走のヤマノオリオンであった。

3年目からは障害競走にも騎乗するようになり、1994年には中京障害ステークスをキンセンアラシで制して重賞初勝利を挙げた。平地競走の重賞は2000年武蔵野ステークスサンフォードシチーで優勝している。

1996年に斉藤義美厩舎を離れフリーに、1999年には大沢真厩舎所属となったが、2001年2月に大沢が調教師を勇退したため再度フリーになった。翌2002年1月松田国英厩舎所属となったが、以降はフリーと厩舎所属を頻繁に繰り返した。

2007年2月20日付で騎手を引退し、角居厩舎の調教助手に転身した。騎手成績は3186戦218勝(うち重賞2勝、障害戦222戦26勝)であった。

調教師時代[編集]

2008年には調教師免許を取得し、9月21日付で橋本寿正厩舎から中村均厩舎に臨時貸付けとなっていた馬を引き継ぐかたちで厩舎を開業した。開業時の馬房数は14。

同年10月19日には、メイクデビュー京都をテスタマッタで勝利し、自身の管理馬初勝利をあげた。そのテスタマッタが2009年のジャパンダートダービーを制して重賞初勝利。また、同年の新潟記念をホッコーパドゥシャで制しこれがJRA重賞初勝利となった。なお新潟記念は村山と競馬学校で同期の江田照男の騎乗(石橋脩の落馬負傷による乗り替わり)によるものだった。

2012年2月19日のフェブラリーステークスをテスタマッタで勝利し、JRA本場所でのGI競走初制覇するとともに、騎手時代に2001年の同競走でサンフォードシチーに騎乗し1番人気で敗退した無念を晴らした。

2014年2月23日、フェブラリーステークス (GI) を単勝16番人気コパノリッキー田辺裕信騎手騎乗)で勝利。

同年12月14日、カペラステークス (GIII) を単勝12番人気ダノンレジェンド丸田恭介騎手騎乗)で勝利。

2017年7月23日、サトノファイヤーでJRA通算200勝を達成[1]

2020年8月14日17時すぎ、栗東トレーニングセンターの村山厩舎で火災が発生。管理馬5頭が死亡[2]

騎手成績[編集]

通算成績 1着 2着 3着 騎乗数 勝率 連対率
平地 192 176 232 2964 .065 .124
障害 26 20 30 222 .117 .207
218 196 262 3186 .068 .130
日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初騎乗 1990年3月3日 2回阪神3日3R 3歳未勝利 ユーワコスモス 11頭 11 11着
初勝利 1990年4月22日 1回福島2日8R 4歳上500万下 ヤマノオリオン 12頭 2 1着
重賞初騎乗 1992年8月2日 2回札幌8日11R 札幌3歳S レディエックス 14頭 9 6着
重賞初勝利 1994年9月17日 3回中京3日9R 中京障害S(秋) キンセンアラシ 9頭 2 1着
GI初騎乗 1995年12月10日 5回中山4日11R 朝日杯3歳S セイントリファール 12頭 10 4着

主な騎乗馬[編集]

  • キンセンアラシ(1994年中京障害ステークス〈秋〉)
  • サンフォードシチー(2000年武蔵野ステークス)

調教師成績[編集]

日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初出走 2008年9月28日 2回札幌6日7R 3歳上500万下 コパノオーシャンズ 12頭 6 4着
初勝利 2008年10月19日 4回京都4日4R 2歳新馬 テスタマッタ 13頭 5 1着
重賞初出走 2009年3月14日 2回中京1日11R 中京記念 ホッコーソレソレー 18頭 14 7着
重賞初勝利 2009年8月30日 3回新潟6日11R 新潟記念 ホッコーパドゥシャ 18頭 5 1着
GI初出走 2009年11月1日 4回東京8日11R 天皇賞(秋) ホッコーパドゥシャ 18頭 17 16着
GI級初勝利 2009年7月8日 6回大井4日11R ジャパンダートダービー テスタマッタ 13頭 4 1着
GI初勝利 2012年2月19日 1回東京8日11R フェブラリーS テスタマッタ 16頭 7 1着

主な管理馬[編集]

※括弧内は当該馬の優勝重賞競走、太字はGI級競走。

主な厩舎所属者[編集]

※太字は門下生。括弧内は厩舎所属期間と所属中の職分。

  • 平田秀也(2008年-現在 調教助手)
  • 桜井誠二(2008年-現在 調教助手)
  • 小崎綾也(2014年-2017年 騎手)
  • 高橋一哉(2012年-2018年 調教助手)

脚注[編集]

  1. ^ “村山師 JRA通算200勝を達成!現役108人目”. スポーツニッポン (Sponichi Annex). (2017年7月24日). https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2017/07/24/kiji/20170723s00004048426000c.html 2017年7月24日閲覧。 
  2. ^ 栗東トレセン火災5頭犠牲 原因の特定には至らず”. 日刊スポーツ (2020年8月15日). 2020年8月17日閲覧。
  3. ^ ダノンレジェンドJBISサーチ
  4. ^ オールブラッシュnetkeiba.com
  5. ^ ケイアイドリー”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年6月1日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]