コンテンツにスキップ

マーキュリーカップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マーキュリーカップ
(副称:メイセイオペラ記念)
第13回マーキュリーカップ
開催国 日本の旗 日本
主催者 岩手県競馬組合
競馬場 盛岡競馬場
第1回施行日 1997年7月21日
2026年の情報
距離 ダート2000m
格付け JpnIII / 国際LR
賞金 1着賞金3000万円
出走条件 サラブレッド系3歳以上(指定交流)
出走資格も参照
負担重量 別定(本文に記載
出典 [1]
テンプレートを表示

マーキュリーカップは、岩手県競馬組合盛岡競馬場で施行する重賞競走ダートグレード競走JpnIII)である。正式名称は農林水産大臣賞典 メイセイオペラ記念 マーキュリーカップと表記される。競走名は太陽系第1惑星である水星を意味するマーキュリー(Mercury)から。

概要

[編集]
メイセイオペラ(1994 - 2016)

1997年に創設された中央・地方全国指定交流競走で、第1回よりダート競走格付け委員会によって統一GIIIに格付けされている[2]

第1回は水沢競馬場のダート2000mで施行された。第4回目の2000年より施行競馬場を盛岡競馬場に変更し[2]現在に至っている。なお、距離の変更は創設以降行われていない。

例年海の日に開催されており、岩手競馬の夏の風物詩となっている(ただし、祝日法が改正される2003年以前において海の日が土曜日となった第1回と第6回を除く)。なお、2020年の第24回及び2021年の第25回は平日開催となる。

また、岩手競馬で年度の最初に行われる交流重賞競走でもある。

地方勢の優勝は2015年まで第2回のメイセイオペラ(水沢)と第19回のユーロビート(大井)の2頭である[3]。また、3歳馬も出走可能であるがこれまでに優勝したことはない。

2019年と2020年は農林水産大臣賞がつかず、「メイセイオペラ記念 マーキュリーカップ」の名称で行われた。

条件・賞金等(2026年)

[編集]
出走資格
サラブレッド系3歳以上、指定交流
負担重量
3歳50kg、4歳以上54kg(牝馬2kg減)を基本に、更に以下のように斤量が課せられる[1]。ただし2歳時の成績は対象外。
  1. 本年7月15日以前のGI・JpnI競走優勝馬は5kg増、GII・JpnII競走優勝馬は3kg増、GIII・JpnIII競走優勝馬1kg増。
  2. 上記重量に加え、G及びJpn競走を通算3勝以上している馬は1kg増で、さらに2勝ごとに1kg増。
  3. 負担重量の上限は3歳56kg、4歳以上60㎏(牝馬2kg減)。
賞金等
賞金額は1着3000万円、2着1050万円、3着600万円、4着450万円、5着300万円[1]、着外手当は6着45万円、7着30万円、8着以下15万円[4]
副賞
農林水産大臣賞、日本中央競馬会理事長賞、日本馬主協会連合会長奨励賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、岩手県馬主会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞、NAR生産牧場賞、岩手県知事賞、開催執務委員長賞[1]

過去の賞金額

[編集]
賞金(万円)
回数総額1着2着3着4着5着
第1回(1997年)555030001200600450300
第2回(1998年)
第3回(1999年)525030001050510390300
第4回(2000年)
第5回(2001年)51003000900510390300
第6回(2002年)
第7回(2003年)
第8回(2004年)
第9回(2005年)
第10回(2006年)
第11回(2007年)
第12回(2008年)46503000750450300150
第13回(2009年)37502500575325225125
第14回(2010年)34502300529299207115
第15回(2011年)
第16回(2012年)
第17回(2013年)
第18回(2014年)
第19回(2015年)
第20回(2016年)
第21回(2017年)
第22回(2018年)
第23回(2019年)3565598322230
第24回(2020年)3680644368138
第25回(2021年)3910805460115
第26回(2022年)47602800980560280140
第27回(2023年)525030001050600390210
第28回(2024年)

歴史

[編集]
  • 1997年 - 水沢競馬場のダート2000mの4歳(現3歳)以上の別定重賞(統一GIII)競走マーキュリーカップとして創設。
  • 2000年
  • 2007年 - 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告に伴う重賞の格付け表記の変更により、統一グレード表記をJpnIIIに変更。
  • 2011年
    • この年から、負担重量の算定方法が現行の基準に変更される。
    • 標準となる斤量を2kg減。
    • グレードレース勝利数を基準とする加算斤量および上限を設定。
  • 2016年 - 元・岩手競馬所属で1998年の本競走優勝馬メイセイオペラが同年7月1日に死亡したことを受け、「メイセイオペラ追悼レース」の副称をつけて施行する[5]
  • 2017年 - この年から、「(メイセイオペラ記念)」の副称をつけて施行[6]

歴代優勝馬

[編集]

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。JRA所属手・調教師についてはJRAでの表記に従う。

全てダート2000mで施行。

回数施行日競馬場優勝馬性齢所属タイム優勝騎手管理調教師馬主
第1回1997年7月21日水沢パリスナポレオン牡6JRA2:13.0田中勝春伊藤修司巴山勝文
第2回1998年7月20日水沢メイセイオペラ牡4水沢2:09.0菅原勲佐々木修一(有)明正商事
第3回1999年7月20日水沢オースミジェット牡5JRAR2:06.7四位洋文白井寿昭山路秀則
第4回2000年7月20日盛岡オースミジェット牡6JRA2:06.8四位洋文白井寿昭山路秀則
第5回2001年7月20日盛岡ミラクルオペラ牡4JRA2:05.3幸英明領家政蔵西森鶴
第6回2002年7月22日盛岡プリエミネンス牝5JRA2:06.4柴田善臣伊藤圭三(有)グランド牧場
第7回2003年7月21日盛岡ディーエスサンダー牡4JRA2:04.4勝浦正樹藤原辰雄秋谷壽之
第8回2004年7月19日盛岡スナークレイアース牡9JRA2:05.8小野次郎川村禎彦杉本仙次郎
第9回2005年7月18日盛岡ピットファイター牡6JRA2:05.8安藤勝己加藤征弘臼田浩義
第10回2006年7月17日盛岡クーリンガー牡7JRA2:07.0和田竜二岩元市三林進
第11回2007年7月16日盛岡シャーベットトーン牡5JRA2:04.0吉田豊奥平雅士(有)社台レースホース
第12回2008年7月21日盛岡サカラート牡8JRA2:05.1中舘英二石坂正(有)サンデーレーシング
第13回2009年7月20日盛岡マコトスパルビエロ牡5JRA2:04.0安藤勝己鮫島一歩眞壁明
第14回2010年7月19日盛岡カネヒキリ牡8JRA2:04.8横山典弘角居勝彦金子真人ホールディングス(株)
第15回2011年7月18日盛岡ゴルトブリッツ牡4JRA2:04.2川田将雅吉田直弘(有)キャロットファーム
第16回2012年7月16日盛岡シビルウォー牡7JRAR2:02.1岩田康誠戸田博文(有)社台レースホース
第17回2013年7月15日盛岡ソリタリーキング牡6JRA2:03:1福永祐一石坂正(有)サンデーレーシング
第18回2014年7月21日盛岡ナイスミーチュー牡7JRAR2:01.9小牧太橋口弘次郎(株)ダノックス
第19回2015年7月20日盛岡ユーロビート6大井2:07.8吉原寛人渡邉和雄吉田和美
第20回2016年7月18日盛岡ストロングサウザー牡5JRA2:02.4田辺裕信久保田貴士村木篤
第21回2017年7月17日盛岡ミツバ牡5JRA2:02.1松山弘平加用正(株)協栄
第22回2018年7月16日盛岡ミツバ牡6JRA2:03.5松山弘平加用正(株)協栄
第23回2019年7月15日盛岡グリム牡4JRA2:03.2武豊野中賢二(株)カナヤマホールディングス
第24回2020年7月21日盛岡マスターフェンサー牡4JRA2:03.0川田将雅角田晃一(株)吉澤ホールディングス
第25回2021年7月20日盛岡マスターフェンサー牡5JRA2:05.7松山弘平角田晃一(株)吉澤ホールディングス
第26回2022年7月18日盛岡バーデンヴァイラー牡4JRA2:02.5福永祐一斉藤崇史(有)キャロットファーム
第27回2023年7月17日盛岡ウィルソンテソーロ牡4JRA2:01.8川田将雅小手川準了徳寺健二ホールディングス(株)
第28回2024年7月15日盛岡クラウンプライド牡5JRA2:03.8横山武史新谷功一吉田照哉
第29回2025年7月21日盛岡カズタンジャー牡4JRA2:03.9川田将雅新谷功一吉田和美
  • レースレコード - 2:01.8(第27回優勝馬ウィルソンテソーロ)
  • タイム欄のRはコースレコードを示す。

脚注・出典

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. 1 2 3 4 令和8年度第4回 盛岡競馬競走番組表(概定) (PDF). 岩手競馬オフィシャルページ. 2026年7月17日閲覧。
  2. 1 2 マーキュリーC 過去10年の傾向”. 岩手競馬 公式WEBSITE. 2015年7月22日閲覧。
  3. “【盛岡・マーキュリーC】地方馬17年ぶり!ユーロビート圧勝”. スポーツニッポン. 2015年7月21日. 2015年7月22日閲覧.
  4. 令和8年度第4回盛岡競馬 改定番組 (PDF). 岩手競馬オフィシャルページ. 2026年7月17日閲覧。
  5. 【レースハイライト】第20回 マーキュリーカップJpnIII”. web Furlong 2016. 地方競馬全国協会. 2018年11月22日閲覧。
  6. 2017年ダートグレード競走の日程・格付けについて地方競馬全国協会、2016年11月22日閲覧

各回競走結果の出典

[編集]

外部リンク

[編集]