岩田康誠

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岩田康誠
Yasunari-Iwata20120408.jpg
2012年桜花賞表彰式
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 兵庫県姫路市
生年月日 (1974-03-12) 1974年3月12日(42歳)
身長 160cm
体重 50kg
血液型 AB型
騎手情報
所属団体 日本中央競馬会
所属厩舎 兵庫・清水正人(1989 - 2006)
栗東・フリー(2006 - )
勝負服 白・青襷(兵庫)
初免許年 1991年(兵庫)/2006年(JRA)
免許区分 平地[1]
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園田時代の岩田康誠
2007年ジャパンカップ
2010年皐月賞
2012年東京優駿

岩田 康誠(いわた やすなり、1974年3月12日 - )は、日本中央競馬会 (JRA) 所属の騎手。1991年10月から2006年2月までは、兵庫県競馬組合の清水正人厩舎に所属していた。

来歴[編集]

兵庫県競馬所属時代[編集]

地方競馬教養センター長期騎手課程54期で、1991年に騎手デビュー[2]。同期には、山田信大新潟船橋、現調教師)などがいる[3]

1990年代後半から小牧太JRA移籍まで、「園田の2本柱」と呼ばれていた[4]。2000年には前年まで8年連続でリーディングジョッキーとなっていた小牧を上回り、初めて兵庫リーディングジョッキーとなった[4]。以後2002年、2004年、2005年に兵庫のリーディングを獲得している。

NARグランプリでは1996、1997、2002で優秀騎手賞を、2005で特別賞を受賞している[5][6]

2006年に中央競馬へ移籍するまでに地方競馬で2941勝をあげた[7]

中央競馬への遠征[編集]

兵庫県競馬所属時代から中央競馬にも積極的に参戦。2002年にはビリーヴセントウルステークスを制して中央競馬の重賞を初制覇した。

2004年には菊花賞デルタブルースで制し、地方競馬所属の騎手としては初めて中央競馬のクラシックを制覇[8]、地方競馬所属の騎手が中央の競走馬に騎乗してGI競走を制覇したのも史上初のことであった[9]

2005年には第1回WSJS地方騎手代表選定競走(現・スーパージョッキーズトライアル)に優勝し、第19回ワールドスーパージョッキーズシリーズに地方競馬代表として参戦。最終戦のゴールデンサドルトロフィーではオースミグラスワンで1着になって、総ポイントで41点を挙げ、総合優勝した(地方競馬の騎手が同シリーズを総合優勝するのは第8回(1994年)の石崎隆之船橋)、第11回(1997年)の川原正一(当時笠松所属)、第15回(2001年)の鮫島克也佐賀)に次いで4年ぶり4人目であった)[10]

中央移籍後[編集]

中央に移籍した2006年には、デルタブルースとのコンビで豪州のメルボルンカップ(GI)に挑戦、岩田にとってこれが初めての海外遠征であったが、それをものともせず勝利をおさめた[11]

2012年、ディープブリランテ東京優駿を初制覇、ダービージョッキーとなる[12]

人物[編集]

1996年にケイエスヨシゼンで兵庫アラブ三冠を達成したが、三冠目の六甲盃ではプレッシャーで胃液を戻してしまった。[13]

評価[編集]

  • JRA所属の騎手藤田伸二は岩田について、勝ちにこだわりレース勘が備わっていると評価する一方、「馬の背中にトントンと尻をつけるような」騎乗フォームについては、見た目が不恰好である上「馬の背中を痛めてしまう」という理由から「絶対に認めたくない」と否定している[14]。藤田は、岩田がレースに勝つのはこのような騎乗フォームによるものではなく、「強い馬に乗っているから」に過ぎないと述べている[15]。また藤田は岩田の、自身も安全に配慮した騎乗が十分にできずしばしばJRAによる制裁の対象となっているにもかかわらず若手の騎手に対しては安全に配慮した騎乗ができていないとジョッキールームで「威圧」する姿勢を批判している[16]

主な騎乗馬[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 平成28年度 騎手免許試験合格者 (PDF)”. 日本中央競馬会 (2016年2月11日). 2016年3月25日閲覧。
  2. ^ “岩田康誠騎手が騎手候補生と模擬レース!”. 地方競馬全国協会. (2003年5月20日). http://www.keiba.go.jp/topics/2003/0520-topics.html 2015年9月4日閲覧。 
  3. ^ 高橋華代子. “web Furlong 2015【レースハイライト】第19回 マリーンカップJpnⅢ”. 地方競馬全国協会. http://www.keiba.go.jp/furlong/2015/highlight/0414-01.html 2015年9月4日閲覧。 
  4. ^ a b “小牧太&岩田康誠/運命の対決”. UMAJIN.net. (2011年2月20日). http://uma-jin.net/pc/column/columnDetail.do?charaId=52&pcId=100133 2015年9月4日閲覧。 
  5. ^ NARグランプリ受賞者一覧(第1回~第14回) (PDF)”. 地方競馬全国協会. 2015年9月10日閲覧。
  6. ^ 『NARグランプリ2005』表彰馬・表彰者決定!”. 地方競馬全国協会 (2006年1月11日). 2015年9月10日閲覧。
  7. ^ “岩 田 康 誠”. 地方競馬全国協会. http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/DataRoom/RiderMark?k_riderLicenseNo=30728 2015年9月4日閲覧。 
  8. ^ The G-Files 043 日本調教馬初の南半球G1ウイナー 名声は海を越えて デルタブルース”. 日本中央競馬会. 2015年9月5日閲覧。
  9. ^ “岩田康誠騎手、通算3000勝達成”. netkeiba.com. (2005年12月8日). http://newsv3.sp.netkeiba.com//?pid=news_view&no=10901 2015年9月5日閲覧。 
  10. ^ “岩田康誠騎手(兵庫)がWSJSで総合優勝”. 地方競馬全国協会. (2005年12月5日). http://www.keiba.go.jp/topics/2005/1205.html 2015年9月5日閲覧。 
  11. ^ “ジェンティル戴冠リハ/ドバイシーマC”. 日刊スポーツ. (2013年3月28日). http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20130328-1103926.html 2016年9月26日閲覧。 
  12. ^ a b “【日本ダービー】ブリランテV!岩田、涙の初制覇”. スポーツニッポン. (2012年5月28日). http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2012/05/28/kiji/K20120528003341610.html 2016年9月26日閲覧。 
  13. ^ 「優駿」2013年3月号
  14. ^ 藤田 2013, p. 73.
  15. ^ 藤田 2013, pp. 73–74.
  16. ^ 藤田 2013, pp. 41–42.
  17. ^ 競走成績:全競走成績|アドマイヤムーン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2016年9月26日閲覧。
  18. ^ 競走成績:全競走成績|ウオッカ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2016年9月26日閲覧。
  19. ^ 競走成績:全競走成績|ジェンティルドンナ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2016年9月26日閲覧。
  20. ^ 競走馬詳細データ”. 南関東4競馬場. 2016年9月26日閲覧。
  21. ^ 2015年レース結果 - JBISサーチ  2015年4月13日閲覧
  22. ^ 2015年レース結果netkeiba.com 2015年1月19日閲覧
  23. ^ 2015年レース結果 - netkeiba.com  2015年4月1日閲覧
  24. ^ 2015年レース結果 JBISサーチ 2015年5月7日閲覧
  25. ^ 競走成績:全競走成績|ドリームバレンチノ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2016年9月26日閲覧。
  26. ^ ヌーヴォレコルト”. netkeiba.com. 201611-25閲覧。
  27. ^ ヌーヴォレコルトが勝利――米レッドカーペットH”. 競馬ブック. 201611-25閲覧。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]