アーリントンカップ

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アーリントンカップ
(NHKマイルカップトライアル)
Arlington Cup[1]
(NHK Mile Cup Trial)
Win prizes from Arlington Cup IMG 5879r 20160227.JPG
第25回アーリントンカップの優勝レイ
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 阪神競馬場
創設 1992年3月8日
2018年の情報
距離 芝1600m
格付け GIII
賞金 1着賞金3800万円
出走条件 サラ系3歳(国際)(指定)
負担重量 馬齢(牡・せん56kg、牝54kg)
出典 [2][3]
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アーリントンカップは、日本中央競馬会(JRA)が阪神競馬場で施行する中央競馬重賞(GIII)である[1]

正賞はアーリントンパーク競馬場賞[3]

概要[編集]

ペガサスステークス[編集]

1987年に創設され、1991年に廃止された「ペガサスステークス」を前身とする[4][5][6]。3歳馬による別定重量戦の1600メートル戦だった[5]

アーリントンカップ[編集]

1992年から、阪神競馬場とアーリントン国際競馬場(Arlington International Racecourse、2000年からはアーリントンパーク競馬場)が提携を結んだのを機に、ペガサスステークスは「アーリントンカップ」に改称された[4][5][注 1]。アーリントンパーク競馬場からは賞の寄贈が行われている[6]

一方、姉妹提携先のアーリントンパーク競馬場では、交換競走として「Hanshin Cup Stakes(阪神カップステークス)」が施行されている[4][6][7][8][注 2]

2018年よりNHKマイルカップのトライアル競走に指定されるとともに、NHKマイルカップの優先出走権を3着までに付与されることになった。

競走条件[編集]

以下の内容は、2018年現在[2][3]のもの。

出走資格:サラ系3歳

  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(後述)
  • 外国調教馬(9頭まで、優先出走)

負担重量:馬齢(牡・せん56kg、牝馬54kg)

2018年よりNHKマイルカップ安田記念のステップ競走に指定され、地方競馬所属馬はNHKマイルカップの出走候補馬と安田記念の出走候補馬(ともに3頭まで)が出走可能なほか、JRAの3歳芝重賞競走の優勝馬および2歳GI競走の優勝馬にも出走資格が与えられる。このため、地方競馬所属馬が6頭出走する場合がある[9]

賞金[編集]

2017年の1着賞金は3800万円で、以下2着1500万円、3着950万円、4着570万円、5着380万円[2][3]

歴史[編集]

  • 1992年 - 4歳馬限定の重賞競走として創設、阪神競馬場の芝1600mで施行[4]
  • 1993年 - 混合競走に指定、外国産馬が出走可能になる[10]
  • 1996年 - 特別指定交流競走に指定され、地方所属馬が2頭まで出走可能になる[10]
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格を「3歳」に変更。
  • 2007年 - ICSCの勧告により、格付表記をJpnIIIに変更[11]
  • 2009年
    • 国際競走に変更され、外国調教馬は8頭まで出走可能となる[12]
    • 格付表記をGIII(国際格付)に変更[12]
  • 2015年 - 外国馬の出走枠を9頭に変更[13]
  • 2018年
    • 開催時期を4月に変更し、NHKマイルカップトライアルに指定されるとともに、NHKマイルカップの優先出走権を3着までに付与される[14]
    • 負担重量を馬齢重量に変更。

歴代優勝馬[編集]

距離はすべて芝コース。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1992年3月8日 阪神 1600m エルカーサリバー 牝3 1:37.5 山田泰誠 田中良平 (株)クレアール 
第2回 1993年3月7日 阪神 1600m グランドシンゲキ 牡3 1:38.3 土肥幸広 岩元市三 靏本貢 
第3回 1994年2月27日 中京 1700m メルシーステージ 牡3 1:42.9 河北通 小野幸治 永井康郎
第4回 1995年2月26日 京都 1600m エイシンバーリン 牝3 1:34.3 南井克巳 坂口正則 平井豊光
第5回 1996年2月25日 阪神 1600m スギノハヤカゼ 牡3 1:33.9 田島裕和 鹿戸幸治 杉江義夫
第6回 1997年2月23日 阪神 1600m ブレーブテンダー 牡3 1:36.1 松永幹夫 池江泰郎 前田幸治
第7回 1998年3月1日 阪神 1600m ダブリンライオン 牡3 1:34.6 O.ペリエ 田所秀孝 畑清介
第8回 1999年2月28日 阪神 1600m エイシンキャメロン 牡3 1:35.8 武豊 坂口正則 平井豊光
第9回 2000年2月26日 阪神 1600m エイシンプレストン 牡3 1:35.7 福永祐一 北橋修二 平井豊光
第10回 2001年2月24日 阪神 1600m ダンツフレーム 牡3 1:35.9 武豊 山内研二 山元哲二
第11回 2002年2月23日 阪神 1600m タニノギムレット 牡3 1:33.9 武豊 松田国英 谷水雄三
第12回 2003年3月1日 阪神 1600m ウインクリューガー 牡3 1:36.8 武幸四郎 松元茂樹 (株)ウイン
第13回 2004年2月28日 阪神 1600m シーキングザダイヤ 牡3 1:35.8 武豊 森秀行 青山洋一
第14回 2005年2月26日 阪神 1600m ビッグプラネット 牡3 1:34.7 武豊 南井克巳 (有)ビッグ 
第15回 2006年2月25日 阪神 1600m ステキシンスケクン 牡3 1:34.3 O.ペリエ 森秀行 榮義則
第16回 2007年2月24日 阪神 1600m トーセンキャプテン 牡3 1:33.9 四位洋文 角居勝彦 島川隆哉
第17回 2008年3月1日 阪神 1600m ダンツキッスイ 牡3 1:34.6 藤田伸二 橋本寿正 山元哲二
第18回 2009年2月28日 阪神 1600m ダブルウェッジ 牡3 1:35.6 小牧太 田所秀孝 深見富朗
第19回 2010年2月27日 阪神 1600m コスモセンサー 牡3 1:34.8 石橋脩 西園正都 (有)ビッグレッドファーム
第20回 2011年2月26日 阪神 1600m ノーザンリバー 牡3 1:34.2 武豊 浅見秀一 林正道
第21回 2012年2月25日 阪神 1600m ジャスタウェイ 牡3 1:36.3 福永祐一 須貝尚介 大和屋暁
第22回 2013年2月23日 阪神 1600m コパノリチャード 牡3 1:34.8 W.ビュイック 宮徹 小林祥晃
第23回 2014年3月1日 阪神 1600m ミッキーアイル 牡3 1:34.0 浜中俊 音無秀孝 野田みづき
第24回 2015年2月28日 阪神 1600m ヤングマンパワー 牡3 1:35.9 松岡正海 手塚貴久 星野壽市
第25回 2016年2月27日 阪神 1600m レインボーライン 牡3 1:34.1 M.デムーロ 浅見秀一 三田昌宏
第26回 2017年2月25日 阪神 1600m ペルシアンナイト 牡3 1:34.1 M.デムーロ 池江泰寿 (株)G1レーシング

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 「アーリントンカップ(GIII)」『中央競馬全重賞競走成績集【2歳・3歳編】』 日本中央競馬会、2006年、1161-1184頁。

注釈[編集]

  1. ^ 主催者のJRAによれば、1992年の開催は「第1回アーリントンカップ」であり、手続き上はペガサスステークスは廃止、アーリントンカップは新設とした(通例、「名称変更」の場合には従前の回数をそのまま引き継いでいる)。しかし現在は「アーリントンカップの前身がペガサスステークスである」と説明している。
  2. ^ 2000年は「Hanshin Handicap」、2001年から2011年は「Hanshin Cup Handicap」、2012年からは「Hanshin Cup Stakes」。1マイルのG3戦で、当初はダートコース、2007年からはオールウェザーコースで行われている。

出典[編集]

  1. ^ a b Arlington Cup” (英語). International Federation of Horseracing Authorities. 2016年2月22日閲覧。
  2. ^ a b c 重賞競走一覧(レース別・関西) (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6 (2017年). 2017年2月26日閲覧。
  3. ^ a b c d 平成29年第1回阪神競馬番組 (PDF)”. 日本中央競馬会. 2017年2月26日閲覧。
  4. ^ a b c d レースについて:アーリントンカップ 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2017年2月26日閲覧。
  5. ^ a b c アーリントンカップ特集(レースガイド)”. netkeiba.com. 2016年2月22日閲覧。
  6. ^ a b c 2016年度第1回阪神競馬特別レース名解説 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 1. 2016年2月22日閲覧。
  7. ^ Hanshin Cup S” (英語). International Federation of Horseracing Authorities. 2016年2月22日閲覧。
  8. ^ Hanshin Cup” (英語). Equibase. 2016年2月22日閲覧。
  9. ^ [地]が出走できるGI競走等とそのステップ競走について(平成30年度)日本中央競馬会、2017年11月19日閲覧
  10. ^ a b 中央競馬全重賞競走成績集【2歳・3歳編】
  11. ^ 第1回 阪神競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 761-762 (2007年). 2016年2月22日閲覧。(索引番号:06011)
  12. ^ a b 第1回 阪神競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 655-656 (2009年). 2016年2月22日閲覧。(索引番号:07011)
  13. ^ 重賞競走一覧(レース別・関西) (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 5 (2015年). 2016年2月22日閲覧。
  14. ^ 2018年度開催日割および重賞競走について日本中央競馬会、2017年10月16日閲覧

各回競走結果の出典[編集]

外部リンク[編集]