ジョアン・モレイラ

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ジョアン・モレイラ
Joao Moreira 2017.jpg
2017/6/4 東京第6競走口取り式
基本情報
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
生年月日 (1983-09-26) 1983年9月26日(35歳)
騎手情報
初免許年 2001年
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ジョアン・モレイラJoão Moreira、香港表記:莫雷拉1983年9月26日 - )は、香港ジョッキークラブに所属している騎手ブラジル出身。

その圧倒的な成績から、香港の競馬ファンや競馬メディアからは、「雷神」と呼ばれている。

来歴[編集]

1997年、14歳で騎手学校に入校し、2001年にブラジルで見習騎手としてデビューした。

2003年、正式に騎手となり、ブラジルや南アフリカで1,000勝以上を記録した。2006年には、1日8勝を記録している。

2009年からは、拠点をシンガポールに移し、その年はリーディングジョッキー争いで第3位であったが、翌2010年から2013年までの4シーズンに渡り、リーディングジョッキーの座を守った。2012年は、勝利数206勝を挙げて、シンガポール競馬での1季あたりの勝利数記録を更新した。

2013年9月6日には、全9レース中、騎乗した8戦全勝を記録し、現地メディアからは「Magic Moreira」と称えられた。

2018年6月7日、2018年秋に行われるJRAの騎手試験を受験することを現地メディアが報じた[1]。同年7月28日に札幌競馬場で会見を行い、JRAの通年免許を取得するため、騎手試験を受験することを表明、試験に臨んだが1次試験で不合格となった[2]

香港ジョッキークラブでの戦績[編集]

2012年12月に行われた国際騎手招待競走で香港競馬に初登場し、優勝を飾った。

2013年10月より香港に拠点を移し、10月20日ハッピーバレー競馬場開催より、香港ジョッキークラブ所属騎手としての騎乗を開始する。この年は、シーズン途中からの騎乗にもかかわらず、97勝を挙げてリーディング第2位の座を獲得[3]した。

2014年/2015年シーズンでは、ダグラス・ホワイト騎手が持っていた年間勝利記録[4]を大幅に更新する145勝を記録して、リーディングジョッキーの座に就き、2016年/2017年シーズンまで3シーズン連続でリーディングジョッキーとなった。2015年3月1日には、1日の最多勝利となる6勝の記録を挙げている。2017年3月5日には、1日の最多勝利となる8勝の記録を更新する。

2016年5月1日沙田競馬場で行われたチャンピオンズマイル競走にて、モーリスに騎乗して快勝した。

2017年/2018年シーズンは134勝の成績であったが、136勝のザカリー・パートンに次ぐ2位となり、4シーズン連続でのリーディングジョッキーを逃すことになった。

日本での騎乗[編集]

2014年のGIレース・安田記念グロリアスデイズに騎乗するために初来日。この時は6鞍に騎乗するも2着が最高で勝つことはできなかった。

2015年、札幌競馬場で開催された第1回ワールドオールスタージョッキーズ(以下WASJ)に参加するために再来日。初日の第1レースと第4レースでいきなり騎乗機会2連勝を飾る。WASJ本戦では4レースで2勝・2着1回の好成績を挙げて優勝を飾った[5]。8月29日・30日の開催2日間だけで20レースに騎乗して7勝・2着4回・3着1回と強いインパクトを与えた。

2016年8月13日から28日まで開催6日間の騎乗で初めてJRA短期騎乗免許を取得。 また2016年8月27日の札幌競馬第12レースから翌28日の札幌競馬第2,3,4,6,8,9競走にかけ騎乗機会7連勝を記録。2005年9月の武豊と並びJRA最多タイ記録をマークした[6]。6日間で54レースに騎乗して17勝(勝率32.1%)・2着12回・3着7回と暴れたが、重賞レースでは札幌記念モーリスを含め3鞍に騎乗したものの2着2回・4着1回に留まった。

2017年の安田記念でコンテントメントに騎乗するために再来日。10レース騎乗して2勝。8月17日から22日まで(開催2日間)は2度目のJRA短期騎乗免許を取得。20レースに騎乗して7勝・2着4回・3着1回の成績をマーク。翌週はWASJに参加するため継続騎乗。8月26日は9レースに騎乗して1勝に留まるも、翌27日は第1レースから最終第12レースまで全レースに騎乗して4勝をマークした。WASJ本戦では4レース騎乗して1勝をマークしたが全体では14人中第4位に留まった。

2018年は7月から12月までの長期に渡って、断続的に短期免許で来日。8月26日、キーンランドカップナックビーナスで制してJRA重賞初制覇[7]。10月7日の毎日王冠では出走馬中唯一の牝馬アエロリットに騎乗して優勝。11月11日、京都競馬場第9レースでJRA通算100勝を達成。2014年6月8日の初騎乗から294戦目の達成はJRA史上最速(294戦100勝・勝率.340、2着48回・連対率.503、3着31回、着外115回、従来の記録はケント・デザーモの460戦)。また同日のGI・エリザベス女王杯リスグラシューに騎乗してJRA・GI初制覇。

主な勝ち鞍[編集]

香港[編集]

日本[編集]

その他[編集]

参考文献 [編集]

脚注[編集]

  1. ^ モレイラ、今秋JRA騎手試験受験へスポーツ報知、2018年6月10日閲覧
  2. ^ モレイラ騎手1次試験突破ならず 唯一の合格者は藤井騎手「ワンステップ進むことができた」netkeiba.com、2018年10月11日閲覧
  3. ^ リーディング1位は、112勝を挙げたザカリー・パートン騎手。
  4. ^ 2005/2006年度に記録した114勝。
  5. ^ 【WASJ】モレイラ旋風!堂々の総合V「いい馬に恵まれた」 - スポニチアネックス、2015年8月31日掲載、2016年8月29日閲覧
  6. ^ 香港No.1ジョッキー・モレイラ7連勝!豊に並んだJRA最多 - スポニチアネックス、2016年8月29日閲覧
  7. ^ 【キーンランドC】ナックビーナス逃げ切り!モレイラと人馬ともにJRA重賞初制覇. スポーツ報知(2018年8月26日付). 2018年9月29日閲覧
  8. ^ http://www.hkjc.com/chinese/racing/JockeyPastRec.asp?JockeyCode=MOJ&season=Current

関連項目[編集]