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ニュージーランドトロフィー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニュージーランドトロフィー
(NHKマイルカップトライアル)
New Zealand Trophy
(NHK Mile Cup Trial)[1]
副賞のニュージーランド航空賞・木彫りのトロフィー
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 中山競馬場
第1回施行日 1983年5月28日
2026年の情報
距離 芝1600m
格付け GII
賞金 1着賞金5400万円
出走条件 サラ系3歳牡馬・牝馬(国際)(指定)
負担重量 馬齢(牡57kg、牝55kg)
出典 [2][3]
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ニュージーランドトロフィーは、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場で施行する中央競馬重賞競走GII)である。

正賞はレーシングタウランガ賞、ニュージーランド航空[2][3]

概要

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3着までの馬にNHKマイルカップの優先出走権が与えられるトライアル競走[4]

1971年にニュージーランドの「ベイオブプレンティレーシングクラブ(現・レーシングタウランガ)」からカップの寄贈を受けたことに伴い、交換競走として行われた「ベイオブプレンティレーシングクラブ賞グリーンステークス」が本競走の前身[4][5][6][7]。その後、1983年に4歳(現3歳)馬限定の重賞競走として「ニュージーランドトロフィー4歳ステークス(ニュージーランドトロフィーよんさいステークス)」の名称で新設された[4][5][6]。1984年よりグレード制が導入されGIII[注 1]に格付け、1987年よりGII[注 1]に格上げされた後、2001年より現名称となった[4][8][6]。しかし、2019年・2020年のレースレーティングが2年連続で3歳GIIの格付基準を満たさなかったことにより日本グレード格付け管理委員会から警告を受けている。2022年のレーティングが格付基準よりも3ポンドを超えて下回った場合、GIIIへの降格が審査されることになっていたが[9][注 2]、同年のレースレーティングが3歳GIIの格付基準を満たしたことにより、2023年以降もGII格付けが継続されることになった[10]

創設時は東京競馬場の芝1600mで5月に行われていたが、1996年にNHKマイルカップが創設されると本競走はNHKマイルカップトライアルに指定され、施行時期を4月下旬に移設のうえ距離も1400mに短縮された[5]。2000年には施行場を中山競馬場に、距離を1600mに変更のうえ施行時期も4月上旬に繰り上げられた[5]

創設時から外国産馬が出走可能となっていたが、1996年から牡馬・牝馬限定に変更。あわせて地方競馬所属馬も出走可能になった[8]。2009年からは国際競走となり、外国馬も出走可能になった[11]

競走条件

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以下の内容は、2026年現在[2][3]のもの。

出走資格:サラ系3歳牡馬・牝馬

  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(後述)
  • 外国競走馬(優先出走)

負担重量:馬齢(牡馬57kg、牝馬55kg)

NHKマイルカップのステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬はNHKマイルカップの出走候補馬(3頭まで)が出走可能[12]なほか、JRAの3歳芝重賞競走の優勝馬および2歳GI競走の優勝馬にも出走資格が与えられる[5]

賞金

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2026年の1着賞金は5400万円で、以下2着2200万円、3着1400万円、4着810万円、5着540万円[2][3]

歴史

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  • 1983年 - 4歳馬限定の重賞競走として「ニュージーランドトロフィー4歳ステークス」の名称で新設、東京競馬場の芝1600mで施行[5]
  • 1984年 - グレード制施行によりGIII[注 1]に格付け[8]
  • 1987年 - GII[注 1]に格上げ[8]
  • 1996年
    • NHKマイルカップトライアルに指定[5]
    • 指定交流競走としてNHKマイルカップと安田記念のステップ競走に指定、地方競馬所属馬(NHKマイルカップと安田記念の出走候補馬)が各3頭まで出走可能になる[8]
    • 出走条件を「4歳牡馬・牝馬」に変更[5]
  • 2000年 - 地方競馬所属馬(NHKマイルカップの出走候補馬)の出走枠を2頭に縮小[8]
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「3歳牡馬・牝馬」に変更。
    • 名称を「ニュージーランドトロフィー」に変更[5]
  • 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIに変更[13]
  • 2009年
    • 国際競走に変更され、外国調教馬が8頭まで出走可能となる[11]
    • 格付表記をGII(国際格付)に変更[11]
  • 2011年 - 東日本大震災および福島原発事故の影響により、阪神競馬場で代替開催。
  • 2019年 - 「ウオッカ追悼競走」の副称を付けて施行[14]
  • 2020年
    • 正賞がベイオブプレンティレーシングクラブ賞からレーシングタウランガ賞に変更となる。
    • COVID-19の感染拡大防止のため「無観客競馬」として実施[15]
  • 2022年 - 格付基準を2年連続して満たさなかったため、日本グレード格付管理委員会よりGII格付けに対する警告を受ける。

歴代優勝馬

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コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

競走名は第18回まで「ニュージーランドトロフィー4歳ステークス」、第19回以降は「ニュージーランドトロフィー」[5]

回数施行日競馬場距離優勝馬性齢タイム優勝騎手管理調教師馬主
第1回1983年5月28日東京1600mアップセッター牡31:37.0岡部幸雄田中和夫ホースマン
第2回1984年5月26日東京1600mニッポースワロー牡31:37.8蛯名信広久保田金造山石祐一
第3回1985年5月25日東京1600mマルヨプラード牡31:38.6作田誠二武宏平野村春行
第4回1986年5月24日東京1600mニッポーテイオー牡31:36.8郷原洋行久保田金造山石祐一
第5回1987年6月7日東京1600mユーワジェームス牡31:35.2安田富男新関力(株)ユーワ
第6回1988年6月5日東京1600mオグリキャップ牡31:34.0河内洋瀬戸口勉佐橋五十雄
第7回1989年6月4日東京1600mアクアビット牡31:35.1柴田政人嶋田功那須野牧場
第8回1990年6月3日東京1600mミュージックタイム牡31:34.9岡部幸雄松山康久吉田善哉
第9回1991年6月2日東京1600mヴァイスシーダー牡31:35.3柴田善臣増本豊杉浦秀雄
第10回1992年6月7日東京1600mシンコウラブリイ牝31:34.9岡部幸雄藤沢和雄安田修
第11回1993年6月6日東京1600mトーヨーリファール牡31:34.6松永昌博松永善晴(有)トーヨークラブ
第12回1994年6月5日東京1600mヒシアマゾン牝31:35.8中舘英二中野隆良阿部雅一郎
第13回1995年6月4日東京1600mシェイクハンド牝31:35.3芹沢純一沖芳夫マエコウファーム(有)
第14回1996年4月20日東京1400mファビラスラフイン牝31:22.4藤田伸二長浜博之吉田和子
第15回1997年4月20日東京1400mシーキングザパール牝31:21.1武豊森秀行植中倫子
第16回1998年4月26日東京1400mエルコンドルパサー牡31:22.2的場均二ノ宮敬宇渡邊隆
第17回1999年4月25日東京1400mザカリヤ牡31:23.4的場均二ノ宮敬宇伊達秀和
第18回2000年4月8日中山1600mエイシンプレストン牡31:34.4福永祐一北橋修二平井豊光
第19回2001年4月7日中山1600mキタサンチャンネル牡31:35.7高橋亮橋口弘次郎(有)大野商事
第20回2002年4月6日中山1600mタイキリオン牡31:32.1柴田善臣田中清隆(有)大樹ファーム
第21回2003年4月12日中山1600mエイシンツルギザン牡31:34.6横山典弘藤原英昭平井豊光
第22回2004年4月10日中山1600mシーキングザダイヤ牡31:33.5武豊森秀行青山洋一
第23回2005年4月9日中山1600mマイネルハーティー牡31:33.4内田博幸中村均(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第24回2006年4月8日中山1600mマイネルスケルツィ牡31:33.5柴田善臣稲葉隆一(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第25回2007年4月7日中山1600mトーホウレーサー牡31:33.9後藤浩輝川村禎彦東豊物産(株)
第26回2008年4月12日中山1600mサトノプログレス牡31:35.0横山典弘国枝栄里見治
第27回2009年4月11日中山1600mサンカルロ牡31:33.8吉田豊大久保洋吉(有)社台レースホース
第28回2010年4月10日中山1600mサンライズプリンス牡31:32.9横山典弘音無秀孝松岡隆雄
第29回2011年4月9日阪神1600mエイシンオスマン牡31:34.5幸英明松永昌博平井豊光
第30回2012年4月7日中山1600mカレンブラックヒル牡31:33.2秋山真一郎平田修鈴木隆司
第31回2013年4月6日中山1600mエーシントップ牡31:34.8内田博幸西園正都(株)栄進堂
第32回2014年4月12日中山1600mショウナンアチーヴ牡31:33.3後藤浩輝国枝栄国本哲秀
第33回2015年4月11日中山1600mヤマカツエース牡31:34.8池添謙一池添兼雄山田和夫
第34回2016年4月9日中山1600mダンツプリウス牡31:33.9丸山元気山内研二山元哲二
第35回2017年4月8日中山1600mジョーストリクトリ牡31:36.0A.シュタルケ清水久詞上田けい子
第36回2018年4月7日中山1600mカツジ牡31:34.2松山弘平池添兼雄(株)カナヤマホールディングス
第37回2019年4月6日中山1600mワイドファラオ牡31:34.2内田博幸角居勝彦幅田昌伸
第38回2020年4月11日中山1600mルフトシュトローム牡31:33.0石橋脩堀宣行(有)サンデーレーシング
第39回2021年4月10日中山1600mバスラットレオン牡31:33.1藤岡佑介矢作芳人広尾レース(株)
第40回2022年4月9日中山1600mジャングロ牡31:33.5武豊森秀行藤田晋
第41回2023年4月8日中山1600mエエヤン牡31:33.7M.デムーロ伊藤大士(株)ニッシンホールディングス
第42回2024年4月6日中山1600mエコロブルーム牡31:34.4横山武史加藤征弘原村正紀
第43回2025年4月12日中山1600mイミグラントソング牡31:32.4石川裕紀人辻哲英吉田勝己
第44回2026年4月11日中山1600mレザベーション牡31:33.3原優介松下武士中村伊三美

脚注・出典

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参考文献

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  • 「ニュージーランドトロフィー(GII)(NHKマイルカップトライアル)」『中央競馬全重賞競走成績集【2歳・3歳編】』日本中央競馬会、2006年、607-641頁。 

注釈

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  1. 1 2 3 4 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。
  2. 実際は2021年の時点で既に警告を受けており、2021年のレースレーティングも基準よりも3ポンドを超えて下回ったので本来であれば2022年の格付に対して降格審査対象となるはずだったが、新型コロナウイルスに関するアジアパターン委員会の特例によって2021年のレーティングは対象外となり降格審査は免れ、警告を継続して発出という形となった。

出典

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  1. International Cataloguing Standards Book 2025 (Japan) (PDF). 国際競馬統括機関連盟. 2026年4月12日閲覧。
  2. 1 2 3 4 重賞競走一覧(レース別・関東) (PDF). 日本中央競馬会. p. 11 (2026年). 2026年4月12日閲覧。
  3. 1 2 3 4 2026年第3回中山競馬番組 (PDF). 日本中央競馬会. 2026年4月12日閲覧。
  4. 1 2 3 4 2026年度第3回中山競馬特別レース名解説 (PDF). 日本中央競馬会. p. 3. 2026年4月12日閲覧。
  5. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 レースについて:ニュージーランドトロフィー 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2026年4月12日閲覧。
  6. 1 2 3 ニュージーランドT特集(レースガイド)”. netkeiba.com. 2022年4月3日閲覧。
  7. 増田知之『世界中が知りたがっている ニッポン競馬のからくり』東邦出版、2009年、217-221頁。ISBN 978-4-8094-0789-5
  8. 1 2 3 4 5 6 中央競馬全重賞競走成績集【2歳・3歳編】
  9. 葵ステークスのGⅢ格付けおよびニュージーランドトロフィー(GⅡ)の格付けに対する警告 JRA”. 日本中央競馬会 (2022年1月26日). 2023年9月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月3日閲覧。
  10. 紫苑ステークスのGⅡ格付けと新潟牝馬ステークスのリステッド格付け”. 日本中央競馬会 (2023年1月19日). 2023年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月3日閲覧。
  11. 1 2 3 第3回 中山競馬成績集計表 (PDF). 日本中央競馬会. pp. 1011-1012 (2009年). 2016年4月7日閲覧。(索引番号:08059)
  12. [地]が出走できるGI競走とそのステップ競走について【2026年度】 (PDF). 日本中央競馬会. 2026年4月12日閲覧。
  13. 第3回 中山競馬成績集計表 (PDF). 日本中央競馬会. pp. 925-927 (2007年). 2016年4月7日閲覧。(索引番号:08059)
  14. 2019年の成績表参照。
  15. 4月19日(日曜)までの中央競馬の開催等について”. 日本中央競馬会 (2020年4月2日). 2020年6月26日閲覧。

各回競走結果の出典

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外部リンク

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