藤原英昭
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藤原英昭 | |
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![]() 2012年3月10日阪神競馬場ウィナーズサークルにて | |
基本情報 | |
国籍 |
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出身地 | 滋賀県 |
生年月日 | 1965年6月29日(54歳) |
所属団体 | JRA |
初免許年 | 2000年(2001年開業) |
経歴 | |
所属 |
星川薫/調教助手(1989.2 - 開業) 栗東T.C.(開業 - ) |
藤原 英昭(ふじわら ひであき、1965年6月29日 - )は、日本中央競馬会(JRA)・栗東トレーニングセンターに所属している調教師である。
来歴[編集]
同志社大学馬術部で活躍後、1989年9月から、栗東・星川薫厩舎所属の調教助手となる。
2000年2月に、調教師免許を取得する。
2001年3月1日付で星川薫厩舎を引き継ぐ形で厩舎を開業し、3月3日に阪神競馬場での第1レースで、2番人気だったインビジブルタッチが勝利し、初出走で初勝利を挙げる。5月4日には、京都新聞杯をテンザンセイザが制し、重賞初勝利を挙げる。10月10日、名古屋競馬場で行われた名古屋チャレンジカップミント賞にゼンノバッカスが出走したが、地方競馬初出走は最下位(12着)だった。
2005年8月24日に旭川競馬場で行われたアルビレオ特別をサンタマリアガールが制し、地方初勝利を挙げる。12月3日には、JRA通算100勝を達成した。
2008年5月18日、ヴィクトリアマイルをエイジアンウインズで制し、厩舎開業8年目にしてGI(JpnI)初勝利。同年7月9日、ジャパンダートダービーをサクセスブロッケンで制し、GI(JpnI)2勝目を挙げた。
2009年2月22日、フェブラリーステークスをサクセスブロッケンで制する。同年12月29日、年末最後のGIの東京大賞典をサクセスブロッケンで制する。
2013年11月17日、第30回マイルチャンピオンシップをトーセンラーで優勝。 このレースで武豊騎手は地方や海外も含めたGIレース通算100勝を達成した。
2015年にはストレイトガールでヴィクトリアマイルとスプリンターズステークスを制覇。その年の香港のレースを最後に引退が決まっていたが翌2016年に引退を撤回、阪神牝馬ステークスを叩いて出走したヴィクトリアマイルを勝利しJRA史上初7歳牝馬によるGⅠ制覇という快挙を成し遂げた。
2018年はエポカドーロで皐月賞を制覇し、鞍上の戸崎圭太とともに初のクラシック競走制覇を成し遂げた。続く日本ダービーでは悲願の初制覇を狙い、戦前より囁かれていた距離不安は払拭したものの同じく悲願のダービー初制覇を狙っていた福永祐一が駆るワグネリアンに差し切られ、惜しくも悲願のダービー制覇に手が届かなかった。またこの年は58勝をマークし、2001年の厩舎開業以来初のJRAリーディングトレーナーに輝いた。
エピソード[編集]
栗東所属の調教師でありながら、武豊騎手へはよほどのことがない限り騎乗依頼はほとんど出さなかった。しかし、2013年にトーセンラーでマイルチャンピオンシップを優勝して以降、騎乗依頼が増えている。しかし2017年のCBC賞のトーセンデューク以降は再び騎乗依頼を出さない時期が続き、2019年1月の新馬戦でトーセンラー産駒トーセンスカイの鞍上に武豊を起用、実におよそ1年半ぶりのことであった。
2007年の日本ダービーでは、前哨戦の京都新聞杯を岩田康誠騎乗で勝利したタスカータソルテに、武豊が騎乗した。これは、この年の有力馬であったアドマイヤオーラの陣営が、それまで主戦を務めていた武をダービーの1週前に降板させ、タスカータソルテに騎乗すると思われていた岩田に騎乗依頼を行ったことで、タスカータソルテの騎手と武の騎乗馬の双方が空白になってしまったためである。武はこのタスカータソルテの騎乗依頼を深く感謝していた[1]。
学生馬術出身者を厩舎スタッフに積極的に採用している厩舎の一つである。
勝率が高く、「一戦必勝を厩舎のポリシーにしている」と語っている(JRA賞授賞式にて)
調教師成績[編集]
年度 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 出走 | 勝率 | 連対 率 |
総合 順位 |
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2001年 | 15 | 12 | 11 | 111 | 149 | .101 | .149 | 105位 |
2002年 | 21 | 11 | 13 | 137 | 182 | .115 | .176 | 48位 |
2003年 | 22 | 21 | 17 | 123 | 183 | .120 | .235 | 50位 |
2004年 | 20 | 17 | 22 | 150 | 209 | .096 | .177 | 52位 |
2005年 | 22 | 19 | 13 | 147 | 201 | .109 | .204 | 49位 |
2006年 | 33 | 15 | 20 | 141 | 209 | .158 | .230 | 18位 |
2007年 | 37 | 34 | 18 | 112 | 201 | .184 | .353 | 5位 |
2008年 | 44 | 26 | 17 | 134 | 221 | .199 | .317 | 5位 |
日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初出走・初勝利 | 2001年3月3日 | 1回阪神3日1R | 3歳未勝利 | インビジブルタッチ | 9頭 | 2 | 1 |
重賞初出走・初勝利 | 2001年5月4日 | 3回京都5日11R | 京都新聞杯 | テンザンセイザ | 17頭 | 8 | 1 |
GI初出走 | 2001年5月27日 | 3回東京4日9R | 東京優駿 | テンザンセイザ | 18頭 | 5 | 6 |
GI初勝利 | 2008年5月18日 | 2回東京8日11R | ヴィクトリアマイル | エイジアンウインズ | 18頭 | 5 | 1 |
主な管理馬[編集]
- GI級競走優勝馬(管理時)
- エイジアンウインズ(2008年ヴィクトリアマイル、阪神牝馬ステークス)
- サクセスブロッケン(2008年ジャパンダートダービー、2009年フェブラリーステークス、東京大賞典)
- エイシンフラッシュ(2010年東京優駿、京成杯、2012年天皇賞(秋)、2013年毎日王冠)
- ローマンレジェンド(2012年エルムステークス、みやこステークス、東京大賞典、2014年エルムステークス)
- トーセンラー(2011年きさらぎ賞、2013年京都記念、マイルチャンピオンシップ)
- ストレイトガール(2014年シルクロードステークス、2015年ヴィクトリアマイル[2]、スプリンターズステークス[3]、2016年ヴィクトリアマイル[4])
- ミスターメロディ (2018年ファルコンステークス、2019年高松宮記念)
- エポカドーロ (2018年皐月賞)
- 重賞競走優勝馬(管理時)
- テンザンセイザ(2001年京都新聞杯、京阪杯)
- アイディンサマー(2001年阪神ジャンプステークス、京都ハイジャンプ)
- エイシンツルギザン(2003年ニュージーランドトロフィー)
- マッキーマックス(2006年ダイヤモンドステークス)
- トーホウアラン(2006年京都新聞杯、中日新聞杯、2008年京都大賞典)
- デアリングハート(2006年クイーンステークス、府中牝馬ステークス、2007年府中牝馬ステークス)
- タスカータソルテ(2007年京都新聞杯、2008年中京記念、札幌記念)
- エアジパング(2008年ステイヤーズステークス)
- ジェルミナル(2009年フェアリーステークス)
- ブロードストリート(2009年ローズステークス)
- ネオヴァンドーム(2010年きさらぎ賞)
- ミラクルレジェンド(2010年レパードステークス、クイーン賞、2011年レディスプレリュード、JBCレディスクラシック、2012年マリーンカップ、レディスプレリュード、JBCレディスクラシック、2013年エンプレス杯)
- カラフルデイズ(2011年関東オークス)
- アルキメデス(2013年朝日チャレンジカップ)
- ウリウリ(2014年京都牝馬ステークス、2015年CBC賞)
- ステファノス(2014年富士ステークス)
- エンジェルフェイス(2016年フラワーカップ)
- クリプトグラム(2016年目黒記念)
- ガリバルディ(2016年中京記念)
- パフォーマプロミス (2018年日経新春杯、アルゼンチン共和国杯)
- ギベオン (2018年中日新聞杯)
- ルックトゥワイス(2019年目黒記念)
- レッドベルジュール(2019年デイリー杯2歳ステークス)
- その他
表彰[編集]
- 2007年、2008年
- 優秀調教師賞(関西)
- 2007年
脚注[編集]
- ^ [1]
- ^ 第10回ヴィクトリアマイル結果 - JRA公式サイト
- ^ 第49回スプリンターズステークス結果 - JRA公式サイト
- ^ 第11回ヴィクトリアマイル結果 - JRA公式サイト
関連項目[編集]
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