神戸新聞杯

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神戸新聞杯
(菊花賞トライアル)
Kobe Shimbun Hai
(Japanese St. Leger Trial)
エピファネイア - Epiphaneia - 第61回神戸新聞杯 - 61th Kobe Shinbun Hai (9894229656).jpg
第61回神戸新聞杯
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 阪神競馬場
創設 1953年11月8日
2016年の情報
距離 芝2400m
格付け GII
賞金 1着賞金5400万円
賞金総額1億1754万円
出走条件 サラ系3歳牡馬・牝馬(国際)(指定)
負担重量 馬齢(牡56kg、牝54kg)
出典 [1][2][3][4]
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神戸新聞杯(こうべしんぶんはい)は、日本中央競馬会(JRA)が阪神競馬場で施行する中央競馬重賞競走GII)である。

神戸新聞」は、神戸新聞社が発行する日刊紙。同社より寄贈賞の提供を受けている[5]

正賞は神戸新聞社賞[1][2]

概要[編集]

3着までの馬に菊花賞の優先出走権が与えられるトライアル競走[5][6][7]。2000年以降は京都新聞杯が5月施行となったため、関西地区で唯一の菊花賞トライアルとなった[6][7]

1953年に「神戸盃」の名称で創設された4歳(現3歳)馬による重賞競走[5][6][7]。1972年より現名称となった[5][6][7]

創設時は阪神競馬場の芝2000mでハンデキャップ競走として行われ[6][7]、その後距離や負担重量は幾度かの変遷を経て、負担重量は2003年から馬齢に[6][7]、距離は阪神競馬場の馬場改修で外回りコースが新設された2007年から芝2400mに変更され、現在に至る[6][7]

地方競馬所属馬は1995年から、外国産馬は2001年からそれぞれ出走可能になり[8][7]、2010年からは外国馬も出走可能な国際競走となった[7]

競走条件[編集]

以下の内容は、2016年現在[1][2]のもの。

出走資格:サラ系3歳牡馬・牝馬

  • JRA所属馬(外国産馬含む)
  • 地方競馬所属馬(後述)
  • 外国調教馬(9頭まで、優先出走)

負担重量:馬齢(牡56kg、牝54kg)

菊花賞のステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は菊花賞の出走候補馬(3頭)に優先出走が認められているほか、春のクラシック競走およびNHKマイルカップで2着以内の成績を収めた馬にも出走資格が与えられる[6][7][9]

賞金[編集]

2016年の1着賞金は5400万円で、以下2着2200万円、3着1400万円、4着810万円、5着540万円[1][2]

歴史[編集]

  • 1953年 - 4歳馬による重賞競走として「神戸盃」の名称で創設、阪神競馬場・芝2000mで施行[6]。第1回当初より正賞は神戸新聞社賞[10]
  • 1972年 - 名称を「神戸新聞杯」に変更[6]
  • 1984年 - グレード制施行によりGIII[注 1]に格付け[6]
  • 1987年 - GII[注 1]に格上げ[8]
  • 1991年 - 3着までの馬に菊花賞の優先出走権が与えられる[8]
  • 1994年 - 「JRA創立40周年記念」の副称をつけて施行[8]
  • 1995年
    • 菊花賞トライアルに指定[8]
    • 指定交流競走および菊花賞のステップ競走に指定され、地方競馬所属馬(菊花賞の出走候補馬)が2頭まで出走可能となる[8]
  • 2000年
    • 出走条件を4歳牡馬・牝馬に変更[6]
    • 地方競馬所属馬(菊花賞の出走候補馬)の出走枠を3頭に拡大[8]
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「3歳牡馬・牝馬」に変更。
    • 混合競走に指定、外国産馬が出走可能になる[8]
  • 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIに変更[11]
  • 2010年
    • 国際競走に変更され、外国調教馬が9頭まで出走可能となる[12]
    • 格付表記をGII(国際格付)に変更[12]

歴代優勝馬[編集]

コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

競走名は第19回まで「神戸杯」、第20回以降は「神戸新聞杯」[6]

回数 年月日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1953年11月8日 阪神 2000m ワカクサ 牝3 2:05 0/5 佐藤勇 石門虎吉 宇治田泰次郎
第2回 1954年11月7日 阪神 2000m ダイナナホウシユウ 牡3 2:03 2/5 上田三千夫 上田武司 上田清次郎
第3回 1955年10月30日 阪神 1600m ケンシユン 牡3 1:38 2/5 清田十一 伊藤勝吉 伊藤由五郎
第4回 1956年10月7日 阪神 1800m トサモアー 牝3 1:52 1/5 松永高徳 清水茂次 小松重四郎
第5回 1957年10月20日 阪神 2000m ミスオンワード 牝3 2:06 4/5 栗田勝 武田文吾 樫山純三
第6回 1958年10月19日 阪神 2000m タカハル 牡3 2:05 0/5 近藤武夫 伊藤勝吉 コーホー
第7回 1959年10月18日 阪神 2000m ハツライ 牡3 2:06.3 清田十一 伊藤勝吉 大久保常吉
第8回 1960年10月16日 阪神 2000m クインオンワード 牝3 2:05.8 栗田勝 武田文吾 樫山(株)
第9回 1961年10月15日 阪神 2000m スギヒメ 牝3 2:05.1 諏訪真 諏訪佐市 小杉咲枝
第10回 1962年10月21日 阪神 2000m リユウフオーレル 牡3 2:04.2 宮本悳 橋本正晴 三好笑子
第11回 1963年10月13日 阪神 2000m コウライオー 牡3 2:05.2 浅見国一 吉田三郎 高田政治
第12回 1964年10月11日 阪神 2000m オンワードセカンド 牡3 2:04.0 松本善登 武田文吾 樫山(株)
第13回 1965年10月3日 阪神 2000m ダイコーター 牡3 2:04.7 栗田勝 上田武司 上田清次郎
第14回 1966年10月2日 京都 2000m ハードイツト 牝3 2:08.1 簗田善則 坪重兵衛 吉田久博
第15回 1967年9月24日 阪神 2000m フジエース 牡3 2:04.4 高尾武士 田中良平 伊藤忠雄
第16回 1968年9月29日 阪神 1800m ダイイチオー 牡3 1:50.4 武邦彦 高橋直三 上田正次
第17回 1969年9月21日 阪神 1900m ウチュウオー 牡3 1:56.3 大根田裕也 梅内慶蔵 工藤玄治
第18回 1970年9月27日 阪神 1900m ニューペガサス 牡3 2:00.4 領家政蔵 田中良平 高木茂
第19回 1971年10月3日 阪神 1900m ニホンピロムーテー 牡3 2:00.4 福永洋一 服部正利 小林保
第20回 1972年10月1日 阪神 2000m タイテエム 牡3 2:00.5 須貝四郎 橋田俊三 (有)名鯛興業
第21回 1973年9月30日 阪神 2000m ホウシュウリッチ 牡3 2:06.2 松田博資 上田武司 上田清次郎
第22回 1974年9月29日 阪神 2000m キタノカチドキ 牡3 2:00.8 武邦彦 服部正利 初田豊
第23回 1975年9月28日 阪神 2000m トウフクホープ 牡3 2:03.9 稲部和久 諏訪真 井上芳春
第24回 1976年10月3日 阪神 2000m トウショウボーイ 牡3 1:58.9 福永洋一 保田隆芳 トウショウ産業(株)
第25回 1977年10月2日 阪神 2000m アイノクレスピン 牝3 2:02.3 目野哲也 土門健司 田中幸
第26回 1978年10月1日 阪神 2000m バンブトンコート 牡3 2:02.4 河内洋 伊藤修司 樋口正蔵
第27回 1979年9月30日 中京 2000m ネーハイジェット 牡3 2:03.1 岩元市三 布施正 内海都一
第28回 1980年9月28日 阪神 2000m ノースガスト 牡3 2:02.8 田島良保 二分久男 鈴木忠男
第29回 1981年9月27日 阪神 2000m アグネステスコ 牝3 2:02.6 西浦勝一 久保道雄 渡辺孝男
第30回 1982年10月3日 阪神 2000m ハギノカムイオー 牡3 1:59.9 伊藤清章 伊藤修司 日隈広吉
中村和夫
第31回 1983年10月2日 阪神 2000m スズカコバン 牡3 2:01.1 田島良保 小林稔 永井永一
第32回 1984年9月30日 阪神 2000m ダイゼンシルバー 牡3 1:59.8 猿橋重利 中村好夫 大塚弘美
第33回 1985年9月29日 阪神 2000m スピードヒーロー 牡3 2:04.2 河内洋 中尾正 市川幸助
第34回 1986年9月28日 阪神 2000m タケノコマヨシ 牡3 2:00.1 伊藤清章 伊藤修司 鮫川三千男
第35回 1987年9月27日 阪神 2000m マックスビューティ 牝3 2:02.4 田原成貴 伊藤雄二 田所祐
第36回 1988年9月25日 阪神 2000m ヤエノダイヤ 牡3 2:05.1 田島良保 荻野光男 (有)富士
第37回 1989年9月24日 阪神 2000m オサイチジョージ 牡3 2:00.3 丸山勝秀 土門一美 野出長一
第38回 1990年9月23日 中京 2000m センターショウカツ 牡3 2:00.3 松永昌博 松永善晴 中野優
第39回 1991年9月22日 中京 2000m ロングタイトル 牡3 2:00.1 加用正 大根田裕也 中井長一
第40回 1992年9月27日 阪神 2000m キョウエイボーガン 牡3 2:05.2 松永幹夫 野村彰彦 松岡正雄
第41回 1993年9月26日 阪神 2000m ビワハヤヒデ 牡3 2:02.9 岡部幸雄 浜田光正 (有)ビワ
第42回 1994年9月18日 中京 2000m スターマン 牡3 2:00.6 藤田伸二 長浜博之 誓山正伸
第43回 1995年9月17日 京都 2000m タニノクリエイト 牡3 1:59.8 村本善之 森秀行 谷水雄三
第44回 1996年9月15日 阪神 2000m シロキタクロス 牡3 2:01.2 角田晃一 加藤敬二 小西勇
第45回 1997年9月14日 阪神 2000m マチカネフクキタル 牡3 2:00.0 南井克巳 二分久男 細川益男
第46回 1998年9月20日 阪神 2000m カネトシガバナー 牡3 2:01.9 秋山真一郎 野村彰彦 兼松利男
第47回 1999年9月19日 阪神 2000m オースミブライト 牡3 2:01.2 武幸四郎 中尾正 山路秀則
第48回 2000年9月24日 阪神 2000m フサイチソニック 牡3 2:01.6 四位洋文 松田国英 関口房朗
第49回 2001年9月23日 阪神 2000m エアエミネム 牡3 1:59.5 松永幹夫 伊藤雄二 (株)ラッキーフィールド
第50回 2002年9月22日 阪神 2000m シンボリクリスエス 牡3 1:59.1 岡部幸雄 藤沢和雄 シンボリ牧場
第51回 2003年9月28日 阪神 2000m ゼンノロブロイ 牡3 1:59.5 K.デザーモ 藤沢和雄 大迫忍
第52回 2004年9月26日 阪神 2000m キングカメハメハ 牡3 1:59.0 安藤勝己 松田国英 金子真人
第53回 2005年9月25日 阪神 2000m ディープインパクト 牡3 1:58.4 武豊 池江泰郎 金子真人ホールディングス(株)
第54回 2006年9月24日 中京 2000m ドリームパスポート 牡3 1:58.1 高田潤 松田博資 ジョイ・レースホース(株)
第55回 2007年9月23日 阪神 2400m ドリームジャーニー 牡3 2:24.7 武豊 池江泰寿 (有)サンデーレーシング
第56回 2008年9月28日 阪神 2400m ディープスカイ 牡3 2:25.3 四位洋文 昆貢 深見敏男
第57回 2009年9月27日 阪神 2400m イコピコ 牡3 2:24.2 四位洋文 西園正都 錦岡牧場
第58回 2010年9月26日 阪神 2400m ローズキングダム 牡3 2:25.9 武豊 橋口弘次郎 (有)サンデーレーシング
第59回 2011年9月25日 阪神 2400m オルフェーヴル 牡3 2:28.3 池添謙一 池江泰寿 (有)サンデーレーシング
第60回 2012年9月23日 阪神 2400m ゴールドシップ 牡3 2:25.2 内田博幸 須貝尚介 小林英一
第61回 2013年9月22日 阪神 2400m エピファネイア 牡3 2:24.8 福永祐一 角居勝彦 (有)キャロットファーム
第62回 2014年9月28日 阪神 2400m ワンアンドオンリー 牡3 2:24.4 横山典弘 橋口弘次郎 前田幸治
第63回 2015年9月27日 阪神 2400m リアファル 牡3 2:26.7 C.ルメール 音無秀孝 (有)キャロットファーム
第64回 2016年9月25日 阪神 2400m サトノダイヤモンド 牡3 2:25.7 C.ルメール 池江泰寿 里見治

脚注・出典[編集]

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参考文献[編集]

  • 「神戸新聞杯(GII)(菊花賞トライアル)」『中央競馬全重賞競走成績集 【2歳・3歳編】』 日本中央競馬会、2006年、1479-1545頁。

注釈[編集]

  1. ^ a b 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。

出典[編集]

  1. ^ a b c d 重賞競走一覧(レース別・関西) (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 24. 2016年9月26日閲覧。
  2. ^ a b c d 平成28年第4回阪神競馬番組 (PDF)”. 日本中央競馬会. 2016年9月26日閲覧。
  3. ^ Kobe Shimbun Hai” (英語). 国際競馬統括機関連盟. 2016年9月26日閲覧。
  4. ^ 2016 International Cataloguing Standards Book Japan (PDF)” (英語). 国際セリ名簿基準委員会. p. 3. 2016年9月26日閲覧。
  5. ^ a b c d 2016年度第4回阪神競馬特別レース名解説 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 4. 2016年9月26日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m レースについて:神戸新聞杯 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2016年9月26日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j 神戸新聞杯特集(レースガイド)”. netkeiba.com. 2015年3月11日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h 中央競馬全重賞競走成績集【2歳・3歳編】
  9. ^ 「地」が出走できるGI競走とそのステップ競走について(平成28年度) (PDF)”. 日本中央競馬会. 2016年9月26日閲覧。
  10. ^ 中央競馬全重賞競走成績集【2歳・3歳編】、1481頁
  11. ^ 第4回 阪神競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 2918-2921. 2016年9月26日閲覧。
  12. ^ a b 第4回 阪神競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 3016-3018. 2016年9月26日閲覧。

各回競走結果の出典[編集]

外部リンク[編集]