ライアン・ムーア

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ライアン・ムーア
Ryan-Moore20101114.jpg
2010年エリザベス女王杯表彰式
基本情報
国籍 イギリスの旗 イギリス
生年月日 1983年9月18日(31歳)
騎手情報
初免許年 2000年
免許区分 平地・障害
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ライアン・ムーアRyan Moore1983年9月18日 - )は、イギリスを拠点とする騎手。イギリス・バークシャー出身。父はゲーリー・ムーア調教師)、弟はジェイミー・ムーア障害競走専門騎手)。マイケル・スタウト厩舎主戦騎手を務めている。

来歴[編集]

2000年5月18日にトウセスター競馬場で障害騎手としてデビュー。父の管理馬であるマーシービートで初騎乗初勝利を果たす。

2002年、1月に平地競走で初勝利を挙げる。

2003年、39勝を挙げ最優秀見習い騎手となる。

2004年、5月に京王杯スプリングカップに出走したフィートソーファストに騎乗するために初めて日本を訪れ、中央競馬初騎乗となった同レースでは3着となった。同年イギリスで132勝を挙げ勝利数5位となる。

2006年シャーガーカップにおいて5戦2勝、2着2回の成績で最優秀騎手賞を受賞する。インターナショナルステークスノットナウケイトに騎乗して制し、G1初勝利を挙げる。この年は182勝を挙げ、イギリスのリーディングジョッキーとなる。当時23歳でのリーディングジョッキー獲得は史上2番目の若さである。12月には第20回ワールドスーパージョッキーズシリーズに参加したが、26ポイントで10位だった。

2007年、春先に右腕を骨折し、3ヶ月の休養を強いられる。11月に第24回マイルチャンピオンシップに出走するベクラックスに騎乗するために3度目の来日を果たし、レースに挑むが8着だった。翌週第8回ジャパンカップダート第27回ジャパンカップにも騎乗したが、それぞれ15着と7着だった。12月5日インターナショナルジョッキーズチャンピオンシップに出場したが0ポイントで10位だった。

2008年、2回目のイギリスリーディングを獲得した。

2009年7月25日キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスコンデュイットで制覇した。12月5日12月6日には第23回ワールドスーパージョッキーズシリーズに出場。ゴールデンスパートロフィーをチャームナデシコに騎乗して勝利し、日本での初勝利を挙げた。総合成績は3位だった。そして12月9日には第12回インターナショナルジョッキーズチャンピオンシップに出場し、クリストフ・ルメールジョニー・ムルタと共に同点優勝を果たした。またこの年も前年に続いて、イギリスリーディングを獲得している。

2010年6月5日ダービーステークス(英ダービー)をワークフォースで制し、ダービージョッキーとなった。10月3日には同馬とのコンビで凱旋門賞も制した。

11月14日エリザベス女王杯スノーフェアリーで制し、日本での重賞初勝利をG1で飾った。翌週、11月21日マイルチャンピオンシップでもキンシャサノキセキに騎乗するため、11月16日-11月22日の期間で、初めて日本中央競馬会(JRA)の短期騎手免許を取得した[1]11月17日、エリザベス女王杯の後検量の際に馬装具の一部を外していたことが発覚し、エドワード・ダンロップ調教師、ロビン・トレヴァー調教助手と共に、JRAより厳重注意処分を受けた[2]11月27日東京競馬場で行われた第24回ワールドスーパージョッキーズシリーズで初優勝を果たすと、12月8日の第13回インターナショナルジョッキーズチャンピオンシップでも優勝し、前年に続き連覇を達成した[3]

2011年11月13日、スノーフェアリーでエリザベス女王杯を連覇した。1頭の外国馬が日本の平地GIを2勝したのはこれが初めてのことである[4]

2012年8月19日、スノーフェアリーでジャンロマネ賞を勝利。しかし後のスノーフェアリーの薬物検査で、禁止薬物が検出されたため、その勝利を剥奪された[5]11月10日から12月24日の期間にかけて、JRAの短期騎手免許を取得[6]11月11日イジゲン武蔵野ステークスを勝ち、日本馬に騎乗しての重賞初勝利を果たした[7]

2015年5月2日グレンイーグルス2000ギニーを勝つと、翌5月3日にはレガティッシモ1000ギニーを勝利[8]。1900年以降、同一シーズンに両ギニー競走を制覇した6人目の騎手となった[9]

年度別成績表[編集]

  • イギリス
騎乗数 勝利 勝率 獲得賞金
勝数 順位 金額 順位
2004年 959 125勝 5位 .130 145万3966 8位
2005年 1041 120勝 3位 .115 165万3281 7位
2006年 1158 180勝 1位 .155 267万1887 2位
2007年 667 126勝 3位 .189 247万8827 4位
2008年 990 186勝 1位 .188 356万1436 1位
2009年 837 174勝 1位 .208 474万6077 1位
2010年 772 137勝 3位 .177 388万7771 1位
2011年 504 94勝 7位 .187 259万8952 2位
2012年 594 115勝 4位 .194 243万2361 4位
通算 ? ?勝 - --- - -

※金額の単位はUKポンド

騎乗数 勝利 勝率 連対率 獲得賞金
勝数 順位
2004年 1 0勝 189位 .000 .000 1519万
2005年 騎乗なし
2006年 4 0勝 181位 .000 .000 375.7万
2007年 6 0勝 179位 .000 .000 130万
2008年 1 0勝 169位 .000 .000 0
2009年 5 1勝 140位 .200 .200 5776.3万
2010年 34 6勝 90位 .176 .235 2億42.4万
2011年 1 1勝 131位 1.00 1.00 9394.8万
2012年 102 14勝 66位 .137 .304 2億5632.6万
2013年 94 16勝 59位 .170 .298 6億3885.5万
通算 248 38勝 - .153 .278 12億6756.2万

※金額の単位は

主な勝ち鞍[編集]

イギリス[編集]

アイルランド[編集]

フランス[編集]

アメリカ[編集]

日本[編集]

その他[編集]

出典[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ C.スミヨン、R.ムーア、A.クラストゥス騎手に短期免許交付 2010-11-18閲覧
  2. ^ 前例なし…スノーフェアリー関係者に「厳重注意」(競馬) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース 2010-11-18閲覧
  3. ^ キャセイパシフィックインターナショナルジョッキーズチャンピオンシップ 内田博幸騎手の騎乗成績 2010-12-11閲覧
  4. ^ a b c d GIレースで2勝した唯一の外国競走馬・スノーフェアリー - 有吉正徳 世界の名馬 - 朝日新聞デジタル&M 2015-06-27閲覧
  5. ^ スノーフェアリーが禁止薬物の使用で、GI勝利を剥奪| netkeiba.comニュース 2012-11-30閲覧
  6. ^ R.ムーア騎手、C.ルメール騎手に短期騎手免許交付 2012-11-09閲覧
  7. ^ a b c R.ムーアの騎手成績|競馬データベース - netkeiba.com 2015-06-28閲覧
  8. ^ 時事ドットコム:レガティッシモが優勝=英競馬1000ギニー 2015-06-27閲覧
  9. ^ ライアン・ムーア騎手、両ギニー競走を制覇(イギリス)[その他] | 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル 2015-06-27閲覧
  10. ^ R.ムーアの年度別成績|競馬データベース - netkeiba.com 2014-12-08閲覧
  11. ^ a b ムーア騎手、オブライエン厩舎の主戦騎手へ(アイルランド)[その他] | 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル 2015-06-27閲覧
  12. ^ 不思議な競馬となったエクリプスS - netkeiba.com 2015-06-27閲覧
  13. ^ エリザベス女王の所有馬エスティメイト、ゴールドカップ優勝(イギリス)【その他】 | 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル 2015-06-27閲覧
  14. ^ コロネーションC、アスクがG1初制覇 - netkeiba.com 2015-06-27閲覧
  15. ^ Results From The 2.45 Race At Epsom | 3 June 2011 | Racing Post 2015-06-27閲覧
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 第28回ワールドスーパージョッキーズシリーズ出場外国騎手プロフィール JRA、2015-06-27閲覧
  17. ^ 興行的にも大成功となった今年のロイヤルアスコット - netkeiba.com 2015-06-28閲覧
  18. ^ グレンイーグルスが2カ国2000ギニー制覇 - 予想王TV@SANSPO.COM
  19. ^ プリティポリーS、プロミシングリードがG1初制覇 - netkeiba.com 2015-06-27閲覧
  20. ^ 馬三郎タイムズ コラム | キングジョージの人気を左右するムーアの選択 2015-06-27閲覧
  21. ^ メイトロンS、エシュロンが初のG1タイトル - netkeiba.com 2015-06-27閲覧
  22. ^ サンクルー大賞典、スパニッシュムーンがV - netkeiba.com 2015-06-27閲覧
  23. ^ ノヴェリストが勝利/サンクルー大賞 - 競馬ニュース : nikkansports.com 2015-06-27閲覧
  24. ^ モーリスドゲスト賞、7番人気キングスアポストルが重賞初V - netkeiba.com 2015-06-27閲覧
  25. ^ ロイヤルオーク賞、アレグレットがG1初制覇 - netkeiba.com 2015-06-27閲覧
  26. ^ アスクがG1・2勝目/仏G1 - netkeiba.com 2015-06-27閲覧
  27. ^ Results From The 11.02 Race At Arlington park (USA) | 17 August 2013 | Racing Post 2015-06-28閲覧
  28. ^ Results From The 6.50 Race At Santa anita (USA) | 3 November 2012 | Racing Post 2015-06-28閲覧
  29. ^ 【BCターフ】マジシャンが差し切りV|競馬ニュース|競馬予想のウマニティ - サンスポ&ニッポン放送公認SNS 2015-06-28閲覧
  30. ^ 年度代表馬ワイズダン快勝/BCマイル - 競馬ニュース : nikkansports.com 2015-06-28閲覧
  31. ^ オーウェン馬出走取消/カナディアンIS - 競馬ニュース : nikkansports.com 2015-06-28閲覧
  32. ^ JRAホームページ|トピックス&コラム|競馬コラム|海外競馬リポート 2015-06-28閲覧
  33. ^ 10/17 ファンタスティックライト産駒G1V ホースナビ、2015-06-28閲覧
  34. ^ 【ドバイシーマクラシック】(29日ドバイ)~ジェンティルドンナが念願の勝利 | 競馬実況web | ラジオNIKKEI 2015-06-28閲覧
  35. ^ JRAホームページ|トピックス&コラム|競馬コラム|海外競馬リポート 2015-06-28閲覧
  36. ^ リンガリがG1・2勝目 - netkeiba.com 2015-06-28閲覧

関連項目[編集]