戸崎圭太

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戸崎圭太
Keita-Tosaki20110605.jpg
2011年安田記念表彰式
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 栃木県下都賀郡壬生町
生年月日 (1980-07-08) 1980年7月8日(36歳)
身長 158cm
体重 44.3kg
血液型 B型
騎手情報
所属団体 日本中央競馬会
所属厩舎 田島俊明(美浦)
勝負服 青、胴赤星散らし(NAR)
初免許年 1998年
免許区分 平地[1]
経歴
所属 香取和孝(大井)→
田島俊明(JRA)
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戸崎 圭太(とさき けいた、1980年7月8日 - )は、日本中央競馬会(JRA)所属の騎手。JRAの規則に伴い、姓は「戸崎」表記ではあるが、戸籍上の正式な表記は「戸﨑 圭太」である[2]

趣味はゴルフと言っているが、十何年やってないという。

勝負服は青地に胴赤散らし。青は大井の先輩である内田博幸の勝負服が、胴赤星散らしは同様に的場文男の勝負服の星(★)が由来となっている。[3]

来歴[編集]

壬生中学時代は野球部に所属していた。今でも野球が特技である。

騎手志望当時、戸崎は中央競馬の存在を知らず、栃木県那須塩原市にあった地方競馬教養センターを受験。1998年、地方競馬教養センター騎手課程を卒業し騎手免許を取得する[4]大井競馬場香取和孝厩舎に所属して同年4月12日の大井競馬第3競走をミヤサンヤシマで勝利し、初騎乗初勝利を挙げる[5]

2005年6月26日福島競馬場で行われた3歳未勝利戦で、13番人気だったスプリングラゴスに騎乗し中央競馬初騎乗、10着となる。同年9月14日大井競馬第10競走トゥインクルレディー賞を8番人気のコウエイソフィアで勝利し、重賞初制覇[6]

2007年、初のJRA重賞となったマーチステークスでは、11番人気だったシーチャリオットに騎乗し14着。7月8日阪神競馬場で行われた3歳以上500万円以下のレースをヤマカツティガーで制し中央初勝利を挙げる[7]12月13日に地方通算600勝を達成した。

2007年には全国リーディング3位の活躍を見せた。これは南関東内では内田博幸に次ぐリーディング2位であり、的場文男を上回る勝ち鞍を挙げる活躍ぶりであった。

2008年のダイオライト記念フリオーソに騎乗して、ダートグレード競走初勝利[8]。同年の東京ダービーでは前年のアンパサンドに続き、ドリームスカイ(10番人気)で勝利し東京ダービー連覇を果たした[9]。さらに6月25日の中央との交流重賞帝王賞(JpnI)をフリオーソで逃げ切り、統一GI(Jpn1)初勝利をあげた[10]9月17日大井競馬第6競走において落馬、全治1ヶ月の鎖骨骨折を負い、同日第11競走トゥインクルレディー賞でトーセンジョウオーに騎乗できなかった。このようなアクシデントはあったが、ネフェルメモリー12月31日東京2歳優駿牝馬で勝利に導いている。この年は306勝を挙げて初の全国リーディングを獲得しNARグランプリ2008最優秀騎手に選出された[11]

2009年は船橋記念をスパロービートで勝利し、3月11日ダイオライト記念および3月20日桜花賞をいずれも前年に続き連覇。3月25日には京浜盃を制して、地方競馬通算1000勝を達成した[11]。この年は前年を上回る387勝を挙げ、2年連続で全国リーディングジョッキーとなり、NARグランプリ最優秀勝利回数騎手及び同最優秀賞金収得騎手賞を受賞した[12]。また、中央競馬では前年まで通算5勝の成績から一転して年間20勝を挙げ、安田記念ではコンゴウリキシオーに、天皇賞・秋ではエイシンデピュティに騎乗し中央競馬のGIにも参戦を果たした。クイーンカップでは大井所属のエイブルインレースで、勝ち馬のディアジーナから0.1秒差の3着に食い込む活躍をした。

2010年は中央への参戦も積極的に行っている。中央競馬の日本ダービートゥザグローリーに騎乗。東京ダービーをマカニビスティーで制し、東京ダービー3勝目をあげた[13]6月30日に行われた帝王賞(JpnI)では、フリオーソに騎乗。中央競馬の有力馬のカネヒキリヴァーミリアンサクセスブロッケンボンネビルレコードなどをやぶり快勝、フリオーソでヴァーミリアンにも初めて勝利した[14]7月14日に行われたジャパンダートダービー(JpnI)ではマグニフィカに騎乗。始終先頭をキープ。直線でも一度も前を譲らず、そのまま逃げ切り、帝王賞に続いて川島正行調教師とのタッグでGIを獲得した。11月3日に船橋競馬場で行われたJBCクラシックは地方最強馬のフリオーソとタッグを組むも武豊騎乗のスマートファルコンに逃げられ2着。11月14日の東京競馬場第11競走第15回東京中日スポーツ杯武蔵野ステークスでは6番人気のグロリアスノアで優勝し、中央競馬重賞を初制覇した[15]。この年は勝利数が伸びず地方競馬単独の勝利数は294勝した山口勲に続く288勝だったが、中央競馬の勝利数も含める規定により前年に続き最優秀勝利回数騎手賞を獲得することとなった[16]

2011年も中央競馬へ参戦。6月5日安田記念では、リアルインパクトに騎乗し、中央競馬GI競走での初優勝を飾った[17]

2012年3月14日、船橋競馬場で行われたベストビット特別を1番人気のグレコで優勝し、地方競馬通算2000勝を達成した[18]7月13日、大井競馬で行われた第6競走において落馬負傷したが、2週間後の7月29日に無事復帰した[19]

2013年6月16日、東京競馬場で行われたユニコーンステークスを3番人気のベストウォーリアで勝利し、JRA移籍後初の重賞勝利を決める[20]12月12日園田競馬場で行われたゴールデンジョッキーカップで優勝[21]

2014年12月28日、第59回有馬記念ジェンティルドンナで勝利し、八大競走初制覇を果たすとともに、年間146勝(中央のみ)でこの年のリーディングジョッキーとなった。

2016年12月25日クリストフ・ルメール騎手との接戦を制して、年間187勝(中央のみ)で3年連続のリーディングジョッキーとなった。制裁点ゼロでのリーディングが史上初である[22]

エピソード[編集]

2005年に初めて中央競馬 (JRA) の新規騎手免許試験に挑み[23]、一次試験で不合格となる[24]。2010年の時点ではJRAへの移籍について「今は特別考えていませんね。そういう時期になったら、改めて考えようと思っています。今は1頭でも多く、1日でも多くガムシャラに乗りたいんですよ」[25]と述べていた。翌2011年、安田記念の勝利を契機として2度目の試験に挑んだ[23][24]が、またも一次試験で不合格となった[26]。2012年9月、3度目の試験に挑むため、願書を提出し、10月、一次試験に合格、1月に受験した二次試験にも合格し2013年3月1日付でJRAの騎手となった[27]。 なお、中央競馬移籍後は美浦の田島俊明厩舎に所属している[28]

表彰[編集]

年度別成績表[編集]

  • 地方競馬
年度 騎乗数 勝利 勝率 連対率 獲得賞金
勝数 順位
1998年 70 4 .057 .143 18,356,000円
1999年 307 12 .039 .121 62,908,000円
2000年 404 25 .062 .126 113,735,000円
2001年 546 31 .057 .125 186,837,500円
2002年 533 36 .068 .158 166,044,000円
2003年 615 39 .063 .135 156,293,000円
2004年 731 53 .073 .156 181,840,000円
2005年 860 74 62位 .086 .169 235,136,000円
2006年 1145 139 22位 .107 .229 391,532,000円
2007年 1584 212 3位 .134 .242 593,054,000円
2008年 1737 306 1位 .176 .305 1,055,680,000円
2009年 1762 387 1位 .220 .355 1,196,562,000円
2010年 1665 288 2位 .173 .297
2011年 1492 327 1位 .219 .357
通算 13460 1920 - .143 .254
  • 中央競馬
年度 騎乗数 勝利 勝率 連対率 獲得賞金
勝数 順位
2005年 3 0 176位 .000 .000 0円
2006年 18 0 181位 .000 .000 750,000円
2007年 44 2 133位 .045 .091 45,263,000円
2008年 152 3 110位 .020 .092 110,736,000円
2009年 199 21 50位 .106 .191 311,105,000円
2010年 293 22 45位 .075 .184 496,676,000円
2011年 103 9 74位 .087 .146 220,263,000円
通算 812 57 - .070 .153 1,184,793,000円
  • 初騎乗記録
日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順

初騎乗・初勝利[5] 1998年4月12日 1回大井1日3R C3八組九組 ミヤサンヤシマ 9頭 1 1着
重賞初勝利[6] 2005年9月14日 11回大井4日10R トゥインクルレディー賞 コウエイソフィア 16頭 8 1着
GI初勝利[10] 2008年6月25日 5回大井4日11R 帝王賞 フリオーソ 13頭 1 1着

初騎乗 2005年6月26日 2回福島4日3R 3歳未勝利 スプリングラゴス 15頭 13 10着
初勝利[7] 2007年7月8日 3回阪神8日8R 3歳上500万下 ヤマカツティガー 13頭 5 1着
重賞初騎乗 2007年3月25日 3回中山2日11R マーチステークス シーチャリオット 15頭 11 13着
重賞初勝利[15] 2010年11月14日 5回東京4日11R 武蔵野ステークス グロリアスノア 16頭 6 1着
GI初騎乗 2008年2月24日 1回東京8日11R フェブラリーステークス アンパサンド 16頭 13 10着
GI初勝利[17] 2011年6月5日 3回東京6日11R 安田記念 リアルインパクト 18頭 9 1着

主な騎乗馬[編集]

GI級競走優勝馬
フリオーソに騎乗
グレード制重賞優勝馬
地方重賞優勝馬

脚注[編集]

  1. ^ 平成28年度 騎手免許試験合格者 (PDF)”. 日本中央競馬会 (2016年2月11日). 2016年4月7日閲覧。
  2. ^ JRA騎手免許試験合格時のプロフィールより(PDF)。http://www.jra.go.jp/news/201302/pdf/020703_06.pdf
  3. ^ 競馬最強の法則2010年9月号 ターザン炎上!競馬デスマッチ 戸崎圭太騎手
  4. ^ 同期デビューの騎手には森泰斗(現船橋)らがいる。
  5. ^ a b 戸崎圭太騎手特集”. 東京シティ競馬 : TOKYO CITY KEIBA. 2015年9月15日閲覧。
  6. ^ a b c “9月14日(水)「トゥインクルレディー賞(大井)はコウエイソフィア」他”. ラジオNIKKEI. (2005年9月14日). http://www.radionikkei.jp/keiba/entry-146056.html 2015年9月15日閲覧。 
  7. ^ a b “戸崎圭太騎手 JRA初勝利!”. ラジオNIKKEI. (2007年7月8日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-141683.html 2015年9月15日閲覧。 
  8. ^ 斎藤修. “web Furlong【レースハイライト】第53回 ダイオライト記念 JpnII”. 地方競馬全国協会. 2015年9月19日閲覧。
  9. ^ a b c 斎藤修. “第54回東京ダービー”. 地方競馬全国協会. 2015年9月16日閲覧。
  10. ^ a b c “フリオーソ「超一級品」逃走V/帝王賞”. 日刊スポーツ. (2008年6月26日). http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20080626-376239.html 2015年9月19日閲覧。 
  11. ^ a b 戸崎圭太騎手(大井)地方通算1000勝達成”. 地方競馬全国協会 (2009年3月25日). 2015年9月15日閲覧。
  12. ^ 『NARグランプリ2009』表彰馬・表彰者決定!”. 地方競馬全国協会 (2010年1月7日). 2015年9月16日閲覧。
  13. ^ a b 斎藤修. “web Furlong 2010【ダービーウイーク特集】第56回東京ダービー”. 地方競馬全国協会. 2015年9月19日閲覧。
  14. ^ a b 斎藤修. “web Furlong 2010【レースハイライト】第33回帝王賞JpnI”. 地方競馬全国協会. 2015年9月19日閲覧。
  15. ^ a b “戸崎がノアでJRA初重賞制覇/武蔵野S”. 日刊スポーツ. (2010年11月15日). http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20101115-702305.html 2015年9月19日閲覧。 
  16. ^ 矢野吉彦 (2011年2月5日). “NARグランプリ2010 競馬最前線”. netkeiba.com. 2015年9月19日閲覧。
  17. ^ a b c “戸崎圭太騎手 JRA安田記念(GⅠ)制覇!”. 東京シティ競馬 : TOKYO CITY KEIBA. (2011年6月6日). http://www.tokyocitykeiba.com/news/1839 2015年9月19日閲覧。 
  18. ^ 戸崎圭太騎手(大井)地方通算2000勝達成” (日本語). 地方競馬情報サイト (2012年3月14日). 2012年10月7日閲覧。
  19. ^ 戸崎圭太騎手の復帰について” (日本語). TCK NEWS (2012年7月27日). 2012年10月7日閲覧。※結果は復帰初戦の勝利を含む5戦3勝2着1回
  20. ^ http://race.sanspo.com/keiba/news/20130616/ope13061616050007-n1.html
  21. ^ 第22回ゴールデンジョッキーカップ” (日本語). そのだけいば・ひめじけいば公式ホームページ. 2014年1月24日閲覧。
  22. ^ 戸崎3年連続リーディング!制裁点ゼロは史上初の快挙” (日本語). サンケイスポーツ (2016年12月26日). 2016年12月26日閲覧。
  23. ^ a b 地方競馬No.1騎手の戸崎がJRA受験” (日本語). デイリースポーツ (2011年9月2日). 2011年10月20日閲覧。
  24. ^ a b 戸崎 JRA受験「内田さんを追いかけて」” (日本語). スポーツニッポン (2011年9月2日). 2011年10月20日閲覧。
  25. ^ 週刊Gallop 2010年8月29日号 戸崎圭太という男
  26. ^ 大井の戸崎はJRA騎手免許試験に不合格” (日本語). デイリースポーツ (2011年10月20日). 2011年10月20日閲覧。
  27. ^ 2013年度 調教師・騎手免許試験合格者”. JRA 日本中央競馬会 (2013年2月7日). 2013年2月7日閲覧。
  28. ^ スポーツニッポン 2013年2月14日
  29. ^ 第11回 ヴィクトリアマイル”. JRA. 2016年5月15日閲覧。
  30. ^ 2015年レース結果 - netkeiba、2015年2月16日閲覧
  31. ^ 2015年京都記念レース結果 - JBISサーチ 2015年2月16日閲覧
  32. ^ 2015年オーシャンステークスレース結果 - netkeiba、2015年3月10日閲覧
  33. ^ 2015年ダービー卿チャレンジトロフィーレース結果 - netkeiba.com  2015年4月6日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]