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トゥインクルレディー賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トゥインクルレディー賞
競馬場 大井競馬場
創設 1990年9月6日
距離 ダート1600m
格付け 南関東SII
賞金 1着賞金2000万円
出走条件 サラブレッド系3歳以上牝馬オープン・南関東所属
負担重量 ハンデキャップ
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トゥインクルレディー賞( - しょう)は、日本地方競馬である大井競馬場で行われていた競馬重賞競走平地競走)である。正式名称は「サンケイスポーツ盃 トゥインクルレディー賞」、サンケイスポーツを発行する産業経済新聞社(産経新聞社)が優勝杯を提供していた。2011年度の重賞競走の改廃に伴い2010年をもって廃止となった[1]

概要

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元々はファーストレディー賞としてサラブレッド系旧4歳(馬齢は当時の旧表記)以上牝馬による準重賞競走として創設。1990年の重賞格上げとともに本競走名に改称された。創設当時、大井競馬場での牝馬限定重賞は、旧3歳限定の東京3歳優駿牝馬と、旧4歳限定の東京プリンセス賞しかなく、古馬牝馬のための重賞競走は存在しなかった。このため大井競馬場に所属する強豪クラスの古馬牝馬は船橋競馬場クイーン賞や、川崎競馬場キヨフジ記念に活路を見出していた。 また、この年川崎競馬場では旧4歳限定のロジータ記念が年末に創設され、徐々に南関東4場で牝馬路線の充実が進んでいくことになる。2010年からはGRANDAME-JAPAN・古馬シーズンの第4戦に指定された。

しかし、徐々に古馬牝馬競走体系が整備され、2011年JBCレディスクラシックの新設、及びレディスプレリュード(TCKディスタフから改称)の新設に伴い、廃止となった[1]

本競走のトライアル競走は大井競馬場のダート1600mのA2級以下の別定(A2級格付け馬55キロ、A3級格付け馬54キロ、B1級格付け馬53キロ、B2級以下格付け馬52キロで、過去南関東重賞勝利馬は1キロ増)の準重賞競走「アデレードシティカップ」(2010年での施行日は8月13日)で、上位3着までには本競走への優先出走権が与えられていた。なお、2008年までは「クリスタルナイトカップ」という名称で施行された。

負担重量はハンデキャップ。

廃止前の総額賞金は3,400万円で、1着賞金2,000万円、2着賞金700万円、3着賞金400万円、4着賞金200万円、5着賞金100万円と定められていた。

歴代優勝馬

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回数 施行日 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1990年9月6日 エスエスレデイー 牝5 大井 1分44秒0 的場文男 長沼正義 (株)セツインターナショナル
第2回 1991年8月26日 ヒカリカツオーヒ 牝5 浦和 1分40秒5 石崎隆之 野口孝 (株)ひかり
第3回 1992年8月26日 ケイワンハート 牝5 大井 1分40秒8 早田秀治 中村健二 森田高司
第4回 1993年8月26日 モガミハヤブサ 牝6 大井 1分40秒6 的場文男 福島酉次 伊藤昭次
第5回 1994年8月12日 タイセンルビー 牝5 船橋 1分42秒3 桑島孝春 熊坂明 渡辺俊彦
第6回 1995年8月15日 ケーエフネプチュン 牝5 船橋 1分40秒0 矢内博 凾館政一 藤谷正美
第7回 1996年8月8日 アカネタリヤ 牝5 大井 1分41秒1 藤江昭徳 荒居貴美夫 花田まさ
第8回 1997年8月13日 エフテーサッチ 牝5 浦和 1分40秒1 小林真治 小林文治 深野茂雄
第9回 1998年8月7日 クリオネー 牝5 大井 1分42秒4 佐宗応和 菅原秀雄 (有)鈴優商事
第10回 1999年8月13日 ユニティステージ 牝5 大井 1分41秒3 堀千亜樹 大山二三夫 山口総業(株)
第11回 2000年8月16日 スイングバイ 牝5 大井 1分39秒7 内田博幸 赤間清松 平井裕
第12回 2001年8月8日 ナミ 牝3 大井 1分40秒7 的場文男 蛯名末五郎 中田和宏
第13回 2002年9月16日 ラヴァリーフリッグ 牝3 船橋 1分39秒6 石崎隆之 出川克己 村中徳広
第14回 2003年9月9日 アートブライアン 牝4 船橋 1分38秒6 石崎隆之 出川克己 渡邉光典
第15回 2004年9月15日 プルザトリガー 牝5 船橋 1分40秒4 内田博幸 山浦武 高橋照比古
第16回 2005年9月14日 コウエイソフィア 牝5 大井 1分39秒8 戸崎圭太 高橋三郎 (有)ジャスティス
第17回 2006年9月14日 アウスレーゼ 牝4 大井 1分40秒8 真島大輔 阪本一栄 山田祐三
第18回 2007年9月19日 ベルモントノーヴァ 牝6 船橋 1分40秒1 石崎駿 出川克己 (有)ベルモントファーム
第19回 2008年9月17日 スターオブジェンヌ 牝5 船橋 1分40秒7 真島正徳 佐々木功 光安了
第20回 2009年9月16日 フサイチミライ 牝6 大井 1分41秒0 今野忠成 荒山勝徳 組)馬事維新
第21回 2010年9月15日 ヒロアンジェロ 牝6 大井 1分40秒5 坂井英光 鷹見浩 北所直人
  • 南関東4競馬場の情報[2]に基づく。
  • 格付け:第6回~ 南関東G2、(第18回~ 南関東SII)
  • 距離:第1回~第12回 ダート1600m、第13回~第14回 ダート1590m、第15回~ ダート1600m
  • 出走条件:サラブレッド系3歳以上牝馬・南関東公営競馬所属
  • 2000年以前の優勝馬の馬齢は旧表記を用いる。

アデレードシティカップからの本競走優勝馬

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「クリスタルナイトカップ」で施行された2008年までの準重賞競走を含めると5頭が本競走を制した。

施行日 馬名 性齢 所属 着順 備考
2003年8月15日 アートブライアン 牝4 船橋 3着
2005年8月2日 コウエイソフィア 牝5 大井 6着
2006年8月3日 アウスレーゼ 牝4 大井 1着 同年にTCKディスタフ優勝
2009年8月10日 フサイチミライ 牝6 大井 3着
2010年8月13日 ヒロアンジェロ 牝6 大井 3着

出典

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  1. ^ a b 平成23年度 開催日程及び重賞競走日程について”. 南関東4競馬場|nankankeiba.com (2010年12月14日). 2010年12月15日閲覧。
  2. ^ トゥインクルレディー賞競走優勝馬  距離1,600m”. 南関東4競馬場|nankankeiba.com. 2021年5月29日閲覧。

関連項目

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  • レディスプレリュード - 本競走に代わり、9月に行われる交流重賞競走。
    • TCKディスタフ - 上記競走の前身であった南関東重賞競走。同じく秋に大井競馬場で行われ、GRANDAME-JAPAN・古馬シーズンに指定されていた。