ナイキハイグレード

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ナイキハイグレード
2009年6月3日 大井競馬場
欧字表記 Nike High Grade
品種 サラブレッド
性別 牡
毛色 鹿毛
生誕 2006年4月21日
抹消日 2013年1月24日（地方）
父 アグネスタキオン
母 ダイアモンドコア
母の父 ジェイドロバリー
生国 日本の旗 日本（北海道伊達市）
生産者 高橋農場
馬主 小野誠治
調教師 川島正行（船橋）
→雑賀正光（高知）
→川島正行（船橋）
競走成績
生涯成績 20戦10勝
獲得賞金 1億609万円（地方競馬）
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ナイキハイグレードは地方競馬全国協会 (NAR) に登録されていた競走馬である。おもな勝ち鞍は2009年の羽田盃。

経歴[編集]

2007年7月16日、HBAセレクションセールにてJRAに1500万円（税抜）で落札され[1]、JRA日高育成牧場で育成・調教が行われた[2][注釈 1]。2008年5月19日、千葉サラブレッドセール・2歳トレーニングセールに上場され牡馬最高落札価格となる1160万円（税抜）で落札された[3]。

2歳（2008年）[編集]

初戦は競走除外[4]、次走は大差の3着となるが[5]、そこから3連勝でハイセイコー記念を制し重賞初勝利[6]。その後2歳ダートチャンピオンを決める全日本2歳優駿に出走するがスーニ、ナサニエルの3着に敗れ[7]、2歳シーズンを5戦3勝で終える[4]。

3歳（2009年）[編集]

3月25日、南関東三冠を目指し前哨戦の京浜盃に出走し、追い込んでくるシャレーストーンをアタマ差押さえ勝利[8]。その後4月22日の羽田盃に出走[9][10]。好位追走から先に抜け出したシャレーストーンをクビ差差しきり、南関東一冠目を制する[9][10]。

二冠を目指し[11]、6月3日の東京ダービーに出走[12][13]。同厩舎の南関東牝馬二冠馬ネフェルメモリーも出走した[11][12][13]。レースは中団から進めたが、サイレントスタメン、ブルーヒーローに差しきられ3着となった[12][13]。

4歳（2010年）[編集]

復帰緒戦は2月17日の報知グランプリカップに1番人気で出走したが、7着に敗れた[14]。続くダイオライト記念では見せ場なく10着と大敗した[15]。レース後は休養に入った。

5歳（2011年）[編集]

2011年5月3日、かきつばた記念で1年2ヶ月ぶりに復帰[4]。最後方から追いあげたが6着[16]。レース後は休養に入った。

6歳（2012年）[編集]

高知競馬に移籍し[17]、一般戦を3連勝した[4]。続くかきつばた記念では見せ場なく9着に敗れた[18]。5月18日の海上王岩崎弥太郎特別を制する[4]。北海道スプリントカップでは終始後方のまま10着[19]、帝王賞は13着と大敗した[4]。7月22日のトレノ賞は3着に入った[20]。8月6日の夜さ恋フェスティバル特別で優勝[4]。

7歳（2013年）[編集]

川島正行厩舎へ復帰したが、1度も走ることなく1月24日付けで[21]競走馬登録を抹消された。

競走成績[編集]

年月日 競馬場 競走名 格 頭数 枠番 馬番 オッズ
（人気） 		着順 騎手 斤量 距離（馬場） タイム
（上3F） 		タイム
差 		勝ち馬/（2着馬）
2008 7. 21 船橋 JRA認定 7 7 7 除外 戸崎圭太 53 ダ1000m（良） アランフェスロマン
8. 28 船橋 JRA認定 6 1 1 2.7（2人） 3着 戸崎圭太 53 ダ1000m（重） 1:02.5 (38.6) 2.2 ゴーストオトゥトオ
9. 22 船橋 2歳ア イ 7 3 3 1.9（1人） 1着 川島正太郎 51 ダ1500m（不） 1:34.6 (37.7) -1.8 （カトリノヒメ）
10. 31 大井 くまたか特別 13 6 8 3.0（2人） 1着 戸崎圭太 53 ダ1200m（良） 1:13.6 (36.8) -1.0 （ヴィーヴァマティニ）
11. 12 大井 ハイセイコー記念 SII 16 6 11 3.8（2人） 1着 戸崎圭太 54 ダ1600m（良） 1:41.9 (39.2) -0.6 （シュバレスク）
12. 17 川崎 全日本2歳優駿 JpnI 12 5 6 5.6（3人） 3着 戸崎圭太 55 ダ1600m（不） 1:41.9 (39.8) 1.4 スーニ
2009 3. 25 大井 京浜盃 SII 16 5 10 1.1（1人） 1着 戸崎圭太 55 ダ1700m（重） 1:47.9 (39.2) 0.0 （シャレーストーン）
4. 22 大井 羽田盃 SI 12 3 3 1.5（1人） 1着 戸崎圭太 56 ダ1800m（重） 1:54.9 (38.8) 0.0 （シャレーストーン）
6. 3 大井 東京ダービー SI 16 1 1 2.1（2人） 3着 戸崎圭太 56 ダ2000m（稍） 2:07.0 (39.3) 0.3 サイレントスタメン
2010 2. 17 船橋 報知グランプリC SIII 11 6 6 2.2（1人） 7着 戸崎圭太 57 ダ1800m（不） 1:57.7 (39.4) 1.6 マンオブパーサー
3. 10 船橋 ダイオライト記念 JpnII 14 8 14 114.5（7人） 10着 川島正太郎 55 ダ2400m（不） 2:38.5 (43.5) 7.2 フサイチセブン
2011 5. 3 名古屋 かきつばた記念 JpnIII 12 5 6 57.4（7人） 6着 川島正太郎 54 ダ1400m（稍） 1:27.9 (36.8) 2.0 セイクリムズン
2012 3. 25 高知 C3 9 2 2 1.2（1人） 1着 岡村卓弥 55 ダ1300m（重） 1:25.7 (39.7) -2.0 （イングヴェイ）
4. 8 高知 C3 7 1 1 1.0（1人） 1着 岡村卓弥 55 ダ1300m（稍） 1:28.3 (39.6) -1.0 （シルクハイボール）
4. 20 高知 C3 7 1 1 1.0（1人） 1着 別府真衣 55 ダ1300m（重） 1:25.5 (39.0) -1.8 （リュウノクラウン）
5. 4 名古屋 かきつばた記念 JpnIII 12 3 3 130.2（8人） 9着 川島正太郎 54 ダ1400m（良） 1:28.3 (38.0) 2.2 セイクリムズン
5. 18 高知 海上王岩崎弥太郎特別 A 7 7 7 2.7（2人） 1着 岡田祥嗣 56 ダ1600m（重） 1:45.5 (39.9) -0.3 （シーアクロス）
6. 14 門別 北海道スプリントC JpnIII 13 4 4 174.6（9人） 10着 川島正太郎 56 ダ1200m（良） 1:14.8 (38.4) 3.2 セレスハント
6. 27 大井 帝王賞 JpnI 13 4 4 296.5（10人） 13着 川島正太郎 57 ダ2000m（良） 2:11.2 (41.5) 8.2 ゴルトブリッツ
7. 22 高知 トレノ賞 重賞 6 6 6 2.1（2人） 3着 中西達也 57 ダ1300m（重） 1:24.7 (40.7) 0.9 コスモワッチミー
8. 6 高知 夜さ恋フェスティバル特別 C3 8 6 6 1.1（1人） 1着 岡村卓弥 55 ダ1400m（重） 1:32.3 (40.6) -1.2 （ハナニナレ）


血統表[編集]

ナイキハイグレードの血統 （血統表の出典）[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系
父

アグネスタキオン
1998 栗毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛 		Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
アグネスフローラ
1987 鹿毛 		*ロイヤルスキー
Royal Ski 		Raja Baba
Coz o'Nijinsky
アグネスレディー *リマンド
イコマエイカン
母

ダイアモンドコア
1995 黒鹿毛 		*ジェイドロバリー
Jade Robbery
1987 黒鹿毛 		Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Number Nijinsky II
Special
母の母
ライフポート
1983 鹿毛 		ファインポート *シプリアニ
リーデングバート
マリーノビーチ *マリーノ
*ヒツトザビーチ
母系(F-No.) (FN:10-e) [§ 2]
5代内の近親交配 アウトブリード [§ 3]
出典
  1. ^ [22]
  2. ^ [22]
  3. ^ “ナイキハイグレードの血統表”. netkeiba.com. 2017年2月11日閲覧。

母ダイアモンドコアは1998年桜花賞（浦和）、1997年東京3歳優駿牝馬の勝ち馬[23]。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 同セールにはセイウンワンダーも上場されており、同じくJRAに800万円（税抜）で落札され[1]、JRA日高育成牧場で育成・調教が行われた[2]。

出典[編集]

  1. ^ a b “2007年 セレクション1歳 取引成績速報 1日目”. 日高軽種馬農業協同組合. 2017年2月11日閲覧。
  2. ^ a b “二頭の活躍馬（その1）”. JRA育成馬日誌. 日本中央競馬会 (2008年11月21日). 2017年2月11日閲覧。
  3. ^ “千葉サラブレッド・セール サラブレッド 2歳”. 日本軽種馬協会. 2017年2月11日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g “競走成績：全競走成績｜ナイキハイグレード”. 日本軽種馬協会. 2017年2月11日閲覧。
  5. ^ “1R 中央認定 ア｜2008年8月28日（木）5回船橋2日”. 日本軽種馬協会. 2017年2月11日閲覧。
  6. ^ “ハイセイコー記念、良血馬ナイキハイグレードが完勝”. netkeiba.com. (2008年11月12日). http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=32283 2017年2月11日閲覧。 
  7. ^ “全日本2歳優駿、無敗のスーニが5馬身差圧勝”. netkeiba.com. (2008年12月17日). http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=33207 2017年2月11日閲覧。 
  8. ^ “【京浜盃】（南関東・大井）〜ナイキハイグレードが圧倒的人気に応える”. 競馬実況web (日経ラジオ社). (2009年3月25日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-165224.html 2017年2月11日閲覧。 
  9. ^ a b “【羽田盃】（南関東・大井）〜ナイキハイグレードがまず1冠”. 競馬実況web (日経ラジオ社). (2009年4月22日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-166701.html 2017年2月11日閲覧。 
  10. ^ a b “【羽田盃】ナイキハイグレードまず1冠!”. スポーツニッポン. (2009年4月23日). https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2009/04/23/kiji/K20090423Z00001650.html 2017年2月11日閲覧。 
  11. ^ a b “牡牝頂上決戦、東京ダービー枠順確定”. netkeiba.com. (2009年5月31日). http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=36893 2017年2月11日閲覧。 
  12. ^ a b c “☆ダービーWeek☆【東京ダービー】（大井）〜サイレントスタメン戴冠”. 競馬実況web (日経ラジオ社). (2009年6月3日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-168458.html 2017年2月11日閲覧。 
  13. ^ a b c “スタメンが2強とらえてV/東京ダービー”. 日刊スポーツ. (2009年6月4日). https://web.archive.org/web/20090611213813/http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20090604-502538.html 2017年2月11日閲覧。 
  14. ^ “マンオブパーサーが3年5か月ぶり重賞V/船橋・報知グランプリC”. netkeiba.com. (2010年2月17日). http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=44066 2017年2月11日閲覧。 
  15. ^ “10R ダイオライト記念（中央交流）｜2010年3月10日（水）12回船橋3日”. 日本軽種馬協会. 2017年2月11日閲覧。
  16. ^ “10R かきつばた記念（中央交流）｜2011年5月3日（火）3回名古屋2日”. 日本軽種馬協会. 2017年2月11日閲覧。
  17. ^ “3月26日（月）「ばんえい記念（帯広）、ニシキダイジンが有終の美」他”. 競馬実況web (日経ラジオ社). (2012年3月26日). http://keiba.radionikkei.jp/keiba/entry-216779.html 2017年2月11日閲覧。 
  18. ^ “11R かきつばた記念（中央交流）｜2012年5月4日（金）3回名古屋5日”. 日本軽種馬協会. 2017年2月11日閲覧。
  19. ^ “11R 北海道スプリントC（中央交流）｜2012年6月14日（木）4回門別4日”. 日本軽種馬協会. 2017年2月11日閲覧。
  20. ^ “コスモワッチミーが重賞2勝目/トレノ賞”. netkeiba.com. (2012年7月22日). http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=66359 2017年2月11日閲覧。 
  21. ^ “地方競馬 データ情報”. 地方競馬全国協会. 2017年2月11日閲覧。
  22. ^ a b “血統情報：5代血統表｜ナイキハイグレード”. 日本軽種馬協会. 2017年2月11日閲覧。
  23. ^ “ダイアモンドコア”. 日本軽種馬協会. 2017年2月11日閲覧。

外部リンク[編集]

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