トゥザグローリー

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トゥザグローリー
To-the-glory20120602-1.jpg
2012年鳴尾記念
欧字表記 To the Glory
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2007年2月16日(12歳)
登録日 2009年5月6日
抹消日 2014年12月11日
キングカメハメハ
トゥザヴィクトリー
母の父 サンデーサイレンス
生国 日本の旗 日本北海道勇払郡安平町
生産 ノーザンファーム
馬主 キャロットファーム
調教師 池江泰郎栗東)→池江泰寿(栗東)
厩務員 市川明彦→塩津有也
競走成績
生涯成績 33戦8勝
獲得賞金 4億6478万4000円
WTRR 119L / 2010年[1]
120L / 2011年[2]
120L / 2012年[3]
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トゥザグローリー (: To the Glory) は、日本種牡馬である。競走馬時代のおもな勝ち鞍は2010年中日新聞杯2011年京都記念日経賞2012年日経新春杯鳴尾記念。馬名の意味は「栄光に向かって」であり、これは母トゥザヴィクトリーの「勝利に向かって」から連想され、母以上の栄光を勝ち取ってほしいという願いが込められている。

クラブ法人キャロットファームの所有馬で、募集価格は1億2000万円(400口)。

戦績[編集]

3歳[編集]

大型馬ゆえに調教が難しく、脚部不安も見られたためにデビューは遅れ、3月14日阪神競馬場の新馬戦芝1600mでデビュー。太目残りながら直線だけで差し切り勝ちをし、2戦目の4月4日阪神競馬場の3歳500万条件戦も連勝した。

続いて、東京優駿(日本ダービー)出走を目指してダービートライアルの青葉賞に出走。ペルーサの2着にとなり、日本ダービーの優先出走権を確保する。そして5月30日、本番の第77回東京優駿に出走したが、エイシンフラッシュの7着に終わった。続く7月4日ラジオNIKKEI賞では1番人気で出走。向正面でポジションを上げ4コーナーで先頭に並びかけるも直線で伸びあぐねて5着に敗れた。

10月16日のアイルランドトロフィーでは1番人気で出走したが、トーセンジョーダンの2着。続いて10月31日のカシオペアステークスを勝ち、11月21日マイルチャンピオンシップでは直線で伸びあぐねて7着に敗れた。12月11日中日新聞杯では中団待機から徐々にポジションを上げると、直線で空いた内側を縫うように進出し逃げたコスモファントムを一気に交わして勝利、重賞初制覇を飾った。そして中1週で迎えた有馬記念は14番人気だったが、先行の位置から勝ち馬を追い上げて僅差で3着となり、3連複と3連単は万馬券となった。

4歳[編集]

京都記念
京都記念
日経賞
日経賞

2011年、明け4歳の緒戦は2月13日京都記念。最終直線で先に抜け出したヒルノダムールを捉えて先頭に立つと、京都巧者のメイショウベルーガの追走を3/4馬身抑え、1番人気に応えての重賞2勝目となった。これが2月末に引退する池江泰郎において、最後の重賞勝利となった。2月末で池江泰郎厩舎が定年解散となったため、息子の池江泰寿厩舎に転厩。4月2日日経賞では好位の3・4番手でレースを進めると直線では馬なりで先頭に立ち、ペルーサの猛追を2馬身半差抑えて重賞3勝目となった。5月1日天皇賞(春)に1番人気で出走したが、途中先頭に立ってしまうなど折り合いを欠き、13着と大敗を喫した。6月26日宝塚記念では中団に待機したが直線ではまったく伸びず13着と惨敗。

秋はステップレースを使わず天皇賞(秋)に出走。中団から伸びてくるもトーセンジョーダンの5着に敗れる。続くジャパンカップでは4番手でレースを進めたが直線で失速し11着に終わった。有馬記念では中団待機から直線で外から追い上げて2年連続で3着となった。

5歳[編集]

日経新春杯
日経新春杯
鳴尾記念
鳴尾記念

2012年、明け5歳の緒戦は海外への前哨戦レースとなった1月15日日経新春杯。中団待機から直線で鋭く抜け出し1番人気に応え重賞4勝目となった。2月17日ドバイシーマクラシックへの招待を受諾した。2月26日中山記念に1番人気で出走、後方3番手追走も直線で伸びを欠いてしまい見せ場なく10着に敗れた。レース後、予定していたドバイシーマクラシック遠征も辞退することになった。その後3ヶ月休養を経て鳴尾記念に出走、ショウナンマイティに半馬身の差をつけて勝利、重賞5勝目となった。6月24日の宝塚記念では12着と惨敗。そして10月28日の天皇賞は栗東から東京競馬場に輸送中に大規模な事故渋滞に巻き込まれ、馬体重を大きく減らし良いところなく18着惨敗。その後のジャパンカップダート、有馬記念もいいところなく敗れた。


6歳〜7歳[編集]

その後は惨敗が続き、2014年12月11日付けで競走馬登録を抹消された。引退後は北海道浦河郡浦河町イーストスタッド種牡馬となった[4]

競走成績[編集]

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


番オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量 1着馬(2着馬)
2010.03.14 阪神 3歳新馬 芝1600m(良) 16 1 2 01.5(01人) 01着 1:37.0 (33.8) -0.0 武豊 56kg (ダノンゲットウィン)
0000.04.04 阪神 3歳500万下 芝2200m(良) 8 1 1 01.3(01人) 01着 2:14.9 (34.8) -0.1 福永祐一 56kg (アイウォントユー)
0000.05.01 東京 青葉賞 GII 芝2400m(良) 18 3 5 05.6(02人) 02着 2:25.0 (34.3) -0.7 内田博幸 56kg ペルーサ
0000.05.30 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 17 8 17 65.8(10人) 07着 2:27.4 (33.7) -0.5 戸崎圭太 57kg エイシンフラッシュ
0000.07.04 福島 ラジオNIKKEI賞 GIII 芝1800m(良) 16 5 9 02.6(01人) 05着 1:47.5 (35.6) -0.2 内田博幸 56kg アロマカフェ
0000.10.16 東京 アイルランドT OP 芝2000m(良) 14 3 3 02.7(01人) 02着 1:59.3 (33.7) -0.1 武豊 53kg トーセンジョーダン
0000.10.31 京都 カシオペアS OP 芝1800m(稍) 11 7 8 01.7(01人) 01着 1:47.8 (35.9) -0.3 池添謙一 53kg (ナムラクレセント)
0000.11.21 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 18 5 9 09.1(04人) 07着 1:32.3 (34.2) -0.5 M.デムーロ 56kg エーシンフォワード
0000.12.11 小倉 中日新聞杯 GIII 芝2000m(良) 18 1 1 02.2(01人) 01着 1:58.7 (33.6) -0.3 M.デムーロ 55kg (コスモファントム)
0000.12.26 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 15 6 11 75.9(14人) 03着 2:32.6 (34.4) -0.0 C.ウィリアムズ 55kg ヴィクトワールピサ
2011.02.13 京都 京都記念 GII 芝2200m(良) 12 2 2 02.4(01人) 01着 2:13.9 (34.5) -0.1 U.リスポリ 56kg メイショウベルーガ
0000.04.02 阪神 日経賞 GII 芝2400m(良) 10 1 1 02.0(01人) 01着 2:25.4 (34.2) -0.4 福永祐一 58kg (ペルーサ)
0000.05.01 京都 天皇賞(春) GI 芝3200m(稍) 18 5 9 03.1(01人) 13着 3:22.3 (37.3) -1.7 四位洋文 58kg ヒルノダムール
0000.06.26 阪神 宝塚記念 GI 芝2200m(良) 16 7 14 10.1(04人) 13着 2:11.8 (36.2) -1.7 福永祐一 58kg アーネストリー
0000.10.30 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 18 8 17 58.9(10人) 05着 1:56.7 (35.0) -0.6 福永祐一 58kg トーセンジョーダン
0000.11.27 東京 ジャパンC GI 芝2400m(良) 16 3 6 16.3(08人) 11着 2:25.0 (34.9) -0.8 福永祐一 57kg ブエナビスタ
0000.12.25 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 13 5 7 47.1(09人) 03着 2:36.1 (33.3) -0.1 福永祐一 57kg オルフェーヴル
2012.01.15 京都 日経新春杯 GII 芝2400m(良) 12 3 3 01.6(01人) 01着 2:23.7 (34.3) -0.2 福永祐一 58.5kg ダノンバラード
0000.02.26 中山 中山記念 GII 芝1800m(重) 11 8 11 01.9(01人) 10着 1:48.8 (35.6) -1.5 福永祐一 57kg フェデラリスト
0000.06.02 阪神 鳴尾記念 GIII 芝2000m(良) 10 8 10 03.8(02人) 01着 2:00.1 (33.2) -0.1 福永祐一 57kg ショウナンマイティ
0000.06.24 阪神 宝塚記念 GI 芝2200m(良) 16 8 15 08.6(05人) 12着 2:14.7 (38.6) -3.8 福永祐一 58kg オルフェーヴル
0000.10.28 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 18 8 18 58.6(11人) 18着 2:00.4 (36.5) -3.1 岩田康誠 58kg エイシンフラッシュ
0000.12.02 阪神 JCダート GI ダ1800m(良) 16 3 5 22.6(07人) 12着 1:50.5 (37.3) -1.7 C.ウィリアムズ 57kg ニホンピロアワーズ
0000.12.23 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 16 6 11 29.6(11人) 16着 2:36.1 (39.5) -4.2 蛯名正義 57kg ゴールドシップ
2013.10.06 京都 京都大賞典 GII 芝2400m(良) 13 6 9 33.2(06人) 06着 2:23.3 (34.7) -0.4 池添謙一 56kg ヒットザターゲット
0000.10.27 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 17 2 4 51.2(09人) 12着 1:59.8 (36.7) -2.1 池添謙一 58kg ジャスタウェイ
0000.11.30 中京 金鯱賞 GII 芝2000m(良) 14 7 12 08.9(05人) 04着 2:00.4 (35.3) -0.8 北村友一 56kg カレンミロティック
0000.12.22 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 16 7 13 63.8(13人) 08着 2:34.7 (38.6) -2.4 C.ルメール 57kg オルフェーヴル
2014.01.26 中山 AJCC GII 芝2200m(良) 16 6 12 08.0(05人) 13着 2:15.1 (37.0) -1.1 C.ルメール 56kg ヴェルデグリーン
0000.02.16 京都 京都記念 GII 芝2200m(稍) 12 8 12 73.9(07人) 08着 2:16.8 (35.0) -0.8 F.ベリー 56kg デスペラード
0000.06.07 阪神 鳴尾記念 GIII 芝2000m(良) 12 4 4 15.8(08人) 12着 2:05.3 (41.2) -6.2 C.ウィリアムズ 56kg エアソミュール
0000.10.14 京都 京都大賞典 GII 芝2400m(良) 12 8 11 44.7(09人) 05着 2:24.6 (35.5) -0.4 福永祐一 56kg ラストインパクト
0000.12.06 中京 金鯱賞 GII 芝2000m(良) 17 2 3 48.1(11人) 16着 2:01.9 (38.0) -3.1 W.ビュイック 56kg ラストインパクト

血統表[編集]

トゥザグローリー血統ミスタープロスペクター系 / Northern Dancer 5x5x4=12.5%、Nureyev 4x3=18.75%) (血統表の出典)

キングカメハメハ
2001 鹿毛
父の父
Kingmambo
1990 鹿毛
Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
父の母
*マンファス
Manfath
1991 黒鹿毛
*ラストタイクーン
Last Tycoon
*トライマイベスト
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer

トゥザヴィクトリー
1996 鹿毛
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo
1969 黒鹿毛
Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well
1975 鹿毛
Understanding
Mountain Flower
母の母
*フェアリードール
1991 栗毛
Nureyev
1977
Northern Dancer
Special
Dream Deal
1986
Sharpen Up
Likely Exchange F-No.9-f


脚注[編集]

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  1. ^ リンク (PDF)
  2. ^ リンク (PDF)
  3. ^ リンク (PDF)
  4. ^ トゥザグローリー号が競走馬登録抹消 - 日本中央競馬会、2014年12月12日閲覧

外部リンク[編集]