サンライズバッカス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
サンライズバッカス
Sunrise Bacchus.jpg
2008年12月7日 阪神競馬場
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 2002年4月30日(16歳)
死没 (存命)
ヘネシー
リアルサファイヤ
母の父 リアルシャダイ
生国 日本の旗 日本北海道門別町
生産 ヤナガワ牧場
馬主 松岡隆雄
調教師 音無秀孝栗東
村上頼章大井
競走成績
生涯成績 38戦6勝
27戦6勝(中央競馬
11戦0勝(地方競馬
獲得賞金 4億1147万6000円
3億4547万6000円(中央競馬)
6600万円(地方競馬)
テンプレートを表示

サンライズバッカス (Sunrise Bacchus) は、日本の元競走馬である。馬名は冠名「サンライズ」にギリシャ神話の酒の神「バッカス」。国際競走となった2007年のフェブラリーステークスを制したが、その後は惜敗続きで勝ち星を挙げることはできなかった。

戦績[編集]

育成時代は北海道浦河町吉澤ステーブルで過ごし、2004年11月にJRA京都競馬場でデビュー。デビューからの4戦を芝のレースで走ったものの、惨敗が続き、翌年4月にダートに転向する。すると才能を開花させ、4連勝でオープン入りした。そして地方競馬盛岡GIダービーグランプリに挑戦したもののカネヒキリに及ばず2着に敗れた。その後、武蔵野ステークスに挑戦。レースではカネヒキリが出遅れたため、早めに抜け出したサンライズバッカスがそのまま粘り切り、重賞初制覇を収めた。続いて挑戦したのはジャパンカップダート。しかし最後は後方から追い込んできたものの、前には届かず5着に敗れた。

2006年に入ってからは根岸ステークスで4着に入ったものの、その後2戦は惨敗が続いた。しかし、前年勝利した武蔵野ステークスで2着に入ると、ジャパンカップダートでは新たに安藤勝己を鞍上に迎え、2年連続で5着となった。

2007年も引き続き安藤勝己が騎乗を続けた。初戦の平安ステークスではメイショウトウコンの追い込みに敗れたものの、2着に入った。続いてのフェブラリーステークスは、GI競走ながら前年の優勝馬カネヒキリなどの有力馬が怪我で不在の状況となっていたが、サンライズバッカスは、スタートでやや出遅れたものの直線で一気に抜け出し、ブルーコンコルドの追い込みを凌ぎ、GI初勝利を収めた。しかし続いてのかしわ記念では、直線で粘り切れず5着に敗れた。続く帝王賞では、スタートで躓き、道中はかなり後方からのレースとなり、追い込んで来るも前に届かず3着に敗れた。3ヶ月の休養を挟み、秋は南部杯から始動。スタートでの出遅れから道中はまたも後方の位置取りとなり、直線で追い出すものの、先頭集団には届かず5着に敗れる。続いて第7回JBCクラシックに出走。最後の直線では後方から伸びてきたものの、4コーナーでの不利も影響し3着に敗れた。秋3戦目は第8回ジャパンカップダート。陣営は具合の良さを強調していたが、最内枠だったことによりスムーズさを欠き、3着を死守するのが精一杯だった。

2008年川崎記念に出走予定だったが、前日に出走取消となった。3ヶ月休養後、4月27日アンタレスステークスに出走、3着と好走した。その後、5月25日東海ステークスに出走したが、見せ場なく11着に敗れ、レース後はグリーンウッドへ短期放牧に出され、6月20日に帰厩し、7月13日プロキオンステークスに出走し、3着となる。続く日本テレビ盃でも3着、武蔵野ステークスでは前を捉えきれず2着だった。そして大一番、ジャパンカップダートでは直線で大外から脚を伸ばしたが、4着に敗れた。

2009年1月25日平安ステークスから始動したが、8着に敗れた。その後、2月22日のフェブラリーステークスに出走したが、出遅れが響き、15着と大敗した。4ヶ月の休養後、7月12日プロキオンステークスに4番人気で出走したが、6着に終わった。続く9月21日エルムステークスでは見せ場がなく12着と大敗した。 12月9日に中央競馬の競走馬登録を抹消され[1]大井へ転厩した[1]

大井移籍緒戦となった2010年5月5日かしわ記念では見せ場なく9着に敗れた。続く大井記念では人気通りの6着、帝王賞では13着と惨敗が続いた。オープン特別2戦でも大敗を続け、ついに競走馬を引退するに至った。GI勝ち馬ながらすぐに種牡馬になることはできず、日高町のヤナガワ牧場で余生を送っていた。しかし2012年よりレックススタッドで種牡馬として供用することが決まった[2][3]。2シーズン種付けを行い、2013年6月15日にレックススタッドを退厩、再びヤナガワ牧場へと戻った[4]

競走成績[編集]

年月日 競馬場 競走名


オッズ
(人気)
着順 騎手
距離(馬場) タイム
(上り3F
時計
勝ち馬/(2着馬)
2004 10. 23 京都 2歳新馬 15 8 14 46.5(11人) 15着 池添謙一 55 芝1400m(良) 1:25.9 (37.0) 2.7 ブライトトゥモロー
11. 6 京都 2歳未勝利 11 7 9 131.4(11人) 6着 本田優 55 芝1600m(良) 1:37.5 (35.2) 1.1 アドマイヤワシ
2005 3. 20 中京 3歳未勝利 16 7 13 17.7(7人) 7着 安部幸夫 56 芝1800m(良) 1:50.4 (35.9) 0.7 パッショナルダンス
4. 3 阪神 3歳未勝利 15 5 9 16.4(6人) 6着 小林徹弥 56 芝2000m(良) 2:05.8 (35.1) 0.8 コンラッド
4. 17 福島 3歳未勝利 13 7 11 5.7(4人) 1着 小林徹弥 56 ダ1700m(良) 1:47.2 (37.8) -1.0 (ナカヤマスナイパー)
6. 11 中京 インディアT 16 8 16 3.2(1人) 1着 佐藤哲三 56 ダ1700m(重) 1:45.7 (38.5) -0.7 (ハギノプレシャス)
7. 10 阪神 鶴見特別 16 1 1 4.5(2人) 1着 佐藤哲三 53 ダ1400m(重) 1:22.4 (35.7) -0.1 (カイシュウマックス)
8. 27 小倉 阿蘇S OP 13 8 12 2.4(1人) 1着 佐藤哲三 51 ダ1700m(良) 1:44.7 (36.5) 0.0 (タイギャラント)
9. 19 盛岡 ダービーグランプリ GI 12 8 14 -(2人) 2着 佐藤哲三 56 ダ2000m(良) 2:04.2( - ) 0.4 カネヒキリ
10. 29 東京 武蔵野S GIII 16 2 4 12.5(2人) 1着 佐藤哲三 54 ダ1600m(良) 1:35.2 (36.2) -0.3 (カネヒキリ)
11. 26 東京 ジャパンCダート GI 16 2 3 16.9(5人) 5着 佐藤哲三 55 ダ2100m(良) 2:08.2 (36.1) 0.2 カネヒキリ
2006 1. 29 東京 根岸S GIII 16 3 6 3.6(1人) 4着 佐藤哲三 56 ダ1400m(良) 1:24.1 (36.5) 0.4 リミットレスビッド
2. 19 東京 フェブラリーS GI 16 8 16 13.0(6人) 12着 柴田善臣 57 ダ1600m(良) 1:36.6 (37.1) 1.7 カネヒキリ
3. 26 中山 マーチS GIII 13 6 8 6.2(4人) 8着 北村宏司 57 ダ1800m(良) 1:52.3 (37.3) 0.9 ヒシアトラス
10. 28 東京 武蔵野S GIII 13 6 8 13.5(6人) 2着 後藤浩輝 57 ダ1600m(良) 1:35.4 (35.9) 0.1 シーキングザベスト
11. 25 東京 ジャパンCダート GI 15 7 12 6.9(3人) 5着 安藤勝己 57 ダ2100m(良) 2:09.1 (36.2) 0.6 アロンダイト
2007 1. 21 京都 平安S GIII 16 6 12 7.4(3人) 2着 安藤勝己 56 ダ1800m(良) 1:51.0 (35.6) 0.0 メイショウトウコン
2. 18 東京 フェブラリーS GI 16 6 12 5.9(3人) 1着 安藤勝己 57 ダ1600m(不) 1:34.8 (35.0) -0.2 ブルーコンコルド
5. 2 船橋 かしわ記念 JpnI 14 8 14 2.6(2人) 5着 安藤勝己 57 ダ1600m(稍) 1:38.3 (37.0) 0.9 ブルーコンコルド
6. 27 大井 帝王賞 JpnI 15 4 6 5.5(3人) 3着 安藤勝己 57 ダ2000m(良) 2:04.7 (37.5) 0.4 ボンネビルレコード
10. 8 盛岡 マイルCS南部杯 JpnI 14 7 12 4.3(3人) 5着 安藤勝己 57 ダ1600m(重) 1:37.7( - ) 0.9 ブルーコンコルド
10. 31 大井 JBCクラシック JpnI 16 1 2 6.6(4人) 3着 安藤勝己 57 ダ2000m(良) 2:05.7 (38.0) 0.9 ヴァーミリアン
11. 24 東京 ジャパンCダート GI 16 1 1 17.8(7人) 3着 安藤勝己 57 ダ2100m(良) 2:07.5 (36.8) 0.8 ヴァーミリアン
2008 4. 27 京都 アンタレスS GIII 16 7 13 14.4(5人) 3着 安藤勝己 58 ダ1800m(良) 1:50.8 (35.5) 0.3 ワンダースピード
5. 25 中京 東海S GII 16 1 1 5.1(3人) 11着 佐藤哲三 58 ダ2300m(重) 2:24.6 (36.0) 0.6 ヤマトマリオン
7. 13 阪神 プロキオンS GIII 13 5 7 8.9(4人) 3着 佐藤哲三 58 ダ1400m(良) 1:22.3 (34.6) 0.3 ヴァンクルタテヤマ
9. 23 船橋 日本テレビ盃 JpnII 14 8 14 5.4(3人) 3着 佐藤哲三 57 ダ1800m(不) 1:48.9 (37.0) 1.1 ボンネビルレコード
11. 8 東京 武蔵野S GIII 16 7 13 10.4(4人) 2着 佐藤哲三 58 ダ1600m(良) 1:36.1 (36.1) 0.1 キクノサリーレ
12. 7 阪神 ジャパンCダート GI 15 2 3 22.4(6人) 4着 佐藤哲三 57 ダ1800m(良) 1:49.6 (36.3) 0.4 カネヒキリ
2009 1. 25 京都 平安S GIII 16 5 9 7.5(2人) 8着 岩田康誠 58 ダ1800m(稍) 1:51.8 (35.9) 1.4 ワンダースピード
2. 22 東京 フェブラリーS GI 16 2 3 35.1(8人) 15着 三浦皇成 57 ダ1600m(稍) 1:36.7 (36.6) 2.1 サクセスブロッケン
7. 12 阪神 プロキオンS GIII 16 3 5 8.6(4人) 6着 佐藤哲三 58 ダ1400m(良) 1:23.6 (36.0) 0.9 ランザローテ
9. 21 新潟 エルムS GIII 14 5 9 28.0(6人) 12着 佐藤哲三 58 ダ1800m(良) 1:52.5 (36.6) 1.4 マチカネニホンバレ
2010 5. 5 船橋 かしわ記念 JpnI 14 2 2 225.9(10人) 9着 真島大輔 57 ダ1600m(良) 1:39.8 (37.9) 3.0 エスポワールシチー
5. 19 大井 大井記念 SII 16 7 13 27.6(6人) 6着 真島大輔 58 ダ2600m(良) 2:49.2 (38.9) 1.9 セレン
6. 30 大井 帝王賞 JpnI 15 4 6 191.6(10人) 13着 真島大輔 57 ダ2000m(稍) 2:06.9 (40.1) 3.5 フリオーソ
7. 28 大井 サンタアニタT SIII 16 1 2 42.2(9人) 11着 山田信大 56.5 ダ1600m(良) 1:40.4 (39.2) 1.7 カキツバタロイヤル
11. 9 大井 ムーンライトC OP 13 7 10 31.8(9人) 10着 山田信大 57 ダ1600m(良) 1:41.5 (38.6) 1.9 ロイヤルボス

血統表[編集]

サンライズバッカス血統ストームキャット系ストームバード系) / アウトクロス (血統表の出典)

*ヘネシー
Hennessy
1993 栗毛
父の父
Storm Cat
1983 黒鹿毛
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
Terlingua Secretariat
Crimson Saint
父の母
Island Kitty
1976 栗毛
Hawaii Utrillo
Ethane
T. C. Kitten Tom Cat
Needlebug

リアルサファイヤ
1986 黒鹿毛
*リアルシャダイ
Real Shadai
1979 黒鹿毛
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Desert Vixen In Reality
Desert Trial
母の母
ワールドサファイヤ
1979 栗毛
サーペンフロ Sir Ivor
Running Blue
トビノボリ ジルドレ
クニノボリ F-No.7-c

母のリアルサファイヤは1989年フラワーカップ (GIII) の勝ち馬である。

脚注[編集]

外部リンク[編集]