シルヴァー・ビートルズ

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シルヴァー・ビートルズ
ビートルズスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
レーベル トリオ(日本)
AW-25020
プロデュース ピート・ベスト(アルバム・プロデュース)
チャート最高順位
ビートルズ 日本 年表
リール・ミュージック
(1982年)
シルヴァー・ビートルズ
(1982年)
ビートルズ・イン・イタリー
(1982年)
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『シルヴァー・ビートルズ』は、1982年10月21日に日本でアナログLPで発売されたビートルズのアルバムである。1986年3月にはテイチクから再発され、同時にCDでもリリースされた。

解説[編集]

ビートルズが公式デビューする以前、1962年1月1日英デッカ社のアーティスト・オーディションに臨んだ際の録音とされる。リンゴ・スター加入前のビートルズであったためドラムスはピート・ベストが担当している。ただしピート・ベストのリード・ヴォーカルによる録音はなされなかった。

このセッションの音源は非合法盤(いわゆる海賊盤)で盛んに出回っていたが、正規のリリースは初めてのこととなる。

録音されたソースのうち、レノン=マッカートニーの作品(「ハロー・リトル・ガール[1]、「夢のように[2]、「ラヴ・オブ・ザ・ラヴド[3]の3曲[4])は発売許可が下りなかったため、収録は見送られた。

収録曲[編集]

アナログA面[編集]

  1. スリー・クール・キャッツ - Three Cool CatsLeiber - Stoller - Beinstock)
    演奏時間:(2'18")、リード・ヴォーカルジョージ・ハリスン
    ザ・コースターズの楽曲。1959年1月リリースのシングル盤「チャーリー・ブラウン」のB面曲である。
  2. クライング,ウェイティング,ホーピング - Crying, Waiting, HopingHolly
    演奏時間:(1'57")、リード・ヴォーカル:ジョージ・ハリスン
    バディー・ホリーの楽曲。1959年7月リリースのシングル曲である。
  3. セプテンバー・イン・ザ・レイン - September in the RainWarren
    演奏時間:(1'51")、リード・ヴォーカル:ポール・マッカートニー
    1937年の楽曲。さまざまなアーティストに採り上げられているスタンダード・ナンバーである。クレジットにはないがハリー・ウォーレン作詞、アル・デュービン作曲。
  4. ベサメ・ムーチョ - Besame MuchoVelasquez - Wilson - Skyler)
    演奏時間:(2'32")、リード・ヴォーカル:ポール・マッカートニー
    1940年の楽曲。エミリオ・トゥエロが採り上げて以来、さまざまなアーティストに採り上げられているスタンダード・ナンバーである。
  5. サーチン - Searchin' (Lieber - Stollerp)
    演奏時間:(2'55")、リード・ヴォーカル:ポール・マッカートニー
    ザ・コースターズの楽曲。1957年3月リリースのシングル盤「ヤング・ブラッド」のB面曲である。
  6. アラビアの酋長 - Sheik of ArabySmith - Snyder - Wheeler)
    演奏時間:(1'39")、リード・ヴォーカル:ジョージ・ハリスン
    1921年の楽曲。さまざまなアーティストに採り上げられているスタンダード・ナンバーである。クレジットにはないがテッド・スナイダーとホィーラー作詞、ハリー・J・スミス作曲。

アナログB面[編集]

  1. トゥ・ノウ・ハー・イズ・トゥ・ラヴ・ハー - To Know Her Is to Love HerSpector
    演奏時間:(2'28")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン
    ザ・テディ・ベアーズの楽曲。1958年9月リリースのシングル曲である。
    「会ったとたんにひと目ぼれ」という邦題もある。
    ジョン・レノン死去後の1986年にリリースされたアルバム『メンローヴ・アヴェニュー』においてもジョン・レノンのソロ・カヴァー・テイクが収録されている。
  2. テイク・グッド・ケア・オブ・マイ・ベイビー - Take Good Care of My Baby (Goffin
    演奏時間:(2'19")、リード・ヴォーカル:ジョージ・ハリスン
    ボビー・ヴィーの楽曲。1961年リリースのシングル曲である。クレジットにはないがキャロル・キングとジェリー・ゴフィンの共同作品。
  3. メンフィス - MemphisBerry
    演奏時間:(2'14)、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン
    チャック・ベリーの楽曲。1958年1月リリースのシングル盤「バック・イン・ザ・U.S.A」のB面曲である。
  4. シュア・トゥ・フォール - Sure to FallPerkins - Cantrell - Claunch
    演奏時間:(1'57")、リード・ヴォーカル:ポール・マッカートニー
    カール・パーキンスの楽曲。1955年に制作された。
    ビートルズ解散後、リンゴ・スターがアルバム『バラの香りを』においてもカヴァーしている(プロデュースはポール・マッカートニー)。
  5. マネー - Money(That's What I Want)Bradford - Gordy
    演奏時間:(2'27")、リード・ヴォーカル:ジョン・レノン
    バレット・ストロングの楽曲。1959年8月リリースのシングル曲である。
    ビートルズのアルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』においてもカヴァーしているほか、ジョン・レノンとプラスティック・オノ・バンドのライヴ・アルバム『平和の祈りをこめて』においてもソロ・カヴァーしている。
  6. ティル・ゼア・ウォズ・ユー - Till There Was YouWilson
    演奏時間:(2'55")、リード・ヴォーカル:ポール・マッカートニー
    1957年のブロードウェイ・ミュージカル『ザ・ミュージック・マン』からのナンバーである。1958年アニタ・ブライアントのカヴァーによりヒット。
    ビートルズのアルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』においてもカヴァーしている。

脚注[編集]

  1. ^ 1963年8月30日ザ・フォーモストによってリリースされた。
  2. ^ 1964年6月5日ジ・アップルジャックスによってリリースされた。
  3. ^ 1963年9月27日シラ・ブラックによってリリースされた。ブラックのデビュー曲にあたる。
  4. ^ ただしそのうち「ハロー・リトル・ガール」と「夢のように」の2曲はのち『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』に収録された。