ベイビー・イッツ・ユー

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ベイビー・イッツ・ユー
シュレルズシングル
初出アルバム『ベイビー・イッツ・ユー
B面 The Things I Want to Hear (Pretty Words)
リリース
規格 7インチシングル
録音 1963年
BBCスタジオ
ジャンル ロック
時間
レーベル セプター・レコード
作詞・作曲 マック・デイヴィッド(作詞)
バート・バカラック(作曲)
ルーサー・ディクソン(作曲)
プロデュース ルーサー・ディクソン
チャート最高順位
  • 8位(アメリカ)
シュレルズ シングル 年表
Big John (Ain't You Gonna Marry Me)
(1961年)
ベイビー・イッツ・ユー
b/w
The Things I Want to Hear (Pretty Words)
(1961年)
Soldier Boy
(1962年)
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ベイビー・イッツ・ユー」 (Baby It's You) は、シュレルズの楽曲である。

解説[編集]

アメリカの女性R&Bコーラス・グループであるシュレルズ1961年のヒット曲である。作詞はマック・デイヴィッド[注 1]、作曲はバート・バカラックルーサー・ディクソン[注 2]の共作[1]

1961年にシングルとしてリリースされ、ポップ・アンド・R&Bチャートでトップ10入りし、Billboard Hot 100チャートでは8位を記録した[2]。本作発売後に同名のアルバムが発売された。

ビートルズの他、スミス(全米5位)、カーペンターズなど多くのアーティストがカヴァーしている。

ビートルズによるカヴァー[編集]

ベイビー・イッツ・ユー
ビートルズ楽曲
収録アルバム プリーズ・プリーズ・ミー
リリース 1963年3月22日 (monaural version)
1963年4月26日 (stereo version)
録音 1963年2月11日
アビー・ロード・スタジオ
ジャンル ロック
時間 2分42秒 (monaural version)
2分40秒 (stereo version)
レーベル パーロフォン
プロデュース ジョージ・マーティン

プリーズ・プリーズ・ミー 収録曲
B面
  1. アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア
  2. ミズリー
  3. アンナ
  4. チェインズ
  5. ボーイズ
  6. アスク・ミー・ホワイ
  7. プリーズ・プリーズ・ミー
B面
  1. ラヴ・ミー・ドゥ
  2. P.S.アイ・ラヴ・ユー
  3. ベイビー・イッツ・ユー
  4. ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット
  5. 蜜の味
  6. ゼアズ・ア・プレイス
  7. ツイスト・アンド・シャウト

ビートルズの1作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバムプリーズ・プリーズ・ミー[注 3]に収められた10曲目[注 4]に収録された楽曲で、ジョン・レノンセクシーヴォーカルと、コーラスが組み合わさったナンバーに仕上がっている。

1963年2月11日にレコーディングが行われた。なお『プリーズ・プリーズ・ミー』では同じくシュレルズの楽曲である「ボーイズ」もカバーされている[3]。1961年から1963年に行われたライブのレパートリーの1つとなっていた。

ビートルズのカバー・バージョンの歌詞は、オリジナルの最初の歌詞をカットし、2番の歌詞を繰り返すという変更がされている。また歌詞の結末もオリジナルと異なる[4]

演奏[編集]

マキシ・シングル「ベイビー・イッツ・ユー」[編集]

ベイビー・イッツ・ユー
Baby It's You
ビートルズシングル
初出アルバム『ザ・ビートルズ・ライヴ!! アット・ザ・BBC
リリース
規格 マキシシングル
録音 1963年
BBCスタジオ
ジャンル ロック
時間
レーベル アップル・レコード
プロデュース ジョージ・マーティン
チャート最高順位
  • 7位(イギリス)[5]
  • 33位(日本)
  • 67位(アメリカ)[6]
ビートルズシングル盤 U.K. 年表
ラヴ・ミー・ドゥ
b/w
P.S.アイ・ラヴ・ユー
(1982年)
マキシ・シングル「ベイビー・イッツ・ユー」
(1995年)
マキシ・シングル「フリー・アズ・ア・バード
(1995年)
ビートルズシングル盤 U.S. 年表
ツイスト・アンド・シャウト
b/w
ゼアズ・ア・プレイス
(1986年)
マキシ・シングル「ベイビー・イッツ・ユー」
(1995年)
マキシ・シングル「フリー・アズ・ア・バード
(1995年)
ビートルズシングル盤 日本 年表
ザ・ビートルズ・ムーヴィー・メドレー
b/w
すてきなダンス
(1982年)
マキシ・シングル「ベイビー・イッツ・ユー」
(1995年)
マキシ・シングル「フリー・アズ・ア・バード
(1995年)
テンプレートを表示

1994年には、ライヴ・ヴァージョンが『ザ・ビートルズ・ライヴ!! アット・ザ・BBC』に収録され、翌年シングルカットされた[注 5]。このライヴ・ヴァージョンは2番以降の歌詞がスタジオ・ヴァージョンと異なり[注 6]、また、スタジオ・ヴァージョンではフェードアウトするためほとんど聞き取れない(歌詞カードにも記載されていない)最後の歌詞もはっきり聞くことが出来る。2015年発売の『ザ・ビートルズ1+ <デラックス・エディション>』には、この音源を使ったミュージック・ビデオが収録された。

カップリングには、『ライヴ!! アット・ザ・BBC』に未収録の3曲が収録されている。それらの曲は2013年発売の『オン・エア〜ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2』に収録された。ただし、1曲のみシングルに収録された音源とは別の日に録音されたヴァージョンが収録されている。シングルではジョン、ポール、ジョージ、リンゴのボーカル曲がそれぞれ1曲ずつ収録される構成になっている。

収録曲[編集]

  1. ベイビー・イッツ・ユー
  2. アイル・フォロー・ザ・サン
    カバー曲が中心となってる本作で唯一のオリジナル曲。
  3. デヴィル・イン・ハー・ハート
  4. ボーイズ

収録アルバム[編集]

その他のカバー[編集]

1969年にアメリカのロック・バンドスミスがデビュー・アルバム『A Group Called Smith』の収録曲としてカバー。Billboard Hot 100シングルチャートでは5位を記録し、後にクエンティン・タランティーノが監督を務めた映画作品『デス・プルーフ in グラインドハウス』の主題歌に起用された[7]

1970年にアメリカのポップ・デュオカーペンターズがアルバム『遥かなる影』の収録曲としてカバー。

2004年にアメリカの女性歌手、ジョジョがカバー。シングル・ヴァージョンではラッパーのバウワウと共演している。

この他にもエルヴィス・コステロシラ・ブラックPetty Bookaアデルアンバー・ライリーらによってカバーされている。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ ハル・デイヴィッドはこの曲には関係していない
  2. ^ 名義は「バーニー・ウィリアムス」
  3. ^ アメリカでは編集盤『イントロデューシング・ザ・ビートルズ』(ヴィージェイ・レコード)に収録され、後に『ジ・アーリー・ビートルズ』(キャピトル・レコード)にも収録された。
  4. ^ 当時のLPレコードではB面3曲目
  5. ^ アルバム・シングル共に廃盤。アルバムは2001年に再発売された(2013年にはリマスター盤を発売)が、シングルは再発売されていない。
  6. ^ スタジオ・ヴァージョンでは2番の歌詞をそのまま繰り返し歌っているが、ライヴ・ヴァージョンでは途中まで1番の歌詞を歌っている。

出典[編集]

  1. ^ Dominic, Serene (2003). Burt Bacharach, Song by Song: The Ultimate Burt Bacharach Reference for Fans. Schirmer Trade Books. p. 69. ISBN 0-8256-7280-5. https://books.google.com/books?id=TKJU6CegkogC&pg=PA70&lpg=PA70&dq=%22barney+williams%22+dixon&source=bl&ots=Al0X4rE5Bo&sig=_JNefleeB91VIWB3PwN70HGuQ6U&hl=en&sa=X&ved=0ahUKEwjGy_z0ktDNAhVX3GMKHXKTBvoQ6AEIVzAM#v=onepage&q=%22barney%20williams%22%20dixon&f=false. 
  2. ^ Whitburn, Joel (2004). The Billboard Book of Top 40 Hits: Eighth Edition. Record Research. p. 581. 
  3. ^ Lewisohn, Mark (1988). The Complete Beatles Recording Sessions. The Hamlyn Publishing Group Limited. p. 24, 26. 
  4. ^ All Together Now, the ABC of the Beatles' songs and albums by David Rowley
  5. ^ Official Singles Chart Top 100”. Official Charts Company. 2018年11月15日閲覧。
  6. ^ The Beatles Chart History (Hot 100)”. ビルボード. 2018年11月15日閲覧。
  7. ^ McCown, Alex (2015年9月3日). “Quentin Tarantino's least-seen flick delivers one of his best music choices”. The A.V. Club. 2018年11月15日閲覧。