オデオンレコード

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オデオン・レコードのロゴ

オデオンレコード(Odeon Records)は、ワーナー・ミュージック傘下のレコードレーベルである。

概要[編集]

もともとはパーロフォンと同じくドイツカール・リンドストレーム社のレーベルだった。後にEMIに買収される。

イギリスと北米地域をのぞく各国でビートルズのレーベルとして多く使用され、日本でもビートルズの現役時代、リアルタイムで東芝音楽工業からリリースされたレコードには、本来のパーロフォンのロゴの代わりにオデオン・レーベルのロゴが使われたことで知られる。

2013年に商標権がワーナー・ミュージックグループに買収されている。

由来[編集]

フランスパリ劇場の名前から取ったものである。

沿革[編集]

1903年ドイツベルリンに於いて、マックス・ストラウスとハインリヒ・ツンツによって設立される。
1904年に、フランスオデオン・レコードが両面盤レコードライプツィヒ見本市に出展する。

1911年に、カール・リンドストレーム社(レコードレーベル「パーロフォン」を所有する)に買収される。
1926年には、パーロフォンと共に英コロムビア(後の英EMI)に買収される。
1958年ブラジルのオデオン(後のブラジルEMI)でジョアン・ジルベルトが「想いあふれて」が録音。これがボサ・ノヴァの第一号と言われている。
2013年パーロフォンの商標、および欧州EMIのアーカイブ音源とともにワーナー・ミュージックグループに買収される。

日本におけるオデオン・レーベル[編集]

東芝音楽工業のディレクターで、日本でのビートルズ人気を仕掛けた高嶋弘之は、「日本のオデオン(レーベル)はあっち(海外)とは無関係に独自で発展したもの」だと、後年になって証言している。
高嶋が洋楽担当としてビートルズを売り出すにあたり、当時の東芝音楽工業にあった「エンジェル・レコード」などの既存の洋楽レーベルではグループのイメージに合わないと考え、世界中のEMIが擁したレーベルから探したところ、この時点で日本では設立されたばかりで(日本のオデオン・レコードの第1回発売は1963年1月のアルマ・コーガン「グッドバイ・ジョー」)、特定のアーティストの色も付いておらず、響きも良かった「オデオン・レコード」を、ビートルズのレコードに使用するようになった。
高嶋は日本での「オデオンレコード」は、日本で独自に「作った」「適当につけた」もので、海外での「オデオン」レーベルと、日本とでは「ロゴの形も扱う音楽も全然違う」と言っているが、前出の通り、日本のオデオン・レコードはビートルズの日本でのデビュー前に既に設立されており、実際には諸外国のオデオン・レコードの扱いに準拠したものと考えられる。

脚注[編集]