フォー・ユー・ブルー

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フォー・ユー・ブルー
ビートルズ楽曲
収録アルバム レット・イット・ビー
リリース 1970年5月8日
録音 アップル・スタジオ
1969年1月25日1970年1月8日
ジャンル カントリー・ブルース
時間レット・イット・ビー(リマスター盤)』:2分32秒
レット・イット・ビー...ネイキッド』:2分27秒
レーベル アップル, EMI
作詞者 ジョージ・ハリスン
プロデュース ジョージ・マーティン
フィル・スペクター
その他収録アルバム

ザ・ベスト・オブ・ジョージ・ハリスン
リヴァプールより愛を込めて ザ・ビートルズ・ボックス
ザ・ビートルズ・アンソロジー3
レット・イット・ビー...ネイキッド

ビートルズシングル盤 U.S. 年表
レット・イット・ビー
b/w
ユー・ノウ・マイ・ネーム
(1970年)
ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード
b/w
フォー・ユー・ブルー
(1970年)
ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ
b/w
ヘルター・スケルター
(1976年)
ビートルズシングル盤 日本 年表
オー!ダーリン
b/w
ヒア・カムズ・ザ・サン
(1970年)
ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード
b/w
フォー・ユー・ブルー
(1970年)
イエスタデイ
b/w
恋する二人
(1976年)
レット・イット・ビー 収録曲
A面
  1. トゥ・オブ・アス
  2. ディグ・ア・ポニー
  3. アクロス・ザ・ユニヴァース
  4. アイ・ミー・マイン
  5. ディグ・イット
  6. レット・イット・ビー
  7. マギー・メイ
B面
  1. アイヴ・ガッタ・フィーリング
  2. ワン・アフター・909
  3. ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード
  4. フォー・ユー・ブルー
  5. ゲット・バック
ザ・ベスト・オブ・ジョージ・ハリスン 収録曲
嘘つき女
(5)
フォー・ユー・ブルー
(6)
ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス
(7)
ザ・ビートルズ・アンソロジー3 収録曲
トゥ・オブ・アス
(4)
フォー・ユー・ブルー
(5)
テディ・ボーイ
(6)
リヴァプールより愛を込めて ザ・ビートルズ・ボックス 収録曲
アクロス・ザ・ユニバース
(4)
フォー・ユー・ブルー
(5)
トゥ・オブ・アス
(6)
レット・イット・ビー...ネイキッド 収録曲
ディグ・ア・ポニー
(2)
フォー・ユー・ブルー
(3)
ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード
(4)

フォー・ユー・ブルー」 (For You Blue) は、1970年に発表された、ビートルズのラスト・アルバム『レット・イット・ビー』に収録された、カントリー・ブルース調の曲。

解説[編集]

作詞・作曲・ヴォーカルは、ジョージ・ハリスンで、1968年後半[1][2]に書かれた当時の妻パティ・ボイドへのラブソング[3][4]

1969年1月25日、アップル・スタジオにおいて「ゲット・バック・セッション」の一環としてレコーディングされた[5]。その約1年後の1970年1月8日にヴォーカル・パートを再録音し、オリジナル・トラックにオーヴァー・ダビングしている[6][注釈 1]。同年3月30日フィル・スペクターの手によって、曲の冒頭に1969年1月のトゥイッケナム・セッションでのジョンの"Queen says No to pot-smoking FBI members."という語りが挿入されている[1]

アメリカと日本では、1970年5月11日シングルザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード』のB面収録曲として発売されている[7]。両国では、この曲がビートルズ最後のシングル曲となった。

作者のジョージは、ビートルズ解散後の1974年、北米ツアーにおいてこの曲を演奏している[8]

2002年11月29日、ロイヤル・アルバート・ホールで開催されたジョージへの追悼コンサート「コンサート・フォー・ジョージ」においてポール・マッカートニーにより演奏された[9]

演奏解説[編集]

前奏から始まるフォーク・ギターの音は、ジョージがギブソン・J-200を使って演奏。前奏後に始まるうねり音は、ジョン・レノンラップ・スティール・ギター[注釈 2][10]を使って演奏しており、ブルージーな伴奏を付けている。ジョンと演奏と一緒に始まるバンジョーのようなスタッカートの効いた音は、ピアノハンマーの間に紙を挟んでポール・マッカートニーが演奏している[11][12]リンゴ・スターは、「重いバックビート」をドラムパートで貢献した。

パーソネル[編集]

クレジットはイアン・マクドナルドによるもの[13]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ この時期にはビートルは事実上解散していたが、一切のオーヴァー・ダビングを行わないという"Get Back"の基本コンセプトはここでも顧みられなくなっている。
  2. ^ 膝の上に置き、金属バーで押弦する奏法のスライド・ギター

出典[編集]

  1. ^ a b Fontenot, Robert (2008年3月). “The Beatles Songs: 'For You Blue' – The history of this classic Beatles song”. oldies.about.com. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月9日閲覧。
  2. ^ O'Toole, Kit (2012年11月3日). “Deep Beatles: 'For You Blue' from Let It Be (1970)”. Something Else!. 2016年9月20日閲覧。
  3. ^ Inglis, Ian (2010). The Words and Music of George Harrison. Santa Barbara, CA: Praeger. p. 14. ISBN 978-0-313-37532-3. 
  4. ^ Williamson, Nigel (2002年2月). “Only a Northern Song: The songs George Harrison wrote for The Beatles”. Uncut 
  5. ^ Lewisohn, Mark (2005) [1988]. The Complete Beatles Recording Sessions: The Official Story of the Abbey Road Years 1962–1970. London: Bounty Books. p. 166. ISBN 978-0-7537-2545-0. 
  6. ^ Winn, John C. (2009). That Magic Feeling: The Beatles' Recorded Legacy, Volume Two, 1966–1970. New York, NY: Three Rivers Press. p. 363. ISBN 978-0-307-45239-9. 
  7. ^ Castleman, Harry; Podrazik, Walter J. (1976). All Together Now: The First Complete Beatles Discography 1961–1975. New York, NY: Ballantine Books. ISBN 0-345-25680-8. 
  8. ^ Madinger, Chip; Easter, Mark (2000). Eight Arms to Hold You: The Solo Beatles Compendium. Chesterfield, MO: 44.1 Productions. p. 447, 449–50. ISBN 0-615-11724-4. 
  9. ^ Inglis, Ian (2010). The Words and Music of George Harrison. Santa Barbara, CA: Praeger. p. 125, 126. ISBN 978-0-313-37532-3. 
  10. ^ MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (2nd rev. edn). Chicago, IL: Chicago Review Press. ISBN 978-1-55652-733-3. 
  11. ^ Rowley, David (2013). All Together Now: The ABC of The Beatles' Songs and Albums. Leicester, UK: Troubadour Publishing. p. 49. ISBN 978-1-78088-440-0. 
  12. ^ The Naked Truth About The Beatles' Let It Be Naked”. Mixonline (2004年1月1日). 2016年8月11日閲覧。
  13. ^ MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (2nd rev. edn). Chicago, IL: Chicago Review Press. ISBN 978-1-55652-733-3. 
  14. ^ Guesdon, Jean-Michel; Margotin, Philippe (2013). All the Songs: The Story Behind Every Beatles Release. New York, NY: Black Dog & Leventhal. p. 638–39. ISBN 978-1-57912-952-1.