アイム・ア・ルーザー

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アイム・ア・ルーザー
ビートルズ楽曲
収録アルバム ビートルズ・フォー・セール(ビートルズ '65)
リリース 1964年12月4日
録音 アビー・ロード・スタジオ 1964年9月11日
ジャンル フォークロック[1][2]
カントリー[3]
時間 2分37秒 (monaural version)
2分29秒 (stereo version)
2分32秒 ("the Beatles Live At The BBC" version)
レーベル EMIパーロフォンキャピトル・レコード
作詞者 レノン=マッカートニー
プロデュース ジョージ・マーティン

ビートルズ・フォー・セール(ビートルズ '65) 収録曲
A面
  1. ノー・リプライ
  2. アイム・ア・ルーザー
  3. ベイビーズ・イン・ブラック
  4. ロック・アンド・ロール・ミュージック
  5. アイル・フォロー・ザ・サン
  6. ミスター・ムーンライト
  7. カンサス・シティ/ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ
B面
  1. エイト・デイズ・ア・ウィーク
  2. ワーズ・オブ・ラヴ
  3. ハニー・ドント
  4. エヴリー・リトル・シング
  5. パーティーはそのままに
  6. ホワット・ユー・アー・ドゥーイング
  7. みんないい娘

アイム・ア・ルーザー」 ("I'm a Loser")はイギリスロックバンドビートルズの楽曲である。

解説[編集]

本作は1964年12月4日に発売された4枚目のイギリス盤公式オリジナル・アルバムビートルズ・フォー・セール(ビートルズ '65)』のA面2曲目に収録された。レノン=マッカートニー名義となっているが、実質的にはジョン・レノンの作品とされる[4][5]リード・ヴォーカルはジョンがとり、コーラスポール・マッカートニーが務めている。

本作は、ジョンがボブ・ディランを意識し作ったと認めている。曲調がフォークロックになっており、特にハーモニカサウンドと歌詞に影響が色濃く出ている。特に、この曲でのジョンのハーモニカ・ソロは『ウィズ・ザ・ビートルズ』の「リトル・チャイルド」に次いで、熱のこもったソロとなっている。この時期、ディランにドラッグを勧められて経験したことがきっかけとなり、以後ビートルズは徐々に内省的な歌詞を作り出していく。この曲にもそのことが見てとれる。ジョンは後に「ぼくの一部は自分が負け犬じゃないかと思っている。でもほかの一部では、全能の神だと思っている」[6]とこの曲の歌詞が作られる背景を説明している。そして彼はこの曲を自分のお気に入りの曲だとしている。なお、ジョンは「アイ・フィール・ファイン」を書くまで、この曲をシングル・カットするつもりだったという[7]

マリアンヌ・フェイスフル(1965年)[8]、ヴィンス・ガラルディ&ボラ・セチ(1966年)[9]らがカバーしている。

レコーディングとリリース[編集]

この曲のレコーディングは、「ミスター・ムーンライト」と「リーヴ・マイ・キトゥン・アローン英語版」と同じく1964年8月14日に行なわれた。全部で8テイク録音された[10]

このレコーディングから4ヶ月後にリリースされることになるのだが、発売前の11月17日BBCのラジオにてシングル「アイ・フィール・ファイン/シーズ・ア・ウーマン」と『ビートルズ・フォー・セール』収録から本作を含む三曲が先行公開されている[10]

なお、『ビートルズ・フォー・セール』発売当初は「I'm a Losser」と誤植されていた[11]

プレイヤー[編集]

※出典[12]

収録盤[編集]

脚注[編集]

  1. ^ "I'm a Loser" - オールミュージック
  2. ^ Unterberger, Richie (2009年). “Review of "I'm a Loser"”. Allmusic. 2019年1月21日閲覧。
  3. ^ 71 - 'I'm a Loser'”. 100 Greatest Beatles Songs. Rolling Stone (2011年9月19日). 2019年1月21日閲覧。
  4. ^ Sheff, David (2000). All We Are Saying: The Last Major Interview with John Lennon and Yoko Ono. New York: St. Martin's Press. ISBN 0-312-25464-4. 
  5. ^ Miles, Barry (1997). Paul McCartney: Many Years From Now. New York: Henry Holt and Company. p. 176. ISBN 0-8050-5249-6. 
  6. ^ イアン・マクドナルド 『ビートルズと60年代』 奥田祐士訳、キネマ旬報社、1996年、p.145より引用。
  7. ^ Taylor, Derek (1964). Beatles for Sale. The Beatles. Parlophone.
  8. ^ Marianne Faithful - Marianne Faithful”. AllMusic. 2019年1月21日閲覧。
  9. ^ Vince Guaraldi and Bola Sete: Live at El Matador - Vince Guaraldi”. AllMusic. 2019年1月21日閲覧。
  10. ^ a b I'm a Loser”. The Beatles Bible (2009年). 2019年1月21日閲覧。
  11. ^ The Beatles - Beatles For Sale”. Discogs. 2017年11月20日閲覧。
  12. ^ MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (Second Revised ed.). London: Pimlico (Rand). p. 124. ISBN 1-84413-828-3.