レボリューション (ビートルズの曲)

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レボリューション
ビートルズシングル
A面 ヘイ・ジュード
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 1968年7月10日-7月12日
ジャンル ハードロック[1]
時間
レーベル アップル・レコード
作詞・作曲 レノン=マッカートニー
プロデュース ジョージ・マーティン
ビートルズシングル盤 U.K.U.S. 年表
レディ・マドンナ
b/w
ジ・インナー・ライト
(1968年)
ヘイ・ジュード
b/w
レボリューション
(1968年)
ゲット・バック
b/w
ドント・レット・ミー・ダウン
(1969年)
ビートルズシングル盤 日本 年表
レディ・マドンナ
b/w
ジ・インナー・ライト
(1968年)
ヘイ・ジュード
b/w
レボリューション
(1968年)
オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ
b/w
ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス
(1969年)
パスト・マスターズ Vol.2 収録曲
  1. デイ・トリッパー
  2. 恋を抱きしめよう
  3. ペイパーバック・ライター
  4. レイン
  5. レディ・マドンナ
  6. ジ・インナー・ライト
  7. ヘイ・ジュード
  8. レボリューション
  9. ゲット・バック
  10. ドント・レット・ミー・ダウン
  11. ジョンとヨーコのバラード
  12. オールド・ブラウン・シュー
  13. アクロス・ザ・ユニヴァース
  14. レット・イット・ビー
  15. ユー・ノウ・マイ・ネーム
ヘイ・ジュード 収録曲
レディ・マドンナ
(5)
レボリューション
(6)
ヘイ・ジュード
(7)
ザ・ビートルズ1967年〜1970年 収録曲
ヘイ・ジュード
(13)
レボリューション
(14)
ラヴ 収録曲
カム・トゥゲザー
ディア・プルーデンス
クライ・ベイビー・クライ
(19)
レボリューション
(20)
バック・イン・ザ・USSR
(21)
ミュージックビデオ
「Revolution」 - YouTube
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レボリューション」(Revolution)は、1968年8月にビートルズが発表した18枚目のオリジナル・シングル(「ヘイ・ジュード」)のB面曲である。

解説[編集]

レノン=マッカートニーの名義となっているが、実質的にはジョン・レノンが作った楽曲である。リード・ヴォーカルはジョン・レノン。

ジョンのシャウトや、イントロから始まるファズの効いたエピフォン・カジノによるヘヴィーなギターサウンド、リンゴ・スターバスドラムをメインとしたラウドなドラミングが特徴的な曲。なお、エンジニアのジェフ・エメリックによるとカジノはエフェクターを使って歪ませたのではなく、ギターアンプを通さずにミキシング・コンソールに直接繋いで歪ませたものだと言う[2]。だが、テクニカル・エンジニアのブライアン・ギブソンによるとこのギター音はオーバー・ドライヴによって作り上げたものであるという。[3]外部ミュージシャンも参加していて、ニッキー・ホプキンスは間奏のキーボードを担当した。ニッキー曰く「1967年のザ・ローリング・ストーンズの「この世界に愛を」のレコーディング・セッションでジョンとポールに初めて会い、その時の出会いがきっかけでこの曲の録音に誘われた」らしい[4]

1987年ナイキがCMソングとして使用したが、ポール・ジョージ・リンゴの3人がアップル・レコードを通じて7月に使用中止を訴える訴訟を起こした。

楽曲制作の経緯[編集]

当初、この曲の完成テイク(第18テイク)は12分に及ぶものであり、テンポもスローなものであった[5]。この第18テイクは、2018年に発売された『ザ・ビートルズ (ホワイト・アルバム) (スーパー・デラックス・エディション)』に収録されている[注釈 1]

ジョンはこのテイクのシングル化を望んだが、ポールとジョージは論争を招きかねないことと、シングルにしてはテンポがスロー過ぎること等を理由として却下され[6]、シングル用として、アップテンポな形でリメイクされたものである。[7]ちなみに元々のスロー・ヴァージョンは前半と後半で2つの曲に分けられ、前半部分は「レボリューション1」、後半部分は新たな音を追加・再構成して「レボリューション9」として、アルバム『ザ・ビートルズ』に収録されている。

ミュージック・ビデオ[編集]

ディレクターは後に映画『レット・イット・ビー』の監督を務めたマイケル・リンゼイ=ホッグ。基本的にはリップシンクだが、ボーカルのみライヴ録音で、プロモーション・フィルム・ヴァージョンでは曲冒頭のシャウトをポール・マッカートニーが担当している。なお、プロモーション・ビデオでは、「暴力革命の仲間に入れるなよ(count me out)」と歌った直後に「加えろよ(in)」と歌っている。この理由に関してジョンは映画『レット・イット・ビー』撮影中に行われたインタビューで『(暴力革命の仲間に入るか入らないかのどちらが良いか)わからないってことだ』と答えている。なお、『ザ・ビートルズ』収録の「レボリューション1」においてもプロモーション・フィルム・ヴァージョン同様に「暴力革命の仲間に入れるなよ(count me out)」と歌った直後に「加えろよ(in)」と歌っている。

ステレオ・ヴァージョン[編集]

「レボリューション」のリアル・ステレオ・ヴァージョンはビートルズの活動中にはリリースされなかった。ただしアメリカでは1970年2月にリリースされたアルバム『ヘイ・ジュード』に収録された。英国では1973年4月リリースの『ザ・ビートルズ1967年〜1970年』が最初となる。CDでは1988年3月にリリースされたアルバム『パスト・マスターズ Vol.2』に収録された。

演奏[編集]

クレジットはイアン・マクドナルドによるもの[8]

収録アルバム[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ただし、タイトルは「Revolution 1 (Take 18)」となっている。
  2. ^ ミュージック・ビデオではポールが担当。
  3. ^ CD版にはショートバージョンで収録され、配信版やDVD版にはフルバージョンで収録されている。

出典[編集]

  1. ^ McKeen, Willam (1989). The Beatles: A Bio-Bibliography. University of Michigan: Greenwood Press. p. 90-100. ISBN 0-313-25993-3. 
  2. ^ Everett, Walter (1999). The Beatles as Musicians: Revolver through the Anthology. Oxford University Press. p. 178. ISBN 978-0-19-512941-0. 
  3. ^ アンディ・バビアック 『Beatles Gear 日本語翻訳版』 坂本信訳、リットーミュージック、2002年、222-223ページ
  4. ^ 1995年2月発売の「レコード・コレクターズ」掲載のインタビューにおいてニッキー自ら発言
  5. ^ Lewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. New York: Harmony Books. p. 135-136. ISBN 0-517-57066-1. 
  6. ^ MacDonald, Ian (1994). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties. New York: Henry Holt. p. 220. ISBN 978-0-8050-4245-0. 
  7. ^ ジョニー・ディーン編『ザ・ベスト・オブ・ザ・ビートルズ・ブック 日本語翻訳版』平林祥・新井崇嗣・上西園誠訳、リットーミュージック、2005年、p212
  8. ^ MacDonald, Ian (1994). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties. New York: Henry Holt. p. 223,237. ISBN 978-0-8050-4245-0. 
  9. ^ MacDonald, Ian (1994). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties. New York: Henry Holt. p. 237. ISBN 978-0-8050-4245-0. 

関連項目[編集]