エイト・デイズ・ア・ウィーク

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エイト・デイズ・ア・ウィーク
ビートルズ楽曲
収録アルバム ビートルズ・フォー・セール(ビートルズ '65)
リリース 1964年12月4日
録音 アビー・ロード・スタジオ
1964年10月6日
ジャンル ロック [1]
時間 2分49秒 (monaural version)
2分43秒 (stereo version)
1分24秒 ("The Beatles Anthology 1" (Sequence) version)
2分47秒 ("The Beatles Anthology 1" (Complete) version)
レーベル パーロフォン
PMC 1240 (monaural LP)
PCS 3062 (stereo LP)
CDP 7 46438 2 (monaural CD)
作詞者 レノン=マッカートニー
プロデュース ジョージ・マーティン
チャート順位

ビートルズシングル盤 U.S. 年表
アイ・フィール・ファイン
両A面
シーズ・ア・ウーマン
(1964年)
エイト・デイズ・ア・ウィーク
b/w
パーティーはそのままに
(1965年)
涙の乗車券
b/w
イエス・イット・イズ
(1965年)
ビートルズシングル盤 日本 年表
ロング・トール・サリー
b/w
アイ・コール・ユア・ネーム
(1965年)
ノー・リプライ
b/w
エイト・デイズ・ア・ウィーク
(1965年)
ロック・アンド・ロール・ミュージック
b/w
エヴリー・リトル・シング
(1965年)
ビートルズ・フォー・セール(ビートルズ '65) 収録曲
A面
  1. ノー・リプライ
  2. アイム・ア・ルーザー
  3. ベイビーズ・イン・ブラック
  4. ロック・アンド・ロール・ミュージック
  5. アイル・フォロー・ザ・サン
  6. ミスター・ムーンライト
  7. メドレー:「カンサス・シティヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ
B面
  1. エイト・デイズ・ア・ウィーク
  2. ワーズ・オブ・ラヴ
  3. ハニー・ドント
  4. エヴリー・リトル・シング
  5. パーティーはそのままに
  6. ホワット・ユー・アー・ドゥーイング
  7. みんないい娘

エイト・デイズ・ア・ウィーク」(Eight Days A Week)はイギリスロックバンドビートルズの楽曲である。

解説[編集]

本作は1964年12月4日に発売された4枚目のイギリス盤公式オリジナル・アルバムビートルズ・フォー・セール(ビートルズ '65)[4]のB面1曲目[5]に収録された。レノン=マッカートニー名義の作品で、ポール・マッカートニーのアイデアを基にジョン・レノンと2人で書いた[6]

曲のタイトルの由来は、当時多忙を極めていたグループの実情を、リンゴ・スターが「週に8日も仕事だなんて…」と嘆いていたのがきっかけだとポールが語っている[7][注 1]。なお、1980年ジョン・レノンは「『エイト・デイズ・ア・ウィーク』は『ヘルプ!』というタイトルを思いつくまで、あの映画『ヘルプ!』の仮り[注 2]のタイトルだった。ぼくもかなり手伝ったけど、これはもっぱらポールのたまものだ。」と語っている[8]

アメリカでは、1965年2月15日にシングル曲としてリリースされた(B面は「パーティーはそのままに」)。1965年3月13日付のBillboard Hot 100で1位を獲得し、2週連続で1位を独占した。ビルボード誌1965年年間ランキングでは第36位を記録。キャッシュボックス誌では3週連続第1位を記録し、年間ランキング55位だった。アメリカでは100万枚以上のセールスを記録している。ジェネシスのキーボーディスト、トニー・バンクスは、この曲に衝撃を受け、クラシックからロックに転向したと語っている。後に編集盤『ビートルズ VI』に収録された。

ビートルズ時代にも一切歌われないままだったが、発表から50年近く経った2013年、ポール・マッカートニーが「アウト・ゼアー」ツアーで1曲目に披露している[9]

2016年9月22日には本曲のタイトルを冠したドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ〜 EIGHT DAYS A WEEK -The Touring Years』が公開された。映画内にはレコーディング風景も含まれており、エンディング曲としても使用されている。

レコーディング[編集]

この曲は1964年10月6日アビー・ロード・スタジオの第2スタジオにて録音が開始された。テイク1はアコースティック・ギターでのシンプルな演奏で、テイク2は「Oo」のコーラスから始まるアレンジとなっており、テイク6でギターのイントロに変更された[注 3]

10月18日に曲のエンディング部分が録音され、これが10月6日に録音されたテイク13に繋げられて完成した[10]

完成した曲はイントロは、ビートルズの楽曲では初となるフェード・インとなっており[11][12]、のちに発売された『リボルバー』に収録の「アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー」にも採り入れられた。ポールは、イントロとエンディングで、ベースによる三連符弾きをしている。

演奏[編集]

収録盤[編集]

カバー[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ リンゴの呟きを由来とした曲名は、他に「ア・ハード・デイズ・ナイト」「トゥモロー・ネバー・ノウズ」がある。
  2. ^ 表記ママ
  3. ^ この時点ではフェード・イン処理はされていない。
  4. ^ 同じくビートルズのカバー曲「ヘルプ!」との両A面

出典[編集]

  1. ^ The Beatles 'Eight Days a Week'”. AllMusic. 2018年9月30日閲覧。
  2. ^ The Beatles Chart History”. Billboard. 2019年1月14日閲覧。
  3. ^ Top RPM Singles: Issue 5710”. RPM (2014年7月22日). 2019年1月14日閲覧。
  4. ^ Miles, Barry (2001). The Beatles Diary Volume 1: The Beatles Years. London: Omnibus Press. p. 178-179. ISBN 0-7119-8308-9. 
  5. ^ Lewisohn, Mark (1988). The Complete Beatles Recording Sessions. London: Hamlyn. p. 53,200. ISBN 0-600-61207-4. 
  6. ^ Beatles Songwriting & Recording Database: Beatles For Sale”. Beatlesinterviews.org (1964年12月4日). 2018年9月30日閲覧。
  7. ^ Hertsgaard, Mark (1996). A Day in the Life: The Music and Artistry of the Beatles. London: Pan Books. p. 103–04, 363. ISBN 0-330-33891-9. 
  8. ^ 『PLAYBOYインタビュー ジョン・レノン』、1981年 集英社(166頁)
  9. ^ “ポール・マッカートニー 11年ぶり来日!東京D最高齢公演”. スポーツニッポン. (2013年7月17日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/07/17/kiji/K20130717006232090.html 2013年7月17日閲覧。 
  10. ^ Lewisohn, Mark (1988). The Complete Beatles Recording Sessions. London: Hamlyn. p. 49, 50. ISBN 0-600-61207-4. 
  11. ^ Hertsgaard, Mark (1996). A Day in the Life: The Music and Artistry of the Beatles. London: Pan Books. p. 104. ISBN 0-330-33891-9. 
  12. ^ Miles, Barry (2001). The Beatles Diary Volume 1: The Beatles Years. London: Omnibus Press. p. 180. ISBN 0-7119-8308-9. 
  13. ^ Everett, Walter (2001). The Beatles as Musicians: The Quarry Men through Rubber Soul. New York, NY: Oxford University Press. p. 262. ISBN 0-19-514105-9. 
  14. ^ Alma Cogan - Eight Days a Week”. Discogs. 2019年1月14日閲覧。
  15. ^ Billy Preston - Billy's Bag”. Discogs. 2019年1月14日閲覧。
  16. ^ And Now... The Runaways - The Runaways”. AllMusic. 2019年1月14日閲覧。
  17. ^ The Punkles [Wolverine - The Punkles]”. AllMusic. 2019年1月14日閲覧。
  18. ^ The Libertines - Eight Days a Week (Rare Beatles' Cover)”. YouTube (2019年1月14日). 2017年9月7日閲覧。

外部リンク[編集]

先代:
テンプテーションズ
マイ・ガール
Billboard Hot 100 ナンバーワンシングル
1965年3月13日 - 3月20日(2週)
次代:
スプリームス
ストップ・イン・ザ・ネイム・オブ・ラヴ