オー!ダーリン

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オー!ダーリン
ビートルズ楽曲
収録アルバム アビイ・ロード
リリース 1969年9月26日
録音 アビー・ロード・スタジオ
1969年4月20日 - 8月11日
ジャンル ブルース[1][2]
スワンプ・ポップ[3]
ロックンロール[4]
フォーク
時間 3:26
レーベル アップル・レコードEMI
作詞者 レノン=マッカートニー
プロデュース ジョージ・マーティン

アビイ・ロード 収録曲
A面
  1. カム・トゥゲザー
  2. サムシング
  3. マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー
  4. オー!ダーリン
  5. オクトパス・ガーデン
  6. アイ・ウォント・ユー
B面
  1. ヒア・カムズ・ザ・サン
  2. ビコーズ
  3. ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー
  4. サン・キング
  5. ミーン・ミスター・マスタード
  6. ポリシーン・パン
  7. シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドー
  8. ゴールデン・スランバー
  9. キャリー・ザット・ウェイト
  10. ジ・エンド
  11. ハー・マジェスティー
ミュージックビデオ
「Oh! Darling (2019 Mix)」 - YouTube

オー!ダーリン」(Oh! Darling)は、1969年に発表されたビートルズのアルバム『アビイ・ロード』に収録された楽曲。

解説[編集]

ポール・マッカートニー作による曲[5]。同年1月のゲット・バック・セッションで既に構想されており、映画『レット・イット・ビー』に冒頭をポールが演奏する場面が登場する。当初のタイトルは「Oh! Darling (I'll Never Do You No Harm)[6]

ポールはこの曲のヴォーカルをレコーディングする際スタジオに一番乗りして1日に1テイクのみ録音。喉が潰れるのを覚悟した上で、納得がいくまで前のテイクを消してレコーディングしている。当時のEMIのエンジニア、アラン・パーソンズによると、この曲のレコーディング中、ポールは「5年前ならこんなのあっというまに出来たのに」と不満を漏らしている[7]

ジョンはこの曲をお気に入りに挙げているが、「これは、彼(ポール)よりどっちかといえばぼくのスタイルの曲だ。でも彼が書いたものだし、しかたがないじゃないか。彼が歌うことになったのさ。彼にセンスがあったら、きっとぼくに歌わせたさ」とも述べている[8][5]。レコードには採用されなかったが、ジョン・レノンがハーモニーを歌うテイクもあった。これは『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』に収録されているが、録音ミスにより冒頭が欠落している。なお、録音当時はオノ・ヨーコの前夫との離婚が成立した時期ということもあってか、ジョンは曲の最後で「I'm free!(俺は自由だ)」と歌詞を変えて歌っている[9]

邦題は最初感嘆符のない「オー・ダーリン」というタイトルがつけられ、後に「オゥ・ダーリン!」と改題。そして現題の「オー!ダーリン」と3回も変更されている[注釈 1]

日本では日産自動車サニー(B12前期)やレパードコマーシャルソングに使用されたことがある[注釈 2]

なお、歌詞の中に""I'll never do you no harm"という一節があるが、これは二重否定(「傷つけないことをしない」)ではなく黒人英語でよく用いられる否定の強調(「絶対に傷つけない」)の用法である。

演奏[編集]

クレジットはイアン・マクドナルド英語版によるもの[10]

カバー・バージョン[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 1970年に日本でのみシングル・カットされた際も同じ。B面は『ヒア・カムズ・ザ・サン
  2. ^ ただし、レパードのCMで使われていたのは高尾直樹が歌うカヴァー・ヴァージョン。
  3. ^ B'zの2人が初めてセッションした楽曲の1つであり、もう1曲は「レット・イット・ビー

出典[編集]

  1. ^ The Album: A Guide to Pop Music's Most Provocative, Influential, and Important Creations, James E Perone, page 213
  2. ^ "Oh! Darling" - オールミュージック
  3. ^ John Shepherd; David Horn (2012-03-08). Continuum Encyclopedia of Popular Music of the World Volume 8: Genres: North America. A&C Black. p. 470. ISBN 978-1-4411-4874-2. https://books.google.com/books?id=__DTvryrBZkC&pg=PA470 2018年12月19日閲覧。. 
  4. ^ Joe Lynch (2014年9月26日). “The Beatles' Abbey Road Turns 45: Classic Track-By-Track Review”. Billboard. Billboard. 2018年12月19日閲覧。
  5. ^ a b Sheff, David (2000). All We Are Saying: The Last Major Interview with John Lennon and Yoko Ono. New York: St. Martin's Press. p. 203. ISBN 0-312-25464-4. 
  6. ^ Lewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. New York: Harmony Books. p. 174. ISBN 0-517-57066-1. 
  7. ^ Dowlding, William J. (1989). Beatlesongs. New York: Fireside Books. p. 282. ISBN 0-671-68229-6. 
  8. ^ 「PLAYBOYインタビュー ジョン・レノン」、集英社(168頁)
  9. ^ Lewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. New York: Harmony Books. p. 168. ISBN 0-517-57066-1. 
  10. ^ MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (Second Revised ed.). London: Pimlico (Rand). p. 350. ISBN 1-84413-828-3. 

外部リンク[編集]