世界は愛を求めている

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
世界は愛を求めている
ジャッキー・デシャノンシングル
初出アルバム『This Is Jackie DeShannon
B面 I Remember the Boy
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 ニューヨーク、ベル・サウンド・スタジオ(1965年3月23日)
ジャンル ポップフォークロック
時間
レーベル インペリアル・レコード
作詞・作曲 ハル・デヴィッドバート・バカラック
プロデュース ハル・デヴィッド、バート・バカラック[1]
チャート最高順位
ジャッキー・デシャノン シングル 年表
He's Got the Whole World in His Hands
(1964年)
世界は愛を求めている
(1965年)
A Lifetime Of Loneliness
(1965年)
ミュージックビデオ
「What the World Needs Now Is Love」 - YouTube
テンプレートを表示

世界は愛を求めている」(原題: What the World Needs Now Is Love)は、ハル・デヴィッドが作詞しバート・バカラックが作曲した1965年の楽曲。ジャッキー・デシャノンが歌いヒットした。

ジャッキー・デシャノンのバージョン[編集]

元々はディオンヌ・ワーウィックのために書かれた作品だった。作者のバート・バカラックは次のように証言している。「ディオンヌには断られたんだが、歌詞があまりに説教臭く感じられたのかもしれない。おそらくは彼女が正しかったのだろう。ハルは私にジャッキー・デシャノンが歌うべきだと強く主張し、それでジャッキーとレコーディングすることとなった」[2]

録音は1965年3月23日ニューヨークのベル・サウンド・スタジオで行われ[3]4月15日に発売された。B面は「I Remember the Boy」。

同年7月24日から7月31日にかけてビルボード・Hot 100で2週連続7位を記録した[4][5]。カナダでは1位を記録した。

1968年6月5日ロバート・ケネディロサンゼルスアンバサダーホテルで撃たれた折、彼が翌日に死ぬまでの間、同市のラジオ局は夜を徹して繰り返し本作品をかけた。死亡後も数日間その行為は続けられた。

映画監督のポール・マザースキーの第1作『ボブ&キャロル&テッド&アリス』(1969年)の挿入歌として使われている。

トム・クレイのバージョン[編集]

世界は愛を求めている / アブラハム、マーティン・アンド・ジョン
トム・クレイシングル
初出アルバム『What the World Needs Now Is Love』
B面 The Victors
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル ポップスポークン・ワード
時間
レーベル モーウェスト / モータウン
作詞・作曲 ハル・デヴィッド、バート・バカラック
ディック・ホラー
プロデュース トム・クレイ
ゴールドディスク
ゴールドディスク
チャート最高順位
トム・クレイ シングル 年表
世界は愛を求めている / アブラハム、マーティン・アンド・ジョン
(1971年)
Whatever Happened to Love
(1971年)
テンプレートを表示

ロサンゼルスのディスク・ジョッキーのトム・クレイは、本作品とディオンの「アブラハム、マーティン・アンド・ジョン」の演奏や語り(スポークン・ワード)、効果音などのコラージュで構成されたシングルを1971年6月に発表した[6]。同年8月14日付のビルボード・Hot 100で8位を記録[7]。100万枚以上売れてゴールドディスクに輝いた[8]。歌はジーン・ペイジのアレンジをもとにセッション・レコーディング・グループのザ・ブラックベリーズが担当した[9]

冒頭でクレイが男の子にいくつかの質問を行う。次に軍隊の訓練の模様が流れ、ジョン・F・ケネディ暗殺事件の報道が流れる。マーティン・ルーサー・キング・ジュニアロバート・ケネディの演説があり、ロバートが撃たれるとテッド・ケネディ追悼演説が流れる。最後に冒頭の会話がリピートされる。

その他のバージョン[編集]

一旦はレコーディングを拒んだディオンヌ・ワーウィックであるが、1966年発売のアルバム『Here Where There Is Love』の中でカバーしている。

多数の言語で歌われた。レ・サーフス(1965年、フランス語)、レ・サーフス(1965年、スペイン語)、シルヴィア・ヴレタマー(1969年、スウェーデン語)、カーチャ・エプシュタイン(1970年、ドイツ語)、カレル・ハラ(1972年、チェコ語)、エドナ・ゴーレン(1974年、ヘブライ語)、ヘルマン・プライ(1981年、ドイツ語)、オルネラ・ヴァノーニ(2002年、イタリア語)、野宮真貴(2015年、日本語)など。

その他の主なカバーは以下のとおり。フォー・シーズンズ(1965年)、パティ・デュ―ク(1965年)、ジャック・ジョーンズ(1966年)、ジョニー・マティス(1966年)、スプリームス(1968年)、シラ・ブラック(1968年)、コニー・フランシス(1968年)、セルジオ・メンデス&ブラジル'66(1969年)、カーラ・トーマス、ザ・ステイプル・シンガーズ(1968年)、トニー・ベネット(1969年)、アニタ・カー・シンガーズ(1969年)、タイニー・ティム(1969年)、ベッツィ&クリス(1970年)、ザ・ピーナッツ(1970年)、デラニー&ボニー(1971年)、フィフス・ディメンション(1971年)、オフコース(1974年)、中本マリ(1993年)、阿川泰子(1996年)、バリー・マニロウ(2006年)、千葉はな(2009年)[10]コニー・タルボット(2012年)、リサ・ローブ(2017年)、高橋幸宏など。

脚注[編集]

  1. ^ Jackie DeShannon - What The World Needs Now Is Love (Vinyl) at Discogs
  2. ^ What the World Needs Now Is Love by Jackie DeShannon Songfacts
  3. ^ Are You Ready for This? (1967), Reissue liner notes
  4. ^ Music: Top 100 Songs | Billboard Hot 100 Chart | THE WEEK OF JULY 24, 1965
  5. ^ Music: Top 100 Songs | Billboard Hot 100 Chart | THE WEEK OF JULY 31, 1965
  6. ^ a b 45cat - Tom Clay - Tom Clay's What The World Needs Now Is Love / Abraham, Martin And John / The Victors - Mowest - USA - MW 5002F
  7. ^ Music: Top 100 Songs | Billboard Hot 100 Chart | THE WEEK OF AUGUST 14, 1971
  8. ^ Murrells, Joseph (1978). The Book of Golden Discs (2nd ed.). London: Barrie and Jenkins Ltd. p. 291. ISBN 0-214-20512-6. 
  9. ^ Tom Clay - Tom Clay's "What The World Needs Now Is Love" (Vinyl) at Discogs
  10. ^ 雪と花の子守唄 -バカラックララバイ-