ウィズ・ザ・ビートルズ

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ウィズ・ザ・ビートルズ
ビートルズスタジオ・アルバム
リリース
録音
ジャンル
時間
レーベル パーロフォン
プロデュース ジョージ・マーティン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
後述を参照
ゴールドディスク
後述を参照
ビートルズ U.K. 年表
  • ウィズ・ザ・ビートルズ
  • (1963年)
ビートルズ 日本 年表
  • ウィズ・ザ・ビートルズ
  • (1976年)
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ステレオ! これがビートルズ Vol.2
ビートルズコンピレーション・アルバム
リリース
録音
ジャンル
レーベル 日本の旗 オデオン / 東芝音楽工業
プロデュース ジョージ・マーティン
チャート最高順位
ビートルズ 日本 年表
  • ステレオ! これがビートルズ Vol.2
  • (1966年)
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ウィズ・ザ・ビートルズ』(With the Beatles[注釈 1]は、イギリスにおいて1963年11月22日に発売されたビートルズの2作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム全英アルバムチャートでは、30週連続で第1位を獲得していた前作『プリーズ・プリーズ・ミー』を抜いて第1位を獲得。

解説[編集]

1963年11月22日にイギリスで発売され、本作よりモノラル盤とステレオ盤が同じ日に発売されるようになった。 ジョージ・ハリスン初の作詞作曲「ドント・バザー・ミー」を含む8曲の自作曲とカバー6曲が収録され、収録曲のほとんどがモータウンもしくはR&Bナンバーとなっている。先行シングル曲を収録せず、すべてアルバム用に曲を用意している[注釈 2]

1987年2月26日にモノラル盤、2009年9月9日にステレオ盤がCD化された。

日本では来日記念盤として『ステレオ! これがビートルズ Vol.2』と題して曲順替えされたものがリリースされ、イギリスと同内容では1976年にリリースされた。アメリカでは1987年のCD発売までリリースされなかった。本作の収録曲は『ミート・ザ・ビートルズ』『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』に分解してリリースされ、含まれる曲も異なった[注釈 3]

ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・ベストアルバム500において第420位にランクされている[7]ほか、2003年にはRobert Dimeryの音楽批評書『死ぬ前に聴くべき1001枚のアルバム』の1枚に含まれた[8]

レコーディング[編集]

前作『プリーズ・プリーズ・ミー』では、収録曲の大部分[注釈 4]が1日でレコーディングされたが[9]、『ウィズ・ザ・ビートルズ』の収録曲のレコーディングは、1963年7月18日から10月23日までの3ヶ月間に行なわれた7回のセッションに渡って録音された。本作のレコーディング・セッションが行なわれた時期、バンドはラジオ、テレビ、さらにライブ活動と多忙な時期だったが、イギリスで発売された本作には、シングル・カットされた楽曲は収録されていない。

セッションは以下のように行なわれた。

アルバム・ジャケット[編集]

前作『プリーズ・プリーズ・ミー』のアルバム・ジャケットはカラー写真で、アイドル・グループのアルバム風だったが、この作品は白黒写真で、彼らの顔に片側からライトを当てて、光の当たらない側半分を影にして撮影するという当時としては画期的な手法(通称:ハーフ・シャドウ)が用いられた。

このジャケット写真を撮影したのはロバート・フリーマン[16]。マネージャーのブライアン・エプスタインは、ロバートが撮影したジョン・コルトレーンの白黒写真に感銘を受けて依頼した[17]。メンバーはハンブルク巡業時代に知り合った友人のアストリッド・キルヒャーが撮影していた写真をフリーマンに見せて[18]、同様のものにしてほしいと要請した[19]。このアルバムジャケット以降、レコード・ジャケットがアート作品として注目されるきっかけになり、『アビイ・ロード』のジャケット同様、多くの模倣やパロディを生んだ。ヴァン・ヘイレンのアルバム『OU812』も同じ手法で撮影されたジャケットを用いている。

オーストラリアで発売された本作のジャケットは、まったく異なるものになっている。なお、このジャケットの変更についてメンバーは満足していなかったというエピソードが残っている[20]

収録曲[編集]

アナログA面
#タイトル作詞・作曲リード・ボーカル時間
1.イット・ウォント・ビー・ロング(It Won't Be Long) ジョン・レノン
2.オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ(All I've Got To Do) ジョン・レノン
3.オール・マイ・ラヴィング(All My Loving) ポール・マッカートニー
4.ドント・バザー・ミー(Don't Bother Me)ジョージ・ハリスンジョージ・ハリスン
5.リトル・チャイルド(Little Child) 
  • ジョン・レノン
  • ポール・マッカートニー
6.ティル・ゼア・ウォズ・ユー(Till There Was You)メレディス・ウィルソンポール・マッカートニー
7.プリーズ・ミスター・ポストマン(Please Mister Postman)ジョン・レノン
合計時間:
アナログB面
#タイトル作詞・作曲リード・ボーカル時間
1.ロール・オーバー・ベートーヴェン(Roll Over Beethoven)チャック・ベリージョージ・ハリスン
2.ホールド・ミー・タイト(Hold Me Tight) ポール・マッカートニー
3.ユー・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー(You Really Got A Hold On Me)スモーキー・ロビンソン
  • ジョン・レノン
  • ジョージ・ハリスン
4.アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン(I Wanna Be Your Man) リンゴ・スター
5.デヴィル・イン・ハー・ハート(Devil in Her Heart)リチャード・ドラプキンジョージ・ハリスン
6.ナット・ア・セカンド・タイム(Not a Second Time) ジョン・レノン
7.マネー(Money (That's What I Want))ジョン・レノン
合計時間:
『ステレオ! これがビートルズ Vol.2』(アナログA面)
#タイトル作詞・作曲リード・ボーカル時間
1.「オール・マイ・ラヴィング」(All My Loving) ポール・マッカートニー
2.「プリーズ・ミスター・ポストマン」(Please Mister Postman)
  • ジョージア・ドビンズ
  • ウィリアム・ガレット
  • フレディ・ゴーマン
  • ブライアン・ホーランド
  • ロバート・ベイトマン
ジョン・レノン
3.「ドント・バザー・ミー」(Don't Bother Me)ジョージ・ハリスンジョージ・ハリスン
4.「イット・ウォント・ビー・ロング」(It Won't Be Long) ジョン・レノン
5.「オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ」(All I've Got To Do) ジョン・レノン
6.「リトル・チャイルド」(Little Child) 
  • ジョン・レノン
  • ポール・マッカートニー
7.「ティル・ゼア・ウォズ・ユー」(Till There Was You)メレディス・ウィルソンポール・マッカートニー
合計時間:
『ステレオ! これがビートルズ Vol.2』(アナログB面)
#タイトル作詞・作曲リード・ボーカル時間
1.「ロール・オーバー・ベートーヴェン」(Roll Over Beethoven)チャック・ベリージョージ・ハリスン
2.「マネー」(Money (That's What I Want))
  • ジェイニー・ブラッドフォード
  • ベリー・ゴーディ
ジョン・レノン
3.「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」(I Wanna Be Your Man) リンゴ・スター
4.「ホールド・ミー・タイト」(Hold Me Tight) ポール・マッカートニー
5.「デヴィル・イン・ハー・ハート」(Devil in Her Heart)リチャード・ドラプキンジョージ・ハリスン
6.「ナット・ア・セカンド・タイム」(Not a Second Time) ジョン・レノン
7.「ユー・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー」(You Really Got A Hold On Me)スモーキー・ロビンソンジョン・レノン
ジョージ・ハリスン
合計時間:

クレジット[編集]

※出典[22]

ビートルズ
外部ミュージシャン・スタッフ

チャート成績[編集]

オリジナル盤
チャート (1963年 - 1964年) 最高位
ドイツ (Offizielle Top 100)[23] 1
イギリス (OCC)[24] 1
1987年再発盤
チャート (1987年) 最高位
日本 (オリコン) 4
オランダ (MegaCharts)[25] 25
イギリス (OCC)[26] 40
2009年再発盤
チャート (2009年) 最高位
ベルギー (Ultratop Flanders)[27] 83
ベルギー (Ultratop Wallonia)[28] 88
フィンランド (Suomen virallinen lista)[29] 31
イタリア (FIMI)[30] 82
日本 (オリコン)[31] 30
オランダ (MegaCharts)[25] 25
スペイン (PROMUSICAE)[32] 70
スウェーデン (Sverigetopplistan)[33] 34
スイス (Schweizer Hitparade)[34] 73
イギリス (OCC)[35] 51
チャート (2010年) 最高位
US Billboard Hot 200[36] 179

認定[編集]

国/地域 認定 認定/売上枚数
アルゼンチン (CAPIF)[37] Gold 30,000*
オーストラリア (ARIA)[38] Gold 35,000^
カナダ (Music Canada)[39] Gold 50,000^
ドイツ (BVMI)[40] Gold 250,000^
イギリス (BPI)[41] Gold 100,000^
アメリカ合衆国 (RIAA)[42] Gold 500,000^

^認定のみに基づく出荷枚数

dagger 英国レコード産業協会による認定は、1994年以降の売上によるもの[43]

各国での販売形態[編集]

発売日 レーベル 販売形態 カタログ番号
イギリス 1963年11月22日 Parlophone Monaural LP PMC 1206
Stereo LP PCS 3045
1987年2月16日 Monaural CD CDP 7 46436 2
アメリカ 1987年2月26日 Parlophone CD CDP 7 46436 2
1987年7月21日 Capitol Monaural LP MAS 2653
日本 1967年6月5日 ODEON Stereo LP EAS-80551
1982年1月21日 Monaural LP EAS-70131
1987年6月1日 Monaural CD CP32-5328
2004年1月21日 Parlophone Remastered LP TOJP-60138
Worldwide reissue 2009年9月9日 Apple Remastered stereo CD 0946 3 82420 2 4
Remastered monaural CD
2012年11月13日 Remastered stereo LP 0094638242017

参考文献[編集]

  • Lewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. New York: Harmony Books. ISBN 0-517-57066-1 

関連文献[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ カナダでは「Beatlemania! With the Beatles」というタイトルで、1963年12月2日に発売された。
  2. ^ ただし、ダイジェスト編として4曲入りのEP盤『All My Loving』が発売された。
  3. ^ 2つのアルバムには、ビートルズがアルバムに入れないという方針でリリースしていたシングル曲も含まれていた
  4. ^ 全14曲のうちシングルとして既に発表されていた4曲を除く計10曲。

出典[編集]

  1. ^ O'Dell, Denis; Neaverson, Bob (2002). At the Apple's core: the Beatles from the inside. Peter Owen Limited. p. 27. ""the first truly convincing British rock and roll album, With The Beatles"" 
  2. ^ Harrington, Richard (2004年2月6日). “It was 40 years ago ...”. The Washington Post. オリジナルの2013年1月5日時点におけるアーカイブ。. https://www.webcitation.org/6DSCvEsa4?url=http://articles.chicagotribune.com/2004-02-06/features/0402060100_1_beatles-pop-culture-capitol/3 2018年11月17日閲覧。 
  3. ^ Howlett, Kevin; Heatley, Mike (2009). With the Beatles (CD historical notes). p. 12 
  4. ^ SHINDIG! Issue 35, page 30
  5. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “With the Beatles - The Beatles | Songs, Reviews, Credits”. AllMusic. All Media Network. 2021年10月2日閲覧。
  6. ^ The Beatles: With The Beatles”. 2007年3月8日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2021年10月1日閲覧。
  7. ^ The 500 Greatest Albums of All Time”. Rolling Stone (2007年). 2018年11月17日閲覧。
  8. ^ Dimery, Robert; Lydon, Michael (2010-03-23). 1001 Albums You Must Hear Before You Die: Revised and Updated Edition. Universe. ISBN 978-0-7893-2074-2 
  9. ^ Lewisohn 1988, p. 99.
  10. ^ a b Lewisohn 1988, p. 117.
  11. ^ Lewisohn 1988, pp. 121–122.
  12. ^ Lewisohn 1988, p. 122.
  13. ^ Lewisohn 1988, p. 123.
  14. ^ Lewisohn 1988, p. 125.
  15. ^ Lewisohn 1988, pp. 125–126.
  16. ^ ビートルズのアルバムカヴァーで知られる写真家ロバート・フリーマンが死去”. amass (2019年11月9日). 2019年11月9日閲覧。
  17. ^ Beatles fans eye rare display of Fabs photos
  18. ^ Carlin, Peter Ames (2009). Paul McCartney: A Life. Touchstone. ISBN 978-1-4165-6209-2. https://books.google.com/books?id=W8R4LS2LYxYC&dq 
  19. ^ ザ・ビートルズ・アンソロジー(日本語版・リットーミュージック刊: ISBN 4845605228)P107。
  20. ^ Baker, Glenn A.; Dilernia, Roger (1985). The Beatles Down Under :The 1964 Australia & New Zealand Tour. Ann Arbor, Michigan: Pierian Press. ISBN 978-0-87650-186-3 
  21. ^ With The Beatles [CD EXTRA][CD] - ザ・ビートルズ”. ユニバーサルミュージック. 2020年6月12日閲覧。
  22. ^ Lewisohn 1988.
  23. ^ "Offiziellecharts.de – The Beatles – With the Beatles" (in German). GfK Entertainment Charts. 2021年10月2日閲覧。
  24. ^ "Official Albums Chart Top 100". Official Charts Company. 2021年10月2日閲覧。
  25. ^ a b "Dutchcharts.nl – The Beatles – With the Beatles" (in Dutch). Hung Medien. 2021年10月2日閲覧。
  26. ^ "Official Albums Chart Top 100". Official Charts Company. 2021年10月2日閲覧。
  27. ^ "Ultratop.be – The Beatles – With the Beatles" (in Dutch). Hung Medien. 2021年10月2日閲覧。
  28. ^ "Ultratop.be – The Beatles – With the Beatles" (in French). Hung Medien. 2021年10月2日閲覧。
  29. ^ "The Beatles: With the Beatles" (in Finnish). Musiikkituottajat – IFPI Finland. 2021年10月2日閲覧。
  30. ^ "Italiancharts.com – The Beatles – With the Beatles". Hung Medien. 2021年10月2日閲覧。
  31. ^ “ザ・ビートルズ“リマスター”全16作トップ100入り「売上金額は23.1億円」”. ORICON NEWS (オリコン). (2009年9月15日). https://www.oricon.co.jp/news/69149/full/ 2021年10月2日閲覧。 
  32. ^ "Spanishcharts.com – The Beatles – With the Beatles". Hung Medien. 2021年10月2日閲覧。
  33. ^ "Swedishcharts.com – The Beatles – With the Beatles". Hung Medien. 2021年10月2日閲覧。
  34. ^ "Swisscharts.com – The Beatles – With the Beatles". Hung Medien. 2021年10月2日閲覧。
  35. ^ "Official Albums Chart Top 100". Official Charts Company. 2021年10月2日閲覧。
  36. ^ Billboard 200 Chart”. Billboard (2010年12月4日). 2021年10月2日閲覧。
  37. ^ Discos de oro y platino” (スペイン語). Cámara Argentina de Productores de Fonogramas y Videogramas. 2011年7月6日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2019年9月30日閲覧。
  38. ^ "ARIA Charts – Accreditations – 2009 Albums". Australian Recording Industry Association. 2021年10月2日閲覧
  39. ^ "Canadian album certifications – The Beatles – With The Beatles". Music Canada. 2021年10月2日閲覧
  40. ^ "Gold-/Platin-Datenbank (The Beatles; 'With The Beatles')" (German). Bundesverband Musikindustrie. 2021年10月2日閲覧
  41. ^ "British album certifications – The Beatles – With The Beatles". British Phonographic Industry. 2021年10月2日閲覧 Enter With The Beatles in the field Keywords. Select Title in the field Search by. Select album in the field By Format. Select Gold in the field By Award. Click Search
  42. ^ "American album certifications – The Beatles – With The Beatles". Recording Industry Association of America. 2021年10月2日閲覧 If necessary, click Advanced, then click Format, then select Album, then click SEARCH
  43. ^ “Beatles albums finally go platinum”. British Phonographic Industry (BBC News). (2013年9月2日). https://www.bbc.co.uk/news/entertainment-arts-23927271 2021年10月2日閲覧。 

外部リンク[編集]