ザ・ビートルズ・アンソロジー2

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ザ・ビートルズ・アンソロジー2
ビートルズコンピレーション・アルバム
リリース
録音
  • 1965年2月16日 (1965-02-16) - 1969年4月30日 (1969-04-30)
  • 1979年 (1979)
  • 1995年2月 (1995-02)
ジャンル
時間
レーベル
プロデュース
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 週間1位Billboard 200[6]UKチャート[7]
  • 週間3位オリコン
  • ビートルズ アルバム 年表
    • ザ・ビートルズ・アンソロジー2
    • (1996年 (1996)
    『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』収録のシングル
    1. リアル・ラヴ
      リリース: 1996年3月4日 (1996-03-04)
    ミュージックビデオ
    「The Beatles Anthology」 - YouTube
    テンプレートを表示

    ザ・ビートルズ・アンソロジー2』(英語: The Beatles Anthology 2)は、1996年にリリースされたビートルズの2枚組CDアルバム。後にLPレコード3枚組でも発売された。

    本作にはアルバム『ヘルプ!』から『マジカル・ミステリー・ツアー』までのセッションで録音された別テイクや未発表曲、日本武道館などでのライブ演奏[注釈 1]が収められているほか、ジョン・レノン作の「リアル・ラヴ」が他のメンバーによる録音が加えられ、ビートルズの作品として収録された。

    リマスタリングされた『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』と、本作をコンパイルしたものが『The Beatles Anthology Box Set』として2011年6月14日に、iTunes Storeにて配信がスタートした[8]

    概要[編集]

    本作に新曲として収録された「リアル・ラヴ」は、『1』に収録された「フリー・アズ・ア・バード」と同様にジョン・レノンによって書かれた楽曲で、レノンの未亡人であるオノ・ヨーコよりデモをポール・マッカートニーが受け取り[9]、それを基にマッカートニー、ジョージ・ハリスンリンゴ・スターの3人で楽器やコーラスを加えて完成させた楽曲である[10]。ただし、「フリー・アズ・ア・バード」とは異なり、歌詞やメロディを新たに加えた箇所がないことから、ビートルズの楽曲で唯一ジョン・レノン単独のクレジットとなった楽曲[注釈 2]となっている。

    DISC 1に収録された「イフ・ユーヴ・ガット・トラブル」と「ザット・ミーンズ・ア・ロット」の2曲はアルバム『ヘルプ!』のセッション、「12・バー・オリジナル」はアルバム『ラバー・ソウル』のセッションでレコーディングされた楽曲だったが、いずれも収録されないままとなっていた楽曲。収録曲は基本的に時系列どおりとなっているが、「アイム・ダウン[注釈 3]のみマッカートニーの要求で、発売直前に3曲目に繰り上げられた。

    また、マッカートニーは本作に1967年に開催された芸術祭のために制作した実験音楽「カーニヴァル・オブ・ライト」を収録することを希望していたが、他の2人とオノによって拒否されたため断念した[11]。このほかにも1965年のシェイ・スタジアム公演から「シーズ・ア・ウーマン」、1966年の日本武道館公演から「ひとりぼっちのあいつ」、「ペイパーバック・ライター」のボーカルのみを抽出した音源、「嘘つき女」と「ラヴ・ユー・トゥ」のアウトテイクが収録される予定となっていたが、最終的に未収録となった[12]

    チャート成績[編集]

    本作はアメリカで発売初週に44万2000枚を売り上げ、Billboard 200チャートにおいて最高位1位を獲得[6]。イギリスの全英アルバムチャートでも最高位1位を獲得し[7]、13週にわたってチャートインを果たした。日本のオリコンチャートでも最高位3位を獲得した。

    収録曲[編集]

    CD[編集]

    DISC 1
    #タイトル作詞・作曲時間
    1.リアル・ラヴ(Real Love)ジョン・レノン
    2.イエス・イット・イズ(Yes It Is (Take 2 & 14)) 
    3.アイム・ダウン(I'm Down (Take 1)) 
    4.悲しみはぶっとばせ(You've Got to Hide Your Love Away (Takes 1, 2 & 5)) 
    5.イフ・ユーヴ・ガット・トラブル(If You've Got Trouble) 
    6.ザット・ミーンズ・ア・ロット(That Means a Lot (Take 1)) 
    7.イエスタデイ(Yesterday (Take 1)) 
    8.イッツ・オンリー・ラヴ(It's Only Love (Takes 3 & 2)) 
    9.アイ・フィール・ファイン(I Feel Fine (Live on Blackpool Night Out)) 
    10.涙の乗車券(Ticket to Ride (Live on Blackpool Night Out)) 
    11.イエスタデイ(Yesterday (Live on Blackpool Night Out)) 
    12.ヘルプ!(Help! (Live on Blackpool Night Out)) 
    13.みんないい娘(Everybody's Trying To Be My Baby (Live at Shea Stadium))カール・パーキンス
    14.ノーウェジアン・ウッド (ノルウェーの森)(Norwegian Wood (This Bird Has Flown) [Take 1]) 
    15.君はいずこへ(I'm Looking Through You (Take 1)) 
    16.12・バー・オリジナル(12-Bar Original (Take 2, Edited))
    17.トゥモロー・ネバー・ノウズ(Tomorrow Never Knows (Take 1)) 
    18.ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ(Got to Get You Into My Life (Take 5)) 
    19.アンド・ユア・バード・キャン・シング(And Your Bird Can Sing (Take 2)) 
    20.タックスマン(Taxman (Take 11))ジョージ・ハリスン
    21.エリナー・リグビー (ストリングス・オンリー)」(Eleanor Rigby (Strings Only)) 
    22.アイム・オンリー・スリーピング (リハーサル)」(I'm Only Sleeping (Rehearsal)) 
    23.アイム・オンリー・スリーピング (テイク1)」(I'm Only Sleeping (Take 1)) 
    24.ロック・アンド・ロール・ミュージック(Rock and Roll Music (Live at Nippon Budokan Hall, Tokyo))チャック・ベリー
    25.シーズ・ア・ウーマン(She's A Woman (Live at Nippon Budokan Hall, Tokyo)) 
    合計時間:
    DISC 2
    #タイトル作詞・作曲時間
    1.ストロベリー・フィールズ・フォーエバー (デモ・シークエンス)」(Strawberry Fields Forever (Demo Sequence)) 
    2.「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー (テイク1)」(Strawberry Fields Forever (Take 1)) 
    3.「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー (テイク7/エディット・ピース)」(Strawberry Fields Forever (Take 7 and Edit Piece)) 
    4.ペニー・レイン(Penny Lane (Alternative Mix)) 
    5.ア・デイ・イン・ザ・ライフ(A Day In the Life (Takes 1, 2, 6 and Orchestra)) 
    6.グッド・モーニング・グッド・モーニング(Good Morning Good Morning (Take 8)) 
    7.オンリー・ア・ノーザン・ソング(Only a Northern Song (Takes 3 & 12))ジョージ・ハリスン
    8.ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト (テイク1&2)」(Being For the Benefit of Mr. Kite! (Takes 1 & 2)) 
    9.「ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト (テイク7)」(Being For the Benefit of Mr. Kite! (Take 7)) 
    10.ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ(Lucy In the Sky with Diamonds (Takes 6, 7 & 8)) 
    11.ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー (インストゥルメンタル)」(Within You Without You (Instrumental))ジョージ・ハリスン
    12.サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド (リプライズ)(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) [Take 5]) 
    13.ユー・ノウ・マイ・ネーム(You Know My Name (Look Up the Number)) 
    14.アイ・アム・ザ・ウォルラス(I Am the Walrus (Take 16)) 
    15.フール・オン・ザ・ヒル (デモ)」(The Fool On the Hill (Demo)) 
    16.ユア・マザー・シュッド・ノウ(Your Mother Should Know (Take 27)) 
    17.フール・オン・ザ・ヒル (テイク4)」(The Fool On the Hill (Take 4)) 
    18.ハロー・グッドバイ(Hello, Goodbye (Take 16)) 
    19.レディ・マドンナ(Lady Madonna (Takes 3 & 4)) 
    20.アクロス・ザ・ユニバース(Across the Universe (Take 2)) 
    合計時間:

    アナログ盤[編集]

    カセットテープ[編集]

    脚注[編集]

    [脚注の使い方]

    注釈[編集]

    1. ^ 日本武道館でのライブ音源は、日本テレビ収録のカラー・ビデオ・テープの音源を使用。
    2. ^ 通常ジョン・レノン及びポール・マッカートニーが書いたビートルズの楽曲は、楽曲への貢献度に問わず「レノン=マッカートニー」とクレジットされる。
    3. ^ 当初は7曲目に収録される予定だった。

    出典[編集]

    1. ^ Unterberger, Richie. Anthology 2 - The Beatles|Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年4月18日閲覧。
    2. ^ MusicHound Rock: The Essential Album Guide (2nd ed.). Farmington Hills, MI: Visible Ink Press. (1999). ISBN 1-57859-061-2. https://archive.org/details/isbn_9781578590612/page/88 
    3. ^ “The Beatles: Album Guide”. Rolling Stone. オリジナルの2011-09-20時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110920032458/http://www.rollingstone.com/music/artists/the-beatles/albumguide 2020年4月18日閲覧。. 
    4. ^ Cavanagh, David (March 1996). “The Beatles: Anthology 2”. Q: 111. 
    5. ^ Schwager, Jeff. “Wall of Sound Review: The Beatles Anthology 2”. Wall of Sound. 2001年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月18日閲覧。
    6. ^ a b Billboard 200 Chart”. Billboard. Prometheus Global Media, LLC. (1996年4月6日). 2020年4月18日閲覧。
    7. ^ a b Official Albums Chart Top 100(24 March 1996 - 30 March 1996)”. Official Charts Company (1996年3月24日). 2020年4月18日閲覧。
    8. ^ “ザ・ビートルズ、『Anthology』リマスターが配信解禁”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2011年6月2日). https://www.barks.jp/news/?id=1000070416 2020年4月19日閲覧。 
    9. ^ Everett, Walter (1999). The Beatles As Musicians: Revolver through the Anthology. New York: Oxford University Press. p. 8. ISBN 978-0-19-512941-0 
    10. ^ The Beatles Anthology DVD 2003 (Special Features: Recording Free as a Bird and Real Love - 0:00:50–0:01:04) Starr talking about the idea of recording incidental music for the Anthology project.
    11. ^ Badman, Keith (2001). The Beatles Diary Volume 2: After the Break-Up 1970–2001. London: Omnibus Press. p. 554. ISBN 978-0-7119-8307-6 
    12. ^ Badman, Keith (2001). The Beatles Diary Volume 2: After the Break-Up 1970–2001. London: Omnibus Press. p. 542. ISBN 978-0-7119-8307-6 
    13. ^ ビートルズ「Anthology 2」”. Apple Music. アップル. 2020年4月18日閲覧。
    14. ^ ザ・ビートルズ アンソロジー2 - ザ・ビートルズ”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN. 2020年4月18日閲覧。

    外部リンク[編集]