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クリス・トーマス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クリス・トーマス
Chris Thomas
出生名 Christopher P. Thomas
生誕 (1947-01-13) 1947年1月13日(78歳)
出身地 イングランドの旗 イングランド ミドルセックス ブレントフォード
ジャンル
職業
担当楽器
活動期間 1967年 -
共同作業者

クリス・トーマスChris Thomas1947年1月13日 - )は、イングランド音楽プロデューサーである。

略歴

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トーマスはエルトン・ジョンとは同窓生であり、学生時代に共にバンドを組んでいた。彼はのちにジョンの多くのアルバムをプロデュースしている。

1967年頃、セカンド・ソーツ(The Second Thoughts[1][注釈 1]のベーシストとして、パトリック・キャンベル=ライオンズ(ヴォーカル)やジョン・“スピーディ”・キーン[注釈 2](ドラムス)らと活動した。またキャンベル=ライオンズとハット・アンド・タイ(Hat and Tie[2]の名義でシングルを2作発表し、ロバート・スティグウッドが設立したリアクション・レコードに所属するキャット(The Cat)にもキーンと共に在籍した[3]

プロデューサーとしての活動のきっかけは、ビートルズのプロデューサーのジョージ・マーティンに手紙を書いたことだった。マーティンに認められて彼の傍らで働き、『ホワイト・アルバム』(1968年)にアシスタント・プロデューサーとして携わった[4]

それ以降、プロコル・ハルムピンク・フロイドジョン・ケイルロキシー・ミュージック[5][注釈 3]セックス・ピストルズポール・マッカートニープリテンダーズピート・タウンゼントエルトン・ジョンINXSパルプU2レイザーライトザ・ストライプストム・ロビンソン・バンドなどの作品をプロデュースした。

ビートルズのメンバーではジョン・レノンジョージ・ハリスンのファンだったらしく、解散後のメンバーの活動の中ではハリスンの作品を最も高く評価している。

トーマスは片耳の聴力が極端に弱いと言われている。実際、彼のプロデュース作品はステレオ感が希薄であるが、すべての音が中音域に密集してダンゴのように[独自研究?]耳に飛び込んで来るパンチの効いた音響処理が特徴である。

1974年、サディスティック・ミカ・バンドのセカンド・アルバム『黒船』をプロデュースした。その縁で知り合ったメンバーのミカ[注釈 4]と不倫に陥り、ミカはメンバーで夫の加藤和彦と離婚。サディスティック・ミカ・バンドは1975年11月に解散した[注釈 5]。しかしトーマスはミカと結婚せず、数年で別れた。

脚注

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注釈

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  1. ^ パトリック・キャンベル=ライオンズ(Patrick Campbell-Lyons)、トニー・デューイ(Tony Duhig)らによって1963年に結成されたバンド。キャンベル=ライオンズは1967年にサイケデリック・ロック・バンドのニルヴァーナを結成。デューイはジュライ を経て1970年にジェイド・ウォリアーを結成。
  2. ^ 1969年にサンダークラップ・ニューマンの結成メンバーになった。
  3. ^ ロキシー・ミュージックは1973年にセカンド・アルバムを制作する際、プロデュースをジョン・ケイルに依頼して、ケイルが指定したAIRスタジオを見に行った時、そこでプロコル・ハルムのプロデュース作業をしていたトーマスに出会った。その後、ケイルの都合が悪くなったのでトーマスが代わりを務め、『フォー・ユア・プレジャー』(1973年)を皮切りに4作のアルバムをプロデュースした。
  4. ^ ミカはトーマスがプロデュースしたバッドフィンガーの『素敵な君』(1974年)に収録された'Know One Knows'(「誰も知らない」)で日本語のスポークン・ワーズを担当した。
  5. ^ トーマスは解散と同時に発表されたサード・アルバム『HOT! MENU』もプロデュースした。

出典

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  1. ^ thestrangebrew.co.uk”. 2025年11月27日閲覧。
  2. ^ Discogs”. 2025年11月28日閲覧。
  3. ^ Niell, Andy; Kent, Matt (2007). Anyway Anyhow Anywhere: The Complete Chronicle of The Who 1958-1978. London: Virgin Books. p. 105. ISBN 978-0-7535-1217-3 
  4. ^ Colin Larkin, ed (1992). The Guinness Encyclopedia of Popular Music (First ed.). Guinness Publishing. p. 2478. ISBN 0-85112-939-0 
  5. ^ Buckley, David (2004). The Thrill of It All: The Story of Bryan Ferry & Roxy Music. London: Andre Deutsch. pp. 113, 114, 116, 155, 196. ISBN 0-233-05113-9 

関連項目

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外部リンク

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