シルク・ドゥ・ソレイユ

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Cirque du Soleil Inc.
企業形態 非公開
業種 娯楽
設立 1984
創業者 ギー・ラリベルテ
本部 カナダケベック州モントリオール
事業地域 Worldwide
代表者等 ダニエル・ラマー,社長兼COO
売上高 増加 C$ 850 million (FY 2010)[1]
従業員数 5,020
部門 Cirque du Soleil Images, Cirque du Soleil's Merchandising
子会社 Cirque du Soleil Musique
ウェブサイト www.cirquedusoleil.com

シルク・ドゥ・ソレイユ: Cirque du Soleil[† 1]日本語直訳: 太陽のサーカス)とは、火喰い芸の大道芸人だったギー・ラリベルテが、1984年カナダケベック州で設立したエンターテイメント集団、及びそれを管理する会社の名称である。

ドラリオン・ウィーン公演(2004年
ギー・ラリベルテ
カナダの殿堂"Canada's Walk Fame"

概要[編集]

今日シルク・ドゥ・ソレイユでは複数のレジデントショー(常設公演)、ツアーショー(巡回公演)を並行して行っており、独特のスタイルに基づいたそれらのショーは、その芸術性の高さから多くの名声を集め、世界中で幅広い人気を博している。カナダケベック州モントリオールに国際本部が置かれている。

ショーのスタイルにはサーカスの伝統様式を取り入れているが、演者としての人間を強調する「ヌーヴォー・シルク(新サーカス)」と呼ばれるもので、動物を使った曲芸は行わない。大道芸、サーカス、オペラロックの要素をふんだんに取り入れ、体を自在に曲げる軽業や、ジャグリング、力業、道化と空中ブランコなどがよく登場する。彼等のショーに登場する衣装は非常に多彩でそして創造的であり、祝祭の雰囲気を醸し出している。衣装は外注だと満足できる物が作れない、と考えている為、肌襦袢も含めた全ての衣装のデザインと染色縫製は自社の専属スタッフが行っている。また、特に常設舞台では莫大な金額をつぎ込んで複雑な機構を持つ大規模なセットを組むことが多い。

2003年から2007年ラスベガスシーザーズ・パレス・ホテルで行われたセリーヌ・ディオンの常駐ショー「A New Day」は、フランコ・ドラゴーヌ(シルク・ドゥ・ソレイユの監督)がプロデュースし、シルク・ドゥ・ソレイユに着想を得たものである。

シルク・ドゥ・ソレイユの芸術性や創造性の秘密、安全面での取り組み等、シルク・ドゥ・ソレイユの内側を物語風に紹介した『白い扉の向こう側 ようこそシルク・ドゥ・ソレイユへ』が2007年2月ランダムハウス講談社から刊行されている。

2010年4月にはマイケル・ジャクソンの音楽を題材としたミュージカルを制作するとHP上で発表した。2011年12月から始まった彼のコンサートを模したショーの世界ツアー行った後、2012年から内容をよりミュージカル色の濃いプログラムに改変し、ラスベガスのマンダレイ・ベイ・ホテルでレジデント・ショーとして公演する予定。

2012年11月9日にジェームズ・キャメロンがプロデューサーとして参加した、映画『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』が公開された。

2013年2月14日にシルク・ドゥ・モンド(意味=世界のサーカス)と呼ばれる無料のサーカス教室を、カナダアメリカ合衆国ブラジルチリオーストラリア南アフリカモンゴルを含む世界15か国の貧困地域で、現地のNGO、自治体、企業の協力で運営し、シルク・ドゥ・ソレイユのコーチから指導法を学んだ現地の人が、教育が行き届かず失業率も高い現実で将来を悲観したストリートチルドレンにサーカスを指導する事で、自分の無限の可能性を引き出して現実社会に役立てる人(サーカス団員ではなく現地で就職や家事が出来る人)を育てる福祉活動をしている事が、NHK総合テレビの『地球イチバン』で紹介された。

2013年6月29日にラスベガスMGMグランドで「カー」の公演中に演者が落下し死亡する事故が発生。シルク・ドゥ・ソレイユで初の死亡事故となった[2]

レジデントショー(常設公演)[編集]

常設公演は2012年12月現在、3都市で8公演。2013年春には、「Michael Jackson」がレジデントショーとして9公演される予定。

アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス
全て、ホテル内の専用劇場で公演されている。
O(オー)
公演ホテル:ベラージオ
公演期間:1998年10月15日 -
フランス語で水を意味するeau(オー)に基づくネーミング。
シルク・ドゥ・ソレイユの名声を一気に広めた代表的な演目。ステージが一瞬のうちに巨大なプールになってしまうという、初見では理解できないほどのインパクトを与えた舞台装置。それにより、それまでのシルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマンスにシンクロナイズド・スイミングの要素が加わり、かつて体験した事のない世界観を作り上げたと絶賛された。開演当初は、あまりの人気で全く予約が取れず、その事で世界中に知られるきっかけになった。
Mystère(ミステール。「ミスティア」と英語読みされることも多い。)
公演ホテル:トレジャー・アイランド
公演期間:1993年12月25日 -
1993年から上演され、シルク・ド・ソレイユがラスベガスで現在の大成功を収めるきっかけになった演目。シルク・ドゥ・ソレイユの「前衛的なサーカス」という、原点というべき形がここにある。世界各地で数多く上演される様になった現在でも、現在も形を少しずつ変えながら進化を続けてる。
Zumanity(ズーマニティ)
公演ホテル:ニューヨーク・ニューヨーク
公演期間:2003年9月20日 -
Zumanity(動物園の Zoo と、人間らしさのHumanity を掛け合わせた造語)
性をテーマにしている大人向けの演目。劇場として非常に狭く、目の前でパフォーマンスを見る事が出来る。演出内容がエロティックなため、入場には年齢制限が課される。
Kà(カー)
公演ホテル:MGMグランド
公演期間:2004年10月12日 -
Kà(人間の心に宿るさまざまな魂の総称)
大評判になった「O」の後に作られた事も有り、度肝を抜く演出はさらにエスカレート。ステージ自体が立体的に浮き上がるという、体験した事の無い圧倒的な空間演出。シルク・ドゥ・ソレイユの中で、最もメカニカルな演目である。
Love(ラヴ)
公演ホテル:ミラージュ
公演期間:2004年6月30日 -
ビートルズをテーマにした演目。他のシルク・ドゥ・ソレイユの演目とは明らかに異なっていて、サーカス的な部分よりも、イメージ的なパフォーマンスが主体になっており、コンサート空間を時代を超えて体感するという趣。2時間のプロモーションビデオをリアルタイムで体感している感覚。
Criss Angel Believe(クリス・エンジェル・ビリーブ)
公演ホテル:ルクソール
公演期間:2008年10月31日 -
Michael Jackson: One英語版
公演ホテル:マンダレイ・ベイ
公演期間:2013年5月23日 -
ツアーショー「マイケル・ジャクソン:ザ・イモータル・ワールドツアー」とは別の内容。一時期はツアーショーが常設ショーになると噂されていた。
脚本、演出はジェイミー・キング
アメリカ合衆国フロリダ州オーランド
La Nouba(ラ・ヌーバ)
公演劇場:ダウンタウン・ディズニーウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート
公演期間:1998年12月23日 -
フランス語で楽しく騒ぐ事を意味する「LA NOUBA」。
独特の歩き方で現れる大人気キャラクター「ザ・タイタン」の登場から、一気にファンタジーの中に引き込まれる。後発の「O」「KÀ」のような圧倒的な舞台装置の凄さではなく、あくまでも人間の肉体の凄さを表現し、フィナーレのパワートラック・トランポリンでは、重力を無視したかのようなパフォーマンスを見る事が出来る。
アメリカ合衆国ロサンゼルス
Iris(アイリス)
公演劇場:ドルビー・シアター
公演期間:2011年9月25日 -
映画の歴史や映画の制作現場でのストーリーに基づく作品。

終了したレジデントショー[編集]

アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス・ストリップ
Viva Elvis
公演ホテル:アライア
公演期間:2010年2月19日 - 2012年8月31日
生前のエルヴィス・プレスリーの映像とシルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマンスを組み合わせたもの。
エルヴィス・プレスリーの代表曲が約30曲使用されている。
中国マカオ特別行政区
Zaia(ザイア)
公演ホテル:ザ・ベネチアン・マカオ・リゾート・ホテル
公演期間:2008年8月28日 - 2012年2月19日
日本・千葉県浦安市
Zed(ゼッド)
公演劇場:シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京東京ディズニーリゾート内)
主人公Zedが「天」と「地」の二つの世界を旅し、さまざまな人、神、命の躍動に出会う。Zedの成長と同時にZedが旅してきた2つの世界が最後にはひとつに結ばれる。
公演期間:2008年10月1日 - 2011年12月31日

レジデントショーに準ずる公演[編集]

WINTUK(ウインタック)
公演劇場:マディソン・スクエア・ガーデン WAMUシアター(米国・ニューヨーク州ニューヨーク)
ニューヨークのために作られた毎年ホリデーシーズン期間限定のショーであり、また会場のマディソン・スクエア・ガーデンも専用の劇場ではなく機材類も当然仮設のものであるので厳密にはレジデントショーではない。冬を迎えたのに雪がないのを残念がる少年が様々なパフォーマーとともに雪に囲まれた北の町を目指すというクリスマスを意識したストーリー。
公演期間
  1. 2007年11月7日 - 2008年1月6日
  2. 2008年10月30日 - 2009年1月4日
  3. 2009年11月11日 - 2010年1月3日
  4. 2010年11月17日 - 2011年1月2日

ツアーショー(移動公演)[編集]

Dralion(ドラリオン
古代中国(ドラゴン)と西洋(ライオン)を融合し空水火土を表現する作品。
Alegría(アレグリア
時代の流れと社会の変化を描いた作品。スペイン語で『喜び』『歓喜』の意。
Corteo(コルテオ
道化師の世界の物語。イタリア語で『葬列』。
DELIRIUM(デリリアム)
現代の都会に住む若者の孤独を表現した作品。
Koozå(クーザ
一人の人間を通して描く人間性の物語。サンスクリット語の「KOZA(コザ)」が語源で、『宝箱』の意。
Quidam(キダム
我々の中にいる通りすがりの不思議な人物キダムによる世界の物語。ラテン語で『名もなき通りすがりの者』を意味する。
Saltimbanco(サルティンバンコ
大都市を舞台にしたアクロバットショー。『saltare in banco』(古代イタリア語で『ベンチを跳び越える』もしくは『ベンチの上に跳び上がる』)が名前の由来。
Varekai(バレカイ
時間や場所にとらわれない何でも可能になる世界の物語。ジプシーの言葉(ロマニー語)で『永遠』『何処でも』という意味。
Ovo(オーヴォ
虫達の生活の様子と、エコロジーシステムを主にしたショー。ポルトガル語で『卵』の意)
Totem(トーテム)
人類がまだ両生類的な動物であった頃の深層意識に基づく人類創世の神話を表現した作品。
Michael Jackson: The Immortal World Tour(マイケル・ジャクソン:ザ・イモータル・ワールドツアー
マイケル・ジャクソンをテーマに、彼の楽曲に合わせ展開するアクロバティックなショーによるロックコンサート形式の作品。
Zarkana(ザルカナ)
公演劇場:ラジオシティ・ミュージックホールニューヨーク)及びクレムリン大宮殿劇場モスクワ
廃止された劇場にいる魔術を失った魔術師の物語。
Amaluna(アマルナ)
シェイクスピアの作品テンペストに着想を得た作品。出演者の7割を女性が占める。
KURIOS – Cabinet of Curiosities(キュリオス - キャビネット・オブ・キュリオシティズ)
シルク・ドゥ・ソレイユ30周年を記念する作品。19世紀、産業革命により世の中が前向きな雰囲気に満ちていた頃の雰囲気を反映している。「Curiosity」が語源で、『骨董品』の意。

日本での展開[編集]

日本でのレジデントショー[編集]

  • 「ZED」

日本でのツアーショー[編集]

アレグリア

日本でのツアーショー(巡回公演)はフジテレビジョンが各地の (FNS) 系列局と共催する形で1992年(平成4年)から行われている。

日本人メンバー[編集]

シルク・ドゥ・ソレイユには世界トップクラスの大道芸人、ダンサー[† 4]、アスリート、美術家などが集まる。日本人も活躍している。

MYSTERE 
吉野和剛、横山真吾、山本麻以
北尾佳奈子奥野史子、河野美穂、河野美香(シンクロナイズドスイミング
KÀ 
高橋典子(チーフ・アーチャーの娘「ダイアナ」を演じている。)、高見亜梨彩
The Beatles LOVE 
佐藤麻衣
Criss Angel Believe 
熊谷拓明、山田茂樹
La Nouba 
船木勇佑、粕尾将一
QUIDAM 
田口師永(スキッピングロープ)
DRALION 
徳間宙意
Varekai 
石岡瑛子(衣装デザイン)、Meg Okura
CORTEO 
奥澤秀人(日本人初のオーデション合格者、日本公演ではパフューマーを演じている )、Meg Okura(大倉めぐみ) (ヴァイオリン)
oVo 
谷口博教 (日本人初となるクラウン兼メインキャラクターを演じている。同ショーのバッタ役も演じていた。)、矢部亮
TOTEM 
宮海彦、藤巻立樹
MICHAEL JACSON THE IMMOTAL WORLD TOUR 
辻本知彦 (ダンサーとキャラクターを演じている)、高橋雄太、鈴木大輔、外崎成仁、谷本竜也、清水翔吾 田村允宏、野呂昴大
Amaluna 
境野智美、境野友香
Delirium 
谷よう子(日本人初 ソロダンサー、キャラクター La YUME)
WINTUK 
Meg Okura、有薗啓剛
ZED 
稲垣正司吉野和剛、佐藤麻衣、横山真吾
ZAIA 
佐藤麻衣
KURIOS 
BLACK(シルク・ドゥ・ソレイユ初のヨーヨーアーティスト)

関連項目[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ フランス語発音: [siʁk dy sɔlɛj] 聞く スィルクデュソレーイュ
  2. ^ 東京最終追加公演の開催が発表になった時点では566回上演予定となっていたが、2009年11月11日に東京で予定されていた2回の公演が舞台装置を火元とするボヤのため中止となった。
  3. ^ 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の影響で予定が変更された。東京公演では、同年3月11日から4月8日までの全公演および4月9日の昼公演の全39公演が中止になった。国内最終公演地として予定されていた仙台公演(2012年4月18日 - 6月3日・全64公演)では、全公演を中止すると2011年5月30日に発表された。
  4. ^ 常設公演にはまだ出演していないが、マドンナダンサーとしても知られる Maho Udo (有働真帆)もシルク・ドゥ・ソレイユのダンサーである。 2008年ニューヨークでオーディションを受け合格している。2010年には、イスタンブールで行われた FIBA World Basketball Championship 2010 Opening Ceremony にダンサーとして出演している。

出典[編集]

外部リンク[編集]