仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010

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仮面ライダー×仮面ライダー
W&ディケイド MOVIE大戦2010
監督 田﨑竜太
脚本 三条陸
米村正二
出演者 桐山漣
菅田将暉
山本ひかる
吉川晃司
井上正大
戸谷公人
村井良大
森カンナ
音楽 鳴瀬シュウヘイ
中川幸太郎
主題歌 GACKT
「Stay the Ride Alive」
撮影 倉田幸治
配給 東映
公開 2009年12月12日
上映時間 90分
製作国 日本
言語 日本語
興行収入 15億4000万円[1]
前作 劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
次作 仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー
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仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』(かめんライダーかめんライダー ダブルアンドディケイド ムービーたいせんにせんじゅう)は、2009年12月12日より東映系で公開された、特撮テレビドラマシリーズ『仮面ライダーシリーズ』の『仮面ライダーW』と『仮面ライダーディケイド』の劇場版作品。

キャッチコピーは「本当の始まり。 -仮面ライダーW ビギンズナイト- / 本当の終わり。 -仮面ライダーディケイド 完結編-」、「仮面ライダーW、誕生の秘密。 / 仮面ライダーディケイド、最後の勇姿。」。

概要

平成仮面ライダーシリーズの劇場版としては通算13作品目。現在放送中の仮面ライダー・前作の仮面ライダーが競演するクロスオーバー作品『MOVIE大戦シリーズ』の第1弾。同時に『ディケイド』の放送開始と共に始まった「平成仮面ライダー10周年プロジェクト」の第4弾にして最後を締めくくる「平成仮面ライダー10th 冬の陣」という位置付けでもある。『W』としては最初の、『ディケイド』としては2作目にあたる劇場版作品。『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』のエンドロール後[2]に公開が発表され、『ディケイド』テレビ本編最終回放送後に公式に発表された。

物語内容

本作はW・ディケイドのそれぞれのエピソード2編・最終エピソード1編の計3編で構成されており、『ディケイド』⇒『W』⇒『最終エピソード』[3]の順で上映される。

『W』のエピソードは、『仮面ライダーW ビギンズナイト』と題され、Wの「本当の始まり」となる仮面ライダーWの誕生秘話が描かれる。

『ディケイド』のエピソードは、『仮面ライダーディケイド 完結編』と題され、ディケイドの「本当の終わり」となるTVシリーズ最終回の後日談が描かれる。

そして最終エピソードは、『MOVIE大戦2010』と題され、ディケイドとスーパーショッカーの最終決戦にWが参戦し、W・ディケイドが共演する。

当初、ディケイドは『劇場版 仮面ライダーディケイド ディケイド対オールライダー』、Wは『劇場版 仮面ライダーW エピソードゼロ』というタイトルの2本立てでの上映が構想されていた。[要出典]それぞれが1つの映画として意識されているため、東映の企業ロゴが各冒頭に計3回流される。これは2010年に公開された『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE』も同様。

『仮面ライダーディケイド』のテレビ本編最終話などで流れた公開決定当初の予告編は、劇場版クランクイン前に初期の脚本を基に劇場版告知用に撮られたイメージ映像であり、この予告編にあった場面は決定稿となる劇場版本編には存在しない[4]。同様に『ディケイド 完結編』はテレビ本編から時間が経過している設定となっており、『ディケイド』最終話終盤の展開にも本作では特に触れられていないが、2010年5月に関東ローカルで再放送された最終話では、特別編として終盤の展開が大きく異なり『ディケイド 完結編』によりスムーズに繋がるラストに変更された。一方でDC版では冒頭の「これまでの仮面ライダーディケイドは…」のナレーション自体が省かれている[5]

『W ビギンズナイト』では、亜樹子が父の壮吉の死を知る場面が描写され[6]、第13と14話の劇中ラジオで「骸骨男」「死人が蘇る」などの本作の関連キーワードが登場するなど、テレビ本編に組み込まれた作りになっている。関連書籍では第12話と第13話の間の出来事であるとされる[7]

また『ディケイド 完結編』で栄次郎が死神博士になった記憶があったり、クウガ ライジングアルティメットが再登場し、『MOVIE大戦2010』ではディケイドとWが『オールライダー対大ショッカー』での対面を覚えているなど同作を踏まえた設定・要素も反映されている。

登場ライダー

従来の劇場版と同様、劇場版初登場ライダー(仮面ライダースカル・仮面ライダーキバーラ)・劇場版限定フォーム(仮面ライダーディケイド 激情態・最強コンプリートフォーム・仮面ライダーW サイクロンサイクロン & ジョーカージョーカー)・主役ライダーの最強フォームの強化形態(仮面ライダーディケイド 最強コンプリートフォーム)が登場する。また本作以降、上映期間放送中の番組の主役ライダーの新フォーム(本作では仮面ライダーW ファングジョーカー)が先行登場し、エンドロール後のシーンで、『W』のテレビ本編に先駆けて照井竜(仮面ライダーアクセル)が登場する。

評価

全国292スクリーンで公開され、2011年12月12・13日公開2日間で興収4億5000万円・動員39万6000人を記録し映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第2位を獲得し、第1位の『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』とともに映画観客動員ランキングで東映初の1位・2位独占となった[8]。また『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』からの平成ライダー劇場版シリーズは今作13作目で累計観客動員1000万人を突破した。最終興行収入は15億4000万円を記録し、2012年時点で仮面ライダー劇場版シリーズとしての週末興行収入シリーズ第2位・最終興行収入シリーズ第3位を樹立した。

ストーリー

『仮面ライダーディケイド 完結編』
紅渡により自分の本来の使命を宣告され、遂に「世界の破壊者」であることを受け入れてしまった仮面ライダーディケイド=門矢士は、「ライダー大戦」を勃発させた後、姿を消した。
光夏海の悲痛な叫びも空しく、士はディケイドに変身し多くの仮面ライダーたちを次々と倒していく。そしてディケイドは、小野寺ユウスケが変身したクウガ アルティメットフォーム(ダークアイVer.)を激戦の末に倒し、その使命を完遂する。全てのライダーを倒した士の前に姿を現したのは、彼を止めるという決意を固め、仮面ライダーキバーラとなって士との戦いに臨む夏海だった。
そんな戦いの最中、ゾル大佐として力を得た鳴滝は、栄次郎をスーパー死神博士として覚醒させ、ともに新たなる組織「スーパーショッカー」を結成。世界征服達成の切り札となる“神を超える力”ネオ生命体の誕生を目論んでいた。
『仮面ライダーW ビギンズナイト』
クリスマスイブの日、翔太郎ら鳴海探偵事務所の面々は、有名歌手の睦月安紗美から「亡き姉を見つけ出してほしい」という奇妙な依頼を受ける。
翔太郎とフィリップは調査を進める内に、風都で密かに発生している怪奇現象、「死人還り」 が原因と知る。2人の前に不慮の死を遂げた筈の鳴海荘吉が現れる。荘吉は仮面ライダースカルに変身、戦闘中、フィリップは亜樹子に荘吉の死を明かしてしまう。さらにその死に対して負い目のある翔太郎は、荘吉が変身したスカルに手も足も出せず、Wはスカルに惨敗する。
このことによって鳴海探偵事務所の足並みが崩れてしまい、探偵業を辞めるべきかと苦悩する翔太郎はフィリップと共にある場所におもむく。そこはWが生まれた場所であった。
『MOVIE大戦2010』
ディケイドとW、2人の仮面ライダーがそれぞれの運命と正面から向かい合った時、世界の垣根は破られスーパーショッカーとの最終決戦が始まる。

登場人物

◎は最終章『MOVIE大戦2010』に登場することを表している。

『仮面ライダーディケイド 完結編』の主な登場人物

TVシリーズからの登場人物(詳細は別項を参照)
門矢 士(かどや つかさ) / 仮面ライダーディケイド ◎
自らに課せられた「破壊による世界の再生」という使命を受け入れて、本物の世界の破壊者となり、TVシリーズ最終話の戦闘終了後、仲間たちの前から行方をくらます。その後は目的のためにライダー世界を巡りライダー達を次々と倒してカードに封印していく。自身のアイデンティティだったカメラも捨てており、以前とは別人のように排他的かつ冷徹な人物となってしまっている。だが彼の行動には、ある秘密があった。
光 夏海(ひかり なつみ) / 仮面ライダーキバーラ ◎
テレビシリーズから鳴滝にディケイドを止めることが可能な唯一の存在と予言されていた。TVシリーズ最終話の戦闘終了後に行方をくらまし、ライダーの破壊を続ける士を止めるべく、キバーラの力を借りて変身する。
小野寺ユウスケ(おのでら ユウスケ) / 仮面ライダークウガ ◎
士の旅の仲間の一人で、「クウガの世界」を司る仮面ライダー。TVシリーズ最終話以降、士を倒すべく追跡し、クウガ・アルティメットフォーム(ダークアイVer.)に変身[9]、「クウガの世界」の存続のため、心を鬼にして戦う。
海東 大樹(かいとう だいき) / 仮面ライダーディエンド ◎
世界を駆け巡るトレジャーハンターで、「ディエンドの世界」を司る仮面ライダー。傍観者としてライダー大戦には参戦せずにいたが、劇中後半から“仲間”という宝のために奔走するようになる。
キバーラ ◎
キバット族のモンスター。テレビシリーズでは鳴滝のスパイとして活動を行っていたが、本作では夏海にキバーラへの変身能力を与える。
9つの世界の仮面ライダー
ユウスケを除く「9つの世界」の仮面ライダー。テレビシリーズで士たちが巡った世界のテレビシリーズでの戦いを通じてディケイドと絆を深め“仲間”となった。しかしそのために、TVシリーズでそれぞれの世界と共に消滅したが、ユウスケと同じく復活し、スーパーショッカーとの最終決戦に駆けつける。変身場面はワタル・アスムのみ登場。以下、士が世界を旅した順[10]に記載する。
ワタル / 仮面ライダーキバ ◎
「キバの世界」を司る仮面ライダー。人間との共存のためにファンガイアの王となった少年。ドラスが現れた際に、相棒のキバットバットIII世とアスムと共にいち早く駆けつける。
辰巳 シンジ(たつみ シンジ) / 仮面ライダー龍騎 ◎
「龍騎の世界」を司る仮面ライダー。元々は「ATASHIジャーナル」のジャーナリストだったが、士が関わった一件により、バトル毎に選定される変身能力を個人で手に入れる。手に持つ雑誌の表紙には「現実世界でも戦い続ける龍騎」と記載されている。
剣立 カズマ(けんだて カズマ) / 仮面ライダーブレイド ◎
「ブレイドの世界」を司る仮面ライダー。ライダーシステムを開発した大企業「BOARD」の社員。本作での彼が変身するブレイドには、TVシリーズで装備していなかったパワーアップアイテム・ラウズアブゾーバーを装備しており、『MOVIE大戦2010』で強化形態のジャックフォームにも変身する。
仮面ライダーファイズ ◎
「ファイズの世界」を司る仮面ライダー。変身者はスマートブレイン・ハイスクールに通う高校生尾上 タクミ(おがみ タクミ)[11]。本作では、9つの世界の仮面ライダーたちの中から唯一変身者は登場していない[12]
芦川 ショウイチ(あしかわ ショウイチ) / 仮面ライダーアギト ◎
「アギトの世界」を司る仮面ライダー。アギトの力に覚醒した青年。本作では警察庁「未確認生命体対策本部」所属となっており、髭を剃り警察庁G3ユニットの制服を着て登場している。
仮面ライダー電王 ◎
「電王の世界」を司る仮面ライダー。士とはテレビシリーズの他に前作『オールライダー』・前々作の『超・電王』と9人の中ではユウスケに次ぐ付き合い。本作の電王は厳密な変身者は不明であるが、本来の変身者である野上 良太郎(のがみ りょうたろう)に憑依するイマジンの1人で、テレビ本編で「電王の世界」の主人公だったモモタロスの声のみを発する。本来電王に変身するのは、良太郎とその体に憑依するイマジンたちであるが、イマジンのみが単独で変身する場合もある。
ソウジ / 仮面ライダーカブト ◎
「カブトの世界」を司る仮面ライダー。孤立無援の中、帰りを待つ家族のためにワームと戦い続ける青年。TVシリーズでは能力の1つ「クロックアップシステム」が暴走して変身解除できないままだったが、本作では変身前の姿で登場し、「クロックアップシステム」発動前の状態でも戦闘に参加している。「クロックアップシステム」が修繕されたのかは作中では触れられていない。
アスム / 仮面ライダー響鬼 ◎
「響鬼の世界」を司る仮面ライダー。故人となった前師匠ヒビキから鬼の力を受け継いだ少年。ドラスが現れた際にワタルと共にいち早く駆けつける。
紅 渡(くれない わたる)
かつて士に、9つの世界を巡る旅に出るよう告げた青年。士の使命「“破壊”による世界の“再生”」について語り、使命を完遂したディケイドにはもう歩むべき“物語”が存在しないという事実を夏海たちに告げる。
鳴滝(なるたき) / ゾル大佐[13]
ディケイドを敵視する謎の男。おでんの屋台の親父に扮して栄次郎をおびき出しスーパー死神博士として覚醒させ、自らもゾル大佐に変身。ディケイドを倒したい一心で、スーパーショッカー結成の手引きを行う。原典同様「服装のたるみは精神のたるみ」として、戦闘員たちを電磁鞭で叱咤する。劇中で自ら戦うことはないが、絶大な戦闘力を秘めている[11]
光 栄次郎(ひかり えいじろう) / スーパー死神博士[14]
夏海の祖父。おでん屋台で鳴滝と出くわし、彼が用意したスルメイカとビール(イカでビール)で、前作『オールライダー対大ショッカー』の時の記憶を思いだしかけた所に、飛来したマントによってスーパー死神博士[15]に変貌してしまう。ゾル大佐になった鳴滝とともにスーパーショッカーを結成し、前作同様、“怪人作りの名人”として世界征服成就のために“神を超える力”であるネオ生命体を誕生させた。『W』の園咲琉兵衛とは、おでん屋台での飲み友達のような間柄。『MOVIE大戦2010』でスーパー死神博士の正体が判明する[16]。本作3編全て(『W ビキンズナイト』の方では、霧彦の回想で登場)登場している。
本作のみの登場人物
岬 ユリコ(みさき ユリコ) / 電波人間タックル[17]
士にと行動をともにする、天真爛漫な女性戦士。本来は仮面ライダーと同様の改造人間でありながら、全ての世界を敵に回した士の唯一の心の支えとなろうとする。原典では仮面ライダーストロンガーのパートナー[18]だが、本作では自分の“居場所”を探し求めている。しかし、実際は下記の蜂女の攻撃によって既に亡くなっており、魂が実体化した存在となっていた。蜂女との再戦でウルトラサイクロンを発動させて痛手を負わせるが、自身は力を使い果たしてしまったために夏海に「居場所ができたよ」と告げて消滅した。
蜂女(はちおんな)
スーパーショッカーの女性怪人で、幹部候補。元ショッカー所属でスーパー死神博士に気に入られている。ネオ生命体の誕生と組織の勢力拡大のために行動する。ワスプフルーレと言う名のレイピアが武器で、剣先に仕込まれた毒針を突き刺す「スティングショック」で攻撃し、敵を数秒で死へと誘う。タックルとは対戦した過去があるために因縁を持っており、再度の対戦でウルトラサイクロンを受けて重傷を負い、ネオ生命体の力を得ようとしたが逆に取り込まれてしまった。
ネオ生命体 ◎
スーパー死神博士が作り出した、スーパーショッカーの切り札となる完全生物にして“神を超える力”。緑色の液体状の姿で、小型のプールのような機材の中におり、高エネルギーの生命体を取り込むことで成長する。少年のような無邪気な言動をし、外に出て遊び(=暴れ)たがっている。生みの親であるスーパー死神博士を「パパ」、蜂女を「ママ」、ディケイドを「おにいちゃん」と呼称する。物語中盤に蜂女を取り込み成長、その際スーパークライス要塞の起動とともに、ディケイドと遊ぶための「おもちゃ」として、平成12大ライダーをも圧倒するほどの“最強最悪の怪人”ドラスを誕生させた。
『MOVIE大戦2010』ではスーパークライス要塞に意識を同期させ、巨大生物のように意のままに操り猛威を振るう。その後、『W ビギンズナイト』から登場するダミー・ドーパントをその身に取り込み、“究極生命体”アルティメットDへと変異する。

『仮面ライダーW ビキンズナイト』の主な登場人物

テレビシリーズからの登場人物(詳細は仮面ライダーWの登場人物を参照)
左 翔太郎(ひだり しょうたろう) / 仮面ライダーW ◎
鳴海探偵事務所の探偵。「死人還り」の依頼を受け、調査を進めるうちに亡くなったと思われていた師匠・鳴海荘吉と思わぬ再会を果たし、再び「ビギンズナイト」と対峙することになる。
助手だった頃は、半人前を強調するかのようにハーフパンツを履き、ソフト帽は早いと荘吉に禁じられていた。
フィリップ / 仮面ライダーW ◎
荘吉を前に動揺する翔太郎を諌める。実は、翔太郎の知らないもう1つの「ビギンズナイト」を「地球の本棚」で体験している。
鳴海 荘吉(なるみ そうきち) / 仮面ライダースカル
「ハードボイルド」を地で行く、鳴海探偵事務所の初代所長。ビギンズナイト以前から翔太郎とともにガイアメモリの事件を追っており、経緯は不明だがロストドライバーやダブルドライバーを入手している[19]
卓越した体術の持ち主で、生身での状態で数人の手練を相手にしても物ともしないほどの実力がある。「仕事にガイアメモリを使わない」がポリシーだが、ドーパントに遭遇した時など、人外なる力が必要な状況に陥った時にのみ、仮面ライダースカルに変身する。
鳴海 亜樹子(なるみ あきこ) ◎
父の死を知り一時ショックを受けるも、翔太郎から聞いた父のポリシーを受け継ぎ、依頼人のためにと気丈に「死人還り」を捜査する。
ウォッチャマン ◎、サンタちゃん ◎、クイーン ◎、エリザベス ◎
彼ら「風都イレギュラーズ」は、鳴海探偵事務所でクリスマスパーティを準備している矢先、「死人還り」の依頼が舞い込み、情報を方々から集める。
刃野 幹夫(じんの みきお)、真倉 俊(まくら しゅん)
風都警察。「死人還り」に関する情報を届ける。荘吉に打ちのめされ「探偵を辞める」と言った翔太郎の変化を見抜く刃野だが、真倉は何も察さず罵倒する。
園咲 琉兵衛(そのざき りゅうべえ)
園咲家の家長。『ディケイド』の光栄次郎とは、おでん屋台での飲み友達のような間柄で、彼からは「リュウちゃん」と呼ばれている。
園咲 冴子(そのざき さえこ) / タブー・ドーパント、園咲 若菜(そのざき わかな) / クレイドール・ドーパント、 園咲 霧彦(そのざき きりひこ) / ナスカ・ドーパント
園咲家の面々。『死人還り』を行うドーパントの力に目を付け、彼と戦うWを襲撃する。霧彦は偶然琉兵衛と屋台にいた栄次郎を「死人還り」を起こした者と予測していた。DC版で三人一緒に変身するシーンが追加される。
ミック
園咲家のペット。栄次郎に気に入られている。本作ではスミロドン・ドーパントへの変身シーンはない。
照井 竜(てるい りゅう) ◎
後の『W』テレビシリーズに登場する仮面ライダーアクセルの変身者。本作の時点では名前が伏せられており、「謎の男」として登場。エンドロール終了後の追加シーンで風都タワーに現れ、「A(アクセル)」と刻印されたガイアメモリを持ちながら「風都にいる仮面ライダーは一人じゃないぜ」と発言した。
本作のみの登場人物
睦月 安紗美(むつき あさみ) ◎
今回の鳴海探偵事務所の依頼人。姉妹デュオ「ERIKA & ASAMI」として活動していたが、姉・恵里香を事故で亡くす。その後もソロで活動していた人気歌手。「死人還り」で目撃した姉を探すように翔太郎たちに依頼する。
睦月 恵里香(むつき えりか)
妹・安紗美とともに活動していた歌手だったが、海難事故で死亡認定されるも遺体は発見されていない。「死人還り」を追う翔太郎らの前に姿を見せる。
ロベルト 志島(ロベルト しじま) / ダミー・ドーパント ◎
恵里香の墓のある教会の神父[20]で「闇と静寂の会」会長。「死は神聖なる儀式」として捉え、「死人還り」に不快感を抱く素振りを見せるが、裏の顔はデス(死神)のガイアメモリの所有者で、その能力で死人を蘇らせていた。実際はデス(死神)ではなく、ダミー(偽者)・ドーパントの変身者。様々な人物に擬態することで、死人が蘇ったように見せかけていた。
ソウキチ[11] / 仮面ライダースカル ◎
『MOVIE大戦2010』終盤で登場。士が翔太郎に託したライダーカードの力で登場する別世界の鳴海荘吉。

登場仮面ライダー・マシン

『仮面ライダーディケイド 完結編』に登場

異世界を渡る仮面ライダー
仮面ライダーディケイド
激情態
世界の破壊者という使命を受け入れた士が変身したディケイドで、クウガ戦での士曰く「究極を越えている状態」。
複眼の形状が禍々しくなり、額のシグナルポインターも黄色から紫に変化するなど、凶暴な顔付きになっている。スペック・戦闘能力も通常時より若干上昇しており、他のライダーにカメンライドせずともアタックライドでライダーの武器・能力が使用可能になっている[21]。さらに戦法も形振り構わないダーティーなものへと変化し、J ジャンボフォーメーションやクウガ アルティメットフォームなど、スペックでは遥か上を行く存在を圧倒する実力を見せ付けた。倒したライダーをライダーカード化する特殊能力を備える。DC版の追加シーンでは変身の際、右腕だけ先にアーマーを装着してブレイドの攻撃を防いだ。
必殺技は通常時と同様の「ディメンションキック」と「ディメンションブラスト」。それぞれ威力が上昇し追尾機能が追加されている。
最強コンプリートフォーム[22]
12大平成ライダーを圧倒するドラスとの戦況を打破すべく変身したディケイドの新たな最強形態。
姿・スペック・戦闘能力はコンプリートフォームと同様だが、ヒストリーオーナメントの全てのライダーカードが各ライダーの最強フォームに変化している。最強フォーム登録内容がテレビシリーズから更新されており、クウガはライジングアルティメットへ、電王は超クライマックスフォームへ変化している。各平成ライダーをそれぞれの最強フォームへと直接変身させる能力を備え、その力を使って各平成ライダーを最強フォームへと直接変身させた。
必殺技はコンプリートフォームと同様の「強化ディメンションキック」。TVシリーズでは省略されたカード型エネルギーが現れている。
マシンディケイダー
仮面ライダーディエンド
仮面ライダークウガ
マイティフォーム
アルティメットフォーム(ダークアイVer.)
TVシリーズ最終話ではキバーラの力による強制で変身し理性を保っていなかったが、本作ではその力を自分の物とし、理性を保っている。
ライジングアルティメット
前作『オールライダー対大ショッカー』に引き続いて再登場。本作ではディケイド 最強コンプリートフォームの力でマイティフォームから直接変身した。
アルティメットゴウラム[23]
クウガ アルティメットフォーム(ダークアイVer.)のFFR(ファイナルフォームライド)形態。カードを使わず、ユウスケ自身の意思で単体変形した。
形態はクウガゴウラムに酷似しているが眼が黒色になっており、体色・アーマーの形状もアルティメットフォームに準拠したものに変化。羽から噴出する紫色のエネルギーが特徴で、強大な力でディケイド 激情態に特攻を仕掛けた。
ビートチェイサー2000
仮面ライダーキバーラ
光夏海がキバーラの力で変身した本作オリジナルの仮面ライダー。夏海が持っているキバーラとともに変身と声を合わせ、キバーラが「チュ」と呟きをすると夏海の額と回りに無数のハートに包まれて変身する。魔皇力を注入する動作は噛み付く動作はなく、キバーラは直接ベルトに一体化した形になる。容姿はキバに類似しており、基本カラーは白と紫。
キバーラサーベルという剣を武器とし、パワーアップ及びミックスした光家秘伝「笑いのツボ」も使える華麗な剣技を駆使して戦う。
『キバ』に登場する仮面ライダーたちは、フエッスルと呼ばれる武器の召喚や必殺技の発動に使うアイテムがあるが、キバーラには装備されていない。また、原典での『キバ』でのキバット族の力で纏わせる鎧はファンガイアでない装着者の命を大幅に削るが、このキバーラの鎧は人間の装着も想定されて製作された可能性がある[24]
必殺技は紫色の光の翼を背面に発生させ、キバーラサーベルを逆手に握り相手に斬りかかる「ソニックスタップ」。ドラス戦では紫色の光を纏ったキバーラサーベルで相手を斬撃する名称不明の技も使用した。
電波人間タックル
てんとう虫型の改造人間。
必殺技は体内の電波エネルギーを衝撃波に変換し、敵を触れることなく投げ飛ばす「電波投げ」と体内の電波エネルギーの全てを敵に直接送り込む捨て身の大技「ウルトラサイクロン」。
ディケイド征伐に参戦した仮面ライダー
登場した順番に記載。
スカイライダー
仮面ライダースーパー1
仮面ライダーカブト ライダーフォーム
3人はアバンでともに行動していた。スカイライダーはセイリングジャンプで空からディケイドを探索していたが、ディケイドのディメンションブラストを受け倒された。その後、スーパー1はディケイドのクロックアップで翻弄され、カブトも自身のクロックアップでディケイドを見つけたが、ディケイドインビジブルでともにディメンションキックを受け倒された。残骸としてスーパー1のスーパーハンドとカブトのライダーフォームの角が取り残され、後者はしばらく士が手にしていたが、後に捨てられた。
ライオトルーパー
主にユウスケと行動した部隊と独立で行動した部隊が登場したが、ディケイドとタックルに倒された。
仮面ライダーJ ジャンボフォーメーション
ディケイドを踏み潰そうとしたが、ディケイドのギガントとサイドバッシャー・バトルモードの猛攻に倒された。
仮面ライダー龍騎
仮面ライダーブレイド[25]
ブレイドブレード
この2体はともにディケイドを襲撃するが、ディケイドのFFRカードでブレイドはブレイドブレードに変形させられ龍騎を倒し、ブレイドも戻された直後にディメンションキックを受け倒された。
各世界を司る仮面ライダー
ドラスとの最終決戦にて上述の最強コンプリートフォームの力で、最強フォームに変身している。
仮面ライダーアギト
グランドフォーム
シャイニングフォーム
仮面ライダー龍騎
龍騎サバイブ
仮面ライダーファイズ
ブラスターフォーム
仮面ライダーブレイド
キングフォーム
仮面ライダー響鬼
装甲響鬼
仮面ライダーカブト
ライダーフォーム
ハイパーフォーム
仮面ライダー電王
ソードフォーム
超クライマックスフォーム
仮面ライダーキバ
キバフォーム
エンペラーフォーム
各ライダー世界の仲間
テレビシリーズの「ライダー大戦の世界」で犠牲になってしまうが、各世界を司るライダーとともに復活する。劇中では、「キバの世界」、「響鬼の世界」のライダーたちが復活した。
仮面ライダー天鬼[26]
仮面ライダー轟鬼
仮面ライダーイクサ セーブモード
仮面ライダーサガ
正体不明の仮面ライダー
仮面ライダーディケイド コンプリートフォーム(別個体)
DC版の追加シーンに登場したもう1人のディケイド。ヒストリーオーナメントのカードが全て自身のカードになっていることが特徴。夏海が見ていた夢の中で士を襲っていたが、詳細は不明。このシーンは企画段階の映像を流用した物。

『仮面ライダーW ビキンズナイト』に登場

仮面ライダーW
サイクロンジョーカー
ヒートジョーカー
ヒートメタル
サイクロントリガー
ヒートトリガー
ルナトリガー
ファングジョーカー
ハードボイルダー
ハードスプラッシャー
リボルギャリー
仮面ライダースカル

『MOVIE大戦2010』に登場

仮面ライダーディケイド
マシンディケイダー
仮面ライダーW
サイクロンジョーカー
ヒートメタル
ルナメタル
サイクロンサイクロン & ジョーカージョーカー
ハードボイルダー
ハードタービュラー
ハードマンモシャー
リボルギャリー
仮面ライダーディエンド
仮面ライダークウガ
マイティフォーム
クウガゴウラム
仮面ライダーアギト
グランドフォーム
アギトトルネイダー
仮面ライダー龍騎
リュウキドラグレッダー
仮面ライダーファイズ
ジェットスライガー
仮面ライダーブレイド
ジャックフォーム
仮面ライダー響鬼
ヒビキアカネタカ
仮面ライダーカブト
ライダーフォーム
ゼクターカブト
仮面ライダー電王
ソードフォーム
デンライナーゴウカ
仮面ライダーキバ
キバフォーム
キャッスルドラン
仮面ライダーキバーラ
仮面ライダースカル
スカルボイルダー

登場怪人

スーパーショッカー

『仮面ライダーディケイド 完結編』での敵。ディケイドを始めとしたオールライダーに敗れた大ショッカーの残党が再編成され誕生した新組織。前身と同様、複数の世界から結集した様々な悪の組織・種族の怪人たちで構成されている。残党の集まりであるため、大ショッカーと比較すると組織としては小規模化しているが、新たに加わった怪人も多数おり、各組織、各種族の中から選りすぐって、かつて仮面ライダーたちを苦しめた“精鋭怪人”が集結した。そのため前作のような無尽蔵の怪人軍団ではなく、上位怪人が戦闘員を引き連れる構成になっている。「ネオ生命体」と「スーパークライス要塞」の二大切り札による以前以上の勢力拡大と、「ライダー大戦」に乗じた世界征服を狙っている。

組織の紋章は「S」を模した双頭の鷹。

『MOVIE大戦2010』にもスーパー死神博士、スーパークライス要塞、マンモスメカ、ネオ生命体が引き続き登場する。

☆は原典とはデザインが異なる怪人。組織名の隣の括弧内は、それが登場する原典作品。

★は『オールライダー対大ショッカー』にも登場した怪人。

◎は『仮面ライダーディケイド』テレビシリーズにも登場した怪人。

ショッカー(仮面ライダー)
スーパー死神博士
ゾル大佐 ☆
ショッカー骨戦闘員 ★ ◎
スーパーショッカー戦闘員とも表記し、大ショッカーの戦闘員を強化改造したものとされている。
蜂女 ☆
ザンジオー
ジャガーマン ★
毒トカゲ男
ゲルショッカー(仮面ライダー)
ヒルカメレオン[27]
ネオ生命体(ZO)
ドラス ★
前作『オールライダー対大ショッカー』では大ショッカーの怪人軍団の一体に過ぎなかったが、本作では“最強最悪の怪人”として登場。ネオ生命体が蜂女を取りこみ成長した際に「おもちゃ」として形成した、海東曰く“邪悪な金属生命体”。ディケイド率いる平成12大ライダーをも相手に圧倒するが、ディケイドと最強フォームに変身した9大ライダー、ディエンド、キバーラたちの連携攻撃の前に敗れた。原典の『ZO』登場時のように“ネオ生命体=ドラス”といった完全な同一体ではなく、本作のドラスはあくまでネオ生命体が生み出した分身体である。
フォッグ(J)
コブラ男ガライ ★
グロンギ(クウガ)
ゴ・ジャラジ・ダ◎
ズ・ゴオマ・グ(究極体)★
アンノウン(アギト)
ファルコンロード ウォルクリス・ファルコ
ミラーモンスター(龍騎)
ソロスパイダー
オルフェノク(555)
スコーピオンオルフェノク
アンデッド(剣)
ティターン
魔化魍(響鬼)
コダマ
ワーム(カブト)
セクティオワーム アクエレ
イマジン(電王)
ゲッコーイマジン ◎
コブライマジン
ファンガイア(キバ)
サンゲイザーファンガイア ★

スーパーショッカーの巨大兵器

スーパークライス要塞
スーパーショッカーの移動巨大要塞。クライシス帝国のクライス要塞をスーパーショッカーが改造・復活させた。原典の『BLACK RX』では単なる移動要塞としてしか機能しなかったが、本作ではネオ生命体が中核に据えられており、ネオ生命体がドラスを誕生させたことに伴い復活。ネオ生命体が意識を同期させることで意のままに操り巨大生物のように動く。原典登場時の「空中モード」の他に胴体に当たる部分を反転させ「地上モード」への変形も可能となり、圧倒的火力と機動力でライダーたちと激戦を繰り広げる。DC版ではハードマンモシャーを持ち上げて投げるという芸当を見せる。
マンモスメカ
スーパークライス要塞から射出された巨大メカ。要塞が空から、こちらは地上からディケイドたちに猛攻をしかけた。『MOVIE大戦2010』で破壊された頭部にWのハードタービュラーが接続したことで「ハードマンモシャー」に変化し、ヒートメモリのマキシマムドライブによって炎上しながらスーパークライス要塞に特攻し、要塞もろとも破壊された。

ドーパント

『仮面ライダーW ビギンズナイト』における敵。ドーパントについては本編の用語を参照。

デス・ドーパント
デス」のガイアメモリの力を持つと標榜し、風都の死人還りの事件の犯人とされるドーパント。大鎌を武器とする。
ダミー・ドーパント
  • 身長:178cm
  • 体重:70kg
ロベルト志島が「ダミー」のガイアメモリで変身した「偽者/複製品」の記憶を宿したドーパントで、デス・ドーパントの実際の姿。人物や物体などあらゆる姿に擬態できる[28]。ただし、擬態能力以外の戦闘能力は皆無に等しい。最期はネオ生命体に取り込まれた。
タブー・ドーパント、ナスカ・ドーパント、クレイドール・ドーパント
「ミュージアム」の幹部。詳細はこちらを参照。
マスカレイド・ドーパント
「ミュージアム」の戦闘員的存在。詳細はこちらを参照。

アルティメットD

  • 身長:230cm
  • 体重:162kg

『MOVIE大戦2010』に登場。巨大兵器を失ったネオ生命体が、逃走しようとしたダミー・ドーパントを取り込み変異した“究極生命体”。口調・声色はそれまでの少年のようなものから、成人男性のような野太いドスの利いたものに変化した。頑強そうな巨体からは想像不可能なほどの高速移動を駆使した攻撃を行う。胸部からは一国を滅ぼすほどの威力を持つ分子破壊光弾「アルティメットボム[29]」を発射し、ディケイド・Wを同時に相手にしながらもその圧倒的な力で翻弄するも、ディケイドがフィリップ曰く切り札となるFFRカードでWをWサイクロンサイクロン & ジョーカージョーカーに変形させ放った「トリプルエクストリーム」を受けて倒された。

キャスト

原典のキャストか否かは各出演者の記事を参照。◎は、最終作『MOVIE大戦2010』に登場したことを表す。

『仮面ライダーディケイド 完結編』

  • 門矢士 / 仮面ライダーディケイド(声) - 井上正大
  • 海東大樹 / 仮面ライダーディエンド(声) - 戸谷公人
  • 小野寺ユウスケ / 仮面ライダークウガ(声)- 村井良大
  • 光夏海 / 仮面ライダーキバーラ(声)- 森カンナ
  • 岬ユリコ / 電波人間タックル - 広瀬アリス
  • 蜂女 - 及川奈央
  • アスム / 仮面ライダー響鬼(声) - 小清水一揮(友情出演)◎
  • ワタル / 仮面ライダーキバ(声) - 深沢嵐(友情出演)◎
  • 剣立カズマ / 仮面ライダーブレイド(声) - 鈴木拡樹(友情出演)◎
  • 辰巳シンジ / 仮面ライダー龍騎(声) - 水谷百輔(友情出演)◎
  • ソウジ / 仮面ライダーカブト(声) - 川岡大次郎(友情出演)◎
  • 芦河ショウイチ / 仮面ライダーアギト(声) - 山中聡(友情出演)◎
  • 鳴滝 / ゾル大佐 - 奥田達士
  • ネオ生命体 - 小宮明日翔
  • 紅渡(仮面ライダーキバ) - 瀬戸康史(友情出演) 『仮面ライダーキバ
  • 光栄次郎 / スーパー死神博士 - 石橋蓮司

『仮面ライダーW ビギンズナイト』

声の出演

スーツアクター

スタッフ

主題歌

Stay the Ride Alive
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - Ryo / 編曲 - 中川幸太郎、Ryo / 歌 - GACKT
PVでは門矢士 / 仮面ライダーディケイド(声) 役で主演を務める井上正大が映画と同じ衣装で出演している。また、終盤にはWも登場している。

他の仮面ライダーシリーズとの関連

HERO SAGA『MASKED RIDER DECADE EDITION -ストロンガーの世界-』
『完結編』に登場した岬ユリコに関わっていくある真実が語られている。

映像ソフト化

  • 風都 presents 仮面ライダーW スペシャルイベント Supported by WINDSCALE(DVD1枚組、2010年4月21日発売)
    • 本作公開を記念して開かれたイベントを収録。
    • 映像特典
      • 二回目公演 真倉刑事登場
  • 仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010 通常版(1枚組、2010年5月21日発売、ブルーレイとDVDでリリース)
    • 本編:劇場公開版本編を収録
    • 映像特典
      • 特報・劇場予告編
  • 仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010 コレクターズパック(2枚組、2010年5月21日発売、ブルーレイとDVDでリリース)
    • ディスク1:本編ディスク(通常版と同様)
    • ディスク2:特典DVD
      • メイキング
      • 完成披露会 特別イベント
      • 完成披露会 舞台挨拶
      • 公開初日舞台挨拶 W&ディケイド編
      • 公開初日舞台挨拶 ディケイド編
      • 公開初日舞台挨拶 W編
      • TVスポット集
      • データファイル
      • ポスターギャラリー
    • 初回限定特典
      • 特製スリーブケース
  • 仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010 DVDディレクターズカット版(1枚組、2010年9月21日発売)
    • 本編:未公開エピソードや追加バトルシーン、エンドロールだったシーンをストーリーに復活させ、ストーリー構成を『W ビギンズナイト』⇒『ディケイド 完結編』⇒『MOVIE大戦2010』の順に再構成した本編を収録
    • 音声特典:オーディオコメンタリー(監督:田崎竜太)
    • 初回限定特典
      • 3Dポストカード

脚注

  1. ^ 一般社団法人 日本映画製作者連盟 (2011年1月27日). “2010年度(平成22年)興収10億円以上番組 (平成23年1月発表)[邦画]”. 2011年1月28日閲覧。
  2. ^ 同時上映の『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』を3Dで公開したスクリーンを除く。
  3. ^ DC版では『W』⇒『ディケイド』⇒『最終エピソード』の順に変更されている。
  4. ^ 『東映ヒーローMAX SPECIAL W cross DECADE』辰巳出版、2009年。ISBN 978-4777807451 この予告では、鳴滝の正体が明らかになるような台詞の他、彼の首に士のカメラがかかっていたり、夏海やユウスケが士の敵になったり、もう1人の士=ディケイドが存在し彼が物語の黒幕であるような演出がなされていた。シーンの一部は、『ディケイド 超全集・下巻』にも掲載され、DC版では夏海の夢として再編集されているが物語の関係性は不明。
  5. ^ コメンタリーでは『ビギンズナイト』が先になったから省いたと語っている。
  6. ^ 『W』本編第10話では亜樹子はその事実を知らなかった。後の第31話では「父は死んだ」と語っている。
  7. ^ 『仮面ライダーW 公式解体新書』角川書店、2010年。ISBN 978-4048545402 
  8. ^ goo映画・映画興行成績ランキング”. 2009年12月15日閲覧。
  9. ^ ただし、原典に幻影として登場したダークアイのアルティメットフォーム・TVシリーズ最終話においてのキバーラの力による強制変身と違い、理性はある。
  10. ^ 一部の雑誌・ポスター・エンドロールでは、アスム(響鬼)・ワタル(キバ)・カズマ(ブレイド)・シンジ(龍騎)・ソウジ(カブト)・ショウイチ(アギト)の順になっていた。[要出典]
  11. ^ a b c 『決定版 仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010超百科』講談社、2009年。ISBN 978-4063048049 
  12. ^ 演じていた制野峻右が既に俳優業を引退したために出演が叶わず、テレビシリーズ出演時の映像が一瞬使われるのみの登場となった。
  13. ^ 原典『仮面ライダー』のゾル大佐とは異なり、怪人黄金狼男には変身しない。
  14. ^ 本作では怪人形態は登場しない。
  15. ^ 小指の付け爪に「スーパー」と書かれただけで、その他の外見上の変化は特にない。
  16. ^ これに関して本作のDC版のオーディオコメンタリーにて、田崎監督が「前作で何故栄次郎が死神博士になったのかという疑問を解決した」という趣旨の発言をしている。
  17. ^ 原典と異なり、変身が掛け声(エイ、ヤー、トォー!)ではなく、変身後の名前を叫ぶ。
  18. ^ パンフレットの白倉・塚田プロデューサー対談インタビューによると、タックルの設定を原典同様に仮面ライダーストロンガーのパートナーとしていたため、当初は序盤の戦闘場面に登場するライダーはカブトではなくストロンガーの予定だったとのこと。
  19. ^ 後の『オーズ&ダブル feat.スカル』の『スカル メッセージforダブル』において、ロストドライバーとスカルメモリはシュラウドから託されたことが判明する。
  20. ^ パンフレットのページによっては「牧師」と誤記されているが、実際は神父。
  21. ^ 作中ではカブトのクロックアップ・G4のギガント・カイザのサイドバッシャー・バトルモードを使用している。
  22. ^ 『仮面ライダーディケイド特写写真集「KAMEN RIDE」』2010年。ISBN 978-4798600185 『週刊仮面ライダーオフィシャルデータファイル』第120号、ディアゴスティーニ、2010年。 より。「超全集」などでは従来のコンプリートフォームと同様に扱われていることもある。
  23. ^ 週刊「仮面ライダーオフィシャルデータファイル」第125号より。
  24. ^ 『週刊仮面ライダーオフィシャルデータファイル』123号、ディアゴスティーニ、2010年。 
  25. ^ この仮面ライダーブレイドの声は、原典で主人公の剣崎一真を演じた椿隆之が担当。
  26. ^ パンフレットには、仮面ライダー威吹鬼と記載。
  27. ^ 原典では、ゲルショッカーの大幹部であったブラック将軍の正体として登場するが、本作では怪人個人としての扱いとなっている。
  28. ^ DC版の追加シーンでのフィリップの解説では、他者の深層心理からトラウマの人物を探り出して能力を含めて忠実にコピーすることが可能と判明した。
  29. ^ 名称出典:『仮面ライダーディケイド 超全集』 下巻、小学館。ISBN 978-4091051301 
  30. ^ DC版のオーディオコメンタリーより。
  31. ^ テレビ本編に先駆けての登場で、エンドロールには「謎の男」と表記。彼が初登場した『W』第18話のOPのキャストクレジットにも「謎の男」と表記していた。
  32. ^ a b c d e f g h i j k l 映画パンフより。
  33. ^ a b 「LIST OF WORKS 高岩成二」『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日、141頁頁。ISBN 978-7783-1210-7{{ISBN2}}のパラメータエラー: 無効なISBNです。 
  34. ^ a b 「LIST OF WORKS 永徳」『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日、93頁頁。ISBN 978-7783-1210-7{{ISBN2}}のパラメータエラー: 無効なISBNです。 
  35. ^ DC版のオーディオコメンタリーより。
  36. ^ a b 「LIST OF WORKS 岡元次郎」『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日、35頁頁。ISBN 978-7783-1210-7{{ISBN2}}のパラメータエラー: 無効なISBNです。 
  37. ^ 『仮面ライダーW公式読本 W』グライドメディア、2010年。ISBN 978-4-8130-8079-4 
  38. ^ a b c d むぎ焼酎”. 「金田進一 誕生!」(金田進一公式ブログ) (2009年12月13日). 2011年5月9日閲覧。

外部リンク