ローレン・バコール

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ローレン・バコール
Lauren Bacall
Lauren Bacall
第二次世界大戦中にAFRS(Armed Forces Radio Services)のインタビューを受けるローレン・バコール
本名 Betty Joan Perske
生年月日 1924年9月16日(89歳)
出生地 ニューヨーク
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
配偶者 ハンフリー・ボガート (1945-1957)
ジェイソン・ロバーズ (1961-1969)

ローレン・バコールLauren Bacall, 本名: Betty Joan Perske, 1924年9月16日 - )は、アメリカ合衆国女優。「The look(ザ・ルック)」と呼ばれる上目遣いの表情と、ハスキーボイスが特徴。

来歴[編集]

ニューヨークにて、ユダヤ系ドイツ人及びルーマニアユダヤ人の移民家庭に生まれた[1]イスラエル大統領シモン・ペレスとはいとこ同士である[2][3]。5歳の時に両親が離婚し、母親に育てられる[4]

モデルだったが、ハーパース・バザー誌に載っていた彼女の写真がハワード・ホークス夫人であるナンシー・ホークスの目にとまり、1944年『脱出』で映画デビュー。ナンシー・ホークスはバコールをバックアップした[5]。また、特徴となるハスキーボイスはトレーニングを受けて声を低くした結果であった[6]。『脱出』のスクリーン・テスト中に緊張し、震えを隠すために取ったポーズは後に「The look(ザ・ルック)」と呼ばれるようになり、彼女の特徴となった[7]。この作品で共演したハンフリー・ボガートと交際するようになり、『三つ数えろ』や『キー・ラーゴ』でも共演。

1960年代以降は、舞台で活躍し、1970年にはトニー賞を受賞。

2009年11月、第82回アカデミー賞名誉賞授賞式「ガヴァナー・アワード」が開催され、名誉賞を受賞した。そして、2010年3月7日(日本時間3月8日)の第82回アカデミー賞授賞式当日には客席に登場した。

プライベート[編集]

『脱出』で共演したハンフリー・ボガートと翌年結婚した。25歳の年の差があったが、二人の仲は終始円満で、ボガートが1957年にで亡くなるまで続いた。

ボガートの死後、1961年に俳優のジェイソン・ロバーズと再婚したが1969年に離婚。ロバーズとの間に生まれたサム・ロバーズも俳優となり、『アメリカン・ビューティー』『A.I.』などに出演している。

1979年に発刊された自伝『ローレン・ バコール/私一人』はベスト・セラーになった。

主な出演作品[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考
1944 脱出
To Have and Have Not
マリー・ブラウニング(スリム)
1945 密使
Confidential Agent
ローズ
1946 三つ数えろ
The Big Sleep
ヴィヴィアン・スターンウッド
1947 潜行者
Dark Passage
イレーン
1948 キー・ラーゴ
Key Largo
ノーラ・テンプル
1949 情熱の狂想曲
Young Man With a Horn
エミー・ノース
1950 燃えつきた欲望
Bright Leaf
ソニア
1953 百万長者と結婚する方法
How to Marry a Millionaire
シャッツェ・ペイジ
1954 ニューヨークの女達
Woman's World
エリザベス・バーンズ
1955 蜘蛛の巣
The Cobweb
メグ
中共脱出
Blood Alley
キャシー
1956 風と共に散る
Written on the Wind
ルーシー
1957 バラの肌着
Designing Woman
1958 愛の贈物
The Gift of Love
ジュリー・ベック
1959 北西戦線
North West Frontier
キャサリン・ワイアット
1964 残虐療法
Shock Treatment
求婚専科
Sex and the Single Girl
シルビア・ブロデリック
1966 動く標的
Harper
サンプソン夫人
1974 オリエント急行殺人事件
Murder on the Orient Express
ハリエット・ベリンダ・ハバード夫人
1976 ラスト・シューティスト
The Shootist
ボンド・ロジャース
1980 ロバート・アルトマンのヘルス
Health
エスター・ブリル
1981 殺しのファンレター
The Fan
サリー・ロス
1988 死海殺人事件
Appointment with Death
レディ・ウエストホルム
ミスター・ノース 風をはこんだ男
Mr.North
クラストン夫人
1989 身代わりの樹
Tree of Hands
マーシャ
1990 ミザリー
Misery
マーシア・シンデル
1991 クリスマスに万歳!
All I Want for Christmas
リリアン・ブルック
1993 ノルマンディーの黄昏
A Foreign Field
リサ
愛のポートレイト/旅立ちの季節
The Portrait
ファニー・チャーチ
1994 プレタポルテ
Pret-a-Porter
スリム・クライスラー
1996 マンハッタン・ラプソディ
The Mirror Has Two Faces
ハンナ・モーガン ゴールデングローブ賞 助演女優賞 受賞
元大統領危機一発/プレジデント・クライシス
My Fellow Americans
マーガレット・クレイマー
2003 ドッグヴィル
Dogville
ジンジャー夫人
2004 記憶の棘
Birth
エレノア
2005 マンダレイ
Manderlay
女主人

文献[編集]

  • ローレン・バコール『私一人』 山田宏一訳、文藝春秋、1984年
  • ローレン・バコール『いまの私』 永井淳訳、文藝春秋、1997年

参照[編集]

  1. ^ Bacall, Lauren (March 1, 2005). By Myself and Then Some. It Books. ISBN 0060755350. 
  2. ^ Lazaroff, Tovah (2005年11月10日). “Peres: Not such a bad record after all”. The Jerusalem Post. 2009年5月13日閲覧。
  3. ^ Weiner, Eric (2007年6月13日). “Shimon Peres Wears Hats of Peacemaker, Schemer”. National Public Radio. 2009年5月13日閲覧。
  4. ^ Meyers, Jeffrey (1997), Bogart: A Life in Hollywood. Houghton Mifflin. ISBN 978-0-395-77399-4. p. 164.
  5. ^ A. . Sperber and Eric Lax (1997), Bogart. William Morrow & Co. ISBN 0-688-07539-8, ISBN 978-0-688-07539-2. Page 246.
  6. ^ Sperber and Lax 1997, p. 245.
  7. ^ The Official Website of Lauren Bacall – "The Look"

外部リンク[編集]