ケイト・ブランシェット

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ケイト・ブランシェット
Cate Blanchett
Cate Blanchett
2011年
本名 Catherine Élise Blanchett
生年月日 1969年5月14日(45歳)
出生地 オーストラリアの旗 オーストラリア ビクトリア州メルボルン
職業 女優、舞台監督
ジャンル 映画、舞台
活動期間 1992年 -
配偶者 アンドリュー・アプトン(1997年 - )
著名な家族 ダシエル(2001年生)
ローマン(2004年生)
イグナティウス(2008年生)
主な作品
エリザベス』シリーズ
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ
アビエイター
あるスキャンダルの覚え書き
ブルージャスミン

ケイト・ブランシェットCate Blanchett, 本名: キャサリン・エリーズ・ブランシェット、Catherine Élise Blanchett, 1969年5月14日 - )は、オーストラリア出身の女優

生い立ち[編集]

ビクトリア州メルボルンで生まれる。父親のロバート・ブランシェットはアメリカ人の広告会社の重役であり、ケイトが10歳の時に心臓発作により亡くなっている。母親のジューン・ブランシェットはオーストラリア人の元教師、現会社員。兄のロバートはコンピュータープログラマー、妹のジェネヴィーヴはクイーンランド・シアター・カンパニー所属のセットデザイナー。

メルボルン大学メソジスト女子カレッジで美術史と経済学を学んでいたが中退し、オーストラリア国立演劇学院で演劇を学ぶ。1992年に同演劇学院を卒業、舞台女優としてキャリアを始める。

キャリア[編集]

1993年に『Kafka Dances』でシドニー劇場批評家協会賞の新人賞を受賞。ジェフリー・ラッシュと共演した『オレアナ』で最優秀女優賞を受賞した。これはシドニー劇場批評家協会賞で史上初のダブル受賞でもあった。

1994年に『Police Rescue』で映画デビューし、1996年公開の『Paradise Road』でハリウッド進出を果たす。1997年公開のレイフ・ファインズと共演した『オスカーとルシンダ』で国際的な評価を得る。

1998年公開の『エリザベス』でエリザベス1世を演じゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)英国アカデミー賞 主演女優賞など多数の映画賞を受賞。アカデミー主演女優賞にもノミネートされ、一躍トップ・スターとなる。翌年の『ピープル』誌の「最も美しい50人」のひとりに選出された。

『エリザベス』以降、『リプリー』や『ギフト』などに出演。2001年からの『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズではガラドリエルを演じ、演技派・実力派女優としての地位を築く。

2004年公開の『アビエイター』でアメリカの大女優キャサリン・ヘプバーンを演じ、アカデミー助演女優賞を受賞。2006年公開の『あるスキャンダルの覚え書き』でアカデミー助演女優賞にノミネートされた。翌年公開の『エリザベス』の続編である『エリザベス:ゴールデン・エイジ』でエリザベス1世を、『アイム・ノット・ゼア』でボブ・ディランを演じ、前者の作品でアカデミー主演女優賞の、後者の作品でアカデミー助演女優賞にノミネートされた。

2008年1月に夫のアンドリュー・アプトンとともにオーストラリアで最も権威ある劇団シドニー・シアター・カンパニー(Sydney Theatre Company、STC)の監督に3年の任期で就任することが決定している[1]。また、同年4月に行われる「オーストラリア2020サミット」の文化芸術会議「Towards a Creative Australia(創造的なオーストラリアを目ざして)」の委員長に任命された[2]

2008年12月5日にこれまでの功績が称えられ、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに名前が刻まれた。

2013年に公開されたウディ・アレン監督の映画『ブルージャスミン』において、結婚生活が崩壊したために妹のもとで倹約生活を送らざるを得なくなった女性を演じた。この演技が彼女のキャリアの中で最も素晴らしい演技だと称賛され[3][4][5]第86回アカデミー賞主演女優賞を獲得した[6]

私生活[編集]

1997年12年29月に劇作家アンドリュー・アプトンロンドンで結婚。2001年12月3日に長男(ダシエル・ジョン)、2004年4月23日に次男(ローマン・ロバート)、2008年4月13日には三男(イグナティウス・マーティン)を出産。2000年代前半まではイギリスで暮らしていたが、現在は家族と共にオーストラリアシドニーで暮らしている。

SK-II」と「アルマーニ」のグローバル・アンバサダーを務めている[7][8]

評価[編集]

  • ウッディ・アレンは雑誌『すばる』2014年5月号でのインタビューで、ブランシェットの演技について、「常に彼女は素晴らしく、偉大なのです。"偉大"というのは、自分が定義づけできないような天才のことです。演技が上手い、けれどそれをぴょんと飛び越えてしまうような素晴らしい豊かさ。理解したり、文章で説明できる範囲を遥かに超えている。ケイトにはその深さや複雑さがあります」とした。

主な出演作品[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考
1994 Police Rescue: The Movie ヴィヴィアン
1996 Parklands ロジー
1997 オスカーとルシンダ
Oscar and Lucinda
ルシンダ オーストラリア映画協会賞主演女優賞ノミネート
Thank God He Met Lizzie リジー オーストラリア映画協会賞助演女優賞受賞
Paradise Road スーザン・マッカートニー
1998 エリザベス
Elizabeth
エリザベス1世 英国アカデミー賞主演女優賞受賞
ゴールデングローブ賞主演女優賞 (ドラマ部門)受賞
全米映画批評家協会賞主演女優賞受賞
ロンドン映画批評家協会賞主演女優賞受賞
放送映画批評家協会賞主演女優賞受賞
アカデミー主演女優賞ノミネート
1999 Bangers ジュリー=アン
リプリー
The Talented Mr. Ripley
メレディス・ローグ 英国アカデミー賞助演女優賞ノミネート
狂っちゃいないぜ!
Pushing Tin
コニー・ファルゾーン
理想の結婚
An Ideal Husband
ガートルード・チルターン
2000 ギフト
The Gift
アナベル・“アニー”・ウィルソン
耳に残るは君の歌声
The Man Who Cried
ローラ 全米映画批評家協会賞助演女優賞受賞
2001 シッピング・ニュース
The Shipping News
ペタル・ベア 全米映画批評家協会賞助演女優賞受賞
シャーロット・グレイ
Charlotte Gray
シャーロット・グレイ
ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間
The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring
ガラドリエル 全米映画批評家協会賞助演女優賞受賞
バンディッツ
Bandits
ケイト・ウィーラー ゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート
2002 ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
The Lord of the Rings: The Two Towers
ガラドリエル
ヘヴン
Heaven
フィリッパ
2003 ミッシング
The Missing
マグダレーナ・“マギー”・ギルクソン
ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
The Lord of the Rings: The Return of the King
ガラドリエル
コーヒー&シガレッツ
Coffee and Cigarettes
本人/シェリー
ヴェロニカ・ゲリン
Veronica Guerin
ヴェロニカ・ゲリン ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)ノミネート
2004 ライフ・アクアティック
The Life Aquatic with Steve Zissou
ジェーン・ウィンスレット・リチャードソン
アビエイター
The Aviator
キャサリン・ヘプバーン アカデミー助演女優賞受賞
英国アカデミー賞 助演女優賞受賞
放送映画批評家協会賞主演女優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞 助演女優賞ノミネート
2005 リトル・フィッシュ
Little Fish
トレイシー・ハート オーストラリア映画協会賞主演女優賞受賞
ロスト・ストーリー ~現代の奇妙な物語~
Stories of Lost Souls The Same Supermarket
2006 バベル
Babel
スーザン・ジョーンズ
さらば、ベルリン
The Good German
レーナ・ブラント
あるスキャンダルの覚え書き
Notes on a Scandal
シーバ・ハート アカデミー助演女優賞ノミネート
放送映画批評家協会賞主演女優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞 助演女優賞ノミネート
2007 ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-
Hot Fuzz
ジェニー カメオ出演(クレジット表記なし)
エリザベス:ゴールデン・エイジ
Elizabeth: The Golden Age
エリザベス1世 アカデミー主演女優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)ノミネート
放送映画批評家協会賞主演女優賞ノミネート
英国アカデミー賞 主演女優賞ノミネート
アイム・ノット・ゼア
I'm Not There
ジュード・クィン (ボブ・ディラン) ヴェネツィア国際映画祭 女優賞受賞
ゴールデングローブ賞 助演女優賞受賞
全米映画批評家協会賞助演女優賞受賞
アカデミー助演女優賞ノミネート
放送映画批評家協会賞主演女優賞ノミネート
英国アカデミー賞 助演女優賞ノミネート
2008 インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull
イリーナ・スパルコ
ベンジャミン・バトン 数奇な人生
The Curious Case of Benjamin Button
デイジー 放送映画批評家協会賞主演女優賞ノミネート
2009 崖の上のポニョ
Ponyo
グランマンマーレ 声の出演(英語版)
2010 ロビン・フッド
Robin Hood
マリアン
2011 ハンナ
Hanna
マリッサ・ウィーグラー
2012 ホビット 思いがけない冒険
The Hobbit: An Unexpected Journey
ガラドリエル
2013 ブルージャスミン
Blue Jasmine
ジャスミン アカデミー賞主演女優賞受賞
ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)受賞
全米映画俳優組合賞主演女優賞受賞
英国アカデミー賞主演女優賞受賞
サテライト賞主演女優賞受賞
放送映画批評家協会賞主演女優賞受賞
オーストラリア映画協会賞国際主演女優賞受賞
全米映画批評家協会賞主演女優賞受賞
インディペンデント・スピリット賞主演女優賞受賞
ニューヨーク映画批評家協会賞主演女優賞受賞
ニューヨーク映画批評家オンライン賞主演女優賞受賞
ロンドン映画批評家協会賞主演女優賞受賞
ボストン映画批評家協会主演女優賞受賞
ボストン・オンライン映画批評家協会主演女優賞受賞
オンライン映画批評家協会賞主演女優賞受賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞主演女優賞受賞
サンタバーバラ国際映画祭女優賞受賞
サンフランシスコ映画批評家協会賞主演女優賞受賞
ワシントンD.C.映画批評家協会賞主演女優賞受賞
ダブリン映画批評家協会賞主演女優賞受賞
セントルイス映画批評家協会賞主演女優賞受賞
バンクーバー映画批評家協会賞主演女優賞受賞
サウスイースタン映画批評家協会賞主演女優賞受賞
シカゴ映画批評家協会賞主演女優賞受賞
ゴッサム・インディペンデント映画賞主演女優賞ノミネート
ユタ映画批評家協会賞主演女優賞ノミネート
ホビット 竜に奪われた王国
The Hobbit: The Desolation of Smaug
ガラドリエル
Girl Rising -少女たちの挑戦-
Girl Rising
ナレーション
2014 ミケランジェロ・プロジェクト
The Monuments Men
ローズ・ヴァラン英語版
ホビット 決戦のゆくえ
The Hobbit: The Battle of the Five Armies
ガラドリエル
2015 Cinderella トレメイン夫人
Carol キャロル・エアード

主な受賞[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]